2020年5月23日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第112号:(2020/5/10~5/16)

平成30年4月1日 第1号発行
>>> バックナンバー 一覧 <<<
スポンサーリンク

【注目】


#1 集中力は飽和脂肪の摂取で低下する!?

#2 有機硝酸塩で骨密度は維持できない!?

#3 コーヒーは女性の体脂肪を減らす?

#4 心臓の健康を維持することで認知機能低下を防ぐことができる

#5 大学・研究機関等公表資料より

#6 機能性表示食品届出公表一覧

行政からの通知、取り締まり等

 (517日~523)
 
今週は特になし
 
(健康食品ではあれませんが)
 
5月19日 株式会社メイフラワーに対する景品表示法に基づく措置命令
https://www.caa.go.jp/notice/assets/
representation_200519_01.pdf.pdf

 
消費者庁は、本日、株式会社メイフラワーに対し、同社が供給する「ハンドクリーンジェル(300mL)」と称する商品に係る表示について、景品表示法に違反する行為(優良誤認に該当)が認められたことから、同法の規定に基づき、措置命令を行いました。
 
「ハンドクリーンジェル Hand Cleaning Gel 手指用洗浄ジェル アルコール71%配合」と表示することにより、あたかも、本件商品におけるアルコールの配合割合は、71パーセントであるかのように示す表示をしていたが、実際のアルコールの配合割合は、71パーセントを大幅に下回るものであった。
 
(KC  このコロナ禍で、このような商品を流通させるのは許せませんね。アルコール濃度数%30%だったようです。)


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより



健康食品の健康被害情報(5/175/23) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)
 
5月18日 米国FDAが高濃度の鉛を含む製品の自主回収情報を公表
 
■注意喚起および勧告内容
2020515日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が高濃度の鉛を含む製品「Watermelon CBD oil tincture (右記写真:米国FDAウェブページより加工転載) (バッチ No. 730、ロット No. K018) の自主回収情報を公表。
 
■解説
当該製品は不安の緩和、痛みの軽減、安らかな睡眠、ストレス軽減などを謳って販売およびサンプル配布されていたが、フロリダ州による買上調査にて当該ロットの製品から高濃度の鉛が検出されたため、業者 (Summitt Labs) による自主回収が実施されている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。
 
 
519日 米国FDAFTCが新型コロナウイルス対策に関連した虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2020514日、15日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) FTC (Federal Trade Commission) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽の宣伝を行う4社の製品に注意喚起。業社に表示改善、販売停止または再発防止策の提示を要求した。
 
ブランド名:benjaminmcevoy.com
製品:ダイエタリーサプリメント

ブランド名:White Eagle Native Herbs
製品:ハーブ製品

ブランド名:The Golden Road Kratom
製品:kratom製品

ブランド名:Noetic Nutraceuticals
製品:カンナビジオール (CBD) 製品
 
■解説
当該製品は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽に謳って販売されていた。米国ではFDAの承認なくCOVID-19への有効性を表示して販売することは違法として、業者に改善するよう警告した。
製品の中には、米国FDAが以前使用によって痙攣発作、肝障害など様々な健康障害を生じる可能性や中毒性を指摘し、注意喚起したkratom (クラトム、別名:アヘンボク、学名:Mitragyna speciosa) 製品も含まれている。日本ではkratom (省令名:ミトラガイナ スペシオーサ) およびこれに含まれる2物質 (7-Hydroxymitragynine Mitragynine) が指定薬物とされている 
現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害については不明であるが、FDAは消費者に対して、健康被害を受ける可能性があることから、COVID-19の予防や治療、症状緩和などを標榜する製品には十分に注意するよう注意喚起している。
https://www.fda.gov/consumers/
health-fraud-scams/fraudulent-coronavirus
-disease-2019-covid-19-products

 
クラトム (kratom)
タイ、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニアに自生する植物Mitragyna speciosaの通称 (別名:アヘンボク) 。痛みやうつの改善など様々な効果を謳って販売されているが、利用により痙攣発作、肝障害などの重篤な病態を含む様々な健康影響を生じるリスクがあり、死亡事例も報告されている。
日本ではKratom (省令名:ミトラガイナ スペシオーサ、ミトラガイナ属に属する他の種との交雑種を含み、直ちに人の身体に使用可能な形状のもの) およびこれに含まれる2物質 (7-HydroxymitragynineMitragynine) が指定薬物とされている。
 
 
520日 オーストラリアTGAがセンシンレン (Andrographis paniculata) を含む製品について注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2020520日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods Administration) が、センシンレン (Andrographis) を含む製品の摂取による味覚障害リスクについて注意喚起。
 
