平成30年4月1日 第1号発行
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【注目】 #1 家事に時間を費やすと脳の健康が改善するかも? #2 ビタミンD欠乏症は筋肉機能を損なう可能性があります #3 オメガ3サプリでストレスから二重に保護 #4 - #5 大学・研究機関等公表資料より #6 機能性表示食品届出公表一覧 |
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行政からの通知、取り締まり等 |
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先週の行政の動き (4月18日~4月24日) 4月19日 令和元年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果 (厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/ newpage_18119.html 厚生労働省から、令和元年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果が公表されました。 調査結果の概要 令和元年 12 月から令和2年3月にかけて、いわゆる健康食品 34 製品(強壮系 11 製品、痩身系 12 製品、筋肉増強系 11 製品)、海外製医薬品 50 製品(計 84 製品)を買い上げ、含有成分の分析調査等を実施しました。 強壮系の健康食品4製品から、シルデナフィル等の医薬品成分を検出した。海外製医薬品 50 製品には、偽造医薬品と疑われる製品は発見できなかった。 4月19日 麻薬及び指定薬物を含有する危険ドラッグの発見について(東京都) https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/ hodohappyo/press/2021/04/19/09.html 都では、危険ドラッグによる健康被害の発生を未然に防止するため、インターネット等で流通、販売される危険ドラッグを入手し、成分検査を行っています。 インターネット試買した物品について検査を行ったところ、以下のとおり2物品から「麻薬及び向精神薬取締法」で規定される「麻薬」を、2物品から「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」で規定される「指定薬物」を検出しました。 このため、危険性について都民に広く注意喚起するとともに、当該物品を所持している方に対して、違法であることを警告し、任意提出を促すものです。 麻薬検出物品(2物品) 1 インターネットサイト上の物品名:イギリス産インポート品「ミッキー」260ug 性状:紙片 検出違反成分:LSD 2 インターネットサイト上の物品名:イギリス産インポート「ghost」760ug 性状:紙片 検出違反成分:LSD 指定薬物検出物品(2物品) 1 インターネットサイト上の物品名:スランバーパウダー 性状:粉末 検出違反成分:ジフェニジン 2 インターネットサイト上の物品名:スーパーレモンヘイズヘブンStrongハーブ状 性状:植物片 検出違反成分:CUMYL-PEGACLONE (KC もちろん、売る方が悪いのですが、買おうと思う消費者も全く非がないわけではありません。この辺は徹底的な啓発あるのみだと思います。) |
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健康食品の健康被害情報(4/18~4/24) 国立健康栄養研究所HPより (外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません) 素材データベースより 4月19日 「サジー」安全性:危険情報 ・原発性胆汁性胆管炎による肝硬変のため生体肝移植歴があり、術後経過良好であった40代女性 (日本) が、鉄含有サジージュースを数週間摂取したところ (摂取量不明) 、肝機能障害を生じ、再診時に肝機能障害の増悪、黄疸が認められ入院。DLSTでサジージュースに陽性を示したことから、サジージュースによる薬剤性肝障害と診断され、サジージュースの摂取中止により回復した。 日本消化器病学会北陸支部例会プログラム・抄録集. 2018;127:39 新規収載 4月19日 「α-シクロデキストリン」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4600.html |
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#1 ①家事に時間を費やすと脳の健康が改善するかも? |
