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【注目】 #1 活発な運動は閉経期女性の精神的健康に貢献 #2 中年からの生活習慣の変更で女性の脳卒中リスクが低下 #3 ビタミンDを多く含む食品は心臓の健康に役立つ可能性があります #4 過敏性腸症候群を緩和する熱不活化プロバイオティクスの臨床試験 #4-1女性アスリートに効果的な多様な食事 #4-2プロバイオティクスはにきびの治療に役立つ可能性があります #4-3食事は認知機能の維持に役立つ可能性があります #5 大学・研究機関等公表資料より #6 機能性表示食品届出公表一覧 |
行政からの通知、取り締まり等 |
先週の行政の動き (4月19日~4月25日) 4月20日 栄養成分表示に係る消費者への普及啓発の実施状況について 本調査は、都道府県等を対象として、アンケート調査により、普及啓発の実施状況をまとめたものです。 https://www.caa.go.jp/future/project/ project_008/pdf/ future_cms201_200420_01.pdf (KC 消費者が栄養成分表示を利用し、活用するための消費者への普及啓発を行っていますかの問いに対し、7割を超える自治体が、「行っている」と回答しています。もちろん、啓発活動をすることは大事ですが、本当は、消費者が活用するようにならないと意味がありません。) 4月24日 栄養素等表示基準値の改定に関する調査事業報告書の公表 本報告書は、消費者庁の委託を受け、株式会社インテージリサーチが有識者による検討委員会を設置し、取りまとめたものである。 栄養素等表示基準値の改定に関する調査事業報告書 https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/information/research/ 2019/pdf/ food_labeling_cms206_200424_01.pdf (KC 食品表示基準2020年度版を食品表示基準に反映するか否かのための調査報告書。 結論としては、2020年版が出ても、栄養素等表示基準値の改定を行わないという内容です。) 4月24日 難消化性糖質及び食物繊維のエネルギー換算係数の見直し等に関する調査・検証事業報告書の公表 消費者庁から、本日(4月24日)、「難消化性糖質及び食物繊維のエネルギー換算係数の見直し等に関する調査・検証事業報告書」が公表されました。 本報告書は、消費者庁の委託を受け、株式会社インテージリサーチが有識者による検討委員会を設置し、取りまとめたものである。 難消化性糖質等に関する知見を調査し、分析通知で対応できていない成分のエネルギー換算係数及び分析方法等について、最新の知見等を踏まえた科学的根拠に基づく検討を実施し、分析通知の見直しに向けた基礎資料を得ることを目的として本事業を実施した。 「難消化性糖質及び食物繊維のエネルギー換算係数の見直し等に関する調査・検証事業報告書」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/information/research/2019/ pdf/food_labeling_cms206_200424_02-2.pdf (KC 基本的には、従来の方法で良いという考え方になっています。) |
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(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません) 新型コロナウイルス 感染予防に効果ある? https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/ detail.php?no=2142 4月20日 8.ビタミンC ビタミンCが新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対して効果があるように謳う宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。 同じウイルス性感染症であるインフルエンザの予防に対する効果を検討した論文を検索したところ、論文は見つかりませんでした。 ビタミンCは風邪に良いと言われていることから、風邪を含むウイルス性上気道感染症への効果を解析したメタ分析 (複数の試験を総合的に評価した結果) について調べたところ3報の論文が検索され、そのうち2報においては症状の持続期間を短縮させた結果が含まれていましたが、風邪を含む上気道感染症の発症率に影響は認められませんでした。 このように、現時点では、インフルエンザやウイルス性上気道感染症の予防に対して「ビタミンCが効く」といえる十分な情報は見当たりません。新型コロナウイルス感染症に対して検討した論文も見当たりませんので、情報の拡大解釈にはご注意ください。 4月21日 9. タンポポ茶 現時点においてインフルエンザなどに対する予防効果を検討した報告は見当たりません。 こまめな手洗いなどの予防をして、根拠のない製品には気を付けましょう。 4月22日 10.プレバイオティクス プレバイオティクス(β-グルカン、オリゴ糖など)が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対しても効果があるように謳う宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。 