平成30年4月1日 第1号発行
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【注目】 #1 2-3キロの減量でも糖尿病リスクは約半減 #2 炎症性食品を避ければ心臓病のリスクが下がる? #3 ビタミンDとオメガ3は活発な高齢者の健康強化に役立つ? #4 - #5 大学・研究機関等公表資料より #6 機能性表示食品届出公表一覧 |
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行政からの通知、取り締まり等 |
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先週の行政の動き (11月15日~11月21日) 11月6日更新 健康食品の危害 (国民生活センター PIONET) http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/ data/hf_harm.html 健康食品に関連した危害情報が急増しています。スマートフォンからサプリメントを定期購入で申し込んだが、摂取後に体調不良が生じたため解約を申し出たが、拒否されて不満であるなどの定期購入に関する相談が多く見られます。特に、消化器傷害、皮膚障害、その他の症状に関する相談が目立ちます。 年度 相談件数 2017 1,851 2018 1,800 2019 3,926 2020 2,230 (前年同期 1,205) 相談件数は2020年9月30日現在 (消費生活センター等からの経由相談は含まれていません) 最近の事例 ・消化器障害に関する相談 高麗人参のサプリメントを注文し、服用したところ、倦怠感におそわれたので病院で診察を受け、肝機能が低下していることがわかった。さらに、注文していないのに同じサプリメントが追加で届き、返品も受けてもらえず困っている。 定期購入でお試し価格のダイエットサプリメントを注文したが、1袋を飲んだところ、下痢が続き体調を崩してしまった。解約保証期間を過ぎていたが、いつでも解約できると記載があったので解約を申し出ると、高額な解約料を請求され納得できない。 ・皮膚障害に関する相談 インターネットの広告を見てサプリメントを注文し、飲んだところ蕁麻疹(じんましん)が出たため受診した。飲み続けられないので解約したいと申し出たが、すでに送っている2回目までは購入するように言われた。 ・その他の症状 インターネットで定期購入の生酵素サプリメントを申し込んだが、喉がイガイガするなどアレルギー症状が出て飲めないので解約したい。 ・かきエキスなど亜鉛含有の健康食品を2種類服用していたら、めまいに悩まされるようになった。亜鉛の過常設取は貧血になるらしいが、1種には亜鉛の含有量の記載がない。 (KC 昨年度も、例年の2倍と多かったですが、今年度はそれを上回るペースです。事例を見ると、定期購入がらみが多いようです。) 11月18日 医薬品成分を含有する製品の発見について(東京都) https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/ hodohappyo/press/2020/11/18/15.html 都では、いわゆる健康食品による健康被害発生の未然防止のため、インターネット等で販売等される製品の調査及び成分検査を行っています。 今般、以下の2製品の成分検査を行ったところ、いずれも医薬品成分である「タダラフィル」が検出されました。 製品表示内容 商品名:Royal Honey VIP 名称: 原材料:邦文表示なし 製造(輸入)者:邦文表示なし BATCH NUMBER等: BATCH NUMBER:200210 MFG.DATE:FEB 2020 EXP.DATE:FEB 2023 Nett Weight 10グラム 購入先 インターネットサイト 形状 液体 検出成分 1袋中「タダラフィル」を42ミリグラム検出 製品表示内容 商品名(名称):BLUE 69 MODE 名称:邦文表示なし 原材料:アルギニンHCL、高麗人参エキス、黒コショウ抽出エキス、ジンジャー抽出物、グルコノラクトン 製造(輸入)者:邦文表示なし 賞味期限:邦文表示なし その他:「医薬部外品」との記載あり 購入先 インターネットサイト 形状 カプセル 検出成分 1カプセル中「タダラフィル」を24ミリグラム検出 11月20日 特定商取引法違反の連鎖販売業者(ARIIX Japan合同会社)に対する取引等停止命令(9か月)及び指示並びに当該業者の業務執行社員の職務執行者に対する業務禁止命令(9か月) https://www.caa.go.jp/notice/assets/ consumer_transaction_cms 203_201120_01.pdf 消費者庁は、「ニュートリファイ」等と称する栄養補助食品、「ジョヴェイ」等と称する化粧品、「ピュリティ」と称する空気清浄機等の一連の自社商品を販売する連鎖販売業者であるARIIX Japan合同会社に対し、令和2年11月19日、特定商取引に関する法律第39条第1項の規定に基づき、令和2年11月20日から令和3年8月19日までの9か月間、連鎖販売取引に係る取引の一部等(勧誘(勧誘者に行わせることも含みます。申込受付も同じ。)、申込受付及び契約締結)を停止するよう命じました。 特定商取引法の規定に違反又は該当する行為 (1)氏名等の明示義務に違反する行為(統括者の名称、勧誘目的及び商品の種類の不明示) (2)書面の交付義務に違反する行為(不交付) (3)迷惑勧誘 (KC 学生とか若者に対する勧誘でトラブルがあるというような噂は以前から聞こえてきていましたが、9か月の業務停止というのは、かなり重症の違反という判断ですね。) |
