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【注目】 #1 主要栄養素の供給量から寿命が予測できる? #2 研究は腸内細菌とビタミンDレベルの間の関係を明らかにします #3 - #4 - #5 大学・研究機関等公表資料より #6 機能性表示食品届出公表一覧 |
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行政からの通知、取り締まり等 |
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先週の行政の動き (12月6日~12月12日) 12月9日 特定商取引法違反の電話勧誘販売業者(大名製薬所)に対する業務停止命令(3か月)及び指示並びに当該業者の業務の遂行に主導的な役割を果たしている者に対する業務禁止命令(3か月) (消費者庁) https://www.caa.go.jp/notice/assets/ consumer_transaction_cms203_201209_01.pdf 健康食品を販売する電話勧誘販売業者である株式会社大名製薬所(本社:福岡県福岡市)に対し、本日、特定商取引に関する法律第23条第1項の規定に基づき、令和2年12月10日から令和3年3月9日までの3か月間、電話勧誘販売に関する業務の一部(勧誘、申込受付及び契約締結)を停止するよう命じました。 取引形態 :電話勧誘販売 取扱商品 :「慶」「ケイ麗」と称する健康食品 特定商取引法の規定に違反する行為 (1)氏名等の明示義務に違反する行為(勧誘目的不明示) (2)契約を締結しない旨の意思を表示した者に対する勧誘 (3)商品の効能につき不実のことを告げる行為 (4)商品の価格につき不実のことを告げる行為 大名製薬所は遅くとも令和元年8月以降、電話勧誘販売に係る本件売買契約①又は本件売買契約②の締結について勧誘するに際し、あたかも、本件商品①に認知症、脳梗塞などの予防の効能、糖尿病、関節炎、腰痛、狭窄症などを改善させる効能又は医薬品との飲み合わせにより相乗効果をもたらす効能、また、本件商品②に認知症、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、骨粗しよう症の予防の効能、腰、膝の痛み、肩こりを改善させる効能又は医薬品との飲み合わせによる医薬品の副作用を軽減する効能があるかのように告げているが、当該告げた事項の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料を有していないこと。 12月11日 次亜塩素酸水の販売事業者6名及びアルコールスプレーの販売事業者1社に対する景品表示法に基づく措置命令 (消費者庁) https://www.caa.go.jp/notice/assets/ representation_201211_1.pdf 消費者庁は、令和2年12月9日、次亜塩素酸水の販売事業者6名に対し、6名が供給する次亜塩素酸水に係る表示について、それぞれ、景品表示法に違反する行為(優良誤認に該当)が認められたことから、同法の規定に基づき、措置命令を行いました。 また、令和2年12月9日、株式会社マグファインに対し、同社が供給するアルコールスプレーに係る表示について、景品表示法に違反する行為(優良誤認に該当)が認められたことから、同法の規定に基づき、措置命令を行いました。 1 株式会社アイビューティ 2 合同会社EVOLUTION 3 Knets株式会社 4 株式会社伝聞堂 5 ハームレス・スタイル こと 川邊 治 あたかも、対象商品における有効塩素濃度は、それぞれ、記載の濃度であるかのように示す表示をしていたが、実際は、対象商品における有効塩素濃度は、それぞれ、記載の濃度を大幅に下回るものであった。 株式会社マグファイン 「アルコール濃度65度」と表示することにより、あたかも、対象商品におけるアルコールの濃度は、65パーセントであるかのように示す表示をしていたが、実際は、対象商品におけるアルコールの濃度は、65パーセントを下回るものであった。 |
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健康食品の健康被害情報(11/6~12/12) 国立健康栄養研究所HPより (外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません) 12月8日 「感染予防によいと話題になっている食品・素材について」 「プロバイオティクス」が更新されました。 https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/ detail.php?no=2143 プロバイオティクス (乳酸菌・ビフィズス菌など) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) に対しても効果があるようにうたう宣伝が見受けられますが、現時点ではそのような効果は確認されていません。 同じウイルス性感染症であるインフルエンザの予防に対する効果を検討した論文を検索したところ、予防効果を検討した論文は見つかりませんでした。健康な成人でプロバイオティクスの摂取により風邪やインフルエンザで見られる症状の累積罹患率や症状が出た日数の減少が認められた論文が2報見つかりましたが、成人を対象とした別の検討では、風邪やインフルエンザで見られる症状の累積罹患率に影響は認められませんでした。 12月11日 コラム 「青汁の健康効果って?」が更新されました。 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail3875.html 青汁の安全性について調べてみると、青汁を摂取した人の2.4%で便秘や軟便などの体調不良が起こったという報告があります。また、薬物アレルギー性の肝障害を生じたという事例や、多量摂取により高カリウム血症を生じ、低血圧や徐脈を認めた事例などもあります。そのほか、青汁にはセリ科、アブラナ科の野菜などアレルギーの原因となる原材料が使用されているので、体質によっては体調不良を起こす場合があります。 |