同じウイルス性感染症であるインフルエンザに対する効果を検討した論文を検索したところ、予防効果を検討した論文は見つかりませんでしたが、一部の人でガラクトオリゴ糖の摂取が風邪やインフルエンザ症状を軽減したという論文が1報見つかりました。 また、上気道感染症への効果でみると、成人においては、β-グルカンの摂取で発症数の低下が認められた論文が1報、発症には影響がなかった論文が2報あり、発症に対する予防効果は一致していませんでした。そのうち1報では、発症後の症状の重症度にも影響は認められなかった一方、1報では重症度を軽減、また別の1報では一部の症状の改善を速めたと報告していました。 乳児においては、プレバイオティクス含有の調製乳やプレバイオティクスの摂取で気道感染症の発症数の減少がみられたという論文が2報、影響がなかったという論文が1報ありました。 プレバイオティクスの効果は、摂取するプレバイオティクスの種類や形態、量、摂取する人の体調などにも依存すると考えられます。 4月23日 11. ケイ素( シリカ ) 現時点においてインフルエンザなどに対する予防効果を検討した報告は見当たりません。 ケイ素は骨の形成に重要な元素のひとつです。植物性の食品や飲料水から適切に摂取しましょう。 4月24日 12. ビタミンA 現時点においてインフルエンザに対する予防効果を検討した報告は見当たらず、呼吸器感染症の予防には効果ないことが報告されています。 ただし、不足すると感染症にかかりやすくなるため、緑黄色野菜などを積極的にとるよう心がけましょう。 https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/ detail.php?no=2142 (KC 新型コロナウイルス肺炎に良いとされて売られている健康食品素材・成分について、科学的根拠は今のところないと、毎日のように情報が上げられています。ここに掲載することにより、消費者庁は、これらの素材・成分について、コロナ関連の広告を打つと、科学的根拠を無しとして、優良誤認の景表法違反とする流れなのだと思います。) |
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#1 ①活発な運動は閉経期女性の精神的健康に貢献 |
女性は更年期を迎えるとうつ症状などネガティブな精神状態が増加する傾向が高まるが、活発に運動する女性ではその度合いが少ないようだ、というフィンランド・ユヴァスキュラ大学からの研究報告。 研究チームは、フィンランドで実施された『筋アポトーシスの女性ホルモン制御(ERMA)』研究の一部である1,000名を超える女性(47-55歳)を対象に検討を行った。閉経状態は血清ホルモン濃度と月経日誌によって決定し、閉経期前(304名)、早期周閉経期(198名)、後記周閉経期(209名)、閉経期(387名)に分けられた。精神的健康状態と運動については参加者の自己申告とした。 閉経期前の女性は、閉経期女性に比べて抑うつ症状が少なかった。閉経の段階と人生満足度の関連は見られなかった。高度の身体活動をしている女性は、そうでない女性に比べて、よりポジティブな感情を抱くことが多く、生活満足度が高く、抑うつ症状が少なかったという。 FullText/2020/04000/The_role_of_physical _activity_in_the_link_between.6.aspx |
#2 ②中年からの生活習慣の変更で女性の脳卒中リスクが低下 |
中年期以降でも女性が脳卒中のリスクを下げるのに遅いことはない、という研究報告。禁煙、運動、減量によってそれは可能であるようだ。米国ハーバード大学からの研究報告。 研究チームは、看護師健康研究の参加者で、平均52歳で参加した約6万人余りの女性を平均26年に渡って追跡調査し、脳卒中に及ぼす、禁煙、毎日30分以上の運動、肥満の場合の減量の影響について検討した。 また、魚、ナッツ類、全粒穀物、果物、野菜を多く、赤肉を減らし加工肉を摂らず、飲酒も少なくするという。健康的な食生活の影響についても検討した。 その結果以下のようなことが明らかになったという。 ●生活習慣に変化のなかった女性の4.7%が脳卒中に罹患した ●禁煙、運動、減量を行った女性では、脳卒中のリスクが25%低かった ●健康的な食事への変更を行った女性は、脳卒中のリスクが23%低かった。 研究チームでは、魚とナッツ類の摂取を増やし非加工赤肉の摂取を減らした女性では、脳卒中のリスクが、運動、禁煙、減量ほどではないが、低下することも発見したという。 本研究は観察研究であり、対象者は大部分が白人の中年女性であるものの、他の研究結果などを併せて考えるに、この効果は男性にも一般化できるだろうと考察している。 「1日30分以上の運動は、脳卒中のリスクを20%下げるだろう」とのことである。 STROKEAHA.119.026761 |
#3 ③ビタミンDを多く含む食品は心臓の健康に役立つ可能性があります |
ビタミンDを豊富に含んでいる食品を摂取することで、心臓保護効果を期待できるかもしれない、というギリシャ・ハロコピオ大学からの研究報告。 研究チームは、2001年から2012年にかけて、ギリシャのアテネ周辺で集めた1,514名の男性と1,528名の女性を対象に調査をおこなった。 ビタミンDの摂取量によって、低・中・高の3群に分けたところ、心血管系イベント(心筋梗塞や脳卒中など)の発症リスクが、男性では低群24%、中群17%、高群12%であり、女性では、低群14%、中群10%、高群11%であった。 ほどほどでニュートラルな心臓健康効果を示すビタミンDサプリメントを摂取する臨床試験とは対照的に、本研究においては、ビタミンDの食品からの摂取の増加は、心臓関連疾患に、特に男性において、保護効果の見られることが期待される結果であったという。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/ 10.1111/jhn.12748 (KC 最近、ビタミンDは本当に注目されていますね。) |
