平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等 |
先週の行政の動き (7月21日~7月27日)
7月25日 とろみ調整用食品の粘度等に係る試験方法の室間妥当性確認事業報告書 (消費者庁) https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/ information/research/2018/pdf/ information_research_2018_190725_0001.pdf 本報告書は、消費者庁の委託を受け、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が確認事業を実施し、取りまとめたものです。 特別用途食品 (とろみ調整用食品) の粘度等の測定方法は、特別用途食品の表示許可等について (平成29年10月30日消食表第529号最終改正:平成30年8月8日消食表第 403 号) に記載されているが、複数の解釈が可能な記載があり、試験結果に機関間の差が生じる可能性を否定できない状況であったため、試験方法の妥当性を確認した。 (KC この報告書をもとに、試験法が変更されることになるかと思います。) 行政ではないですが 7月23日 「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の策定に向けた取り組みを開始!(日健栄協) http://www.jhnfa.org/news-0237.html 「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の2020年度早々の運用開始を目指して、協議会設立準備委員会や表示連絡会などの準備を進めてまいります。 |
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健康食品の健康被害情報(7/21~7/27) 国立健康栄養研究所HPより |
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)
7月24日 カナダ保健省が未承認製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2019年7月22日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の10製品 (下記の一覧参照) に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。 製品名:関連成分
Black
Dragon Extreme 15K ヨヒンベ
Black Panther 200K ヨヒンベ Hard Rock 3800 ヨヒンベ Libigrow XXXtreme 200K ヨヒンベ Super Panther 7k ヨヒンベ Man Power タダラフィル Spanish Fly 20,000 タダラフィル VITA-X Revitalizing Capsules シルデナフィル Premium Pro Power 3500 ヨヒンベ、シルデナフィル Rush Hour 72 シルデナフィル、タダラフィル、デスメチルカルボデナフィル、ジチオデスメチルカルボデナフィル ■解説 性機能改善を標榜して店舗で販売されていた当該製品は、医薬品成分の表示または過去に違反製品として摘発された製品と類似しているなどの理由により、カナダ保健省により押収された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。 https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert- rappel-avis/hc-sc/2019/70171a-eng.php ヨヒンビン (yohimbine) ヨヒンベ (yohimbe,アカネ科のPausinystaliayohimbe、西アフリカ原産の高さ30 mになる常緑性の木) の樹皮に含まれる主要なアルカロイド。ヨヒンビンは劇薬であり、妊婦・授乳婦または小児は使用するべきではなく、専門家の指示のもと以外では使用してはいけない成分。日本ではヨヒンベ樹皮が「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」の扱いとなっている。 【適応】老衰性陰萎、衰弱性射精、神経衰弱性陰萎 等 【副作用】発疹、発赤、めまい、発汗、虚脱感 等 7月26日 米国FDAがcGMPに適合しない製品の自主回収情報を公表 ■注意喚起および勧告内容 2019年7月24日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) がcGMPに適合しない37製品 (下記の一覧参照) の自主回収情報を公表。 Anemia Off・Edema Off・Lung Fixer・Stomach Flu・Appetrol・Fungo Off・Lung Saver・Stone Purger・Asma Aid・Glauco-Catar・Lung Tonic EX・Thyro-H・“Asma” Stopper・Hair Back・Mental Tonic・Thyro-Lo・Awake・Herpes-G・Migraine Off・Vertigo Off・Baby Saver・Herpes-P・Pain Away・Worm Off・Bone Fixer・Herpes-S・Pain Stopper・Yeast Douche Powder・Cardia Forte・Lipidtrol・Prostatin・Deafness Off・Lube Lax・Smoke End・Detensin・Lump Off・Sperm Booster ■解説 当該製品は、様々な疾病の治療を目的とした中国伝統医薬品 (Chinese Herbal Medicine) であり、インターネットや代替医療のセラピストを介して販売されていたが、米国FDAによる医薬品としての販売許可を得ておらず、製造工程がcGMP (current Good Manufacturing Practice:適正販売規範) に適合していなかった。