2020年7月11日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第119号:(2020/7/5~7/11)

平成30年4月1日 第1号発行
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【注目】


#1 座位中心行動はがんの死亡リスクを高める

#2 不健康な脂肪沈着に関連する過剰な糖摂取

#3 健康な生活習慣はアルツハイマー病リスクを減らす?

#4 肥満と認知症リスクの上昇

#4-1オーツ麦とライ麦の繊維が腸内細菌を通じて体重と肝臓を改善

#5 大学・研究機関等公表資料より

#6 機能性表示食品届出公表一覧

行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (75日~711)

 

特になし


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより


健康食品の健康被害情報(7/57/11) 国立健康栄養研究所HPより

(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

 

77日 オーストラリアTGAが医薬品成分 (ヨヒンビン) を含む製品に注意喚起

 

■注意喚起および勧告内容

202077日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods Administration) が医薬品成分 (ヨヒンビン) を含む製品「The Original 3 Bullets capsules (右記写真:オーストラリアTGAウェブページより加工転載) に注意喚起。オーストラリアTGAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

 

■解説

当該製品を分析したところ、医薬品成分であるヨヒンビンが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。

https://www.tga.gov.au/alert/
original-3-bullets-capsules

 

 

7月9日 米国FDAFTCが新型コロナウイルス対策に関連した虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起

 

■注意喚起および勧告内容

202076日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) FTC (Federal Trade Commission) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起。業社に販売停止を警告した。

 

■解説

当該製品は、エッセンシャルオイルやホメオパシー製品、チンキ剤を含む製品で、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽に謳ってインターネット通販やYou Tubeを介して販売されていた。米国ではFDAの承認なくCOVID-19への有効性を表示して販売することは違法として、業者 (Butterfly Expressions LLC) に販売停中止を警告した。

現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害については不明であるが、FDAは消費者に対して、COVID-19の予防や治療、症状緩和などを標榜する製品には十分に注意するよう注意喚起している。

https://www.fda.gov/consumers/health-
fraud-scams/fraudulent-coronavirus-
disease-2019-covid-19-products

 

 

7月10日 米国FDAが虚偽の表示をしていた製品の自主回収情報を公表

 

■注意喚起および勧告内容

202079日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が虚偽の表示をしていたブランド「Sundial」の製品の自主回収情報を公表。

 

■解説

当該製品はブランド名「Sundial」として、ターメリックやホワイトセージ、シナモンなどを承認なく疾患の予防、治癒、症状緩和などと表示をして、2014年からSundial Herbのウェブサイトや店舗で販売されていた。製品は、茶色のガラスボトルや箱、Ziplocバッグ、紙袋に梱包され、すべてのパッケージに「Sundial」の表示がされている。FDAの警告を受け、業者 (Sundial Herbal Products) による自主回収が実施されている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-
withdrawals-safety-alerts/sundial-herbal-
products-recalling-products-attached-
because-these-products-were-
misbranded-products

 

 

素材情報より

 

7月6日 「カフェイン」危険情報:その他

20114月~20163月までを対象に、264の病院から得られたカフェインの多量摂取 (カフェイン摂取量1.0 g以上) が関連した救急科受診事例101 (1454歳、日本) について検討した報告において、救急搬送時の一般的なバイタルサインとして、多呼吸、頻脈、意識低下、高クレアチンキナーゼ血症、高血糖、低カリウム血症、低リン血症、高乳酸血症、一般的な症状として、吐き気、嘔吐、興奮、洞頻脈であった。特にカフェイン摂取量の多い (カフェイン≧6.0 gまたは血中カフェイン≧200 μg/mL) 7例では心停止をきたした。なお、101例中98例は加療により改善したが、3例は死亡した。

Intern Med. 2018 Aug 1;57(15):2141-2146.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29526946/

 

 

新コラム

 

「ノニについて」

https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/
detail4318.html

 

 ノニジュースは、美容や健康増進、病気の治療など、あらゆる効果がうたわれているため、私たちがノニジュースを摂ったときの効果について調べてみたところ、動物や細胞の実験で抗がん作用を示した報告はありましたが、人でそのような効果を検討した報告はなく、他の病気や美容に対する効果も見当たりませんでした。


