2022年9月24日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第232号

薬剤師さんのための健康食品情報第232号


平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (9月18日~9月24日)
 
特になし


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより


健康食品の健康被害情報(/18~9/24) 国立健康栄養研究所HPより


(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
 
素材情報より
 
新規収載
「クマイザサ」

https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/
detail5002.html


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより



朝たくさん食べるとダイエットが容易になる?

朝たくさん食べるとダイエットが容易になる?
  
1日の食事の大部分を早い時間に食べても遅い時間に食べても、身体がカロリーを代謝する方法には影響しないようだ、という英国アバディーン大学からの研究報告。とはいえ、朝に最大の食事をするとその日の遅い時間の空腹感が減るようであり、現実世界におけるダイエットを容易にするかもしれないという。
 
この研究では、研究者らは過体重または肥満の健康な被験者を募集して、食事を管理し、代謝を一定期間測定した。16 人の男性と 14 人の女性が研究を完了した。各参加者は、無作為に朝の食事または夜の食事のいずれかを 4 週間食べるように割り当てられた。食事は等カロリーで、タンパク質 30%、炭水化物 35%、脂肪 35% のバランスとした。1 日を通してカロリーのバランスをとる 1 週間のウォッシュアウト期間の後、各参加者は反対の食事に 4 週間切り替えた。そのようにして、各参加者は自分の研究対照として行動した。
研究を通して、被験者の 1 日あたりの総エネルギー消費量は、二重標識水法を使用して測定された。これは、体内の水の水素と酸素のターンオーバー率の差を調べる同位体ベースの手法だ。この研究の主要評価項目は、体重で測定されたエネルギーバランスだった。全体として、研究者らは、エネルギー消費と総体重減少は、朝と夕方の食事で同じであることを発見した. 被験者は、4 週間の各期間で平均 3 kg ( 7 ポンド) 強の体重を失った。
二次エンドポイントは、主観的な食欲コントロール、血糖コントロール、および体組成だった。「参加者は、より多くの朝食を食べた日に食欲がよりよく制御され、残りの時間に満腹感を感じたと報告しました」とジョンストン教授は述べている。 「これは、私たちが取り組んでいた研究環境ではなく、現実の環境で非常に役立つ可能性があります。」
 
この研究の制限の 1 つは、実験室ではなく自由生活条件下で実施されたことだ。さらに、特定の代謝測定値は、夕食後ではなく、朝食後にのみ利用可能だった。
ジョンストン教授は、このタイプの実験は、間欠断食(時間制限ダイエット)の研究に適用でき、このタイプの食事に従う人々がカロリーを消費するのに最適な時間を決定するのに役立つ可能性があるとコメントしている。
https://www.sciencedirect.com/science/
article/pii/S1550413122003448?via%3Dihub


睡眠不足でケチになる?

睡眠不足でケチになる?
 
睡眠不足は「他人を助けたい」という気持ちを削ぎ、寄付金の額にさえ影響を与えるという。米国カリフォルニア大学の研究。
睡眠不足の時は、困っている人を助けるかどうかを決めない方がよいかもしれない。睡眠が足りないと、脳の向社会的認知ネットワークの活動が低下する可能性が示された。
他人を助けたいという私たちの気持ちは、人間社会の基本だ。今回、研究グループは3つの実験から睡眠不足がこの重要な人間の行動にどのように影響するかを調べた。
 
まず最初の実験では、他人を助けたいという気持ちと脳活動が睡眠不足によりどう変化するかを調べた。具体的には、普通に眠れた時と睡眠不足の時に自己申告制の利他主義アンケートを通じて評価するとともに、脳活動をfMRIを用いて評価した。
 
第2の実験では、睡眠の質と量を評価する睡眠日記を付けた後、利他主義に関する質問票に答えてもらった。
 
第3の実験では、サマータイム制度によって睡眠時間が 1時間失われる前後の数週間に、米国での寄付額がどう変化するかを調べた。
 
その結果、fMRIでは睡眠不足が社会的認知脳ネットワークの活動を弱めることが示されるなど、全体として、この向社会的脳活動の障害は、他人を助けたいという自己申告の欲求が低下することに関連することが、最初の 2つの実験から明らかになった。
 
