2022年7月30日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第224号

薬剤師さんのための健康食品情報第224号


平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより

健康食品の健康被害情報(/17~7/23) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
 
7月26日 米国FDAが医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む製品に注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2022722日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む製品「Lipopastilla + Gold Max」に注意喚起。米国FDAは当該製品を購入・使用しないように勧告。
 
■解説
これは、米国FDAによる調査で判明した事例。痩身効果をうたって、ウェブサイトや店舗で販売されていた当該製品を分析したところ、医薬品成分であるシブトラミンとフェノールフタレインが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
https://www.fda.gov/drugs/medication-
health-fraud/public-notification-lipopastilla
-gold-max-contains-hidden-drug-ingredients

 
 
7月29日 カナダ保健省が未承認製品に注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2022726日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の5製品に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
 
製品名 ・・・・ 検出された医薬品成分
MyoBlox Skywalk Peach Rings ・・・・ レボドパ
MyoBlox Skywalk Purple Haze ・・・・ レボドパ  
MyoBlox Skywalk Red Wave ・・・・ レボドパ                   
 
■解説
性機能改善やワークアウト・サプリメントを標ぼうして店舗で販売されていた当該製品は、分析の結果、医薬品成分が検出された、医薬品成分が表示されていた、または過去に違反製品として摘発された製品と類似する製品であったため、カナダ保健省により押収された。
現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
https://recalls-rappels.canada.ca/en/
alert-recall/unauthorized-products-may
-pose-serious-health-risks

 
 
素材情報より
 
新規収載
 
「テンニンカ」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/
detail4985.html

 
「ソリザヤノキ、オオナタノミノキ」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
contents/detail4986.html


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより



レジスタントスターチは遺伝性がんを予防できる?

レジスタントスターチは遺伝性がんを予防できる?
  
さまざまながんの遺伝的リスクが高い人々を対象とした試験から、レジスタントスターチの予防効果が示唆された、という英国ニューカッスル大学からの研究報告。レジスタントスターチは、オート麦、朝食用シリアル、調理済みおよび冷却されたパスタまたはライス、豆類、グリーンバナナなどのさまざまな食品に含まれる。
CAPP2として知られる国際試験において、世界中のリンチ症候群の患者約1,000人が参加し、発酵性繊維としても知られるレジスタントスターチを平均2年間摂取したところ、大腸がんには影響がなかったが、それ以外のがんでは60%以上減少させる効果が見られた。特に食道、胃、胆管、すい臓、十二指腸などの上部消化管がんに有効であったという。
その驚異的な効果は、サプリメントの摂取を止めたあとも10年間継続したという。
 
この二重盲検ランダム化プラセボ対照臨床試験ではは、1999年から2005年にかけて、1,000人近い参加者が、粉末状のレジスタントスターチ、またはアスピリンまたはプラセボにランダムに振り分けられ、2年間毎日摂取した。
試験終了時には、レジスタントスターチまたはアスピリンを摂取した人としなかった人の間に全体的な違いはなかった。しかし、研究チームはより長期的な効果を予測し、さらなるフォローアップのために研究を設計した。
その結果、20年に及ぶフォローアップ期間中に、プラセボ摂取群では455人のうち21人に上部消化管がんの新規症例がみられたのに対し、レジスタントスターチ群では、463人中わずか5人だった。
同じ試験の一部として以前に発表された研究では、アスピリンが大腸がんを50%低減させることが明らかにされている。
https://aacrjournals.org/cancerpreventionresearch/
article/doi/10.1158/1940-6207.CAPR-22-0044/
707189/Cancer-Prevention-with-Resistant-
Starch-in-Lynch?searchresult=1


ココアは血圧と動脈硬化を軽減する?

ココアは血圧と動脈硬化を軽減する?
 
ココアは、血圧と動脈硬化を、それが高まった時にのみ低下させるようだ、という英国サリー大学からの研究報告。
先行研究で、ココアフラバノールは、降圧剤と同じくらい血圧と動脈硬化を低下させることが報告されている。けれども、これらは、厳密に管理された実験的環境で行われたため、フラバノールが日常生活で血圧を下げるのにどれだけ効果的であるかは不明であったという。
 
