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行政からの通知、取り締まり等
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健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより
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健康食品の健康被害情報(7/3~7/9) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
素材情報から
「チャ (茶) 」「カフェイン」安全性:危険情報
・原発性アルドステロン症を原因とする二次性高血圧の39歳女性 (日本) が、緑茶2〜3 L/日を毎日摂取していたところ、低カリウム血症が認められた。カフェイン過剰摂取の疑いで緑茶の摂取量を控えたところカリウム値が改善、再摂取により再度低下したが、加療により改善した。
日本内分泌学会雑誌. 2018;94(2):633.
「専門家に聞きました」
【第8回】ビタミンDを含むサプリメント類の利用について
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/
detail4973.html
東京農業大学総合研究所 教授 石見佳子先生が、ビタミンDについて解説されています。
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患者さんとの会話のための話題提供
LINK de DIETより
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①西洋型食と大腸がんをつなぐ腸内細菌 |
西洋型食と大腸がんをつなぐ腸内細菌
哺乳類の肉や加工肉、砂糖、精製された穀物や炭水化物が多い西洋型の食事が大腸がんのリスクを上昇させるのには、特定の腸内細菌が介在していることが示された。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の研究。
本研究では全米の前向きコホート研究2つ、併せて134,000人以上のデータを調べた。また1,000以上の大腸がん患者の大腸菌株のDNAと食事傾向を分析した。
チームは、ポリケチドシンターゼ(pks)として知られる特徴的なゲノムアイランドを保有する細菌株を探した。pksは、ヒト細胞に突然変異を引き起こすことが示されている酵素をコードする。全体的にみると、西洋型食生活は大量のpksを保有する大腸菌と大腸腫瘍の併存に関連しており、一方で腫瘍の無い場合はpksを持つ大腸菌はほとんど、または全く存在しないことを発見した。
「これらの発見は、西洋式の食事がpksを保有する大腸菌への影響を通じて大腸がんのリスクを高めるという私たちの仮説を支持しています」と責任著者である荻野周史博士は述べている。「これは、がんにおいて西洋型食生活を特定の病原菌と関連付ける最初の研究です。私たちの次の問題は、西洋型の食事と生活習慣のどの要素が、この細菌種を含む大腸がんに関連しているのかということです。」
https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/
pii/S0016508522006722 |
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②地中海型の食事はフレイルを減らす可能性あり |
地中海型の食事はフレイルを減らす可能性あり
地中海型の食事を摂取することでフレイルを防ぐことができるかもしれない、という米国ハーバード大学などからの研究報告。
研究チームは、フラミンガム子孫研究からの2,384人のフレイルでない成人を対象に、食物頻度質問票から推定された地中海型の食事パターンスコアと抗酸化物質摂取量[ビタミンC、E、および総カロテノイド]が、約11年間の追跡調査におけるフレイルのスコアにどのように影響したかを検討した。
地中海型の食事パターンのスコアが高い(順守率が高い)ことで、フレイルのリスクが3%減少することが明らかになったという。
研究では、地中海型の食事に含まれる特定の抗酸化物質(カロテノイド、ビタミンE、およびC)がフレイルと関連しているかどうかも検討された。
カロテノイドの摂取量が多いことは、フレイル発症の可能性の低下と最も強い関連があり、総カロテノイド摂取量が10mg増加するごとに、フレイルのリスクが16%低下したという。ビタミンEとCはフレイル発症と有意な関連がみられなかった。
https://academic.oup.com/ajcn/
advance-article-abstract/doi/10.1093/
ajcn/nqac130/6584839 |
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③妊娠中のビタミンD摂取は子供の湿疹リスクを下げる? |
妊娠中のビタミンD摂取は子供の湿疹リスクを下げる?