■解説
オーストラリアTGAは、センシンレン (Andrographis) 摂取との関連が疑われる味覚障害の報告が、2019年半ば以降に増加したことを公表した。
センシンレンは、オーストラリアの低リスク医薬品での使用が許可されているハーブ成分であり、インドや中国でも「軽度の発熱」「風邪」「のどの痛み」などに一般的に使用されている。日本国内では、「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される。
オーストラリアTGAは、味覚障害はCOVID-19を含め重篤な疾患の兆候であることから、症状を生じた場合には、すぐに使用を中止して医療機関を受診するよう注意喚起している。
なお、センシンレンはアナフィラキシーを含むアレルギー症状発症のリスクがあるとして、以前オーストラリアTGAから注意喚起が出されている。
https://www.tga.gov.au/alert/
andrographis-paniculata

 
センシンレン (Andrographis paniculata)
発熱、風邪の諸症状、のどの痛み、胃腸の不調や下痢などに対する効果を謳って使用されるハーブで、アーユルベーダ製品や中国伝統医薬品としても知られている。センシンレンを含む製品は豪州医療製品リスト (Australian Register of Therapeutic Goods (ARTG) ) にも登録されており、現在のところ、オーストラリア国内においてセンシンレンの医薬品への利用に関する規制および注意喚起表示の義務はない。
日本では、センシンレンの葉は「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に該当。
 
 
522日 米国FDAFTCが新型コロナウイルス対策に関連した虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2020520日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) FTC (Federal Trade Commission) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽の宣伝を行う2社の製品に注意喚起。宣伝を行ったAmazonアフィリエイトに広告を中止するよう警告した。
 
ブランド名:Life Unlearned, LLC
製品:ビタミンD製品

ブランド名:SpiceTac
製品:ビタミンC製品
 
■解説
当該製品は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽を謳って販売されていた。FDAは当該製品の広告収入を得ているAmazonアフィリエイトに対し、広告を中止するよう要求した。
現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害については不明であるが、FDAは消費者に対して、COVID-19の予防や治療、症状緩和などを標榜する製品には十分に注意するよう注意喚起している。
https://www.fda.gov/consumers/
health-fraud-scams/fraudulent-coronavirus
-disease-2019-covid-19-products

 
 
素材情報データベースから
 
<![if !supportLists]>    <![endif]>「マグネシウム」危険情報:被害事例
神経性食欲不振症の既往歴がある28歳女性 (日本) が、自己誘発性嘔吐の代わりにマグネシウム50200/ (酸化マグネシウム16.7 g66.7 g/) 3ヶ月間摂取したところ、鉄欠乏性貧血を呈した。クエン酸第一鉄ナトリウム50 mgにて9ヶ月間治療するも回復せず、マグネシウムの摂取中止と含糖酸化鉄の静脈内投与により回復した。退院後、クエン酸第一鉄ナトリウム100 mg/日の処方で安定していたが、マグネシウムの過剰摂取を再開したところ再度ヘモグロビン値が低下した
Biopsychosoc Med. 2019; 13: 18.
 
 
新型コロナウイルス 感染予防に効果ある?
https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/detail.php?no=2142
 
520日 21. 緑茶 (浸出液)
緑茶 が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対して効果があるように謳う宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。
 
同じウイルス性感染症であるインフルエンザの予防に対する効果を検討した論文を検索したところ、緑茶カプセルの摂取により風邪やインフルエンザの発症率低下、症状の持続期間の短縮が認められたとする論文が1報見つかりましたが、緑茶を飲むことによる予防効果を検討した論文は見つかりませんでした。
 
このように、現時点では、インフルエンザやウイルス性呼吸器感染症に対して「緑茶が効く」といえる十分な情報は見当たりません。新型コロナウイルス感染症に対して検討した論文も見当たりませんので、情報の拡大解釈にはご注意ください。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/
detail.php?no=2160

 
521日 22. カテキン (緑茶などの成分)
カテキンが新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対して効果があるように謳う宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。
 
同じウイルス性感染症であるインフルエンザの予防に対する効果を検討した論文を検索したところ、健康な労働者200名(2169歳)を対象とした試験が1報見つかりました。この報告によると、カテキンとテアニンの摂取によりインフルエンザの発症率低下、摂取開始から発症までの期間延長が認められましたが、ウイルス抗原検査によるインフルエンザ感染率には影響が認められませんでした。
 
現時点では、カテキンの効果を検討しているのはこの1報のみで、摂取する量や期間、摂取する対象者によっても効果は異なることが考えられるため、インフルエンザやウイルス性呼吸器感染症に対して「カテキンが効く」といえる十分な情報とは言えません。新型コロナウイルス感染症に対して検討した論文も見当たりませんので、情報の拡大解釈にはご注意ください。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/
detail.php?no=2161


患者さんとの会話のための話題提供



LINK de DIETより

#1
集中力は飽和脂肪の摂取で低下する!?