今回の研究は、血圧上昇の治療としてのココアが、血圧が上昇していないときに血圧を下げることによって健康上のリスクをもたらす可能性があるという懸念を減らし、臨床診療で潜在的に使用される道を開くものであるという。
健康な男女11人(45歳未満)は、8日間の連続した日において、16つのカカオフラバノールカプセル(862mg)または16つの黒砂糖を含むプラセボカプセルを一日おきに交互に摂取した。カプセルの摂取前30分および摂取後最初の3時間は30分ごとに、残りの9時間は1時間ごとに、血圧と脈波伝播速度(PWV)を自己測定した。
研究チームは、血圧と動脈硬化が、参加者の血圧が高い場合にのみ低下し、朝など血圧が低いときには効果がないことを発見したという。
 
重要なことは、この効果のピークが初めて、ココアを摂取してから3時間以内だけでなく8時間後にも確認されたことだという。研究者らは、この2番目のピークは、腸内細菌がカカオフラバノールを代謝する方法に起因する可能性があると考えている。
「カカオフラバノールが私たちの心臓血管系、特に血管機能と血圧に与えるプラスの影響は否定できません。私たちの結果は、カカオフラバノールは血圧が上昇した場合にのみ血圧を低下させることを示しています」と主任研究者のクリスチャン・ハイス教授はコメントしている。
https://www.frontiersin.org/articles/
10.3389/fnut.2022.886597/full


精製穀物は2型糖尿病のリスクを増加させない?

精製穀物は2型糖尿病のリスクを増加させない?
  
精製穀物の摂取と2型糖尿病の発症リスクを関連付ける証拠がないことを示した、という米国アリゾナ州立大学のグレン・ゲッサー教授のコメンタリー記事。
この記事には、精製穀物の摂取量と2型糖尿病のリスクとの関連を調べたすべての公開された観察的コホート研究からのデータが含まれている。11の異なる成人の集団、合計40万人近くの男女からの調査結果に基づいて、結果は精製穀物の摂取と2型糖尿病のリスクとの間に関係がないことを明らかにしたという。
これらの調査結果は、精製された非全粒穀物が摂取されたときに直接2型糖尿病につながる可能性があるという一般的な信念に反するものだ。パン、シリアル、パスタなどの精製された主食を食べることは2型糖尿病リスクとは関連がなく、総穀物摂取量は一貫して2型糖尿病リスクが低いことと関連していた。ケーキ、クッキー、スイートロール、マフィンなどの菓子類の穀物食品を精製穀物食品のカテゴリーに含めた研究でも、2型糖尿病リスクとの関連は観察されなかったという。ただし、レビューに含まれるいくつかの研究では、白米の大量消費が2型糖尿病のリスクを高める可能性があることを示したが、これは主としてアジア人集団であった
 
「これらの発見は、長年にわたって穀物、特に精製穀物を悪者にした後では驚くべきことのように思われるかもしれませんが、実際には簡単に説明することができます」とゲッサー博士は述べている。「精製穀物の摂取量を2型糖尿病に関連付ける研究の多くは、食事パターンに基づいています。食事パターンでは、通常、精製穀物を赤肉や加工肉、加糖飲料、フライドポテト、高脂肪乳製品と共に分類します。赤肉、加工肉、加糖飲料のような高リスクのカテゴリと精製穀物カテゴリを厳密に区別することが重要でしょう。」
https://www.mayoclinicproceedings.org/
article/S0025-6196(22)00263-4/fulltext

 
(KC
日本人の主食が白米なことも糖尿病が多い要因の一つかもしれません。うどんを多く食べる県では、やはり糖尿病が多いことが知られており、食事の影響の大きいことは明らかです。)


先週の健康・健康食品関連情報

先週の健康・健康食品関連情報(7月24日~7月30日)
 
行政公表資料より
 
令和3年簡易生命表の概況 (厚労省)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/
hw/life/life21/index.html

 
男の平均寿命は 81.47年、女の平均寿命は87.57年となり前年と比較して男は 0.09年、女は0.14 年下回っている。

(KC 各年代の平均余命も短くなっています。)


大学・研究機関等公表資料より



生理の痛みに魚の効果?