患者さんとの会話のための話題提供



LINK de DIETより

#1
座位中心行動はがんの死亡リスクを高める


座位中心行動はがんの死亡リスクを高める

 

座位中心の行動は高いがん死亡リスクの独立した因子であるようだ、という米国テキサス大学からの研究報告。

最も座位行動が多かった人々は、最も少なかった人々に比べて、がんによる死亡リスクが82%高かったという。

 

本研究には、長期的な健康転帰を研究するために、2003-2007年に45歳以上の30,000人を超える米国成人を集めて始まった、米国民を代表するREGARDS研究コホートの参加者が含まれる。

座位行動を測定するために、研究登録時にがんと診断されなかった8,002名の参加者は、連続7日間の覚醒時に腰に加速度計を装着した。加速度計のデータは2009年から2013年の間に収集された。平均5年間の追跡調査の後に、268人の参加者ががんで死亡した。座位行動が長いほど、がんによる死亡リスクが高かったという。

研究はまた、軽度または中程度から激しい身体活動に従事することが違いを生むことも発見した。研究チームは、座位時間、軽度の身体活動(LIPA)および中程度から激しい身体活動(MVPA)を同じモデルで評価し、座位行動ではなく、LIPAMVPAががん死亡率と有意に関連していることを発見した。

https://jamanetwork.com/journals/
jamaoncology/article-abstract/2767093


#2

不健康な脂肪沈着に関連する過剰な糖摂取


不健康な脂肪沈着に関連する過剰な糖摂取

 

過剰な糖摂取は、心臓周囲と腹部への大量の脂肪沈着に関連しているようだ、という米国ミネソタ大学からの研究報告。

研究チームは、若年成人における冠動脈リスク発達コホート(CARDIA)研究において、開始時に18-30歳だった健康な3,070名を対象に、開始時、7年目、20年目に食事調査を行った。25年間の追跡調査の後、参加者はCTスキャンによって死亡沈着が測定された。

データ解析の結果、20年にわたる砂糖の摂取量が、後の脂肪沈着量に関連していることが明らかになった。加糖飲料と食事中の添加糖の両方とも、摂取量の増加によって、臓器周囲の脂肪の蓄積が段階的に増加したという。

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/
2047487320931303

#3

健康な生活習慣はアルツハイマー病リスクを減らす?


健康な生活習慣はアルツハイマー病リスクを減らす?

  

健康的な生活習慣の組み合わせは、実質的にアルツハイマー病の発症リスクを低下するようだ、という米国国立加齢研究所(NIA)からの研究報告。

健康的な行動の5つすべてあるいは4つを満たす人は、アルツハイマー病のリスクが60%低下するようだという。5つの行動とは、身体活動、禁煙、軽度から中度の飲酒、高品質の食事、活発な精神活動である。

身体活動は、週150分以上の中程度から高強度の運動を含む。高品質の食事は、『神経変性を遅らせる地中海型-DASH介入(MIND)』食のような植物ベースの食事のこと。DASHは高血圧を止める食事アプローチ(Dietary Approaches to Stop Hypertension)の略。

 

研究チームは、NIAが出資する2つの縦断研究(シカゴ健康加齢プロジェクトの1,845人と記憶と加齢プロジェクトの920名)のデータを解析した。

健康的な行動がないまたは1つだけの人に比べて、2-3つある人はアルツハイマー病の発症リスクが37%低く、4つ以上の人は60%低かった

https://n.neurology.org/content/early/2020/06/
16/WNL.0000000000009816

#4

肥満と認知症リスクの上昇


肥満と認知症リスクの上昇

  

肥満は、15年後までの認知症リスクの上昇に関連がみられるようだ、という英国ユニバーシティカレッジロンドンからの研究報告。

研究チームは、英国加齢縦断研究から50歳以上の英国人集団を代表する6,582名のデータを解析した結果、研究開始時にBMI30以上だった人は、平均11年の追跡調査期間中に認知症になるリスクが、BMI18.5-24.9だった人に比べて、31%高いことを発見したという。