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健康食品の健康被害情報(11/15~11/21) 国立健康栄養研究所HPより (外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません) 11月17日 香港衛生署が医薬品成分 (シブトラミン) を含む製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2020年11月12日、香港衛生署 (Department of Health) が医薬品成分 (シブトラミン) を含む製品「KiMiSo Dark Chocolate」に注意喚起。香港衛生署は当該製品を購入・使用しないように勧告。 ■解説 これは、香港衛生署による買上調査で判明した事例。痩身効果を標榜してインターネットで販売されていた当該製品を分析したところ、医薬品成分であるシブトラミンが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。なお、当該製品は以前にも医薬品成分の混入が報告されている。 https://www.info.gov.hk/gia/general/ 202011/12/P2020111200619.htm 参考 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail4383.html 11月17日 カナダ保健省が過剰量のミネラルを含む製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2020年11月14日、カナダ保健省 (Health Canada) が過剰量のミネラルを含む製品「Isalean Whole Blend plant-based shake Banana Bread Flavour」の自主回収情報を公表。カナダ保健省は当該製品を摂取しないように勧告。 ■解説 当該製品はインターネット等で販売されていたが、カナダ食品検査庁による検査で、過剰量のミネラル (詳細不明) が含まれていることが判明し、UPC:380102166、ロットNo. 099409820 (賞味期限:2021年9月) 、ロットNo. 109401320 (賞味期限:2021年10月) 、ロットNo. 109401420 (賞味期限:2021年10月) の製品を対象に、業者 (Isagenix International LLC社) による自主回収が実施されている。現在のところ、当該製品との関連が疑われる健康被害については報告されていない。 https://healthycanadians.gc.ca/ recall-alert-rappel-avis/inspection/ 2020/74333r-eng.php なお、同社の販売するIsagenixブランドの他の製品において、過剰量のビタミン含有のため自主回収が実施されている 。 (先週のメルマガ参照) https://healthycanadians.gc.ca/ recall-alert-rappel-avis/inspection/ 2020/74333r-eng.php 11月20日 米国FDAが医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2020年11月18日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む製品「Livtone」に注意喚起。米国FDAは当該製品を購入・使用しないように勧告。 ■解説 これは、米国FDAによる調査で判明した事例。痩身を謳って海外から通信販売されていた当該製品を分析したところ、医薬品成分であるシブトラミン、フルオキセチンが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。 https://www.fda.gov/drugs/ medication-health-fraud/public-notification -livtone-contains-hidden-drug-ingredients 健康食品の素材情報より素材情報より 新規収載 11月17日 ●「小麦ふすま」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail4431.html ●「海苔オリゴペプチド」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail4432.html ●「清酒酵母」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail4433.html |
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#1 ①2-3キロの減量でも糖尿病リスクは約半減 |