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家事に時間を費やすと脳の健康が改善するかも? 家事に従事することは、高齢者の脳の健康に有益である可能性がある、というカナダ・ベイクレスト高齢者ケアセンターからの横断的研究。家事に多くの時間を費やした高齢者は、より大きな脳容積を持っていたという。 研究者は、コミュニティに住む66人の認知的に健康な高齢者のグループにおける家事、脳の容積、および認知の間の関連を調べた。 参加者は、片付け、掃除、食事の準備と片付け、買い物、重い家事、庭仕事、家の修理、介護などの家事に費やした時間を尋ねられた。 解析の結果、家事に従事することに多くの時間を費やした高齢者は、彼らがどれだけの運動をしたかに関係なく、より大きな脳の容積を持っていることが明らかになった。記憶と学習に大きな役割を果たす海馬と、認知の多くの側面に関与する前頭葉で観察されたという。 より大きな脳を持つ個人が、より多くの家事をするという可能性はあるが、家事の身体活動が脳に有益であるという説明は可能であるという。 第一に、心臓の健康は脳の健康と密接に関連している可能性がある。家事は、低強度の有酸素運動と同様の影響を心臓や血管に及ぼす可能性がある。 第二に、家事に関わる計画と組織化は、歳をとっても新しい神経接続の形成を促進する可能性がある。 第三に、より多くの家事に従事した高齢者は、座りがちな生活に費やす時間が少なかった可能性がある。座りがちな生活は、脳の健康状態の悪化など、健康への悪影響に関連していることが示唆されている。 今回の調査は、身体活動量を聞き取りで評価していることから、今後ウェアラブル技術を用いて客観的に評価したい、と研究チームは述べている。また、家事と脳の経時的な変化について対照試験を実施したいとしている。 https://bmcgeriatr.biomedcentral.com/articles/ 10.1186/s12877-021-02054-8 |
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#2 ②ビタミンD欠乏症は筋肉機能を損なう可能性があります |
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ビタミンD欠乏症は筋肉機能を損なう可能性があります ビタミンD欠乏は、筋肉のエネルギー産生を低下させることによって筋肉機能を損なうかもしれない、という豪州ガーヴァン医学研究所からのマウスを用いた研究報告。 研究チームは、若い雄のマウスを用いて、骨格筋ミトコンドリア機能に対する食事性ビタミンD欠乏の影響を検証した。 ビタミンD欠乏食を3カ月にわたって与えられた雄マウスは、そうでないマウスに比べて、骨格筋ミトコンドリア機能が最大37%低下することが明らかになった。これはミトコンドリアの数の減少や筋肉量の減少によるものではなかったという。 研究チームは、高齢者のビタミンD欠乏を予防することは、筋肉のパフォーマンスを維持し、サルコペニアなど筋肉関連疾患のリスクを軽減するのに役立つ可能性があるが、そのためには、ビタミンD欠乏が筋肉の機能と強度に直接及ぼす影響をさらに調べる必要があるとしている。 https://joe.bioscientifica.com/view/ journals/joe/249/2/JOE-20-0233.xml (KC 日本人は、VDは足りていない人が多いので、積極的に摂ることも大事ですね。) |
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#3 ③オメガ3サプリでストレスから二重に保護 |
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オメガ3サプリでストレスから二重に保護 毎日2.5gのオメガ-3系多価不飽和脂肪酸を含むサプリメントは、ストレス負荷後の細胞レベルでの損傷を抑制し加齢を遅らせるのに役立つ可能性がある、という米国オハイオ州立大学からのランダム化プラセボ(偽薬)対照臨床試験。 研究チームは、座りがちで太りすぎの40-85歳の参加者138名(うち女性93名)を対象にランダムに3群に分け、1日2.5gオメガ-3、1日1.25gオメガ-3、またはプラセボのいずれかを4か月間摂取させた。 その後参加者は、炎症性ストレス反応を確実に引き起こすことが知られているスピーチと数学の引き算タスクを組み合わせた20分間のテストを受けた。 プラセボ群と比較して、高用量のオメガ-3のみがストレスの負荷中の損傷を抑制し、コルチゾールと炎症誘発性たんぱく質をそれぞれ平均19%と33%低下させたという。 血液検査の結果は、両用量のオメガ-3が、参加者が急性ストレスを経験した後2時間におけるテロメラーゼレベルまたは炎症を軽減するたんぱく質の変化を防ぎ、テロメアの回復を含む、ストレス関連の細胞修復が通常のように可能であることを示した。プラセボ群では、これらの修復メカニズムは低下した。テロメラーゼは平均24%低下し、抗炎症タンパク質は平均少なくとも20%低下した。 (KC n-3系脂肪酸は魚の摂取が少なくなっている日本人も摂ることを考えてもいいかもしれません。) |