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#1 ①主要栄養素の供給量から寿命が予測できる? |
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主要栄養素の供給量から寿命が予測できる? 世界各国の主要栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)の供給状況は、各年代での死亡リスクに関連しているようだ、という豪州シドニー大学からの研究報告。 2016年までのデータから栄養不足の証拠が蔓延していることがわかったという。特に、たんぱく質の供給が問題であり、「最適」な供給は世代によって異なることも明らかになった。 研究チームは、世界103カ国の食糧供給データと1,879の生命表を使用して、エネルギー摂取量と主要栄養素のバランスが、年齢別死亡率に及ぼす影響を検討した。 種々の要因を補正後も、主要栄養素の供給量は、年齢別の死亡率の強力な予測因子であったという。 主要栄養素は我々が食べる食品の主要なエネルギー源であり、たんぱく質、脂肪、炭水化物の3つの主要なグループに分類される。 この研究では、最小の死亡率に関連する1人あたりの総カロリー供給量は年齢とともに比較的安定している(約3,500kcal/cap/day)が、食事のたんぱく質、脂肪、炭水化物に関するカロリー摂取量の構成はそうではないことがわかったという。 50歳以前は、脂肪と炭水化物の各々からのエネルギーが40-45%でたんぱく質からが16%の場合が死亡率を最小限に抑える。しかし、年齢が進むと、脂肪とたんぱく質の供給量がそれぞれ22%と11%に低下し、これらを炭水化物に置き換えると死亡率が最も低くなった。 https://www.pnas.org/content/ 117/48/30824 |
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#2 ②研究は腸内細菌とビタミンDレベルの間の関係を明らかにします |
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研究は腸内細菌とビタミンDレベルの間の関係を明らかにします 年配の男性において腸内細菌叢の構成が、骨の健康と検疫に重要な活性型ビタミンDのレベルと関連していることが明らかになった。米国カリフォルニア大学サンディエゴ校からの研究報告。 研究チームは、全米6都市の567名の健康な男性(平均年齢84歳)の便と血液検体を分析した。 解析の結果、腸内細菌叢の多様性が活性型ビタミンDレベルの高さと相関していることを発見したという。また、12種類の特定の細菌が、活性ビタミンDの多い男性の腸内細菌叢に頻繁に出現することが示唆された。この12種の細菌のほとんどが酪酸生成菌だった。 「サプリメントからどれだけビタミンDを摂取するかが問題ではないようだ。あなたの身体がどれだけそれを活性型ビタミンDに代謝できるかが重要であり、健康におけるビタミンDの役割を正確に把握するには、常に臨床検査でそれを測定する必要があるかもしれない」と主任研究者のデボラ・カド医師はコメントしている。 s41467-020-19793-8 |
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先週の健康・健康食品関連情報(12月6日~12月12日) |
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2020年 野菜の総括 (タキイ種苗) https://www.takii.co.jp/info/ news_201207.html およそ2人に1人は「非接触での購入経験」があり、「無人直売所」「宅配サービス」が人気 「自炊機会の増加」「食生活に気を付けるようになった」… 約7割が食生活の意識や方法に変化 2020年は「たまねぎ」が大人気!「よく食べた野菜」「高くても買う野菜」「好きな野菜」でトップ! 「カット野菜」の購入経験者は3年連続で増加し、8割を超える 年末年始に向けた「お雑煮」の実態調査!関東では「鶏肉」、関西では「大根」が定番具材 (KC 食べる機会が多かった野菜のトップ2は、毎年タマネギとキャベツのようである。) カテキンの継続摂取で健常中高年者の「作業記憶」が改善することを確認 (伊藤園) https://www.itoen.co.jp/news/detail/ id=25663 カテキン含有カプセルの12週間継続摂取により、「作業記憶」が改善することを確認 臨床試験では、50~69歳の認知機能の低下を自覚している被験者を対象とし、コグニトラックスという検査ツールを用いて認知機能を評価しました。試験の結果、緑茶由来のカテキン抽出物(336.4mg)を12週間継続摂取することにより、「作業記憶」に対して良い影響を及ぼす可能性が示唆されました。 (KC 近々、機能性表示食品として登場しそうですね。) 