また、3番目の実験では、金銭的援助の減少と関連していた。サマータイム期間中は、寄付額が10%減少していたという。
 
研究者のウォーカー氏は、睡眠不足は人間社会の構造そのものを劣化させることを示しており、人間が社会的動物としてどのように行動するかは、どれだけの睡眠をとっているかに大きく依存しているようだ、などと述べている。
https://journals.plos.org/plosbiology/
article?id=10.1371/journal.pbio.3001733


先週の健康・健康食品関連情報


先週の健康・健康食品関連情報(9月18日~9月24日)
 
行政公表資料より
 
統計からみた我が国の高齢者 (総務省)

https://www.stat.go.jp/data/topics/
topi1320.html

 
高齢者(65歳以上)の人口 (人口推計、World Population Prospects
総人口が減少する中で、高齢者人口は3627万人と過去最多
総人口に占める割合は29.1%と過去最高
日本の高齢者人口の割合は、世界で最高(200の国・地域中)


大学・研究機関等公表資料より



大学・研究機関等公表資料より

 
胃内視鏡検査と胃がん死亡・罹患との関連 (国立がん研究センター)

https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/
9006.html

 
X線検査を受けた人または胃内視鏡検査を受けた人では、未受診の人と比較して、胃がんによる死亡リスクがそれぞれ37%61%減少していました。また、胃X線検査を受けた人または胃内視鏡検査を受けた人では、未受診の人と比較して、進行胃がん罹患リスクがそれぞれ12%22%減少していました。
 
 
集中力低下は「息を吸う瞬間」と関係していることが明らかに (兵庫医科大)

https://www.hyo-med.ac.jp/corporation/
publicity/news-releases/1487/

 
25名の男女の健常者を対象に研究を行い、「息を吸うタイミングにより、集中力・注意力を司る脳部位の活動低下に伴って、認知機能がうまく働かなくなる」ことを明らかにしました。
 
 
世界初のアルツハイマー病に対する超音波治療の開発 (東北大)

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/
2022/09/
press20220916-03-alzheimer.html

 
低出力パルス波超音波(low-intensity pulsed ultrasoundLIPUS)注1治療が、アルツハイマー病に対し、有効かつ安全であることを動物モデルにおいて世界で初めて明らかにしていた。
さらに、早期アルツハイマー病の患者に対してLIPUS治療の探索的治験を実施した結果、その安全性が確認され、有効性を強く示唆する結果が得られた。
 
KC これから、本格的な臨床試験をすることになるのでしょうが、楽しみですね。治療法が確立するまで、認知症にならないようにしないといけませんね。)
 
 
3日間のラクチュロース摂取が大腸内のビフィズス菌を増やすことを確認 (森永乳業)

https://www.morinagamilk.co.jp/release/
newsentry-4005.html

 
おなかの中にビフィズス菌を有する健康な日本人男女36名を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験。
摂取開始から1日後はラクチュロース摂取とプラセボ摂取とでは差がないものの、摂取開始から2日後にはプラセボ摂取と比較して統計学的に有意に高いビフィズス菌占有率、すなわち大腸内のビフィズス菌が増えた状態となり、その後も2週間の摂取期間終了まで有意に高いビフィズス菌占有率となっていました。
 
(KC 機能性表示食品で、どのような機能性表示になるのか楽しみです。)
 
 
人生100年時代の健康とフレイルに関する調査 (タニタ)

https://www.tanita.co.jp/press/detail/
2022/0915/

 
「いくつになっても活動的でフレイルにならないと思うアニメ・漫画のキャラクター」について自由回答で答えてもらいました。その結果、1位「フグ田サザエ(『サザエさん』)」(339名)、2位「ドラえもん(『ドラえもん』)」(143名)、3位「孫悟空(『ドラゴンボール』)」(135名)、4位「モンキー・D・ルフィ(『ONE PIECE』)」(109名)、5位「アトム(『鉄腕アトム』)」(49名)となりました。
 