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体重を2-3kg減らし、身体活動を増やして生活習慣を健康的に変えることで、2型糖尿病リスクは約半分に減ったという。英・ノーフォークアンドノーウィッチ大学病院などが糖尿病予備軍の1,000人以上を対象に行った研究。 この研究は、過去30年間で世界最大の糖尿病予防研究である「ノーフォーク糖尿病予防研究(NDPS)」の一環で、8年間に渡り実施され、対象者は2型糖尿病を発症するリスクが高い、糖尿病前症(糖尿病予備軍)の1,000人以上であった。 結果として、2-3kg減量し、2年間身体活動を増やすなど、適切なライフスタイルの変更を支援することにより、糖尿病前症の人が2型糖尿病に移行するリスクが40-47%減少することが明らかになった。 本研究では、簡単な生活習慣の介入をテストしたのだが、これは生活習慣を少し変えるのに役立つとともに、適度な体重減少と身体活動の増加につながった。 重要なことに、これらの良い変化は2年以上持続し、体重のリバウンドは起きなかった。 これらの調査結果は、「現実の」生活習慣プログラムが、2型糖尿病のリスクを軽減するのに実際に役立つ可能性を示しているため重要だ。 従来の研究では、糖尿病前症の参加者のさまざまなグループに対し、非常に集中的で高コストの介入が行われてきたが、実際のグループに対する介入が2型糖尿病のリスクを軽減することが示されたのは今回が初めてだという。 対象者が実行しやすく、かつ継続性も高いこの介入方法について、様々な研究者が希望の見える結果だと述べている。 https://jamanetwork.com/journals/ jamainternalmedicine/article-abstract/ 2772239 |
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#2 ②炎症性食品を避ければ心臓病のリスクが下がる? |
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加工肉や加糖飲料など体内炎症を促進する傾向の高い食品を避けることで、心臓病と野卒中のリスクは大きく低下するようだ、という米国ハーバード大学からの研究報告。 慢性炎症は、心臓病や脳卒中の発症に重要な役割を果たすことが示されている。インターロイキン、ケモカイン、接着分子などの特定の炎症性バイオマーカーは、アテローム性動脈硬化症の初期段階と後期段階に関連している。 これまでの研究から、食事が体内炎症レベルに影響を及ぼすことが示唆されており、地中海式食生活のような健康的な食事パターンにおいては、いくつかの炎症性バイオマーカーのレベルが低く、心臓病リスクが低いことが示されているが、炎症誘発性の食事を長期に続けた場合に心臓病および脳卒中のリスクが高まるかどうかはよくわかっていなかったという。 研究チームは、1986年から始まった米国の大規模疫学調査(看護師研究IおよびIIの女性、医療専門職追跡調査の男性)の最大32年間におよぶ追跡調査からの、21万人を超えるデータを解析した。 BMI、身体活動、心臓病の家族歴、総合ビタミン剤の使用など種々の関連因子を調整した結果、炎症性の食品(赤肉、加工肉、精製穀物、加糖飲料など)を最も多く摂取した者は、最も抗炎症性の食品を多く摂取した者に比べて、心臓病のリスクが46%高く、脳卒中のリスクも28%高いことが明らかになった。 研究チームでは、体内炎症と戦うのに役立つ抗酸化物質と食物繊維を豊富に含む食品として、緑の葉物野菜(ケール、ホウレンソウ、キャベツ、ルッコラ)、黄色野菜(カボチャ、黄ピーマン、豆、ニンジン)、全粒穀物、コーヒー、茶の摂取を推奨するとともに、加工された赤肉や内臓肉、糖類、精製穀物、揚げもの、ソーダ類の摂取を制限することを提案している。 https://www.sciencedirect.com/science/article/ abs/pii/S0735109720371904?via%3Dihub |
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#3 ③ビタミンDとオメガ3は活発な高齢者の健康強化に役立つ? |
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ビタミンDとオメガ-3系脂肪酸の補給は、アクティブな高齢者の骨の健康、記憶、筋肉機能に影響を及ぼさないが、一部の者の感染症のリスクを減らし血圧を下げる効果はあるかもしれない、というスイス・チューリッヒ大学などからの研究報告。 研究チームは、自宅で暮らし重要な既存の疾患がない70歳以上の健康な男女2,157名を対象に検討を行った。参加者の約半数はスイス在住で、次いでオーストリア、ドイツ、フランス、ポルトガルが多かった。 参加者は、ランダムに8つのグループに分けられ、各グループは、以下の条件をまったく受けないか、1-3つ割り当てられた。1.オメガ-3系脂肪酸(1日1g)、2.ビタミンD(1日2,000IU)、3.簡単なホームエクササイズプログラム。対照グループは、プラセボ(偽薬)が与えられ、関節の柔軟性に焦点を当てたエクササイズを指導された。 研究の3年間、1年ごとに参加者は7つある欧州トライアルセンターを訪問し、健康状態などが調べられた。また3か月ごとに電話調査を受けた。 解析の結果、研究チームは、ビタミンDとオメガ-3経脂肪酸は、骨の健康、記憶、筋肉機能に影響を及ぼさないことが明らかになったという。 オメガ-3系脂肪酸は、感染リスクを11%低下させた。特に上気道感染症(10%)、尿路感染症(62%)に有効だったという。他方、ビタミンDは、男性の収縮期血圧を2.5 mmHg低下させ、より若い参加者(70-74歳)の感染リスクを16%低下させた。しかしこれらはどれも有意な結果ではなかった。 研究チームでは、骨の健康、筋肉機能、記憶への影響がみられなかったのは、参加者の健康状態が比較的良好であり、ほとんどの人が定期的に運動しているためだろう、とみている。 https://jamanetwork.com/journals/jama/ article-abstract/2772758 |
