更新:2019年4月21日
薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報
(2018/10/28~11/3)
薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報
(2018/10/28~11/3)
平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等
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行政からの通知、取り締まり等
10月31日 株式会社シエルに対する景品表示法に基づく措置命令及び課徴金納付命令
消費者者庁は、本日(10月31日)、株式会社シエルに対し、
同社が供給する「めっちゃたっぷりフルーツ青汁」と称する食品に係る表示について、景品表示法に違反する行為が認められたことから、措置命令及び課徴金納付命令を行いました。
対象商品 「めっちゃたっぷりフルーツ青汁」と称する食品
表示媒体 自社ウェブサイト
違反内容 あたかも、本件商品を摂取するだけで、容易に痩
身効果が得られるかのように示す表示をしていた(優良誤認)、及び、あたかも、毎月300名に限って本件商品の定期購入を開始できるかのように表示していた(有利誤認)。
課徴金対象期間 平成28年4月1日から平成30年7月30日
課徴金の額 1億886万円
(KC 2年3か月で、売上 36億2200万円の計算です。)
11月1日 公表
事務連絡(10月25日付け) 機能性表示食品の届出後における安全性及び機能性を担保するための取組並びに健康被害の未然防止・拡大防止を図るための取組推進依頼について (消費者庁)
(KC 昨年度に実施した「機能性表示食品の届出後における分析実施状況および健康被害の情報収集等に関する調査・検証事業」報告書を踏まえ、安全性確保と機能性担保のために必要な取り組みを届出企業と業界団体に要請する内容になっています。)
(健康食品の話題ではないですが)
10月23日 事務連絡 「ケイヒ製剤の広告等における取扱いについて」 (厚生労働省)
ケイヒ末の効能等として記載している「口渇、のどの渇き、糖尿病」は、従前より漢方製剤で用いられていたケイヒ末の効能等について、最新の科学的知見を補足したものです。一般的にケイヒ末は、小腸からの糖の吸収を遅くし、食後血糖の上昇を緩やかにする作用を有すると考えられています。そのため、同通知においてケイヒ末の効能等として記載している「糖尿病」は、糖尿病の治癒のための治療又は予防を指すものではありません。
(KC ケイヒを含有するOTC薬を製造販売する業者に対して、作用機序、効能、販売名を組み合わせた表現により、糖尿病治癒のための治療・予防に用いられるような誤解を招く広告を行わないように指導されています。 昨年のオンジの「中年期以降のもの忘れの改善」の時と同じ感じの事務連絡です。)
健康食品の健康被害情報(10/28~11/3) 国立健康栄養研究所HPより
10月30日 オーストラリアTGAが医薬品成分 (クレンブテロール) を含む製品に注意喚起
■注意喚起および勧告内容
2018年10月29日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods
Administration) が医薬品成分 (クレンブテロール) を含むカプセル製品「BFB Be Fast Block」に注意喚起。オーストラリアTGAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
■解説
当該製品を分析したところ、医薬品成分であるクレンブテロール (clenbuterol、気管支拡張薬) が検出された。クレンブテロールは痩身目的でボディービルダーに人気となっている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
(KC クレンブテロールは、ドーピングでもアウトですね。)
10月31日 オーストラリアTGAが医薬品成分 (ビサコジルなど) を含む製品に注意喚起
■注意喚起および勧告内容
2018年10月30日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods
Administration) が医薬品成分 (ビサコジルなど) を含むカプセル製品2製品に注意喚起。オーストラリアTGAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
製品名 (検出された医薬品成分)
Sherb Detox (ビサコジル)
You Slim'xs (シブトラミン)
■解説
当該製品を分析したところ、医薬品成分が検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
(KC ともに、痩身効果は期待できるでしょうが、健康食品ではなく、偽医薬品ですね。)
10月29日 話題の食品・成分(コラーゲン)の解説が新しくなりました。
「コラーゲンって本当に効果があるの?」
コラーゲンについては現時点で「どのくらい摂ったらよいか」「本当に摂った方がよいのか」「過剰摂取による弊害」などが明確になっていないため、「加齢により減少したから補うべき」とするには、まだまだ根拠があいまいな状況です。
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail2204.html
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患者さんとの会話のための話題提供
① 米国のサプリメントにおける違法薬物の添加
米国食品医薬品管理局(FDA)のデータを解析した結果、2007年から2016年に販売された栄養サプリメントから700件以上の違法薬物添加が見つかった、という米国カリフォルニア州農業食糧省などからの報告。
半数以上の米国成人がサプリメントを使ったことがあるといわれているが、FDAでは違法薬物の添加がしばしばみられることを警告してきた。
今回、研究チームは、「栄養サプリメントの汚染製品データベース」から2007-2016のデータを抽出し、その詳細(製品名、製造企業、汚染の種類など)を明らかにした。違法薬物が添加された栄養サプリは776件みつかった。大部分は性機能促進、減量、筋肉増強に関するものだった。製品の20%から1つ以上の違法薬物が見つかった。28品目については2-3件の警告が出されていたという。
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2706496② 認知症は高血圧によって引き起こされるかもしれない
高血圧患者は認知症のリスクが高まるという、伊IRCCSニューロメッド地中海神経学研究所からの研究報告。MRIが高血圧者の脳の損傷兆候を極めて早期に発見できることがわかったという。