(KC コーヒーブレイクとして、読んでみるのも楽しいですよ。)



先週のトクホ・機能性表示食品情報


特定保健用食品


先週のトクホ・機能性表示食品情報(9月18日~9月24日)
 
特定保健用食品
 
今週はなし


機能性表示食品届出公表


効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。
H350 UMIウェルネス株式会社 やや太り気味(BMI(ビーエムアイ)が高め)で便通が気になる方のフコース
H351 日本メナード化粧品株式会社 スタイルアシスト
H352 BIO ACTIVES JAPAN株式会社 ルテイン・ゼアキサンチン カプセル
H353 一丸ファルコス株式会社 ナチュライトM
H354 株式会社シーズ らく歩
H355 富士化学工業株式会社 アスタリールチョコ プロテクト
H356 富士化学工業株式会社 アスタリールチョコ クリア
H357 アサヒ物産株式会社 食事とサラシア
H358 株式会社ピックルスコーポレーション 旨辛キムチ
H359 株式会社ハーバルアイ スルフォラファイン
H360 株式会社明治 オリゴスマート100<ミルクチョコレート>
H361 株式会社明治 オリゴスマート<濃厚ミルクチョコレート>

届出撤回情報
 
今週はなし


今週の注目の届出


今週はなし
 

「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
 
YouTube チャンネル名

「機能性表示食品情報」

https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww

 
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。


あとがき


おはようございます。


もう今年も秋のお彼岸を迎えてしまいました。
あと今年も3ヵ月とちょっとといったところです。
正直、予定通りには全く進んでいません。
毎年のこととは言え、目標修正をせざる得ない状態です。
 
さて、先週に引き続き、自分が主宰する研究会のシンポジウムの案内を書きました。
興味のある方は、ぜひ登録してください。
オンラインでの視聴もありますので、興味のある方はぜひ参加をご検討ください。
 
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。
それでは、素敵な3連休を。  (KC)

2022年9月17日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第231号

薬剤師さんのための健康食品情報第231号


平成30年4月1日 第1号発行
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~~ お知らせ ~~
 
アドバイザリースタッフ研究会主催 シンポジウム 
「アドバイザリースタッフ資格制度制定20年」~アドバイサリースタッフに何を期待するのか~
 
日程 10月29日() 13時~16時30分
場所 紀尾井フォーラム (千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ ガーデンコート1F)
開催方式 会場とオンライン(Zoom)のハイブリット方式で開催
 
1部 講演4題 (35分×4)
講演1 「健康食品の健康被害と、ASに望むこと」(仮題)
国立健康・栄養研究所 食品保健機能研究部 部長 千葉 剛 先生
 
講演2 「健康食品の品質と、ASに消費者から望むこと」(仮題)
岐阜医療大学薬学部教授(元国民生活センター理事) 宗林 さおり先生
 
講演3 「広告・宣伝の見方に関する情報提供と、ASに望むこと」(仮題)
     消費者庁食品表示対策課ヘルスケア表示指導室長 田中 誠 先生
 
講演4 「アドバイザリースタッフ(A)の現状と課題」
       アドバイザリースタッフ研究会 代表世話人 千葉 一敏
 
第2部 パネルディスカッション (40)
 
共催 一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会

後援 公益財団法人日本健康・栄養食品協会、一般社団法人日本食品安全協会、一般社団法人日本臨床栄養協会 
健康食品管理士会、 日本食品保健指導士会 
 
参加定員 会場参加 40名(※3)、 オンライン聴講 200
 
詳細は、下記より
http://advisory-staff.org/seminarstart/

行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (9月11日~9月17日)
 