飽和脂肪の多い食事を1回摂取するだけで、我々の集中力は低下するようだ、という米国オハイオ州立大学からの研究報告。
研究チームは、51名の女性を対象に、飽和脂肪の豊富な食事または脂肪分をひまわり油(不飽和脂肪が豊富)に置き換えた食事のどちらかを摂取後の注意力を検査した。
その結果、飽和脂肪食を食べた後は、不飽和脂肪食を食べた後に比べて、検査成績が悪化したという。
 
研究チームはまた、リーキーガット(漏出性腸)と呼ばれる病態が結果に影響を与えたかどうかを調べたところ、血流中に腸内細菌が入り易いリーキーガット女性は、どちらの食事を食べても注意力検査のパフォーマンスが低下したことを発見した。
ただ1回の食事で集中力がいかに低下するかに、研究者は目を見張ったという。
 
「ヒマワリ油には飽和脂肪は少ないが、もちろん脂肪が多い。用いたどちらの食事も高脂肪食であり潜在的な問題があるため、低脂肪食と比較するとさらに差が大きくなる可能性があるだろう」と筆頭研究者のアネリス・マディソンは述べている。
https://academic.oup.com/ajcn/
advance-article-abstract/doi/10.1093/ajcn/
nqaa085/5835679?redirectedFrom=fulltext

#2

有機硝酸塩で骨密度は維持できない!?


有機硝酸塩には閉経後女性の骨密度を改善する効果はみられなかった、というランダム化プラセボ(偽薬)対照臨床試験。ニュージーランド・オークランド大学からの報告。
研究チームは、3種類の硝酸塩製品と2種類の異なる用量を用いて、閉経後女性240名を対象に、ランダムに5つの異なる治療グループまたはプラセボ群に割りつけ12カ月の介入を実施したが、測定したどの部位の骨密度にも統計的に有意差はみられず、骨代謝マーカーにも差がなかった
88名(27%)の女性が導入期に離脱したが、その大部分が硝酸塩誘発性頭痛によるものだった。
 
「有機硝酸塩は閉経後の女性の骨密度または骨代謝回転に臨床上の効果がなく、忍容性が低かった。これらの結果は、骨密度および骨代謝回転に対する硝酸塩の大きなプラスの影響を報告している以前の臨床研究の妥当性に疑問を投げかける。」と研究チームは結論付けている。
https://asbmr.onlinelibrary.wiley.com/doi/
abs/10.1002/jbmr.3982

#3

コーヒーは女性の体脂肪を減らす?


12-3杯のコーヒーを飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べて、体脂肪や腹部脂肪が少ない傾向があるようだ、という英国アングリアラスキン大学からの研究報告。
研究チームは、米国の国民健康・栄養調査(NHANES)のデータを使用して、コーヒー摂取量と体脂肪率および腹部脂肪の関係について解析した。
その結果、20-44歳で、12-3杯のコーヒーを飲む女性が最も脂肪が少ないことが明らかになったという。まったくコーヒーを飲まない女性に比べて、平均3.4%低かった。45-69歳の女性の場合には、14杯以上のコーヒーを飲む女性で、飲まない女性に比べて、脂肪が4.1%低かった
 
全年齢の女性の平均では、12-3杯のコーヒーを飲む女性は、飲まない女性に比べて、体脂肪率が2.8%低かったという。
 
コーヒーはカフェイン入りでもカフェイン抜きでも同じ効果がみられた。喫煙者にも非喫煙者にも同様にみられた。慢性疾患のある女性も健康な女性と同様にみられた。
男性の場合には効果はあまり顕著ではなかった。20-44歳の男性で、12-3杯のコーヒーを飲む者は、飲まない者に比べて、体脂肪が1.3%低く、腹部脂肪が1.8%低かったという。
https://academic.oup.com/jn/
advance-article-abstract/doi/10.1093/jn/nxaa121
/5828319?redirectedFrom=fulltext