#4 ④過敏性腸症候群を緩和する熱不活化プロバイオティクスの臨床試験 |
熱で不活化したプロバイオティクス細菌が、過敏性腸症候群(IBS)の症状を有意に改善した、という独ハンブルク大学からの研究報告。『ランセット消化器病学及び肝臓学』に掲載された。 研究チームは、443人のIBS患者を対象に、ランダムに2群に分け、1群は熱不活化Bifidobacterium bifidum MIMBb75カプセル1回2個1日2回、別に1群にはプラセボ(偽薬)カプセル1回2個1日2回を8週間にわたって摂取してもらった。 その結果、介入群では8週間の摂取期間中、34%(74人)において腹痛が少なくとも全期間の30%で改善され、すべてのIBS症状が少なくとも全期間の50%で有意に改善された。プラセボ群で改善ガ見られたのは19%(43人)に留まったので、改善者は介入群でプラセボ群に比べて1.7倍あったことになる。 介入群とプラセボ群で副作用の報告に違いはなく、またどちらからも重篤な副作用の報告はなかった。最も一般的な副作用は腹痛で、全体の1%未満に留まった。介入群の91%が治療の耐容性について、良好または極めて良好と評価した。 https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/ pii/S246812532030056X |
#4-1 ⑤女性アスリートに効果的な多様な食事 |
一般的な「最先端」のスポーツ栄養製品は、通常の糖質が豊富で安価なジャガイモベースの食品と比べて、女性アスリートの回復を促進するのに効果的とはいえないようだ、という米国モンタナ大学からの研究報告。 「アスリートは販売戦略に脆弱であり、すぐに影響されがちだ」と主任研究者のブレント・ルビー教授は語っている。教授は持久性運動のベテランアスリートである。 研究チームは、これまでにも、運動後の炭水化物が、消費された筋肉を補充するのに効果的であることを示してきた。2015年の研究では、マクドナルドのハッピーミールが、運動からの回復に、市販の栄養製品と同様に効果的あることを示して注目を集めた。 今回研究チームは、女性の余暇的なアスリートを対象に同様の検証を行った。 ルビー教授らは、ジャガイモ研究教育連合の研究費で、マクドナルド研究と類似の研究を実施したが、今回は、ジャガイモ製品とスポーツサプリメントが男性と女性の余暇的なアスリートの筋肉回復に及ぼす影響を調べることにした。 8人の男性と8人の女性を対象に、90分間の高強度サイクリングに続いて休息、回復、燃料補給、そして20kmタイムトライアルを実施した。血液検査と筋肉生検を行った結果、男性も女性も通常の食品によってスポートサプリメントと同様の回復が見られたという。 https://link.springer.com/epdf/10.1007/ s00421-020-04352-2 (KC これだけ読むと、普通に炭水化物を摂っていればよいことになりますね。) |
#4-2 ⑥プロバイオティクスはにきびの治療に役立つ可能性があります |
慢性的な炎症によって惹起されるニキビは、しばしば抗生物質によって治療されるが、プロバイオティクスが補助治療として効果的かもしれない、というイラン医科大学ラソウルアクラム病院からの研究報告。 研究チームは、プロバイオティクスを含むクリームあるいは経口のニキビ治療薬のどちらかを用いて実施された臨床試験の報告を網羅的に集めて解析した。 分析の結果、プロバイオティクスは、皮膚のニキビに対する自然の防御機構に促進的に作用することが示唆されたという。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/ 10.1111/dth.13279 |
#4-3 ⑦食事は認知機能の維持に役立つ可能性があります |
地中海型食事と眼疾患に関する二つの大規模な疫学研究から、食事が認知機能の低下を遅くすることが明らかになった、という米国国立眼病研究所からの研究報告。 研究チームは、加齢関連眼疾患研究(AREDS)とその後継研究AREDS2のデータを解析した。どちらも約4千人の参加者を含んでいた。研究開始時に食事調査が実施された。AREDSでは5年後に認知機能が検査され、AREDS2では、開始時、2年、4年、10年後に検査された。 データ解析の結果、AREDSでは地中海型食事スコアが高い参加者は、認知機能障害のリスクが低下することが分かった。魚、野菜の摂取が多い者に最大の保護効果が認められた。AREDS2でも10年後に、魚の摂取量が最も多かった者が、認知機能の低下が最も遅かったことがわかった。 個人間の地中海型食事スコアの違いはわずかであり、日常的にその違いはわからないが、人口レベルでは、認知機能が食事に依存していることが明確に示されている、と主任研究者のエミリー・チュー医師はコメントしている。 (KC AREDSの試験は、その後このようなフォーローもしているのですね。日本も、早くこのような大掛かりな疫学試験ができるといいのにと思います。) |