特になし


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより


健康食品の健康被害情報(/11~9/17) 国立健康栄養研究所HPより


(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
 
素材情報より
 
「クルクミン」安全性:医薬品等との相互作用
・健康な男性8 (年齢不明、日本) を対象とした試験において、クルクミン2 gを摂取させた30分後にサラゾスルファピリジン (リウマチ治療薬:BCRP基質) 100 μgまたは2 gを摂取させたところ、代謝時間 (消失速度定数) には影響を及ぼさなかった。一方、サラゾスルファピリジンの血中濃度 (CmaxAUC) 上昇、経口クリアランスの低下が認められた。
Br J Pharmacol. 2012 Jul;166(6):1793-803.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22300367/
 
「ビタミンC (アスコルビン酸)」安全性:被害事例
60代女性 (日本) が、ビタミン、カルシウム剤の摂取とともに、口腔の健康のためにビタミンC剤を舌下に置いて就寝していたところ、前歯の違和感が1年以上継続した。ビタミンCによる酸蝕症と診断されたが、ビタミンC剤の中止によって改善した (2017299767)

口腔衛生学会雑誌. 2017;67:157.


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより



親子は食行動も似る

親子は食行動も似る
  
親が子供の摂食行動において、少なくとも10代までは重要な役割を果たすことが示唆された。自制的な食べ方をする親の子どもは、やけ食いなどをすることが少ない傾向にあるという。ベルギー・ゲント大学の研究。
ネガティブ、ポジティブ、またはストレスによる感情に対処するメカニズムとしての食事(やけ食いなどがこれにあたる)は、感情の摂食と呼ばれ、不健康な食事パターンと体重増加に関連している。この研究では、感情の摂食に対する思春期の脆弱性と、制限、そしてごほうびとしての食事、子供のかかわり方など、親が用いるさまざまな摂食習慣が摂食行動にどのように影響するかについて説明している。
「感情の摂食は、遺伝よりも学習によるものであることが以前からわかっていました。この研究では、子供に食事を与えるときの親同士の相互作用だけでなく、親が食べるのを見て子供が何を学んだかも調べました」と筆頭著者のクロソウスカ氏。
 
この研究では、20132017年の4年間、子どもが小児期後期から思春期中期にあたる218家族を対象に調査をした。対象家族は、2013年時点では一般的なオランダ人に比べて感情の摂食をする者は少なかったが、2017年時点では平均以上になっていた。
ごほうびとしての食物や、食物の監視をすることは、特に思春期の若者が感情を制御するために不適応な方法をとった場合に、感情の摂食を増加させた。食事への子供の参加は、感情調節のレベルの高さや、感情の摂食の少なさことに関連していた。 興味深いことに、親の食行動が自制的であると、思春期の子どもの感情の摂食が減少する傾向があった。
 
「この研究は、親が子供の摂食行動において10代まで重要な役割を果たし続けることを示唆しています。親が示した自制的な食事が子供の感情の摂食に与える影響を理解するには、さらなる研究が必要です。」とクロソウスカ氏は述べている。
https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/
pii/S1499404622003712


運動は長寿において遺伝子よりも強い役割?

運動は長寿において遺伝子よりも強い役割?
  
遺伝子に基づくと長生きする可能性が低い場合でも、定期的な運動や座っている時間を減らすなどの前向きなライフスタイルによって、寿命を延ばすことができるかもしれない。米国カリフォルニア大学サンディエゴ校などからの報告。
先行研究では、身体活動が少なく、座っている時間が長いほど、死亡リスクが高くなることが示されている。人が遺伝的に長生きする傾向がある場合、リスクは変化するのだろうか?
 