高血圧は、臓器の損傷を進行させる慢性的な状態である。アルツハイマー病と関連疾患の主要な要因は、遺伝よりもむしろ血管のリスク要因への慢性的曝露であることが広く知られている。
研究者らは、伊IRCCSニューロメッドの高血圧センターで40-65歳で、認知症や脳機能障害のない者を対象にMRIを実施した。
その結果、高血圧患者の脳では、3つの特定の脳の白質線維束で明らかな変化を示した。また、高血圧患者は、これらの白質線維束を通じて連結された脳領域に起因する認知領域において有意に悪いスコアであり、課題学習や、処理速度、実行能力の低下が示されたという。
全体として、MRIによる白質線維束の追跡は、高血圧患者の脳損傷の早期の兆候を示した。患者が実際の症状を示す前にこれらの変化を検出できるので、早期の薬物治療の標的とすることができるだろうという。
③ 加工肉の乳がんリスク
加工肉の摂取は乳がんリスクを高めるようだ、という米国ハーバード大学からのメタ分析。
15件の先行研究の再解析の結果、加工肉の摂取量が最も多いグループは、最も低いグループに比べて、乳がんの発症リスクが9%高いことが明らかになった。けれども、非加工の赤肉の摂取には乳がんリスクとの関係を認めなかったという。
2件の研究が、赤肉摂取と乳がん発症の関係を、患者のN-アセチルトランスフェラーゼ2 アセチレーター(肉の発がん性に影響する)との関連でみていたが、明確な違いはみられなかった。
「先行研究は、いくつかのがんと肉食を関連付けていた。本メタ分析は、乳がんリスクを高めることを示唆している。肉の摂取を減らすことは乳がん予防に有効かもしれない」と筆頭研究者のマリヤム・ファリヴィド博士はコメントしている。
④ 若年成人の飲み過ぎは脳卒中や心疾患のリスクを高める
飲み過ぎる頻度の多い若者は、そうでない者と比べ、若年時の血圧、コレステロール値、血糖値などの循環器疾患のリスク因子を持つことが多いようだという、米国ヴァンダービルト大学からの研究報告。
研究では、2011-2012年、2013‐2014年に米国の国民健康・栄養調査(NHANES)に参加した18-45歳の4,710名を対象に高血圧、コレステロール値、血糖やその他の循環器疾患リスクとの関連を検討した。非飲酒者、過剰飲酒の頻度が12回未満/年の者、と12回以上/年の過剰飲酒者のカテゴリに分け検討した。
過剰飲酒の頻度が12回以上/年は、男性25.1%、女性11.8%であった。12回未満/年の者は、男性29.0%、女性25.1%であった。大学生の年代の5人に1人は、調査時の過去2週間に3回以上の過剰飲酒をしたことを報告していた。
繰り返し過剰飲酒する若年男性は、同じ若年女性に比べて、収縮期血圧の上昇が顕著であり、過剰飲酒の頻度が高まるほど、好ましくない血中脂質プロフィールを持つ可能性が高まったという。
収縮期血圧の高い若年成人においては、医師は過剰飲酒の可能性を考えてアルコール摂取量を減らすようにさせることが心血管系のリスクを低下させる上で重要な戦略になるだろう、と研究者らは結論づけた。
(KC binge-drinkingをどの程度と考えるかはあるにしろ、飲みすぎはいけないということですね。)
⑤ 軽い飲酒さえも死の危険性を高める
年齢に関係なく、毎日飲酒する人は、そうでない人に比べて、早死のリスクが20%高いようだ、という米国セントルイス・ワシントン大学からの研究報告。
研究チームは、米国国民健康・栄養調査の18-85歳の参加者340,668名と退役軍人登録病因の40-60歳の外来患者93,653名のデータを解析した結果、1回に1-2杯以上を週4回以上する人は、週3回未満の人に比べて、早死リスクが20%高いことが明らかになった。これでは全ての年齢区分で一致して見られたという。
軽度の飲酒が心血管系の健康を改善するという報告は多数あるが、著者らによれば他のリスクがそれを凌駕してしまうようだ。著者らの検討したところでは、飲酒には心血管系リスクを下げる場合があるが、がんリスクは常に高めたという。
「週4日1-2杯飲むことは心血管系によさそうだが、毎日飲むとその効果が失われてしまうようだ。がんについては常に良くない」と筆頭研究者のサラ・ハーツ博士はコメントしている。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/acer.13886
先週の健康・健康食品関連情報(10月28日~11月3日)
行政公表資料より
特になし
大学・研究機関等公表資料より
血中の緑茶カテキン濃度と脳卒中および虚血性心疾患との関連 (国立がん研究センター 社会と健康研究センター)
総緑茶カテキン濃度と脳卒中、虚血性心疾患との関連は認められませんでした。その一方で、エピガロカテキン3ガレートについては、男性の非喫煙者で、血中濃度が高いほど脳卒中発症が少ないことが認められ、緑茶には脳卒中予防に資する成分を含んでいる可能性が示されました。ただし、その効果が存在するとしても、その効果を得るためには、たばこをすわないもしくは止めることが大切と考えられます。
(KC お茶で予防する前に、まずは禁煙ですね。)
大学生時代のスポーツが将来の健康につながる
(浜松医科大学)
現在の健康状態が良い人の割合は、小学生時代にスポーツ歴がある人はない人と比べて、 1.04 倍多いとの結果でした。同様に、中学生時代にスポーツ歴がある人はない人と比べて 1.06 倍、高校生時代にスポーツ歴がある人はない人と比べて 0.87 倍、大学生時代にスポーツ歴がある人は
1.77 倍多いとの結果でした。つまり、現在の健康状態が良い人の割合は、小学生、中学生、高校生時代にスポーツ歴があってもあまり変わりませんが、大学生時代にスポーツ歴があると多いことが分かりました。
大学生時代の付き合いは、他の時代の付き合いより、長く続くと言われています。大学生時代にスポーツをすることで、その後も付き合いが増えるため、年をとっても社会的な健康状態が良くなるのではないかと考えています。
(KC 学生自体の人付き合いが大事ということの結論ですね。)
朝食を抜くと体重が増えるメカニズムは体内時計の異常であることを解明 (名古屋大学)
今回の研究は, 朝食欠食により体内時計が乱れたために起きることを遺伝子レベルで明ら
かにしました。この結果は, 朝食を勧めるときの科学的根拠を提供することになります。また, 朝食は体内時計の正常化にとって最も重要な食事であることを示すことができました。
朝食を採ることで、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防も期待されます。
虫歯・歯周病と脳卒中・認知症との関連を検証する世界初の多施設共同前向き観察研究の開始 (国立循環器病研究センター)
Cnmとよばれるコラーゲン結合タンパクを菌体の表層に発現するう蝕原性細菌(以下、Cnm陽性S. mutans)と脳卒中・認知機能障害との関連を検証する多施設共同研究を2018年11月1日より開始します。う蝕・歯周病と脳卒中に関する多施設共同研究は世界で初めての試みです。
(KC 選択基準を全て満たす300例をCnm陽性群と陰性群に分けて2年間観察するようです。どんな結果が出るか楽しみですね。ただ、2年で差が出ますかね?)