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行政公表資料より 人との接触を8割減らす10のポイント (厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/ bunya/0000121431_00116.html (KC 店舗に貼りますかね? 遠隔診療だけでなく、遠隔服薬指導も入れてほしいですね。) 「アカシア樹皮抽出物」有効性:その他 (国立栄研 健康食品の安全性・有効性情報より) ・顔や手にムズムズ感のある健康な成人60名 (試験群30名、平均44.3±9.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、アカシア樹皮抽出物 (カテキン180 mg/日、プロアントシアニジン245 mg/日含有) を8週間摂取させたところ、顔の経表皮水分蒸散量の減少が認められた。一方、手の経表皮水分蒸散量、顔および手の皮膚表面水分量、つや、粘弾性、皮膚疾患評価尺度 (Dermatology Life Quality Index) のスコア、かゆみの自己評価 (VAS) に影響は認められなかった。 Biosci Biotechnol Biochem. 2019 Mar;83(3):538-550. 大学・研究機関等公表資料より 非喫煙女性の受動喫煙と糖尿病発症との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター) 8489.html 今回の研究は女性を対象に、本人にたばこを吸う習慣がなくても、夫が吸っているたばこの本数が多いと、その後の糖尿病のリスクが上昇するという傾向がみられました。また、職場など家庭以外の場所で、受動喫煙による糖尿病リスクへの影響も示唆されました。はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、これまで様々な研究から、能動喫煙によりインスリン抵抗性や血糖の上昇が誘導されることがわかっており、受動喫煙でも同じことが起きていると考えられます 肥満関連遺伝子FTOに見られる遺伝子多型と大腸がん罹患リスクとの関連について (国立がん研究センター社会と健康研究センター) https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/ 8488.html 今回の研究から、肥満関連遺伝子FTOに見られる幾つかの遺伝子多型が大腸がん罹患リスクと関連している可能性が示唆されました。肥満関連遺伝子FTOのrs8050136多型がCAまたはAA型の人では、FTOの発現量が低下することによって細胞増殖を抑制する作用があると言われているアディポネクチンの働きがより低下する可能性があります。そのために、アディポネクチンの血中濃度が最も低値な人たちの間で大腸がんの罹患リスクがより上昇していたのかもしれません。 糖尿病、HbA1c、血糖値と高眼圧症との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター) individual.html?entry_id=62 糖尿病やHbA1c・血糖値が高い人では、高眼圧症の有病率が高いことが、日本人でもわかりました。さらに、角膜の厚さを調整しても、糖尿病やHbA1c・血糖値が高い人と高眼圧症の関連を認めたことから、角膜の厚さに関わらず、血糖値が高いことで眼圧が上昇する可能性が示唆されました。 十分な PCR 検査の実施国では新型コロナの死亡率が低い 死亡者数からは、西洋とアジアでは感染の広がりは 100 倍違う (千葉大学) http://www.chiba-u.ac.jp/general/ publicity/press/files/2020/20200421 covid19_PCR.pdf 新型コロナ感染症で死亡者数を減らすためには PCR 検査の陽性率を低下させることが必要 であり、そのためには PCR 検査数を濃厚接触者などで症状が見られていない者にまで幅広く拡充させることが 急務であると結論します。 医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)不活化効果 (北里大学) https://www.kitasato.ac.jp/jp/albums/ abm.php?f=abm00026588.pdf&n=20200417 _プレスリリース_医薬部外品および雑貨の 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化 効果について.pdf エタノールは、50%以上の濃度であれば、接触時間 1 分間で十分なウイルス不活性化が可能だ と考えられた。 不活化効果の確認された上記製品は、新型コロナウイルスの不活化に有効と考え られた。新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指や硬質表面の洗浄の他、日常使用する衣類やリネン類の洗浄などに活用が期待できる。 