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先週の健康・健康食品関連情報(4月18日~4月24日) |
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中年期における体重変化と脳卒中および虚血性心疾患の発症との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター) https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/ 8658.html 男性では体重減少、女性では体重減少・増加ともに脳卒中発症リスクの上昇と関連がみられた 脳卒中発症について、男性では、調査開始時から5年間に5kg以上体重が減少したグループでリスク上昇との関連がみられました。女性においては体重減少、体重増加ともに脳卒中発症のリスク上昇と関連を示し、U字型の関連となりました。病型別にみると、男性ではいずれの病型も統計学的に有意な関連はみられませんでしたが、女性では、血栓性脳卒中では5㎏以上体重が増加したグループでのみ統計学的有意なリスク上昇と関連がみられ、塞栓性脳卒中で体重の減少と増加で統計学的有意なリスク上昇が示され、U字型の関連がみられました。 虚血性心疾患について、男性では5kg以上体重が増加したグループでは統計学的に有意ではありませんでしたがリスク上昇がみられ、追跡開始から5年以内の発症を除いた解析でより強い関連がみられました。女性では、体重変化と虚血性心疾患の発症リスクとは、関連がみられませんでした。 メタボリックシンドローム、身体活動と複数の血中炎症関連マーカーとの関連(国立がん研究センター社会と健康研究センター) https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/ 8659.html メタボリックシンドロームは6つの血中炎症関連マーカーと統計学的に有意な関連 メタボリックシンドロームでは、インターロイキン受容体(IL18R1)、急性期タンパク質(SAP、CRP)、ケモカイン(CCL19 /MIP3β)の4つの炎症関連マーカーと正の関連がみられ、ケモカイン(CXCL12/CCL28、SDF1α+β)の2つの炎症関連マーカーと負の関連がみられました。一方、低身体活動と炎症関連マーカーとの間に統計学的に有意な関連はみられませんでした。 女性関連要因と非喫煙女性における肺がん罹患との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター) https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/ 8660.html 初経から閉経までの期間が長いことや、閉経年齢が遅いことが、肺がんのリスク上昇と関連がみられました。 正常の肺や肺がんの組織には、女性ホルモンであるエストロゲンが結合するエストロゲン受容体があることから、肺がんの発生にはエストロゲンが関係していると考えられています。閉経すると、女性ホルモンであるエストロゲン濃度が低くなりますが、初経から閉経までの期間が長いことや、閉経年齢が遅いことは、エストロゲン濃度が高い状態が続く状態と考えられ、肺がんのリスク上昇と関連がみられたことが考えられました。また、肺がんの組織型によって、エストロゲン受容体の分布が異なっていることが報告されていることから、肺腺がんとの関連がより明確であった可能性があります。 緑地が多い地域に暮らす高齢者はうつが10%少ない (千葉大) https://www.chiba-u.ac.jp/others/ topics/info/10_92025.html 65歳以上の高齢者126,878名を対象に、うつ症状(以下うつ)の少なさと緑地の多さの関係を分析しました。緑地は樹木、草地、田畑及び全てを合わせた総緑地がそれぞれ地域における面積割合としました。 その結果 ・対象地全域において、総緑地が多い地域は、少ない地域に比べて高齢者のうつが約10%少ない ・都市において、樹木が多い地域は、少ない地域に比べて高齢者のうつが約6%少ない ・非都市において、草地が中程度の地域は、少ない地域に比べて高齢者のうつが約9%少ない ことが明らかになりました。 女性高齢者のうつリスクに関わる新たな環境要因が明らかに 小学校から離れた距離に住む高齢女性者は1.07倍うつが多い (千葉大) https://www.chiba-u.ac.jp/others/ topics/info/107.html 65歳以上の高齢者131,871人を対象に、居住地から最寄りの小学校までの距離とうつ(うつ傾向含む)との関連を分析しました。 