特に腹部肥満の女性は、普通体重の女性に比べて、認知症のリスクが39%高まった。年齢、学歴、婚姻状態、喫煙行動、遺伝性素因(APOE ε4遺伝子)、糖尿病と高血圧の既往とは独立しており、男性には見られなかったという。

https://academic.oup.com/ije/article/doi/
10.1093/ije/dyaa099/5861491

#4-1
オーツ麦とライ麦の繊維が腸内細菌を通じて体重と肝臓を改善


オーツ麦とライ麦の繊維が腸内細菌を通じて体重と肝臓を改善

オーツ麦とライ麦のふすまに含まれる食物繊維は有益な腸内細菌を増加させ、コレステロール代謝の改善や腸管のバリア機能の向上、肝臓の炎症抑制、さらには体重増加の抑制につながる、という東フィンランド大学からの報告。これら2つの穀物の影響はやや異なるものの、どちらも健康に有益な効果が得られるようだ。

オーツ麦、ライ麦の健康効果のメカニズムは十分に解明されていない。食物繊維は腸内細菌の機能を変化させ、腸内環境を良好な状態にすることが知られているが、いかにして代謝経路の調整に関連しているのかは明らかにされていない。この研究は、オーツ麦、ライ麦の食物繊維の摂取による腸内細菌による代謝産物の違いと、宿主の代謝応答への影響を調べることを目的に行われた。

 

この研究は動物実験で、マウスに17週間、10%のオーツ麦またはライ麦を含む欧米型の食餌を摂取させて行われた。数ある腸内細菌の代謝産物のなかで、研究者らは、多くの場合肥満を伴う脂肪肝の進行と関連が深いと考えられるものに着目し、盲腸の短鎖脂肪酸、回腸と糞便の胆汁酸、トリプトファン代謝に関連する遺伝子発現を測定した。

この研究の結果、2つの穀物はどちらも有益な腸内細菌の増加を助け、良好な腸内環境を形成することが示唆された。オーツ麦はラクトバチルス属の菌を増加させた一方、ライ麦を食べた群ではビフィドバクテリウム属が増加した。腸内細菌叢の変化により、オーツ麦群では胆汁酸に関連する受容体の機能、ライ麦群では胆汁酸の産生が調節され、コレステロール代謝が改善された。いずれの穀物も多くの短鎖脂肪酸を産生し、腸の健全化、肝臓の炎症抑制に働き、トリプトファン代謝経路をセロトニン合成から腸内のインドール産生に変化させた。これに加えて、オーツ麦とライ麦はどちらも、高脂肪食による体重増加を抑制した。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/
10.1002/mnfr.201900580

 

(KC 動物試験の結果ではありますが、精製小麦を食べるよりも、健康的な食材のようですね。)

 

 

リンクdeダイエットのcovid19の特設ページができました。

https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/
news/FMPro%3F-db=news.fp5&-format=
list_news_corona.htm&-lay=lay&-sortfield=
kibanid&-sortorder=descend&nflag=1&-
max=30&-find=.html

 

(KC 非常に、最新の情報を知るには、わかりやすく良いサイトだと思います。)


先週の健康・健康食品関連情報

先週の健康・健康食品関連情報(75日~711)

 

行政公表資料より

 

薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会資料 (厚労省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/
newpage_12352.html
 

(KC 2年間かけて、検討会を行うようです。)
 

 

「健康と生活に関する社会実験」報告書 (消費者庁)

 

報告書概要

https://www.caa.go.jp/future/project/
project_007/assets/future_cms201_200709_02.pdf


報告書

https://www.caa.go.jp/future/project/
project_007/assets/future_cms201_200709_01.pdf

 

今回の実験では、目標体重を設定し、現在の体重が目標体重よりも高い人(減少グループ)を今回の実験の主な対象者として、それを様々な見せ方で伝えることによる目標設定ナッジの介入効果を社会実験により推定した。

今回の実験結果からは、概して主要な結果変数である体重について介入効果はほとんどみられず、歩数については一部介入による歩数の増加がみられた。また、運動時間についてはほとんど効果がみられなかった。