産後に魚の摂取頻度が多い女性は中等度以上の月経痛を有するリスクが低い (東北大)


https://www.tohoku.ac.jp/japanese/
2022/07/press20220722-99-fish.html

 
魚の摂取頻度と月経困難症(月経痛)注1との関連を出産後1.5年時点で調査した結果、摂取頻度が週1回以上であると中等度以上の月経痛を有するリスクが有意に低かった。

魚にはドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)を始め、ビタミンDやビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれており、これらの栄養素が月経痛に予防的に働いたと推測される。
 
 
スマートフォンアプリによる睡眠改善の効果を実証
ショート・メッセージによる行動変容技術の有効性 (京都大)


https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/
research-news/2022-07-26

 
睡眠の問題を自覚する労働者116名(SPAを使用する介入群[n=60]と対照群[n=56])を対象に、介入期間を4週間として並行群間無作為化対照試験を行いました。主要評価項目として不眠重症度質問票(ISI)を測定し、主要評価項目の解析には線形混合モデルを用いました。
 主要評価項目に関して、組入時のISIの平均値は両群ともに9.2でしたが、4週間後の平均値は介入群6.8、対照群8.0であり、ISIの変化の違いは統計学的に有意でした(P=0.03)。これにより睡眠の問題を自覚する労働者を対象とした臨床試験において、SPAの有効性が示されました。
 
 
東大との共同研究でラムネの主成分であるぶどう糖の経口摂取がヒトの「実行的注意力」の向上に寄与することが示唆 (森永製菓)

https://www.morinaga.co.jp/company/
newsrelease/detail.php?no=2226

 
健常な成人男女 99 名を対象に、実行的注意力を評価するため、神経心理学的検査であるストループテスト(SCWT)を用いました。
SCWT を受ける被験者を、ぶどう糖摂取群とコントロール群に分け、ぶどう糖摂取群では SCWT 実施の15 分前にぶどう糖を主成分とするラムネ 29g を摂取、コントロール群はぶどう糖摂取を行なわない事として試験を行いました。
ぶどう糖摂取群はコントロール群に比べ、時間干渉指数 TI 及び課題 C のエラー率が有意に小さいことが分かりました。一方で、課題W と課題 CW のエラー率、三つの課題の正解総数には有意な差が認められませんでした。


ダイエットを意識した食生活に関するアンケート結果 (ユーグレナ)

https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/
M106090/202207284434/_prw_PR1fl_APq1Z22w.pdf

 
食生活で心がけていることのトップ 3 が、「野菜から食べる」(444人)、「1 日の摂取カロリーを
減らす」(264人)、「食物繊維を摂る」(238 人)となり、次いで「間食を控える・しない」(208人)、「糖質を減らす・絶つ」(168人)、「たんぱく質を(食事)摂る」(167人)が続きました。



先週のトクホ・機能性表示食品情報

特定保健用食品

先週のトクホ・機能性表示食品情報(7月24日~7月30日)
 
特定保健用食品
 
今週はなし


機能性表示食品届出公表


効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。
H200 プリセプト株式会社 ブラックジンジャーDX(デラックス)GOLD(ゴールド)
H201 株式会社MEJ C COFFEE CHARCOAL COFFEE DIET LATTE(シーコーヒー チャコールコーヒーダイエット ラテ)
H202 株式会社MEJ C COFFEE CHARCOAL COFFEE DIET CARAMEL AU LAIT(シーコーヒー チャコールコーヒーダイエット キャラメルオレ)
H203 株式会社MEJ C STICK(シースティック)セット(CARAMEL AU LAIT/LATTE)(キャラメルオレ/ラテ)
H204 オリザ油化株式会社 オリザ ルテオリン
H205 日穀製粉株式会社 そばでGABA(ギャバ)習慣 レンジで簡単 そばがき
H206 オリザ油化株式会社 オリザ トマト種子
H207 株式会社エヌ・ティー・エイチ ルテイン・アイ
H208 株式会社ZERO PLUS カレー魔人のMagic Flavor(マジックフレーバー)
H209 株式会社明治 明治脂肪対策ヨーグルト
H210 株式会社第一創健社 プラズマローゲンキング
H211 株式会社ドットミー Cycle.me MOON MILK Cinnamon & Chamomile Taste(サイクルミー ムーンミルク シナモンアンドカモミールテイスト)
H212 小林製薬株式会社 ナイトミン安眠 眠る力 ストレス対策サプリ
H213 株式会社野口医学研究所 大豆イソフラボン
H214 株式会社ドットミー Cycle.me MOON MILK Ginger & Rooibos Taste(サイクルミー ムーンミルク ジンジャーアンドルイボステイスト)
H215 森川健康堂株式会社 ローヤルゼリー+GABA(ギャバ)
H216 株式会社アドバンス 白井田七。桑 血糖値ケア青汁
H217 株式会社ティー・マーク ナイシウォーク
H218 株式会社ルルーナ スラットウォーム
H219 株式会社新日配薬品 九州GreenFarm(グリーンファーム)カラダケア GABA(ギャバ)青汁
H220 株式会社野口医学研究所 イチョウ葉
H221 株式会社野口医学研究所 還元型コエンザイムQ10(キューテン)
H222 森永製菓株式会社 サプリa
H223 日清ヨーク株式会社 セブンプレミアムのむヨーグルト