このため、業者 (Herbal Doctor Remedies) による自主回収が行われている。現在のところ、当該製品との関連が疑われる健康被害については報告されていない。 https://www.fda.gov/safety/recalls-market- withdrawals-safety-alerts/herbal-doctor- remedies-issues-voluntary-nationwide-recall -all-drug-products-due-marketing-without 健康食品の素材データベースへの追加情報から ●「カンゾウ」安全性:危険情報 ・高血圧、冠動脈疾患、2型糖尿病、脂質異常症のため、イルベサルタン (アンジオテンシンII受容体拮抗薬) 、ヒドロクロロチアジド (利尿薬) 、アスピリン (解熱鎮痛薬) 、メトホルミン (糖尿病治療薬) 、エンパグリフロジン (糖尿病治療薬) 、インスリン、エゼチミブ (脂質異常症治療薬) 、アトロバスタチン (脂質異常症治療薬) を服用中の84歳男性 (カナダ) が、自家製のカンゾウ抽出物をコップ1~2杯/日、1週間摂取したところ、コントロール良好であった収縮期血圧の上昇、頭痛、羞明、胸痛、疲労感、下肢の浮腫を生じ、フロセミドの服用を開始したが改善せず、1週間後に高血圧緊急症を呈して救急外来を受診し、低カリウム血症、血中レニン活性およびアルドステロンの低下が認められた。カンゾウ摂取による偽アルドステロン症と診断され、摂取中止と加療により改善した 。 CMAJ. 2019 May 27;191(21):E581-E583. (KC 日本人のデータではありませんが、掲載しておきます。) ●「カテキン」安全性:医薬品等との相互作用 ・健康な成人男女11名 (平均25.2±6.3歳、日本) を対象としたオープンラベルクロスオーバー無作為化比較試験において、フルバスタチン (脂質異常症治療薬:CYP2C9基質) 20 mgとともに緑茶抽出物 (EGCG92.5%含有) 162 mgを摂取させたところ、フルバスタチンの血中濃度 (Cmax、AUC) および半減期に影響は認められなかった 。 Eur J Clin Pharmacol. 2018 May;74(5):601-609. ●「チャ(茶)」安全性:医薬品等との相互作用 ・健康な成人男女11名 (平均25.2±6.3歳、日本) を対象としたオープンラベルクロスオーバー無作為化比較試験において、フルバスタチン (脂質異常症治療薬:CYP2C9基質) 20 mgとともに緑茶300 mL (カテキン288±59 mg含有) を摂取させたところ、フルバスタチンの血中濃度 (Cmax、AUC) および半減期に影響は認められなかった。 Eur J Clin Pharmacol. 2018 May;74(5):601-609. 健康食品の素材データベースへの新規収載 ●「イソマルツロース、イソマルチュロース」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4008.html ●「オオバマホガニー」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3998.html ●「ナリンジン、ナリンギン」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4007.html ●「ルテオリン」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4006.html |
患者さんとの会話のための話題提供 LINK de DIETより |
①大豆たんぱくとコレステロール値 過去20年間に蓄積された臨床研究のメタアナリシスの結果から、大豆たんぱく質にはコレステロール値を低下する働きが一貫して認められた。カナダのトロント大学からの研究報告。 この研究は、「大豆たんぱく質と心臓病に対する健康強調表示を取り消す」という米国食品医薬品局(FDA)の計画に疑問を投げかけている。 研究者らは累積メタアナリシスとよばれる手法で過去20年間の研究結果の統合解析を実施し、大豆の影響を調べた。対象とした研究は、FDAが2017年に大豆の健康強調表示の取り消し案を出した際に引用した46件とした。 これらの研究をそれぞれ個別にみると、大豆のコレステロール低下作用には一貫性が欠如しているのだが、今回の累積メタアナリシスの結果では、46件すべてにおいて大豆が総コレステロール値とLDLコレステロール値の両方を下げることを示した。 今回明らかになった、コレステロール値の下げ幅は5%未満と少ないながら、他の植物性食品の摂取割合を増やすなどの取組と組み合わせれば、大幅な効果が見込めるとし、心臓病のリスクは最大30%低下させられるとしている。 FDAはこの夏にも、大豆の健康強調表示を取り消すか、または維持するかの決定を下すとみられている。 https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/ JAHA.119.012458 |
