薬剤師さんのための健康食品情報第213号
平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等 |
先週の行政の動き (5月8日~5月14日) 5月13日 インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する要請について(令和4年1月~3月) https://www.caa.go.jp/policies/policy/ representation/extravagant_advertisement /assets/ representation_cms214_220513_01.pdf 消費者庁では、令和4年1月から3月までの期間、インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視を実施しました。 この結果、インターネットにおいて健康食品等を販売している 98 事業者による117 商品の表示について、健康増進法第 65 条第1項の規定に違反するおそれのある文言等があった。 主な検索キーワード等 ・指定成分等含有食品(コレウス・フォルスコリー、ドオウレン、プエラリア・ミリフィカ、ブラックコホシュ)の注意書き等が記載されていない商品 ・「免疫力」等の身体の組織機能の一般的増強、増進を主たる目的とする効果があるかのような表現 ・「ダイエット」等の身体を美化し、魅力を増し、容ぼうを変える効果があるかのような表現 (KC 今回は、違反件数が少なくなっています。検索ワードがいつもと違うからと思われます。指定成分等含有食品にまで取締りを広げているのにはびっくりしました。) |
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5月10日 シンガポールHSAが医薬品成分 (メトキサレン) を含む製品の自主回収情報を公表 |
2022年4月28日、シンガポールHSA (Health Science Authority) が医薬品成分 (メトキサレン) を含む製品「LIFE ENERGY®BIO ε3 CAPSULE 活力宝精气神」の自主回収情報を公表。 ■解説 店舗で販売されていた当該製品をシンガポールHSAが分析したところ、医薬品成分であるメトキサレンが検出された。このため、バッチNo. 2014011、賞味期限:2024年9月13日を対象に、業者 (GI Life Sciences Pte. Ltd.) による自主回収が実施されている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害は不明。 https://www.hsa.gov.sg/announcements/ product-recall/ life-energy-bio-%ce%b53-capsule (KC なんでこんな成分を入れてしまうのですかね?) |
5月13日 香港衛生署が医薬品成分 (インドメタシンなど) を含む製品に注意喚起 |
2022年5月11日、香港衛生署 (Department of Health) が医薬品成分 (インドメタシンなど) を含む製品「百痛敵2X」に注意喚起。香港衛生署は当該製品を購入・使用しないように勧告。 ■解説 これは、香港衛生署による買上調査で判明した事例。当該製品は、香港域内の薬局でカプセルまたは錠剤入りのボトルで販売されていたが、検査の結果、カプセルからは医薬品成分であるインドメタシンが、錠剤からはデキサメタゾンが検出された。 現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。 https://www.info.gov.hk/gia/general/ 202205/11/P2022051100674.htm (KC 痛みはとれるでしょうが、サプリメントと呼んではいけないものです。) |
素材情報より |
「サラシア、サラシア・オブロンガ、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータ、コタラヒム、コタラヒムブツ」安全性:危険情報
・78歳男性 (日本) が、サラシア抽出物含有サプリメントを2週間摂取していたところ、尿量減少、両下肢の浮腫、倦怠感を生じて受診。検査により急性腎障害が認められ入院した。DLSTにおいてサプリメントに対して陽性を示し、急性間質性腎炎と診断されたが、サプリメントの摂取中止と加療により改善した 。 日本腎臓学会誌. 2021;63(6-E):692 |
新規掲載のコラム ●専門家に聞きました【第7回】 子どものサプリメント利用の考え方 城西大学 薬学部医療栄養学科 佐藤 陽子先生 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail4932.html (KC 以前、国立健康・栄養研究所で健康食品情報研究室室長をされていた佐藤先生が、子供のサプリメント摂取についての留意事項等について記事を書かれています。) |
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①微量栄養素は、ADHDと情動制御不全の子供に有益? |
微量栄養素は、ADHDと情動制御不全の子供に有益? ADHDと情動制御不全のある子供を対象にしたランダム化臨床試験で、微量栄養素の補給は、プラセボに比べて、症状の改善が3倍(54%対18%)多く見られた、という米国オレゴン健康科学大学からの報告。 対象者の子供135人は、既知のビタミンと必須ミネラルすべてを含む微量栄養素カプセル投与群とプラセボ(偽薬)投与群にランダムに振り分けられ、8週間の介入が実施された。 参加者の4分の3が研究プロトコルを順守した。介入は忍容性が高く、微量栄養素群とプラセボ群の間で有害事象に有意差はなく、血液検査と尿検査に基づく安全性の懸念もみられなかった。 「この調査結果は、ニュージーランドで実施されたADHDの子供を対象とした微量栄養素の以前のランダム化試験の結果を再現したものであり、幅広い栄養素の補給が一部の子供に利益をもたらす可能性があることを確認しています。これらの調査結果は、ADHDおよび関連する情動制御不全の子供たちの統合的治療を求める医師や家族にガイダンスを提供する可能性があります」と研究者はコメントしている。 https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/ pii/S0890856721004731 |
②コーヒー抽出法と男女差がコレステロール値上昇のカギ? |
コーヒー抽出法と男女差がコレステロール値上昇のカギ? コーヒーの血清総コレステロールへの影響は、抽出方法と摂取者の性別によって異なるようだ、というノルウェー・トロムソ大学などからの研究報告。 研究チームは、ノールノルゲ(北部ノルウェー)におけるトロムソ研究の第7次調査からの横断的集団データ(40歳以上、女性11,074人、男性10,009人)を解析した。 その結果、1日3-5カップのエスプレッソの定期的摂取は、エスプレッソを飲まない者と比べて、血清総コレステロールの上昇(女性0.09mmol/L、男性0.16mmol/L)と有意に関連していた。 1日6カップ以上のボイルド/プランジャー・コーヒーの摂取もまた、これらを飲まない者と比べて、血清総コレステロールの上昇(女性0.30mmol/L、男性0.23mmol/L)と関連していた。 女性では、1日6カップ以上のフィルター・コーヒーの摂取は、これらを飲まない者と比べて、血清総コレステロールの上昇(女性0.11mmol/L)と関連していたが、男性では関連がみられなかった。 インスタント・コーヒーの摂取は、有意な線形傾向を示したが、インスタント・コーヒーを飲まないものを排除すると、用量作用関係を示さなかった。 ボイルド/プランジャー・コーヒー以外のコーヒー摂取では有意な男女差が認められた。 |
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特定保健用食品
特別用途食品 5月13日 1件 許可 区分: とろみ調整食品 商品名: キユーピー やさしい献立 とろみファイン 申請者: キユーピー株式会社 許可を受けた表示内容: 本品は、えん下(飲み込み)を容易にし、誤えんを防ぐことを目的にした食品です。えん下が難しい方のとろみの調整に適しており、水・お茶・濃厚流動食を飲み込みやすく、食事をまとまりやすくします。 許可番号: 第2022001号 詳細は、 https://www.caa.go.jp/notice/assets/ food_labeling_cms206_20220513_1.pdf |
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こんにちは |