届出撤回情報
 
2022712日付け
B320 「健康骨太」
協和薬品株式会社 ・・・・ 大豆イソフラボン
撤回理由 「販売予定がないため。」


今週の注目の届出

H206 「オリザ トマト種子」
オリザ油化株式会社 ・・・・ リコペロサイドH
「本品にはリコペロサイドHが含まれます。リコペロサイドHは、肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つことが報告されています。」
 
新規成分 SR(1報)で評価
20 歳以上の健常な顔の肌の弾力に悩む日本人女性を対象としたプラセボ対照RCT
 8 週間経口摂取。
健常な成人女性を対象に肌弾力の指標である R257 値がプラセボ摂取と比較してリコペロサイド H 1 mg/日の摂取によって有意に維持された。
  皮膚弾力の指標であるR2は測定時間を通した総弾力性、R5は吸引時の正味の弾力性、R7は最大侵入深度に対する回復の大きさを示す。
Journal of Cosmetics, Dermatological Sciences and Applications, 11, 217-236. (2021)

作用機序
リコペロサイド H は、実際に細胞外マトリックスを形成した細胞においても細胞外マトリックス分解物の取り込みに関与する遺伝子の発現を促進させ、分解物の取り込み能を増加させることから、皮膚の ECM の恒常性を維持し、肌の弾力に関与することが考えられる。
リコペロサイド H は糖化ストレスを軽減することにより、肌の弾力の維持に寄与していることが示唆された。
 
(KC 原材料は、トマトの種のようです。)
 
 
H204 「オリザ ルテオリン」
オリザ油化株式会社 ・・・・ ルテオリン
「本品にはルテオリンが含まれています。ルテオリンは、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる目の不快感を軽減させることが報告されています。」
 
新機能 SR(1報)で評価
ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験
試験前及び試験期間中にアレルギー治療薬を摂取していない者(健常者)と試験前及び試験期間中にアレルギー治療薬を時々使用している(常用していない)者(軽症域者)を対象とし、試験食かプラセボを8週間継続経口摂取。
結果、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる目の不快感が有意に軽減された。
薬理と治療.50(4); 663-672 (2022)
 
作用機序
ルテオリンを摂取することで末梢血液中のIgE IL-4 などの発現が抑制され、結膜組織中の肥満細胞における脱顆粒、IL-4 の発現が減弱したことで、結膜の炎症が緩和し目のかゆみなどの不快感が改善したと考えられる。

(KC
従前は、尿酸値が高めな方の尿酸値を下げる機能出届けられていた。)

 

「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから

 
YouTube チャンネル名
「機能性表示食品情報」


https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww

 
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。


あとがき

こんにちは。

暑い日が続きます。くれぐれも体調など崩しませんように。
 
さて、もう7つ月も終わり、月曜からは8月です。
セミの声も一段と大きくなり、夏だということを教えてくれているようです。
ここ20年程、夏休みと言うのをとったことがないのですが、たまには、2、3日でも休みをとってみようかなどと考えておりましたが、次から次へと会議や面談やら入ってきて、結局いつもと同じ8月になりそうです。
まだまだ働きなさいということだとあきらめ、せっせと仕事します。
 
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。

それでは、素敵な週末を。  (KC)

2022年7月23日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第223号

薬剤師さんのための健康食品情報第223号


平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (7月17日~7月23日)

 

特になし


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより

健康食品の健康被害情報(/17~7/23) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
 
7月22日 米国FDAが医薬品成分 (ロルカセリン) を含む製品に注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2022715日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が医薬品成分 (ロルカセリン) を含む製品「Dr. Reade Slim Sense」に注意喚起。米国FDAは当該製品を購入・使用しないように勧告。
 
■解説
これは、米国FDAによる調査で判明した事例。痩身効果をうたって、ウェブサイトや店舗で販売されていた当該製品を分析したところ、医薬品成分であるロルカセリンが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
 