②栄養サプリや食事療法がいつも保護的とは限らない
栄養サプリメントや特定の食事法の順守が常に心血管疾患や死亡リスクに対して保護的にはたらくとはいえないかもしれない、という米国ウェストバージニア大学からの研究報告。
研究チームは、100万人近い対象者を含む277件のランダム化対照臨床試験を解析して、種々の栄養サプリメントや食事法が死亡率および心血管系アウトカムに及ぼす影響を検討した。 対象とされた16種類の栄養サプリメントのうち、葉酸とオメガ-3系長鎖多価不飽和脂肪酸の2種類だけが有効と思われたという。研究が示唆しているのは、葉酸の摂取が脳卒中に保護的に働くということとオメガ-3系脂肪酸が心筋梗塞と冠動脈疾患のリスクを低下させるということだという。 また、メタ分析の結果、中程度の確かさで、カルシウムとビタミンDの組み合わせが脳卒中のリスクを高めることが示唆された。 けれども、カルシウムまたはビタミンD単独では、死亡率や心血管系アウトカムへの影響はみられなかった。総合ビタミン、鉄、葉酸、βカロテン、抗酸化物質などほかのサプリメントには、なんの効果もみられなかった。 食事法については、塩分摂取量の低下が正常血圧の人々における全死因による死亡率を改善することを発見した。また高血圧患者における心血管系疾患による死亡率も改善した。けれども、ナトリウム以外には利益が証明された食事法は存在しなかったという。ほかに検討した7種類の食事法(特定の脂肪の摂取を抑える、地中海型食生活をする、魚油の摂取を高めるなど)には効果は見られなかった。 https://annals.org/aim/article-abstract/2737825/ effects-nutritional-supplements-dietary-interve ntions-cardiovascular-outcomes-umbrella- review-evidence |
先週の健康・健康食品関連情報(7月21日~7月27日) |
行政公表資料より
特になし |
大学・研究機関等公表資料より |
大学・研究機関等公表資料より
光干渉断層計で測定した網膜の厚さと認知症との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8258.html
黄斑部の網膜厚(全層)が薄いほど、認知症のリスクが高いという関連を認め、特に、神経細胞が集まる層(網膜神経節細胞複合体層)の厚さと認知症に関連がみられました。一方、視神経乳頭周囲の網膜の厚さと認知症との関連は認めませんでした。 プラズマクラスター技術が水虫菌に抑制効果を発揮することを実証 (シャープ) https://corporate.jp.sharp/corporate/ news/190722-a.html カビ試験装置(イオン濃度約20~90万個/cm3)において、プラズマクラスター技術が国内で感染する水虫菌の約90%を占める2種類の白癬菌に対して抑制効果を有すること、また菌の「胞子」に加えて「菌糸」に対しても抑制効果を発揮することを実証しました。 ガレート型カテキン」が、食事の脂肪吸収を抑える (伊藤園) https://www.itoen.co.jp/company/ research/report05/ 『ガレート型カテキン』の継続的な摂取による“体脂肪低減効果”について試験を行いました。 試験は、BMIが22.5~30kg/m2で20歳から65歳までの健常被験者(男性98名、女性97名)に対して、対照飲料3本(対照群)、 試験飲料2本と対照飲料1本(低用量群)、試験飲料3本(高用量群)を12週間毎日、食事とともに摂取していただきました。 1日当たりのカテキン摂取量は、対照群:41.1mg、低用量群:444mg、高用量群:666mgです(ガレート型カテキン摂取量は、対照群:24.9mg、低用量群:430.3mg、高用量群:633mg)。 このような条件下で、身体計測、腹部脂肪面積、血液生化学検査の評価を行いました。 その結果、『ガレート型カテキン』低用量・高用量ともに、BMIが22.5~30kg/m2の被験者の内臓脂肪面積を減少させることを確認しました。 (KC この変化量をどのように考えるかだと思います。それにしても、プラセボ群が体脂肪が増えているというのは、試験の質がどうなのかとも思ってしまいます。) 5-アミノレブリン酸とクエン酸第一鉄ナトリウムによる ミトコンドリア病に対する酵素強化療法の開発に関する研究成果 (順天堂大学) https://www.juntendo.ac.jp/albums/abm.php?f =abm00030226.pdf&n=5-alasfc.pdf ミトコンドリア病の患者由来皮膚線維芽細胞を用いて、5-アミノレブリン酸(5-ALA)とクエ ン酸第一鉄ナトリウム(SFC)の効果を検証し、ミトコンドリア機能を改善させることを世界で初めて証明した。 口の中のアセトアルデヒド濃度に影響する舌表面の細菌の特徴を解明 (岡山大) http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/ press2019/press20190725-3.pdf 口の中において、発がん性物質であるアセトアルデヒドの濃度が高い人は、舌表面の細菌の数や種類が多いことがわかりました。 口の中のアセトアルデヒド濃度が高い人の舌表面には、Genella sanguinis、Veillonella parvula、Neisseria flavescensと呼ばれる細菌が多く存在することを解明しました。 (ちょっと違う話題ですが) 講談社 コンフリーの収載の本を回収 『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』に関するお詫びとお知らせ https://www.kodansha.co.jp/ news.html#news54409 2013年5月発行の『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』(編集:講談社エディトリアル 発行:講談社)の23ページにおいて、厚生労働省が、健康被害をもたらすおそれがあるとしている野菜が掲載されていることが判明しました。同省が、販売およびそれを含む食品の製造の自粛、製品の回収、一般消費者への摂取を控えることを留意事項として情報を提供した「コンフリー」です。 同書籍は、2004年3月発行の『旬の食材 春・夏の野菜』『旬の食材 秋・冬の野菜』の2冊を再編集したものですが、その際の確認作業に不備があったことに起因するものです。当該の野菜「コンフリー」は、『旬の食材 春・夏の野菜』23ページにも掲載されています。 現在、流通市場において「コンフリー」の販売は停止されておりますので、購入の可能性はほぼございませんが、もし何らかの経路で入手されたとしても、調理、摂取はお控えいただくようお願い申し上げます。 (KC コンフリーの厚労省からの禁止命令から15年もたって、今頃こんなことがおきるとは・・・。) |
先週のトクホ・機能性表示食品情報(7月21日~7月27日) |
特定保健用食品
今週はなし |
機能性表示食品届出公表(7月21日~7月27日) |
※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 |
E141
プロテオの恵み 株式会社皇漢薬品研究所 サプリ サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン 本品にはサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンが含まれます。サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには、膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝関節の可動性をサポートすることが報告されています。 E142 皇漢グルコサミン 株式会社皇漢薬品研究所 サプリ グルコサミン塩酸塩 本品にはグルコサミン塩酸塩が含まれます。グルコサミン塩酸塩は膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげることが報告されており、膝関節の動きに悩みのある方に適しています。 E143 MONO OBOE(モノオボエ) 株式会社ファストアイ サプリ イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン 本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンは、加齢によって低下した脳の血流を改善し、認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉や図形などを覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。 E144 オメガLIFE(ライフ)3-6-9 日誠マリン工業株式会社 サプリ DHA、EPA 本品にはDHAとEPAが含まれます。DHAには中高年の認知機能の一部である、数に関する情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。また、DHA・EPAには血中の中性脂肪値を低下させる機能があることが報告されています。 E145 あい楽 株式会社だいにち堂 サプリ アスタキサンチン 本品にはアスタキサンチンが含まれています。アスタキサンチンには摂取量により、目のピント調節機能を維持し、パソコンやスマートフォンの使用による一時的な目の疲労感を緩和したり、ぼやけを軽減することが報告されています。さらに目の使用による腰や肩の負担を和らげることが報告されています。 E146 ごま豆乳仕立てのみんなのみかたDHA(ディーエイチエー)125 日本水産株式会社 その他加工 EPA・DHA 本品にはEPA・DHAが含まれます。EPA・DHAには、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されています。 ※記憶力とは、一時的に物事を記憶し、思い出す力をいいます。 E147 クエン酸たっぷり梅干 株式会社トノハタ その他加工 クエン酸 本品には、クエン酸が含まれています。クエン酸は日常生活や運動後の疲労感を軽減することが報告されています。 E148 快腸びより 株式会社てまひま堂 サプリ ビフィズス菌BB-12(B.lactis) 本品にはビフィズス菌BB-12(B.lactis)が含まれます。ビフィズス菌BB-12(B.lactis)は、生きて腸まで届くことで腸内環境を改善し、便通を改善する機能があることが報告されています。 E149 シンデレラ乳酸菌 アピ株式会社 その他加工 乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61) 本品には乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)が含まれます。乳酸菌クレモリスH61株(L. lactis subsp. cremoris H61)には、ミドルエイジの女性の肌の潤いを逃がしにくくする肌のバリア機能を高めることが報告されています。肌の乾燥が気になるミドルエイジの女性の方に適しています。
