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行政からの通知、取り締まり等
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先週の行政の動き (6月19日~6月25日)
6月17日 ダイエット用食品から医薬品成分が検出されました (川口市)
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/
files/group/86/tyuuikanki20220617.pdf |
令和4年6月8日、インターネットを通じてダイエット用食品を購入した市民から体調不良の相談があったため、当該製品を検査したところ、国内で医薬品として承認されていない医薬品成分のシブトラミンが検出されましたので、下記のとおりお知らせします。
医薬品成分が検出された製品
名 称:DETOXERET Chokolade
内容量:1箱30個入り(個包装)
内容物:チョコレート(固形)
検出された医薬品成分について
成分名:シブトラミン
7.0mg/個 |
6月22日 医薬品成分を含む製品による健康被害(疑い)(北九州市)
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/
ho-huku/18301292.html |
SNSを通じて購入したダイエット用健康食品を摂取した市民から体調不良の相談が6月7日(火)にあり、当該製品を本市保健環境研究所で検査したところ、医薬品成分の「シブトラミン」「フェノールフタレイン」が検出されましたので、お知らせします。 |
名称 Detoxeret ゼリー(セロリと海藻の風味、ブラックカカオ蜂蜜風味)
形状 ゼリー状
検出された医薬品成分
①
セロリと海藻の風味
シブトラミン 1.0mg/g (1 本 20g として含有量は 20mg/本と推定)
フェノールフタレイン 0.080mg/g (1 本 20g として含有量は 1.6mg/本と推定 )
②
ブラックカカオ 蜂蜜風味
シブトラミン 1.2 ㎎/g
(1 本 20g として含有量は 24mg/本と推定)
フェノールフタレイン 0.097 ㎎/g (1 本 20g として含有量は 1.9mg/本と推定 )
(KC 最近見つかっているものと同じですが、メルカリ当たりでも出回っていたらしく、かなり被害者はいそうですね。) |
6月22日 「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の啓発チラシ・ポスターの公表 (消費者庁)
「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の啓発チラシ・ポスター
https://www.caa.go.jp/policies/policy/
food_labeling/food_sanitation/food_additive/
assets/food_labeling_cms204_220622_01.pdf
「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の10類型イラスト
https://www.caa.go.jp/policies/policy/
food_labeling/food_sanitation/food_additive/
assets/food_labeling_cms204_220624_01.pdf
(KC たぶん、一般人は、このチラシを見ても、何のことを言っているのかわからないと思う。) |
月24日 令和3年度 食品表示に関する消費者意向調査報告書の公表 (消費者庁)
令和3年度食品表示に関する消費者意向調査 報告書
https://www.caa.go.jp/policies/policy/
food_labeling/information/research/2021/
assets/food_labeling_cms201_220624_01.pdf |
健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより
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健康食品の健康被害情報(6/19~6/25) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
素材情報から
「ニンニク、セイヨウニンニク、ガーリック、オオニンニク、ダイサン」安全性:危険情報
・高血圧、胃潰瘍の既往歴がある71歳女性 (日本) が、子宮頸がんのための準広汎子宮全摘出術を受ける直前まで、ニンニクを定期的に摂取していたところ (摂取量、期間不明) 、術中に強い出血傾向が認められ、止血に時間を要したが、手術は終了した。
日本婦人科腫瘍学会雑誌. 2021;39(2):573-580.
新規収載
「アサ (麻)」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
contents/detail4964.html
「カンナビジオール、CBD」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
contents/detail4965.html
「ケシ」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
contents/detail4966.html
「ジアシルグリセリルエーテル (DAGE)」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
contents/detail4967.html
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患者さんとの会話のための話題提供
LINK de DIETより
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①ラガービールが男性の腸内微生物を助ける可能性? |
ラガービールが男性の腸内微生物を助ける可能性?
アルコールが入っていなくてもラガービールには、男性の腸内細菌を改善する効果があるようだ、というポルトガル・NOVAデ・リスボン大学からの研究報告。
研究チームは、19名の健康な男性を対象にランダム化二重盲検対照試験を実施し、毎日325mlのラガービールまたはノンアルコールラガーを4週間摂取した。
その結果、両群とも腸内細菌叢の細菌多様性が高まり、糞便アルカリホスファターゼが上昇し、腸の献上状態が改善したことが示唆された。
以前に実施された男女両方を対象にしたクロスオーバー試験では、ノンアルコールラガーの30日間摂取で腸内細菌叢の多様性が増加したが、アルコール入りのラガービールにはその効果は見られなかった。
今回、異なる結果が得られたことに対して、研究チームは、研究デザインや参加者の居住地域が異なるためではないか、としている。
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jafc.2c00587 |
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②フルクトースはグリセリン酸を介して糖尿病リスクを高める? |
フルクトースはグリセリン酸を介して糖尿病リスクを高める?