■関連成分
ロルカセリン (Lorcaserin)
ロルカセリンは、2012年に肥満症治療剤として米国FDAの許可を受けたが、発がんリスクの懸念から2020年に承認が取り下げられた。日本では未承認のため販売されていない。セロトニン2C (5-HT2C) レセプターアンタゴニストで食欲や代謝を調整。
使用により、精神障害、注意力および記憶力の低下を引き起こす可能性がある。
https://www.fda.gov/drugs/
medication-health-fraud/public-notification
-dr-reade-slim-sense-contains-hidden
-drug-ingredient

 
 
健康食品に関する「アドバイザリースタッフ」に相談してみましょう

https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4979.html
 
アドバイザリースタッフとは、健康食品やサプリメントについての正しい知識を持ち、身近で気軽に無料で相談を受けてくれる、民間の資格をもった言わば健康食品の専門家です。
 また、都道府県や市町村が開催する講演会などを通じて、健康食品やサプリメントの適切な利用についての啓発や、利用による健康被害の防止のための活動をしているアドバイザリースタッフもいます。購入・利用する時だけでなく、利用して体調不良を起こした場合にも相談にのってもらえます。


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより



暴飲は中程度の飲酒者でも飲酒問題のリスクを高める

暴飲は中程度の飲酒者でも飲酒問題のリスクを高める
  
暴飲する中程度の飲酒者は、同じ量をトータルで飲んでいても暴飲しない人に比べて、飲酒問題を発症するリスクが大幅に高い。米国テキサス大学からの研究報告。
研究チームは、米国の中高年能力開発(Midlife Development)研究の2つの波から30歳以上の1,229名の現行の飲酒者を対象に、9年間のタイムラグをおいて2回調査(2004-2015)を実施した。
その結果、平均的な飲酒量とは関係なく、暴飲(binge drinking)は、飲酒問題の数のほぼ3倍の増加と、9年後の飲酒問題の数の40%増加に関連することが明らかになったという。中程度の飲酒者において、暴飲は現行の複数の飲酒問題の5倍近い増加と9年後の複数の飲酒問題の2倍以上の増加と関連がみられた。
 
「これが意味しているのは、毎日1杯飲む人よりも、土曜の夜にだけ7杯飲む人のほうがリスクが高いということです」と筆頭著者のチャールズ・ホラハン博士は述べている。
「成人における暴飲はしばしば公衆衛生の網の目を潜り抜けます」と博士は述べている。「それは、中程度の平均飲酒者において起こるからです。本研究結果は、中程度の平均飲酒者を高リスクだが少数の大量飲酒者に加えて介入の対象にしていく必要性のあることを示唆しています。」
https://linkinghub.elsevier.com/
retrieve/pii/S0749379722001787


食卓で塩を使う人、より高い早死リスクに関連

食卓で塩を使う人、より高い早死リスクに関連
  
食卓で料理に塩を添加する人は、しない人に比べて早死するリスクが28%高いようだ、という米国チュレーン大学からの研究報告。
研究チームは、英国バイオバンクの501,379人のデータを解析した。参加者は2006年から2010年の研究参加時に食塩摂取量を調査され、その後平均9年間追跡調査された。75歳未満の死亡が早死と定義された。
 
解析の結果、食卓で塩を全くまたは殆ど添加しなかった人と比較して、常に塩を添加した人は、早死リスクが28%高かった。また平均余命も短く、50歳の時点での平均余命が、塩を添加しない人に比べて、男性で2.28年、女性で1.5年短かった。
 
「我々が知る限り、本研究は食卓での塩の添加と早死の関係を評価した初めての研究である。それは健康のために食事行動を変えることを推奨するための新たなエビデンスを提供している。食事に加える塩の量を減らすか全く加えないことで、実質的な健康利益がもたらされるだろう」と研究者はコメントしている。
https://academic.oup.com/eurheartj/
advance-article/doi/10.1093/eurheartj/
ehac208/6623278


先週の健康・健康食品関連情報

先週の健康・健康食品関連情報(7月17日~7月23日)
 
行政公表資料より
 
特になし


大学・研究機関等公表資料より



子どもの満足遅延を習慣が支える

マシュマロとプレゼント、長く「待てる」のはどっち? (京都大)


https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/
research-news/2022-07-21-1

 
日本と米国の子どもを対象として、包装されたプレゼントを報酬としたギフト条件(日本の子どもには「待つ」習慣が形成されていないと予想)とマシュマロを報酬とした食べ物条件を比較しました。その結果、予想通り、日本の子どもたちは、ギフト条件よりも食べ物条件において、目の前の報酬を我慢する割合が高いことが示されました。一方、米国の子どもたちは、食べ物条件よりもギフト条件において、報酬を我慢する割合が高いことが示されました。
 