「この研究の目的は、身体活動と座位時間と死亡の関連性が、長寿の遺伝的素因のさまざまなレベルに基づいて変化するかどうかを理解することでした」と筆頭著者のアレクサンダー・ポシス博士候補生は語っている。
2012 年、女性健康イニシアチブ客観的身体活動と心血管系健康研究(OPACH) の一環として、研究者らは米国の 63 歳以上の女性 5,446 人の身体活動の測定を開始し、死亡率を決定するために 2020 年まで追跡した。参加者は、研究グレードの加速度計を最大 7 日間装着して、移動に費やした時間、身体活動の強度、座位の時間を測定した。
その結果、この前向き研究において、より高いレベルの軽度身体活動および中-高強度身体活動が、死亡リスクの低下と関連していることが明らかになった。座位時間が長いことは、死亡リスクの増加に関連していた。これらの関連性は、長寿の遺伝的素因のレベルが異なる女性の間で一貫していた。
https://journals.humankinetics.com/view/
journals/japa/aop/article-10.1123-japa.2022
-0067/article-10.1123-japa.2022-0067.xml


先週の健康・健康食品関連情報


先週の健康・健康食品関連情報(9月11日~9月17日)
 
行政公表資料より
 
令和4年版厚生労働白書 (厚労省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/
kousei/21/index.html


大学・研究機関等公表資料より


日本人のためのがん予防法(改訂版) (国立がん研究センター)

https://epi.ncc.go.jp/can_prev/
93/8969.html

 
喫煙 たばこは吸わない。 他人のたばこの煙を避ける。

飲酒 飲むなら、節度のある飲酒をする。

食事 偏らずバランスよくとる。

        * 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。

        * 野菜や果物不足にならない。

        * 飲食物を熱い状態でとらない。

身体活動 日常生活を活動的に。

体形 適正な範囲内に。

感染 肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合は治療を受ける。

    ピロリ菌感染の有無を知り、感染している場合は除菌を検討する。

    該当する年齢の人は、子宮頸がんワクチンの定期接種を受ける。
 
 
BMI4年間で5%増加すると、6年後の腰痛リスクが 約10%高くなり、その影響は、握力が弱い人に著明 (山形大)

https://www2.id.yamagata-u.ac.jp/
information/bmi45610.html

 
BMI4年間で5%増加すると、腰痛の発症リスクが11%高いことが分かりました。その影響は握力が弱い人に著明で、握力が弱いとBMI4年間で5%ずつ増加すると、腰痛の発症リスクが17%高かったが、握力の強い集団においては有意な差は見られませんでした。
BMI4年間で10%ずつ減少すると、腰痛の発症リスクが18%低いことが分かりました。対象者全体でみると、BMIの減少割合が大きくなっても腰痛リスクは大きく減少しませんでした。
 
 
高齢男性では糖尿病予備群の段階からサルコペニアのリスクが増大
高齢者を対象とした文京ヘルススタディーで明らかに (順天堂大)


https://www.juntendo.ac.jp/news/
20220906-02.html

 
文京区在住高齢者1,629名を対象とした調査により、2型糖尿病のみならず、男性では糖尿病予備群といわれる前糖尿病の段階から、サルコペニアのリスクが高いことを明らかにしました。
 
 
はぴねす乳酸菌による気分状態改善効果 (森永乳業)

https://www.morinagamilk.co.jp/release/
newsentry-4001.html

 
ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験の結果、
POMS® 2短縮版の「友好」の項目において、「はぴねす乳酸菌®Lactobacillus helveticus MCC1848加熱殺菌体)」摂取でプラセボ(対照群)に比べ有意な改善がみられました。
POMS® 2短縮版の「活気-活力」の項目において、「はぴねす乳酸菌®」摂取でプラセボ(対照群)に比べ改善する傾向がみられました。
VAS法によって調査したリラックス度合において、「はぴねす乳酸菌®」摂取でプラセボ(対照群)に比べ有意な改善がみられました。
 
(KC 機能性表示食品として届けられるのでしょうね。)
 
 
PMS(月経前症候群)実態調査 (博報堂)

https://www.hakuhodo.co.jp/news/
newsrelease/99687/

 
女性の 80%強が「PMS を知っている」、症状自覚は「そうかもしれない」も含めて 55%と半数超え。
PMS を自覚したのは「就職した時期」が最多で 33%。中学校や高校など各学生時代をあわせると「44.3%」と学生時代に自覚したひとも多い。
PMS の対処法は「無理をしない」「体を温める」など意識的なものが多く、「病院で処方された薬を飲む」は8%と少数派。「特に何も行っていない」も 18%と目立つ結果に。