フルクトースの代謝物であるグリセリン酸がインスリン産生細胞を障害して糖尿病リスクを高めるようだ、という米国テラサキ生物医学創発研究所によるマウスを用いた動物実験の報告。
高脂肪・高砂糖食を与えられたマウスの実験で、フルクトース代謝が高まり、大量のフルクトース代謝中間体(グリセリン酸)が小腸で生成して血液中に放出されることが確認された。
研究チームがD-グリセリン酸尿症の患者を調べた結果、血中のグリセリン酸濃度が異常に高く、これは糖尿病の独立した顕著なリスク因子であることが明らかになった。
そこで、研究チームがマウスにグリセリン酸を投与するとグルコース障害が起こり、これはインスリン抵抗性の上昇ではなく血中インスリン濃度の低下によるものであることを発見した。
グリセリン酸を投与されたマウスの膵島細胞ではインスリン産生β細胞の死滅が確認された。
以上のことから、フルクトースの大量摂取をもたらす西洋型食事による、長期にわたるグリセリン酸への体内曝露は、膵島細胞の損傷と糖尿病発症のリスクを高めることが示唆された。
https://www.sciencedirect.com/science/
article/abs/pii/S1550413122001899?via%3Dihub |
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先週の健康・健康食品関連情報
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先週の健康・健康食品関連情報(6月19日~6月25日)
行政公表資料より
特になし
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肉類、魚類、および脂肪酸摂取と非ホジキンリンパ腫罹患との関連 (国立がん研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/
outcome/8936.html
肉類、魚類の摂取と非ホジキンリンパ腫の罹患リスクの間に関連はありませんでした。しかし、総脂肪酸摂取量および飽和脂肪酸摂取量が最も多いグループでは、非ホジキンリンパ腫罹患リスクが高くなりました。その他の脂肪酸摂取量と非ホジキンリンパ腫罹患リスクの関連はありませんでした。
酢の物摂取習慣と血圧の関係を明らかに
40歳以上の男女1498名に食生活調査を実施 (大阪公立大)
https://www.omu.ac.jp/info/
research_news/entry-01187.html
男性では86.4%、女性では93.9%が、月に1回以上酢の物を食べる習慣があることがわかりました。さらに、酢の物の摂取習慣がない男性は、月に一度でも酢の物を摂取している男性に比べて、日本高血圧学会が策定したガイドラインで定める血圧値の分類が悪いことが明らかになりました。
(KC 酢酸の血圧低下作用は知られていますが、時たま食べればいいということなのですかね?)
微細藻類ユーグレナの貯蔵多糖パラミロンの摂取がマウスの末梢組織の体内時計の調整に関与していることを確認 (ユーグレナ)
https://www.euglena.jp/news/20220617-2/
パラミロンの摂取が腸内細菌叢の変化に関与し、時計遺伝子の発現リズムの位相を調節すること、また活動期の開始時に摂取することでソーシャル・ジェットラグ状態のマウスの末梢組織における体内時計(子時計)のズレを改善する効果を発揮していることが示唆されました。これまでの研究から、ユーグレナの摂取が睡眠の質を改善することが明らかになっており、今回明らかになった体内時計の調整はその作用機序のひとつである可能性があります。
マカが骨格筋細胞の生育・成長を促し、筋肥大をもたらすことを発見 (立命館大)
http://www.ritsumei.ac.jp/
file.jsp?id=541453&f=.pdf
マカエキス末を添加した群の筋径の太さならびに筋面積には有意な増加が認められ、加えて、
筋分化に関しても有意な増加が見られました。
分子メカニズムに、筋合成に関連するタンパク質発現(Akt や mTOR のリン酸化)の増加が関与
している可能性が示唆されました。
体水分不均衡は、低舌圧、低握力と関連する
口腔機能と体組成の関連に新知見、一層の医科歯科連携を (東京医科歯科大)
https://www.tmd.ac.jp/press-release/
20220624-1/
男女別に65歳未満の成人群と65歳以上の高齢者群で細胞外水分比を比較すると、男女いずれも高齢者群で有意に高いことがわかりました。さらに、細胞外水分比は舌圧、握力と有意な相関関係にあり、歩行速度とは相関関係にありませんでした。
(KC 良くしゃべれば、老化予防になるということですかね?)
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先週のトクホ・機能性表示食品情報
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特定保健用食品
先週のトクホ・機能性表示食品情報(6月19日~6月25日)
特定保健用食品
6月25日 2件 許可
商品名:日清MCTリセッタ
申請者:日清オイリオグループ株式会社
関与する成分:中鎖脂肪酸
許可を受けた表示内容:この油は、中鎖脂肪酸を含み、体に脂肪がつきにくいのが特徴です。体脂肪が多めの方や肥満気味の方は、通常の油に替えて、この油をお使いいただくことをおすすめします。
1日摂取目安量:14g
区分:特保
許可番号:1836
商品名:ホット特茶 TOKUCHA
申請者:サントリー食品インターナショナル株式会社
関与する成分:ケルセチン配糖体(イソクエルシトリンとして)
許可を受けた表示内容:本品は、脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体の働きにより、日常の身体活動による脂肪を代謝する力(脂肪の分解・消費)を高め、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が多め方に適しています
1日摂取目安量:500ml
区分:特保
許可番号:1837
詳細は、
https://www.caa.go.jp/notice/assets/
food_labeling_cms206_220624_02.pdf
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※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
■制度開始から届出た商品を確認できます。
商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
届出撤回情報
今週はなし |
今週の注目の届出
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あとがき
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こんにちは
今週も配信が少し遅くなってしまいました。
それにしても、梅雨どころか、夏になってしまいました。
暑い。暑い。
風が強いので、まだいいですが、まだ6月と言うのに、昨日も今日も、30度。8月には何度になるのでしょうか。
くれぐれもご自愛ください。
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。
それでは、素敵な週末を。 (KC)
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