(KC 色んな研究をされている方がいますね。)
 
 
腸内細菌の栄養源となる二つの糖の協調作用が肥満を抑制
腸内細菌利用糖の組合せによる新規プレバイオティクス開発に期待 (慶応大


https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/
2022/7/20/28-125756/

 
L-アラビノースとスクロースを同時に摂取すると、どちらもMACs(腸内細菌利用糖 Microbiota-Accessible Carbohydrates)として機能し、特定の腸内細菌に協調的に作用することにより、有益な腸内細菌代謝物として知られている短鎖脂肪酸である酢酸・プロピオン酸の産生を相乗的に促進させ、高脂肪食誘導性の肥満を抑制することを明らかにしました。また、腸内細菌の酢酸産生において、L-アラビノースとスクロースが異なる代謝経路を活性化することも新たに解りました。
 
 
魚油や亜麻仁油に含まれるオメガ3系多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸が痛みに効く分子メカニズムを解明
慢性痛の新規医薬品の開発に期待 (岡山大)


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/
release_id985.html

 
魚油や亜麻仁油などに含まれるオメガ3系多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)が小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)を阻害することで、神経障害性や炎症性疼痛を予防・改善できることをモデル動物で見出しました。
 
 
乳由来「βラクトペプチド」を用いた臨床試験で、メンタルヘルスや精神的活力を改善することを世界で初めて確認 (キリン)

https://www.kirinholdings.com/jp/
newsroom/release/2022/0719_01.html

 
「日常的にいらいらを感じている」など気分状態に問題を感じている45歳~64歳の健常な中高年齢者層の60名を対象に、ランダム化二重盲検比較試験を実施した。6週間の摂取前後に質問紙によって気分状態を評価し、生体指標として唾液中のストレスマーカーを測定しました。その結果、日常の不安感、ストレス知覚度および精神的活力のスコアが、βラクトペプチドを摂取した群ではプラセボ群と比較して有意に改善しました。また、ストレス状態を評価する指標である免疫グロブリンAIgA)もβラクトペプチドを摂取した群では同様に改善しました。
 
(KC 機能性表示食品として登場しそうですね)



先週のトクホ・機能性表示食品情報


特定保健用食品


先週のトクホ・機能性表示食品情報(7月17日~7月23日)
 
特定保健用食品
 
今週はなし


機能性表示食品届出公表


効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。
H194 キューサイ株式会社 血管ストレッチ
H195 久光製薬株式会社 Hisamitsu(ヒサミツ) メタサポ
H196 株式会社野口医学研究所 アンセリン
H197 株式会社野口医学研究所 ブルーベリー&ルテインEX(イーエックス)
H198 森永乳業株式会社 睡眠対策ドリンク
H199 株式会社APRENDERS 還元型コエンザイムQ10

届出撤回情報
 
今週はなし


今週の注目の届出


特になし


「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
 
YouTube チャンネル名
「機能性表示食品情報」


https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww

 
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。


あとがき


おはようございます。

暑中お見舞い申し上げます。
コロナ陽性者が激増していますね。
普通の会話として、コロナに罹ってしまいましたと、WEB会議でも、電話でもメールでも聞くようになってきました。
今回の第7波は、これまでとはちょっと状況が違うように感じています。
そろそろ規制の方も、インフルエンザ並みにしていただきたいところです。
 
さて、小学校、中学校は休みに突入したようで、朝の通学風景がしばらく見えなくなり、少し静かになったような気がしています。毎朝の電車も来週から少しすいてくるでしょうか。
夏休みの思い出たくさん作って欲しいものです。
 
暑くて、湿度も高いので、くれぐれもご自愛ください。

2022年7月16日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第222号

薬剤師さんのための健康食品情報第222号


平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (7月10日~7月16日)
 
 【18歳で成人!】健康食品等の「定期購入」のトラブルにご注意! (国民生活センター)

https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/
wko-202207_11.pdf

 
「国民生活」7月号に、掲記の記事が掲載されています。
 
動画投稿サイトでダイエットサプリが500円という広告を見て、販売サイトで注文し、後日商品が届いた。3週間後にまた同じ商品が届き、5,000円の請求書が入っていたので、販売業者に電話で問い合わせると、「2回目以降5,000円で、4回の購入が条件の定期コースになっている」と言われた。定期購入とは知らなかったと伝えたが、「販売サイトに記載している」と言われた。