意識的に歩数を増やすことは可能であるが、運動時間の増加はみられず、さらに、体重を変えるところまでの行動変容に結び付けることは容易ではないこともうかがえた。

(KC なかなかうまくいかなかったということですね。)


大学・研究機関等公表資料より



日本人における肉類摂取と大腸がんリスク (国立がん研究センター社会と健康研究センター)

https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/8496.html

 

牛肉摂取量が一番低かったグループと比較して一番高かったグループでは、男性で下行結腸がんリスクが高く、女性で結腸がんリスクが高くなっていました。豚肉摂取についても、摂取頻度が最も少ないグループと比較して最も多いグループ(週3回以上)において、女性では下行結腸がんリスクが高くなっていました。また、加工肉の摂取頻度が最も多いグループ(ほぼ毎日)においても、女性で結腸がんリスクが高くなっていました。鶏肉については有意な関連は認められませんでした。

 

KC こんな記事が出ると、高齢者の方が特に肉離れになり、たんぱく質不足が進みそうです。)

 

 

ビフィズス菌 A1Bifidobacterium breve A1)が、軽度認知障害(MCI)の疑いがある方の認知機能を改善する作用を確認 (森永乳業)

https://www.morinagamilk.co.jp/archives/007/
202007/200709.pdf

 

RBANS』による評価では、B. breve A1 の摂取により、プラセボ摂取群と比較して総合的な認知機能の指標である評価点合計の著しい改善が見られました。さらに、即時記憶、視空間・構成、遅延記憶を司る認知領域の点数も顕著に向上しました。

『あたまの健康チェック®MCI Screen)』による評価においても、プラセボ群と比較して認知機能の有意な改善が確認されました。

 

(KC 機能性表示食品として、登場することになりそうですね。)

 

 

プロバイオティクスを含む乳製品摂取による回腸末端部での細菌叢の動態を確認 (弘前大)

https://www.hirosaki-u.ac.jp/49962.html

 

乳製品の摂取により、製品中のL.カゼイ・シロタ株およびB.ブレーベ・ヤクルト株が回腸末端部まで到達し、摂取後1.05.5時間にわたりL.カゼイ・シロタ株およびB.ブレーベ・ヤクルト株のいずれかまたはその両方が細菌叢の90%以上を占有するケースが確認されること

L.カゼイ・シロタ株およびB.ブレーベ・ヤクルト株は、コロニー形成能(代謝活性を有し、増殖可能である状態)を有したまま、回腸末端部まで到達すること

 

(KC ヤクルトは毎日飲まなくても良いかもしれませんね。)

 

 

集中治療室での治療を必要とした重症新型コロナウイルス感染症に対するナファモスタットとファビピラビルによる治療 (東京大学)

https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/
afieldfile/2020/07/06/release_20200706.pdf

 

ナファモスタットメシル酸塩とファビピラビルの併用療法を患者 11 例(中央値 68 才、男10:女 1)に対して行ったところ、10 例において臨床症状の軽快が見られました。回復した症例は、人工呼吸器使用が 7 例、うち 3 例が ECMO を必要としましたが、中央値 16 日で人工呼吸器が不要となりました。

 

 

血中鉛濃度と妊婦のメンタルヘルスの関連 エコチル調査の結果 (国立成育医療研究センター)

https://www.ncchd.go.jp/press/2020/
pr_20200707.html

 

エコチル調査の約2万人のデータを用いて妊婦の血中鉛濃度と妊婦のうつ症状との関連について調査を行いました。

今回の調査では、血中鉛濃度の違いによって妊婦を5つのグループに分け、うつ症状を有することのリスクに違いがあるかを調べました。その結果、妊婦の血中鉛濃度とうつ症状との間に関連性は見られませんでした。


先週のトクホ・機能性表示食品情報

特定保健用食品

先週のトクホ・機能性表示食品情報(7月5日~7月11日)

 

特定保健用食品

 

今週はなし


機能性表示食品届出公表

【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。

効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。


F88

リゲインスリープチャージα(アルファ)