E151
ルテインプラス 三生医薬株式会社 サプリ ルテイン、ゼアキサンチン 本品にはルテインおよびゼアキサンチンが含まれています。ルテインおよびゼアキサンチンには、高齢者の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である注意力(一つの事に集中したり、複数の物事に注意を向けられる能力)や思考の柔軟性(変化する身の回りの状況に応じて適切に考え方を修正し対処する能力)を維持する機能があることが報告されています。 E152 KAGOME(カゴメ)あまいトマトGABA(ギャバ)&リラックス カゴメ株式会社 その他加工 GABA 本品にはGABAが含まれます。GABAは、事務的作業による一時的で心理的なストレスを低減する機能があることが報告されています。 E153 SLILIN W(スリリン ダブル) 株式会社ZERO PLUS サプリ ターミナリアベリリカ由来没食子酸 本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。食後の中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。 E154 ごぼルーツ Natural Beauty株式会社 サプリ 難消化性デキストリン(食物繊維) 本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれています。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事に含まれる脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、また糖の吸収を抑えることで、食後の血中中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。また、便通を改善することが報告されています。本品は食後の血糖値や脂肪が気になる方、おなかの調子を整えたい方に適しています。 E155 毎日アップル(シナノゴールド) 森食品工業株式会社 その他加工 リンゴ由来プロシアニジン 本品にはリンゴ由来プロシアニジンが含まれます。リンゴ由来プロシアニジンには、内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。 |
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今週の注目の届出 |
今週の注目の届出
今週は目新しいものがありませんでした。 強いて言うなら、 E145「あい楽」 株式会社だいにち堂 「本品にはアスタキサンチンが含まれています。アスタキサンチンには摂取量により、目のピント調節機能を維持し、パソコンやスマートフォンの使用による一時的な目の疲労感を緩和したり、ぼやけを軽減することが報告されています。さらに目の使用による腰や肩の負担を和らげることが報告されています。」 機能性により、一日摂取目安量が変えられています。 目のピント調節機能を維持し、パソコンやスマートフォンの使用による一時的な目の疲労感を緩和したい方、目の使用による腰や肩の負担を和らげたい方は1日2粒(アスタキサンチンとして6mg)。 一時的な目のぼやけを軽減されたい方は、1日3粒(アスタキサンチンとして9mg)とされています。 機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。 https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/ 過去のメールマガジンは、こちらのサイトから閲覧可能です。 http://kc1104.blogspot.com/2018/ |
あとがき |
今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。
梅雨が明けたと思ったら。連日30℃超えで、そうかと思えば、台風は発生するし、雨に風に、そして暑さにと、全く身体がついていきません。皆様もご自愛ください。 先週は、ミスグランドジャパンの話をしましたが、今週は、元政治家の先生の誕生パーティーに招かれて行ってきました。20名程の小さな会でしたが、参加者は私を除き錚々たるメンバーで驚いてしまいました。 たぶん、参加者は公表してはいけないと思いますので、公表しませんが、少なくても私が普段お付き合いしている方々とはずいぶん違う人たちでした。先週、今週で、今年の大きなイベントは終了したのかもしれません。 さて、今週末も、締め切り仕事が山ほどあり、自分の夏休みは、もう少し先になりそうです。 10月の薬剤師会学術大会の抄録も締め切りですね。いまだに学会の抄録を書くのは、得意になれません。三か月も先に話すことを今から書けと言っても難しいものがあります。たぶん、3か月後には話したい内容も変わっていて、抄録と内容が異なってしまうのは、致し方ないと割り切って書くことにしています。 秋の学会の参加予定もほぼ決まったので、そろそろ自分が主催する研究会の研修会の準備をスタートしようかと思っています。 秋のどこかの学会で、顔を合わせたら、ぜひ声をかけてください。 素敵な令和元年の夏になりますように。 (KC) |
平成30年4月1日 第1号発行