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより

健康食品の健康被害情報(/10~7/16) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
 
今週は特になし


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより



ポリフェノールが豊富な食事が高齢者の炎症を防ぐ

ポリフェノールが豊富な食事が高齢者の炎症を防ぐ
  
ポリフェノールが豊富な食事は、高齢者の腸内細菌を改善し、インドール3-プロピオン酸(IPA)の生産を増加させるようだ、というスペイン・バルセロナ大学からの研究報告。
研究チームは、60歳以上の高齢者施設在住の51名を対象に、8週間にわたるランダム化対照クロスオーバー臨床試験を実施し、ポリフェノールが豊富な食事とそうでない食事の効果を比較検討した。
試験の結果、ポリフェノールが豊富な食事は、そうでない食事に比べて、腎機能が正常な参加者の血清IPAを有意に増加させることが明らかになった
 
IPAは、腸内細菌によるトリプトファンの分解に由来するポストバイオティクスであり、腸バリアの完全性に関連するなど、健康へのプラスの効果が期待されている。
「腸内細菌叢と健康全般に対するIPAの有益な効果を検討する場合、この代謝物の生成を促進するための信頼できる戦略を見つけることは重要である」と研究者はコメントしている。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/
mnfr.202100349


塩分摂取量を3割減?!「電子箸」を開発

塩分摂取量を3割減?!「電子箸」を開発
  
舌に弱い電流を流すことで塩味の感覚を刺激する、箸のような形の器具を日本の明治大学などのグループが開発した。この「電子箸」により3割もの減塩が可能かもしれないという。

先行研究から、舌に弱い電流を流すことで塩を構成する荷電イオンに影響を与え、塩味その他の味覚を抑制/強化する方法がわかっている。今回の研究は、減塩食を摂取している人が電気的な味覚刺激を用いて塩分摂取量を減らせる範囲を調査した初めてものだ。
 
塩分を控えた食事でも、まるでしっかりと塩味ついた食べ物を食べているのかのように食事を楽しめる方法となりえるかもしれない。
https://www.frontiersin.org/articles/
10.3389/frvir.2022.879784/full


先週の健康・健康食品関連情報


先週の健康・健康食品関連情報(7月10日~7月16日)

 
行政公表資料より
 
特になし


大学・研究機関等公表資料より


大学・研究機関等公表資料より
 
日本人高齢者におけるコーヒー、緑茶、カフェインと認知症リスクの関連 (新潟大)

https://www.med.niigata-u.ac.jp/
contents/info/news_topics/202_index.html

 
コーヒー高摂取と認知症低リスクの強固なエビデンスを得た
カフェイン高摂取と認知症低リスクの強固なエビデンスを得た
緑茶摂取と認知症リスクの関連については明確でなかった
 
 
低強度の運動とタマネギ・ブロッコリーなどのポリフェノールを含む食品摂取の組合せで、 中高齢者の筋肉の質の一部「筋柔軟性」が改善することを解明 (立命館大)

http://www.ritsumei.ac.jp/
file.jsp?id=542909&f=.pdf

 
中高齢者を対象としたランダム化二重盲検比較試験により、低強度レジスタンス運動と、タマネギやブロッコリーなどの食品に豊富に含まれるポリフェノールの一種であるケルセチンに糖を合わせたケルセチン配糖体との、筋肉の量や質に対する組合せ効果を検証しました。その結果、日々ケルセチン配糖体を摂取しながら、週 3 回のレジスタンス運動を組み合わせることにより、筋肉の「質」の一部である筋柔軟性が改善することが明らかになりました。
 
(KC こちらも、機能性表示食品として、登場してきそうですね。)
 
 
骨格筋の機能維持には性別に関係なくビタミンCが不可欠 (東京都健康長寿医療センター)

https://www.tmghig.jp/research/release/
2022/0714-2.html

 
ビタミンC不足は、雌雄など性別に関係なく骨格筋の萎縮や身体能力の低下をもたらすことが明らかとなりました。また、ビタミンCの再投与により、性別に関係なく回復できることも明らかになりました。ビタミンCは手軽に摂取できる食品成分です。この研究成果は、筋肉でのビタミンCの機能解明に大きく貢献するものと期待されます。
 
(KC マウスの実験ではありますが、興味深いですね。)
 