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先週の健康・健康食品関連情報(11月15日~11月21日) |
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腸内細菌がいなくなると睡眠パターンが乱れる (筑波大) http://www.tsukuba.ac.jp/ attention-research/p202011171400.html 腸内代謝状態を知るため、盲腸内容物のメタボローム解析を行ったところ、腸内細菌叢除去マウスでは、正常なマウスと比較して神経伝達物質合成に関係するアミノ酸の代謝経路に有意な変動が認められました。特に、ビタミンB6が有意に減少し、神経機能を調節するセロトニンが枯渇していました。一方で、神経細胞の活動を抑えるグリシンとγアミノ酪酸(GABA)には有意な増加が認められました。 (KC マウスの実験ではありますが、益々腸内細菌の重要伊勢が謳われそうですね。) 全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について 5年生存率、10年生存率データ更新 グラフデータベースKapWeb更新 (国立がん研究センター) https://www.ncc.go.jp/jp/information/ pr_release/2020/1119/index.html 部位別5年生存率について、2010年から2012年に診断治療を行った148,226症例を集計。 2010年から2012年症例、全部位の5年相対生存率は68.6%(前回、2009年から2011年症例68.4%)。 部位別10年生存率について、2004年から2007年に診断治療を行った94,392症例を集計。 2004年から2007年症例、全部位の10年相対生存率は58.3%(前回、2003年から2006年症例57.2%) 妊娠中の血中鉛濃度と出生児体格との関連について 子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査) (国立環境研究所) http://www.nies.go.jp/whatsnew/ 20201117-2/20201117-2.html エコチル調査の約2万人の妊婦の血中鉛濃度と、新生児の体格(体重、身長、頭囲)との関連について解析しました。その結果、わずかですが出生体重の減少が認められました。また、血中鉛濃度が高くなるにつれて、SGA(在胎週数に見合う標準的出生体重に比して小さい)や低出生体重(在胎週数によらず、出生時体重が2,500g未満)で生まれる児が、わずかに多かったことがわかりました。 歯周病原細菌の感染が骨格筋の代謝異常を引き起こす 歯周病がサルコペニアの病態悪化に寄与している可能性を示唆 (東京医科歯科大) http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/ kouhou/20201117-1.pdf メタボリックシンドローム症候群の患者では骨格筋脂肪化マーカーと、歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalis(Pg)の血清抗体価が有意に相関していることを明らかにしました。 Pg を投与したマウスでは骨格筋の炎症関連遺伝子群が上昇、脂肪化の亢進、インスリンシグナル の低下とともに糖の取り込みが阻害されており、骨格筋の代謝異常を引き起こすことを見出しました。 歯周病の予防・治療が、メタボリックシンドロームおよびサルコペニア(筋量低下)を防止し、健康寿命の延伸へとつながる可能性を示す。 (KC 歯周病は、単なる口の病というだけではなさそうです。口腔ケア、益々重要度が上がりそうです。) |
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※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 ※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。 会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧 ■制度開始から届出た商品を確認できます。 商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス ■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