その結果 ・男性は、居住地から最寄りの小学校までの距離とうつには関連がみられない ・女性は、居住地から最寄りの小学校までの距離が400m以内に住んでいる参加者と比較して、距離が400m以上800m未満の参加者は1.06倍、800m以上である参加者は1.07倍うつのリスクが高い ことがわかりました。 (KC 自然豊かなところの小学校の近くに生活していたら、うつ病になりにくいということですかね。ちなみに、この原稿を書いている窓の外は畑が広がっています。幼稚園も、中学校もすぐそこに見えます。小学校も幼稚園の建物の陰で見えませんが、すぐそこです。きっと、うつ病になりませんね。) なぜ歯を失うと抑うつになりやすいのか?メカニズムを解明 うまく話せない・笑えない・咀嚼できないから 抑うつになりやすい (東北大) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/ 2021/04/press20210416-03-tooth.html 65歳以上の抑うつ状態にない地域在住高齢者約9千人を対象に、歯の本数と3年後の抑うつ発症との関連のうち、3つの口腔機能(発音・表情・食事)の問題がそれぞれどの程度、その関連を説明するのかを明らかにしました。その結果、歯が20本以上の人に比べて、19本以下の人では抑うつ発症のリスクが1.30倍高いことが明らかになりました。また、その関連を『うまく話せないこと』が12.4%、『歯をみせて笑うのをためらう』ことが16.9%、『咀嚼困難な食べ物があること』が21.9%それぞれ説明していました。 本研究結果から、歯が少なくなると、会話や表情、食事といったコミュニケーションに関連するような社会的な口腔機能に影響することによって、抑うつの発症といった全身の健康状態の悪化につながる可能性が示唆されました。 口腔機能低下、歯の喪失がみられた高齢者で主観的認知機能低下のリスクが約3~9%高い 6年間の縦断調査より (東北大) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/ 2021/04/press20210416-02-oral.html 65歳以上の高齢者13,594名を対象に、口腔状態の悪化が認知機能低下のリスクを増加させるのかについて検討しました。6年間の追跡調査の結果、主観的な認知機能低下のリスクが ・嚥下機能が低下した人は、そうでない人より、男性では8.8%ポイント、女性では7.7%ポイント高い ・咀嚼機能が低下した人は、そうでない人より、男性では3.9%ポイント、女性では3.0%ポイント高い ・口腔乾燥感が現れた人は、そうでない人より、男性では2.6%ポイント、女性では6.4%ポイント高い ・歯を喪失した人は、そうでない人より、男性では4.3%ポイント、女性では5.8%ポイント高い ことがわかりました。 (KC 歯の健康は、やはり大事ですね。) 早期母子接触、母子同室、出産直後の授乳は出産後6か月間の母乳栄養による育児と関連する (富山大) https://www.u-toyama.ac.jp/ news-education/23285/ 約80,000人の母親を対象に母乳栄養による育児に関連する要因を探索する研究を実施しました。 その結果、出産直後の授乳、早期母子接触、母子同室と母乳栄養による育児の間には正の関連が見られました。一方、産後6か月以前の託児、妊娠中の喫煙と母乳栄養による育児には負の関連が見られました。 コレステロール類似物質「コレステノン」がピロリ菌に対して抗菌活性を示すことを発見 https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/ medicine/topics/2021/04/19153845.php コレステロールの類似物質であるコレステノンがクラリスロマイシン耐性株も含めたピロリ菌に対して、ピロリ菌の細胞壁成分であるコレステリルα-D-グルコピラノシド(CGL)の生合成を阻害することで抗菌活性を示すことを発見しました。さらに、ピロリ菌を感染させたマウスにコレステノンを混餌投与することで、コレステノンの除菌効果も確認されました。 (KC まだ基礎実験のレベルですが、耐性菌に対しても効果があるなら、有用ですね。) |
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※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 ※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。 会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧 ■制度開始から届出た商品を確認できます。 商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス ■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