#4

心臓の健康を維持することで認知機能低下を防ぐことができる


心血管疾患の発症リスクが高い人は、認知機能の低下、アルツハイマー病の典型的な指標の上昇がみられるようだ、という中国・天津医科大学からの研究報告。

研究チームは、ラッシュ記憶加齢プロジェクトの参加者1,588名を21年追跡調査した。参加者の平均年齢は79.5歳だった。研究開始時に、フラミンガム一般心血管リスクスコア(FGCRS)で評価し、心血管リスクに応じて低・中・高の3群に分けた。

毎年、19の検査を使用して、エピソード記憶、意味記憶、作業記憶、視空間認知、知覚速度を評価し、複合スコアを算出した。
 
研究終了時、研究チームは、心血管リスクが高いほど、エピソード記憶、作業記憶、知覚速度の低下が速いことを発見したという。また、患者の一部のMRIデータを調べたところ、FGCRSが高いほど、海馬、皮質灰白質、脳全体の容積が少ないことがわかったという。海馬と灰白質の減少はアルツハイマー型認知症関連の神経変性の典型的な指標である。MRIはまた、白質高信号という脳の機能低下につながる白点が増加することも示した。
https://www.onlinejacc.org/content/75/20/2525


先週の健康・健康食品関連情報

(517日~523)
 
行政公表資料より
 
特になし


大学・研究機関等公表資料より



腸内細菌が代謝する物質(代謝産物)と認知症が関連することを見出しました
特に糞便中の乳酸は認知症において低値を示しました (国立寿医療研究センター)
https://www.ncgg.go.jp/hospital/
monowasure/news/20200518.html

 
これまでの研究から、認知機能と腸内細菌は強く関連することが分かりました。

しかし、腸内細菌がなぜ認知機能と関連するのか、という機序は未解明でした。

そこで、今回の研究では、糞便に含まれる腸内細菌の代謝産物を測定しました。

その結果、腸内細菌の代謝産物は認知機能と強く関連していました。

特に、認知症において糞便中の乳酸値が低下していました。

腸内細菌の代謝産物を評価することが、認知症予測の助になるかもしれません。
 
 
日本人における高齢者入院患者の疾患の特徴を明らかに
全国の診療データベースを用いた大規模疫学解析を実施 (順天堂大)
https://www.juntendo.ac.jp/albums/
abm.php?f=abm00032143.pdf&n=
NewsRelease+Scientific+Reports+
20200519.pdf

 
日本人におけるDPC病院入院患者(高齢者)の有病率と疾患の併存状況を明らかにしました。高齢者の急性期入院の有病率は、年齢の推移とともにがんが減少していく一方で循環器疾患や脳血管障害などが増加傾向にあり、超高齢者(本研究では85歳以上と定義する)では肺炎が増加してくることが明らかになりました。
 
 
生活習慣病に睡眠時無呼吸症候群がひそむことを解明
アジア最大資料数のながはまコホートより (京都大学)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/
research_results/2020/documents/
200513_3/01.pdf

 
肥満も生活習慣病もない人、生活習慣病だけある人、肥満だけある人、肥満も生活習慣病もある人の順に、治療が必要となるSASの頻度が高くなりました。これまで肥満がとりわけSASとの関連において注目されていましたが、肥満がなくても生活習慣病があれば中等症以上のSASに注意する必要があることがわかりました。



先週のトクホ・機能性表示食品情報

特定保健用食品

今週はなし


機能性表示食品届出公表

【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。


今週はなし


あとがき



今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。
関東地方と北海道も来週には、緊急事態宣言が解除されそうです。もう少しの辛抱です。
 
さて、今週は、機能性表示食品の届出公表もなく、ボリュウムがずいぶんと小さくなっています。
来月からは、食品衛生法の指定成分含有食品の取り扱いもスタートします。今年はコロナ禍が無ければ、夏の一斉取り締まりは、栄養成分表示と指定成分含有食品の表示の監視が一つの課題だったと思いますが、今年の一斉取り締まりはないかもしれません。
お役所もテレワークがおおく、種々の仕事でかなり遅れが出ています。年内に遅れを取り戻せるかもわかりません。
 
展示会、講習会、学会等は、いつになったら、集合開催になるのでしょうか。
どこかが勇気をもって口火を切らないと、だらだらの開催が延期、中止がつづき、来年春まで開催できないような情勢にもなりそうです。
秋に開催の学会も、中止やWEB開催の報告が目立ちは始めました。来年の今頃には、全く依然と変わらなくなるのでしょうか、だんだん以前のような日常には戻れないのではというような不安さえ覚えます。
 
まずは、全国の非常事態宣言解除、営業自粛・移動自粛が解除、各種イベントの自粛が、早く解除されることを祈念いたします。
 
では、素敵な週末を。 (KC)

平成30年4月1日 第1号発行