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届出撤回情報 2020年11月10日付け B353 「1食分の食物繊維 ごぼうの豆乳ポタージュ」 日本水産株式会社 ・・・・ EPA・DHA 撤回理由 「商品発売の予定がなくなったため」 2020年11月13日付け B448 「ササニンゴールド」 株式会社白寿生科学研究所 ・・・・ 低分子化ライチポリフェノール 撤回理由 「生産終了のため(新規届出商品「ササニンゴールド8910」への切替)」 C170 「メモリーフ」 日清ファルマ株式会社・・・・ イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトン 撤回理由 「販売見込みがないため。」 |
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「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから YouTube チャンネル名「サプリ情報」 F513 「森永ビヒダスヨーグルト KF(ケーエフ)」 他1製品 森永乳業株式会社 ・・・・ ビフィズス菌BB536 「本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する機能や、大腸の腸内環境を改善し、腸の調子を整える機能が報告されています。」 新機能 SR(4報)で評価 ① ビフィズス菌BB536 を発酵乳の形態で 40 億個/日投与した研究(摂取期間14週 計40名)では、花粉飛散期の鼻の症状に関する中程度以上(0-28 の評価スケールのうちスコア 8 以上)の自覚症状の発現頻度を、一般化推定方程式(GEE)による背景調整済みオッズ比(OR)として評価した結果、統計学的有意差は見られなかったが、鼻のかゆみ、鼻水、鼻づまりに関するオッズ比は、0.34~0.52 と 1 以下を示した。 J Investig Allergol Clin Immunol. 2006; 16(2): 86-93. ② ビフィズス菌 BB536 を粉末の形態で 1000 億個/日投与した研究(13週間摂取 計44名)では、Medical score 値を用いて鼻の自覚症状が評価した結果、ビフィズス菌 BB536 の摂取により、鼻のかゆみ、鼻水、鼻づまり、くしゃみのいずれにおいても BB536 摂取群でプラセボ摂取群と比べてスコア値の有意な低下が見られ、各症状の合計スコアについても BB536 摂取による有意な低下が見られた。 Clin Exp Allergy. 2006;36(11): 1425-1435. ③ ビフィズス菌 BB536 を粉末の形態で 1000 億個/日投与した研究(4週間摂取 計24名)では、花粉暴露中(4 時間)の自覚症状(即時症状)と花粉暴露後5日間の自覚症状(遅発症状)を調査し、自覚症状スコアの曲線下面積で評価した結果、花粉暴露中・暴露後については、鼻症状のスコア値に有意差は見られなかったものの、生活支障度に関して軽減が見られた。 Allergol Int.2007; 56(1):67-75. ④ ビフィズス菌 BB536 を発酵乳の形態で 40 億個/日投与した研究(8週間摂取 計40名)では、鼻の不快感を Nasal Symptom-Medication Score を用いて評価しており、摂取前を基準とした前後比は、BB536 摂取群でプラセボ摂取群と比べて摂取開始 7 週目で有意に低下することが示された。 Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療) 2020;48:1049‒55 ①~④まで全て、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験。全て日本人を対象とした試験 作用機序 ビフィズス菌 BB536 の摂取は、免疫バランスを調節しアレルギー反応を軽減する。また、ビフィズス菌BB536 の摂取は、不快感の発生に関連する腸内細菌を抑制するなど、腸内菌叢を調節することでアレルギー反応を軽減する。 (KC 従来は、「腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能」「腸内フローラを良好にし、便通を改善する(排便回数を増やす)機能」の届出でした。) |
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おはようございます。 今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。 3連休は、外に出ないでくださいとなかなか言いにくい状況なのでしょうか。 感染するもしないも、重症化するもしないも、もちろん自らの責任であり、とやかく言う必要はないのかもしれませんが、GoToナントカだけは、そろそろ終止符を打っても良いのではと思ってしまいます。 先日、神宮外苑のイチョウ並木を散歩してきましたが、今年は少し早かったせいもありますが、緑の葉もまだだいぶ残っていました。ただ、一方で半分以上葉が落ちているものもあり、いつもであればすべてが黄金色に輝くイメージだったのですが、ちょっと残念でした。 来週も、またアポの合間を縫って、都内の公園を散歩したいと思っています。今なら、まだ紅葉と秋バラと同時に見られるところがあるかもしれません。 では、素敵な3連休を。 (KC) |
平成30年4月1日 第1号発行