日常生活の座位・立位・歩行時間と内臓脂肪の関係 座る時間を立つ時間や歩く時間に移行することが内臓脂肪蓄積予防のポイント (京都府立医科大) https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/ 2020/20201209.html 座っている時間が長い人は内臓脂肪が多く、立っている時間・歩いている時間が多い人は内臓脂肪が少ないことが明らかとなった 日常生活の身体活動は、BMI よりも内臓脂肪の蓄積を反映する 口腔内細菌は食道がんのリスクファクターである 唾液や歯垢を用いた食道がんスクリーニング法の開発に期待 (東京医科歯科大) http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/ kouhou/20201203-1.pdf 歯周病原細菌であるアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌が食道がんと関連することを初めて発見しました。 特定の菌が歯垢や唾液から検出されると、食道がんのリスクが約5~32倍上昇することがわかりました。 (KC 胃がん予防のピロリ菌除去のような形になるといいですね。) ミツバチ産品の新たな抗アレルギー効果を発見 (北海道大) https://www.hokudai.ac.jp/news/ 2020/12/post-765.html ミツバチ産品の一つであるプロポリスが,好塩基球の活性化を抑制し食物アレルギー反応を抑えることを見出しました。プロポリスを好塩基球に添加し,活性化の変化を観察したところ,IgE依存性のサイトカイン産生が減少しました。 (KC まだ、基礎研究の段階ですが、期待したいですね。) 認知症本人・家族に寄り添う観点から基礎知識・具体的行動プランをまとめた新型コロナウィルス感染症対策パンフレットを初めて作成 (広島大) パンフレット http://inclusivesociety.jp/pdf/201207_02.pdf |
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特定保健用食品
先週のトクホ・機能性表示食品情報(12月6日~12月12日) 特定保健用食品 今週はなし |
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※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 ※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。 会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧 ■制度開始から届出た商品を確認できます。 商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス ■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
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届出撤回情報 2020年11月30日付け A94 「エクササイズダイエット」 株式会社ディーエイチシー ・・・・ 3%グラブリジン含有甘草抽出物 撤回理由「根拠論文の見直しのために一時撤回」 A154 「グラボノイド300」 B25 「グラボノイド100」 株式会社ファイン ・・・・ 3%グラブリジン含有甘草抽出物 撤回理由「最新の機能性表示に照らし、パッケージに記載している届出表示を見直す必要があるため。」 2020年12月1日付け B356 「UC-II(ユーシーツー)スーパージョイント」 株式会社キューオーエル倶楽部 ・・・・ 非変性II型コラーゲン 撤回理由「親会社との合併により、届出法人が消滅したため。」 C366 「ベリエストZ のむDHA+EPA(ディーエイチエープラスイーピーエー)500」 C367 「のむDHA+EPA(ディーエイチエープラスイーピーエー)900」 株式会社ノーベル ・・・・ EPA・DHA 撤回理由「本商品は販売終了のため」 (KC グラブリジンは、残り一つとなりました。) |
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F570 「ラクトフェリンDX(ディーエックス)」 |
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こんにちは。 今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。 今週は、すごいボリュウムになってしまいました。 今年も残り20日を切り、先生ではない私まで、何とかなく、外を歩くときは早足になっているような気がします。 都内では、民間のPCR検査センターも開設され、大賑わいのようです。地方に出かけられる方は、受けられる人が多いのだと思います。 私も年末にもし帰省出来たら、この検査を受けて「陰性」証明を持って帰省したいと思っています。 そうでないと、田舎に行けば行くほど、何を言われるかわかりません。 さて、機能性表示食品に、ついに関与成分として「専ら医薬品成分」が登場しました。今後、タウリンなども登場する根ことになるのかも本当に注目されるところです。 では、素敵な週末を。 (KC) |
平成30年4月1日 第1号発行
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