不活化効果 あり 製品名 かんたんマイペット(原液)、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート 香りが 残らないタイプ(絞り液)、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシートストロング (絞り液)、クイックル Joan シート(絞り液)、クイックル Joan 除菌スプレー(原液)、 食卓クイックルスプレー(原液)、セイフキープ(絞り液)、トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ミントの香り(原液)、ハンドスキッシュEX(原液)、ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液)、ビオレu薬用泡ハンドソープ (3 倍希釈)、ビオレガード薬用手指用消毒スプレー(原液)、ビオレガード薬用ジェルハンドソープ (3 倍希釈)、ビオレu手指の消毒液(原液)、リセッシュ除菌 EX プロテクトガード(原液) 不活化効果 なし 製品名 なし ・接触時間:10分(製品裏面の使い方から、洗濯、器具の洗浄を想定 ) 不活化効果 あり 製品名 アタック高浸透リセットパワー(3.5g/L)、 アタック ZERO(3000 倍希釈液)、クリ ーンキーパー(100 倍希釈) 、ワイドハイターEX パワー液体(100 倍希釈液)、ワイ ドハイターEX パワー粉末(5.0g/L)、ワイドマジックリン(10g/L) 不活化効果 なし 製品名 アタック 抗菌 EX スーパークリアジェル(1200 倍希釈液) PM2.5の濃度が高くなると心停止の発生が増える可能性があることを解明 (国立環境研究所) http://www.nies.go.jp/whatsnew/ 20200415/20200415.html 日本でもPM2.5の濃度が高くなると院外心原性心停止が増える可能性があることを明らかにしました。 水素水が持久運動のエネルギー消費量を有意に低減 (立命館大学) http://www.ritsumei.ac.jp/ file.jsp?id=458502&f=.pdf トライアスロン選手12名を対象とし、暑熱環境下(室温32℃、相対湿度50%)で最大酸素摂取量の65%相当の負荷で60分間のペダリング運動を実施しました。その後、毎分20Wずつの漸増負荷式の運動を行い、疲労困憊に至るまでの時間を評価しました。運動中は、電解水素水(水の電気分解によって生成されるアルカリ性で且つ抗酸化性を持つとされる水素分子(H2)を含む飲用の水)または、浄水を10分毎に体重1kgあたり2.0mlの量を摂取し、血液指標、エネルギー代謝、組織温等の変化を検討しました。 運動中のエネルギー消費量は、電解水素水摂取時が浄水摂取時に比較して有意に低値を示しました(p=0.04)。 このことは、電解水素水を飲んでいたほうが、同じ負荷の運動をするために必要なエネルギーが少なくて済むということになります(燃費がよい)。具体的には、電解水素水を飲用していると1分間あたりのエネルギー消費量が平均0.5kcal少なくて済みました。 (KC 個人的には、水素水とスポーツドリンクで比較したらどうなるかに興味があります。) 新型コロナウイルス治療薬候補となる既承認薬の発見 ネルフィナビルとセファランチン薬剤併用による新型コロナウイルス排除効果 (東京理科大学) |
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特定保健用食品
「アカシア樹皮抽出物」有効性:その他 (国立栄研 健康食品の安全性・有効性情報より) ・顔や手にムズムズ感のある健康な成人60名 (試験群30名、平均44.3±9.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、アカシア樹皮抽出物 (カテキン180 mg/日、プロアントシアニジン245 mg/日含有) を8週間摂取させたところ、顔の経表皮水分蒸散量の減少が認められた。一方、手の経表皮水分蒸散量、顔および手の皮膚表面水分量、つや、粘弾性、皮膚疾患評価尺度 (Dermatology Life Quality Index) のスコア、かゆみの自己評価 (VAS) に影響は認められなかった。 Biosci Biotechnol Biochem. 2019 Mar;83(3):538-550. |
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※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 |
今週はなし 2週連続、届け出公表無しの状態です(コロナ禍による影響です)。 機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。 https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/ |
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今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。 今週は、新しい情報が少ないので、読み物を多く入れてあります。時間があれば、出典を読んでみるのも良いかと思います。 普段だと、GWで、ソワソワした気分になってきますが、今年は、何をして過ごそうかといった不安が先に立つような雰囲気です。 私の場合は、残念ながら例年の如くたまっている仕事を片付けるだけで、いつもと年と変わりません。 少しはこういう機会だからと思い、厚い本でも開いてみようと考えています(たぶん来週には予定変更になっていると思います)。 ただ、そろそろPCが友達というのは飽きてきました。 一日も早い日常生活に戻ることを祈念いたします。 では、素敵な1週間を。 (KC) |
平成30年4月1日 第1号発行