三生医薬株式会社

GABA

本品にはGABAが含まれます。
GABA
の継続的な摂取により、一時的な疲労感やストレスを感じている方の睡眠の質(寝入りばなの眠りの深さ)の向上や、すっきりとした目覚めに役立つ機能があること、また、日常生活で生じる一時的な活気・活力の低下を軽減する機能があることや、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和することが報告されています。


F89

こころ習慣 睡眠の質の向上・すっきりとした目覚めをサポート

株式会社フロムココロ

GABA

本品にはGABAが含まれています。
GABA
は、一時的な疲労感やストレスを感じている方の睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ機能、すっきりとした目覚めをサポートする機能、一時的に落ち込んだ気分を前向きにする(積極的な気分にする、生き生きとした気分にする、やる気にするなどの)機能、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和する機能、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。


F90

ネルノダ 粒タイプa

ハウスウェルネスフーズ株式会社

GABA

本品にはGABAが含まれています。
GABAには睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能があることが報告されています。


F91

ネルノダa

ハウスウェルネスフーズ株式会社

GABA

本品にはGABAが含まれています。
GABA
には睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能があることが報告されています。


F92

ターミナリアファースト プロフェッショナル+

株式会社ビタブリッドジャパン

ターミナリアベリリカ由来没食子酸

本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。
ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の糖や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や中性脂肪の上昇を抑える機能、肥満気味な方の内臓脂肪とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。


F93

フィコナ スキン モイストリフティング タブレット

DICライフテック株式会社

フィコシアニン(C-フィコシアニン、アロフィコシアニン)

本品にはフィコシアニン(C‐フィコシアニン、アロフィコシアニン)が含まれるので、肌のバリア機能(保湿力)を高めて、肌のうるおいを守る機能があります。
肌の乾燥が気になる方に適しています。


F94

ウェストコントロール

株式会社トレンディ

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。
また、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。


F95

手摘みビルベリー

ライフフーズ株式会社

ビルベリー由来アントシアニン

本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれています。
ビルベリー由来アントシアニンは、スマートフォンやパソコンなどを使用する際に、一時的に低下しがちな目のうるおい感の維持や目の焦点を合わせやすくすることによって、目の疲労感の緩和に役立つことが報告されています。


F96

機能性表示食品国産焙煎ごぼう茶28包

株式会社あじかん

イヌリン、クロロゲン酸

本品にはイヌリン、クロロゲン酸が含まれています。
イヌリン、クロロゲン酸には、お通じ(便量)を改善する機能が報告されています。

F97

スタコラ

株式会社ファーマフーズ

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、足の曲げ伸ばし等の筋肉に軽い負荷がかかる運動との併用で、年齢とともに低下する脚の筋力に作用することにより、中高年の方の歩行能力の向上に役立つことが報告されています。


F98

血圧ケア

株式会社医食同源ドットコム

GABA

本品には、GABAが含まれます。
GABA
には、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
血圧が高めの方に適した食品です。

F99

十勝のむヨーグルト みかん

日清ヨーク株式会社

乳酸菌NY1301

本品には乳酸菌NY1301株が含まれます。
乳酸菌NY1301株には腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能があることが報告されています。


F100

生環研アイケアゴールドアルファ

株式会社生存環境科学研究所

ルテイン・ゼアキサンチン

本品には、ルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。
ルテイン・ゼアキサンチンは黄斑色素密度を上昇させ、ブルーライトなどの光の刺激を和らげ、眼のコントラスト感度(ぼやけの緩和によってはっきりと物を識別する力)を改善することが報告されています。
目の調子を整えたい方に適した食品です。


F101

飲むうるおい

株式会社医食同源ドットコム

米由来グルコシルセラミド

本品には、米由来グルコシルセラミドが含まれます。
米由来グルコシルセラミドには、顔やからだ(頬、くび、背中、足の甲)の肌を乾燥しにくくするのを助け、潤いを守るのに役立つ機能があることが報告されています。
肌が乾燥しがちな方に適した食品です。