 
熱中症に関する意識・実態調査2022 (タニタ)

https://www.tanita.co.jp/press/
detail/2022/0906/

 
今回の調査で特徴的だったのは、熱中症対策を行っていると答えた割合が80.3%となり、熱中症への意識が高まっている実態が明らかになったことです。経年で比較をすると、熱中症対策を行っている人の割合が、2069.5%2174.1%2280.3%と年々上昇し、2019年に調査を開始して以降初めて8割を上回りました。実際に行っている熱中症対策として「暑い日は外出・運動を控える」と答えた割合も2027.6%2131.8%2236.4%と年々上昇。



先週のトクホ・機能性表示食品情報


特定保健用食品


特定保健用食品
 
9月16日 1件 許可

商品名:
お~いお茶 カテキン緑茶

申請者:
株式会社伊藤園

関与する成分:
茶カテキン

許可を受けた表示内容:
本品は茶カテキンを含みますので、食事の脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、体に脂肪がつきにくいのが特長です。また、本品はコレステロールの吸収をおだやかにする茶カテキンの働きにより、血清コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールを減らすのが特長です。体脂肪が多めの方やコレステロールが高めの方に適しています。

1日摂取目安量:
11L
食事の際に500ml


許可番号:
1840
 


機能性表示食品届出公表


効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。

H335 ni32株式会社日本予防医学研究所 米ぬか生活
H336 ku19株式会社グラフィコ HIETORI INNER SUPPLEMENT(ヒエトリ インナーサプリメント)
H337 ta20株式会社ダイアナ Swellieve(スウェリーヴ)
H338 mi1味覚糖株式会社 植物性UHA(ユーハ)グミサプリ スルりんアップルビネガー味
H339 hu44株式会社ブルックス 美穀菜 しっかり満足中華スープ
H340 mo3森永製菓株式会社 清祥茶房
H341 no8株式会社野口医学研究所 N-アセチルグルコサミン
H342 ka33株式会社カーブスジャパン NEW(ニュー)スーパープロテイン プレミアム+(プラス)ヒアルロン酸
H343 ya22やまと興業株式会社 静岡県産オーラック茶べにふうき微粉末スティック
H344 me4メロディアン株式会社 CollagenShot+GABA(コラーゲンショットプラスギャバ)
H345 ha8株式会社ハーブ健康本舗 血管健康源
H346 ki44キッコーマンこころダイニング株式会社 甘糀入りにんじんとあしたば
H347 o07オリヒロプランデュ株式会社 肝臓ヘルプ
H348 i06株式会社医食同源ドットコム 尿酸特攻隊
H349 mo3森永製菓株式会社 in(イン)のど飴a

届出撤回情報
 
202296日現在
A259 「健康骨々」
協和薬品株式会社 ・・・・大豆イソフラボン
撤回理由 「販売予定がないため」
 
C62 「骨・骨健康イソフラボン」
協和薬品株式会社 ・・・・ 大豆イソフラボン
撤回理由 「販売予定がないため」
 

202297日現在
A6 「健脂サポート」            
株式会社ファンケル ・・・・ モノグルコシルヘスペリジン
撤回理由 「販売終了のため」
 
A7 「えんきん」
株式会社ファンケル ・・・・ ルテイン アスタキサンチン シアニジン-3-グルコシド DHA
撤回理由 「販売終了のため」


今週の注目の届出


注目の届出

 
今週はなし

「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
 
YouTube チャンネル名

「機能性表示食品情報」


https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww

 
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。


あとがき


おはようございます。


すっかり秋めいてきました。

先日の中秋の名月は、大きくしっかりと見えました。

もうコロナも終りですと告げてくれているように見えました。
 
さて、冒頭に案内したように、自分が主宰する研究会のシンポジウムを約2年ぶりに開催です。

オンラインでの視聴もありますので、興味のある方はぜひ参加をご検討ください。
 
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。

それでは、素敵な3連休を。  (KC)