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注目の届出 F1008 「「すっきり快腸宣言」生きてる酵母365」 株式会社日健協サービス ・・・・ Saccharomyces cerevisiae NK-1 「本品にはSaccharomyces cerevisiae NK-1が含まれます。Saccharomyces cerevisiae NK-1は腸内環境を整えることで便通を改善する機能が報告されています。」 新規成分 SR(2報)で評価 試験1 20 歳以上 64 歳未満の排便回数が週に 3~5 回の健康な成人 44 名を対象に、重盲検無作為化プラセボ対照並行群間試験。 Saccharomyces cerevisiae NK-1を100億個含むサプリメントタイプの加工食品または、プラセボを1 日 3 回、12 週間摂取させ、排便回数や排便量を測定した結果、 試験品摂取群が、プラセボ品摂取群と比較して、有意に 1 週間当たりの排便日数および 1 日当たりの排便量が増加した(p<0.05)。 Functional Foods in Health and Disease 2018;8(9): 462-471 試験2 20 歳以上 64 歳未満の健康な成人 20 名を対象に、二重盲検無作為化プラセボ対照クロス オーバー試験 Saccharomyces cerevisiae NK-1 を 100 億個含むサプリメントタイプの加工食品又はプラセボを、1 日 3 回、4 週間摂取させ、腸内細菌叢の変化や睡眠の質を測定した結果、試験品摂取群が、プラセボ品摂取群と比較して、有意にビフィズス菌の占有割合が増加し(p<0.05)、Clostridium subcluster XIVa の占有割合が減少した(p<0.05)。 診療と新薬 2020;57: 979-983 作用機序 Saccharomyces cerevisiae NK-1酵母に含まれる食物繊維が、消化内容物の移動を促進させ、排便促進(便通改善)作用を発揮するものと考えられる。また、排便量の増加によって、腸内環境は改善し、1週間当たりの排便日数は増加したと考えられる。 Saccharomyces cerevisiae NK-1 の摂取は、ビフィズス菌を増加させ、腐敗ガスの産生を起こす菌種を減少させたことから腸内環境の改善、すなわち腸内環境を整えたと考えられる。 (KC 酵母で腸内環境を整える製品が登場) F1017 「クマ笹青汁」 株式会社ユニアル・ライフサイエンス ・・・・ クマイザサ由来ホロセルロース 「本品にはクマイザサ由来ホロセルロースが含まれ、便秘傾向の方の便の状態(便の臭い)を整え、お通じ(排便回数)を改善することでお腹の調子を整えます。お腹の調子をすっきり整えたい方に適した食品です。」 新規成分 臨床試験で評価 プラセボ対照ランダム化二重盲検平行群間比較試験 便秘傾向にある20歳以上65歳未満の健常な日本人男女80名を対象に、試験開始日より2週間、一方には被験物質であるクマイザサ粉末を1日、1包、4.2g(クマイザサ由来ホロセルロースとして2.2g含有)を、他方にはプラセボ食品を継続摂取させた結果、主要評価項目である排便回数は、プラセボ食品摂取群と比較して被験食品摂取群が摂取2週間後の変化量で有意な改善を示した。また、副次評価項目である便の臭い及びVASアンケートにおけるお腹の調子は、プラセボ食品摂取群と比較して被験食品摂取群が摂取2週間後の変化量で有意な改善を示した。 Functional Foods in Health and Disease 2019; 9(5): 341-356 |
https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。
あとがき
おはようございます。
今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。
関東地方は、毎朝爽快で均分よく一日のスタートを迎えられる季節になってきました (コロナのマスクさえなければ…)。
またまた明日から緊急事態宣言だそうです。休業要請も伴うようで、生活のしにくい日々が続きそうです。
読者の皆さんは、通常と変わらない仕事が待っていることとは思いますが。
この1年、WEB会議、WEBセミナーが主流となり、以前より忙しくなったような気がします。
「家で仕事ができるのはいいですね。」とよく言われますが、メリハリを持つのが大変だし、次の仕事への切り替えも難しく、移動伴う仕事のやり方のほうが気分転換もできて、個人的には以前の仕事の形態が好きです。なにか仕事している時間が長くなった気もしています。オンラインだと、リアルな対面会議以上に資料を作る必要が生じているようにも感じています。今まで、手を抜いていたと言えば、それまでかもしれません。
それにしても、オリンピックやるのかな?
そろそろ決めて頂かないと、仕事のスケジュールが立てにくくなってきている。
それでは、素敵な週末を。 (KC)
平成30年4月1日 第1号発行