F102

アイベリーエース

薬糧開発株式会社

ビルベリー由来アントシアニン

本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれます。ビルベリー由来アントシアニンを43.2/日摂取するとピント調節機能をサポートし、目の疲労感を緩和すること、さらに、57.6/日摂取すると目の使用による一時的な首・肩の負担を軽減することが報告されています。

 

 

届出撤回情報

 

2020630日付け

C424 「NatureShape(ネイチャーシェイプ)13500」

株式会社ECスタジオ ・・・・ アフリカマンゴノキ由来エラグ酸

撤回理由 「販売終了のため」

 

D111 「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」          

株式会社リフレ ・・・・ アフリカマンゴノキ由来エラグ酸

撤回理由 「リニューアルに伴う販売終了の為。」

 

202073日付け

D193 「BHN(ビーエイチエヌ)のPS(ピーエス)」 ・・・・ 大豆由来ホスファチジルセリン

D198 「BHN(ビーエイチエヌ)の黒酢」 ・・・・ 酢酸

D233 「BHN(ビーエイチエヌ)のボタンボウフウ」 ・・・・ボタンボウフウ由来クロロゲン酸

D249 「BHN(ビーエイチエヌ)のヒアルロン酸」 ・・・・ ヒアルロン酸Na

D269 「BHN(ビーエイチエヌ)のEPA(イーピーエー)&(アンド)DHA(ディーエイチエー)」      ・・・・ EPA・DHA

E225 「BHN(ビーエイチエヌ)の緑茶」 ・・・・ 茶カテキン(ガレート型カテキンとして)ビーエイチエヌ株式会社

E840 「BHN(ビーエイチエヌ)のブロッコリースプラウト」 ・・・・ スルフォラファングルコシノレート

ビーエイチエヌ株式会社

撤回理由 「商品化見送りのため」

 

D689 「ファイバイタル 肉野菜みそスープ」

エースコック株式会社 ・・・・ イソマルトデキストリン(食物繊維)

撤回理由 「販売終了のため」


今週の注目の届出

F93 「フィコナ スキン モイストリフティング タブレット」
DICライフテック株式会社 ・・・・ フィコシアニン(C-フィコシアニン、アロフィコシアニン)
「本品にはフィコシアニン(C‐フィコシアニン、アロフィコシアニン)が含まれるので、肌のバリア機能(保湿力)を高めて、肌のうるおいを守る機能があります。肌の乾燥が気になる方に適しています。」
 
新規成分 臨床試験で評価

肌の乾燥が気になる健常な成人女性(2065歳)96名について、フィコシアニン(C-フィコシアニン、アロフィコシアニン)を含む当該食品を摂取する群47名と、疑似食品を摂取する群46名とに無作為にわけ、毎日、食品を摂取して頂きました。摂取前、摂取後4週間、8週間で肌のバリア機能(保湿力)の指標である経皮水分蒸散量の測定を行った。

結果、96名の結果を統計解析したところ、当該食品を摂取した群は、疑似食品を摂取した群と比較し、摂取8週間で肌のバリア機能(保湿力)が高まることが確認されました。

Jpn pharmacol Ther(薬理と治療) 2019 ; 47:1833-40
 
作用機序
フィコシアニン(C-フィコシアニン、アロフィコシアニン)は、抗酸化や抗炎症の作用を持つことが知られている。これらの作用が肌のバリア機能(保湿力)を高めることに関与したと考えられる。 フィコシアニンが経皮水分蒸散量を減少させる、つまりは、肌のバリア機能(保湿力)を高める作用機序のひとつとしては、TNF-αを抑制することによるものであると推察できる。

 

(KC スフィコシアニンは、スピルリナの青色の色素です。ちなみに、この商品、タブレットの色も青です。見た目は、あまり飲みたくありません。)


あとがき



今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。

全国で、雨、風の被害が出ています。皆さんも、十分にご注意ください。

ここ数年、毎年「過去に経験したことのないような…」というフレーズを聞きます。ということは、毎年ひどくなり続けているということですよね。異常気象とは言いますが、本当に異常なのか今が正常なのか、考えるとゾッとします。

今年の後半は、皆様にとって、いいことが沢山ありますように。 (KC)


平成30年4月1日 第1号発行

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