妊婦がビタミンDサプリメントを摂取すると、生まれてくる赤ちゃんが1歳までにアトピー性湿疹に苦しむ可能性が大きく低下するようだ、という英国サウサンプトン大学からの研究報告。
研究チームは、ランダム化プラセボ対照臨床試験で、700名以上の妊婦を対象にビタミンDサプリメント効果を検証した。ランダムに2群に分け、352人が妊娠14週から出産まで1日1,000IU(国際単位)のビタミンDサプリメントを摂取し、351人はプラセボを摂取した。
その結果、ビタミンDを摂取した母親から生まれた乳児は、プラセボを摂取した母親の子供に比べて、1歳までにアトピー性湿疹に罹患するリスクが、有意に低いことが明らかになった。特に1カ月以上母乳で育てられた子供で顕著であった。
「我々の結果は、サプリメントを摂取した母親の赤ちゃんは、12か月までにアトピー性湿疹を発症する可能性が低いことを示している。24か月と48か月の時点では効果は見られず、出生後の別の因子がより強い影響をもつ可能性が示唆される。あるいは、ビタミンD効果を持続させるために出生後に赤ちゃん自身もビタミンDを補充する必要があるのかもしれない」と研究者はコメントしている。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/
10.1111/bjd.21721 |
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先週の健康・健康食品関連情報
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先週の健康・健康食品関連情報(7月3日~7月9日)
行政公表資料より
特になし
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大豆製品摂取と認知症リスクとの関連 (国立がん研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/
outcome/8937.html
男女とも、総大豆製品やイソフラボン摂取とは関連がみられませんでしたが、個々の大豆食品では、女性において納豆摂取と認知症リスク低下と関連がみられました。
納豆には、イソフラボンも多く含まれていますが、ナットウキナーゼやポリアミンといった酵素も含まれており、動物実験において、認知症のリスクとなるたんぱく質(アミロイドβ)の蓄積を抑制することが報告されていることから、認知症のリスク低下にはたらいた可能性が考えられました。
(KC こんな結果が、ワイドショーで取り上げられると、翌日、スーパーから納豆が無くなるかもしれませんね。)
高地トレーニングにおけるアスリートの運動ストレスを唾液で評価
唾液を用いたコルチゾールの自動測定方法の確立 (群馬大)
https://hospital.med.gunma-u.ac.jp/
1_web/wp-content/uploads/2022/07/
R040705_press_2.pdf
唾液を⽤いることで医療スタッフのいない運動環境でも簡便に検体の採取ができることから、今後様々な競技への応⽤が期待されます。また、この唾液検体を既存の⾎液⽤の検査試薬や機器を⽤いて測定できることから、多くの医療施設でも実⽤化することが可能です。
鳥取生まれの新しいオリゴ糖「シクロカサオドリン」
シクロデキストリンの構成糖をグルコサミンで置き換えた環状グルコサミンの合成に世界で初めて成功 (鳥取大)
https://www.tottori-u.ac.jp/item/
19723.htm#ContentPane
シクロデキストリンの構成糖であるグルコースをグルコサミンで置き換えた新しい環状オリゴ糖の自動合成に世界で初めて成功しました。
環状グルコサミン「シクロカサオドリン」は、シクロデキストリンが持つ薬剤包接などの効果に加え、エタノールなどへの溶解度の改善、生体内での構造安定性の向上などの効果が期待されます。
(KC 命名の由来が素敵です。)
イザヨイバラ果汁粉末が角層のバリア機能を高めることを発見 (ポーラ)
https://www.pola.co.jp/company/news/
po20220707/un1llu000000gsxh-att/
po20220707.pdf
バリア機能が低い角層は、角層細胞同士を接着する タンパク質が多く存在することに着目し、イザヨイバラ果汁粉末が、角層細胞同士を接着するタンパク質を減らし、角質水分
量を増加させることを発見しました。このことから、イザヨイバラ果汁粉末は角質のバリア機能や角層柔軟性を高めることで うるおいに満ちた角層へと整え、さらには防御力を強めて動じない肌へ導くことが期待されます。
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先週のトクホ・機能性表示食品情報
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特定保健用食品
先週のトクホ・機能性表示食品情報(7月3日~7月9日)
特定保健用食品
今週はなし
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※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
■制度開始から届出た商品を確認できます。
商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
届出撤回情報
今週はなし |
今週の注目の届出
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H160 「セラクルミンF」
株式会社セラバリューズ ・・・・ クルクミン
「本品には高吸収クルクミンが含まれます。本品に含まれているクルクミンは、起床時の疲労感を軽減することが報告されています。」
新機能 SR(1報)で評価
プラセボカ対称二重盲検ランダム化並行群間比較試験。健常者男女 66 名を被験者。
「起床時の疲労感」について評価されていた。その結果、「起床時の疲労感(OSA-MA)」で、摂取 8 週後にプラセボ摂取群と比較して起床時における疲労感が有意に軽減することが確認された(P<0.05)。
作用機序
クルクミンは TNF-αの抑制を介した抗炎症作用に関与しており、これらの作用が働くことで、健常者の起床時の疲労感を軽減させる機能に繋がっているものと考える。
(KC クルクミンは、従来は、肝機能検査値の低下、認知機能の維持、膝関節の悩みなどで届けられていたが、今回は、起床時の疲労感の軽減で届出。)
「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
YouTube チャンネル名
「機能性表示食品情報」
https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。
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あとがき
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こんばんは
昨日は、とんでもない事件が起きてしまいました。
安倍元内閣総理大臣のご冥福をお祈りいたします。
また、コロナウイルス感染者が増えてきました。第7波だそうです。
もちろん、感染しないように努力はいたしますが、職場内や、公的場所でマスクは必要なのでしょうか。
外でも、ほとんどの方がマスクをつけています(私は外しています。駅の近くになって、つけるようにしています。)
少なくても、ただ、外を歩いている時は、マスクは意味が無いように思うのですが・・・・(以前からずっとそう思っていました)。
明日の今頃は、選挙の開票速報の番組一色だと思います。
そろそろ、しっかりとしてwith/post コロナの方針を打ち出してほしいものです。
みなさん、暑いので、くれぐれもご自愛ください。
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。
それでは、素敵な週末を。 (KC)
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