 
ガム継続摂取による自律神経、ストレスおよび唾液中のIgA濃度への影響に関する研究 (ロッテ)

https://www.lotte.co.jp/info/news/pdf/
20220713092202.pdf

 
ガム咀嚼を2週間継続することで、自律神経バランス・気分状態の改善および唾液中のIgA濃度が増加することが確認されました。



先週のトクホ・機能性表示食品情報

特定保健用食品
 
今週はなし


機能性表示食品届出公表


効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。
H166 株式会社健康家族 糖ナイン
H167 株式会社未来 i-skin(アイスキン)
H168 宇治の露製茶株式会社 伊右衛門 インスタント緑茶 血糖値
H169 株式会社TEAM おろし本山葵
H170 株式会社ファヴールマルシェ 潤ひざ
H171 株式会社ZERO PLUS SLILIN F x(スリリン ファイア エックス)
H172 シンライ化成株式会社 Gabarelax 睡眠(ギャバリラックス スイミン)
H173 株式会社中原 DHA(ディーエイチエー)900
H174 株式会社ロック・フィールド 亜麻仁オイル使用 カラフル野菜のSalad bento
H175 殿村食品株式会社 日本産しいたけ小葉
H176 サンテミナ株式会社 Sula-tos(スラトス)
H177 HappinessEnergy ハピネスヘルスサプリ
H178 株式会社ZERO PLUS SLILIN F xa(スリリン ファイア エックスエー)
H179 株式会社プレミアムコスメ ミラスープ 香るスパイスジンジャー
H180 株式会社日本予防医学研究所 米ぬかサプリ
H181 有限会社マイケア 琉球サプリ一望百景
H182 キリンホールディングス株式会社 キリン iMUSE(イミューズ) 免疫ケア・内臓脂肪ダウン
H183 丸善製薬株式会社 アクティボディ顆粒b
H184 株式会社大麦工房ロア おおむぎ工房 乳酸菌ダクワーズプラス
H185 株式会社Linc'well Sui(スイ)+サプリ-Calm night(カーム ナイト)-
H186 常盤薬品株式会社 ヴィオラ・ファヴォーレQ10SX(キューテンエスエックス)
H187 株式会社ヴァージニア chione UV(キオネー ユーブイ)サプリメント
H188 株式会社エルベ・プランズ ごはんde(で)糖脂対策
H189 キューオーエル・ラボラトリーズ株式会社 スヴェルトミューズ
H190 アサヒ飲料株式会社 ハナケア
H191 株式会社三協 SANKYO(サンキョウ)ヘスペリジン&顔のむくみ感
H192 株式会社医食同源ドットコム ファットアシスト
H193 株式会社ハーバルアイ ニーズラック

届出撤回情報
 
今週はなし


今週の注目の届出

H183 「アクティボディ顆粒b」       
丸善製薬株式会社 ・・・・ 3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸 (HMPA)
「本品には3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸 (HMPA)が含まれます。3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸 (HMPA)は、食後血糖値が高めの方の食後に上昇する血糖値を元に戻しやすくするのをサポートする機能が報告されています。」
 
新機能 SR(1報)で評価
ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験。
75g OGTTにおいて境界型または食後血糖値が高めで健康な日本人男女を対象として、HMPA を含む米ぬか発酵物(HMPA23mg)またはプラセボを4週間摂取の試験。
糖負荷検査 (75g OGTT)2時間血糖値について、摂取前と摂取 4週の測定における変化量について対照食品群と比較して有意に低値が認められた(p<0.05)
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)2022:50(5): 791-9
 
作用機序
HMPA の摂取によりエネルギー代謝に関連する AMP キナーゼを活性化させ、糖代謝を改善することから、食後に上昇する血糖値を元に戻しやすくする機能を有すると考えられる。
 
(KC 従来は、BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす機能で届けられていた。摂取量は同じ。)

「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
 
YouTube チャンネル名
「機能性表示食品情報」


https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww

 
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。


あとがき


こんにちは


梅雨に逆戻りレしたような天気が続いています。
昨日も、一瞬にしてずぶぬれになってしまいました(もちろん、傘はさしていました)
 
コロナウイルス陽性者が激増しています。
ただ、街はどんどん活気を取り戻しつつあります。
もうそろそろ感染症レベルを変更しても良いのではないでしょうか。
今年の夏は、どんな夏になるのでしょうか。
 
みなさん、暑くて、湿度も高いので、くれぐれもご自愛ください。
 
 
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。

それでは、素敵な週末を。  (KC)