先週のトクホ・機能性表示食品情報(10月28日~11月3日)
特定保健用食品
今週の許可は公表はなし。
機能性表示食品届出公表(10月28日~11月3日)
届出番号
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届出日
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商品名
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届出者
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食品の区分
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機能性関与成分名
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表示しようとする機能性
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D171
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2018/9/6
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リファイン 動き軽やかサポート
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花王株式会社
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サプリ
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乳由来スフィンゴミエリン
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本品は、乳由来スフィンゴミエリンを含みます。健常な方がウォーキングなどの運動と併用すると、足の筋肉への神経伝達を助けるので、加齢によって衰える足の動き(踏み出す、止まるなど)をサポートして、歩行能力の維持に役立ちます。
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D172
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2018/9/6
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黒酢飲料<希釈用>りんご味
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メロディアン株式会社
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その他加工
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酢酸
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本品には食酢の主成分である酢酸が含まれます。酢酸には、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。本品は、健常人で内臓脂肪が気になる方に適した食品です。
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D173
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2018/9/6
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SUNKINOU(サンキノウ) ビフィズス菌S
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三生医薬株式会社
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サプリ
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ビフィズス菌BB536
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本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、腸の調子を整える機能が報告されています。
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D174
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2018/9/7
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DHA(ディーエイチエー)・EPA(イーピーエー)
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マルハニチロ株式会社
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サプリ
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DHA・EPA
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本品にはDHAとEPAが含まれます。DHAには中高年の認知機能の一部である、数に関する情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
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D175
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2018/9/7
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だし香るごまあえの素49g
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株式会社真誠
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その他加工
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GABA
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本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
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2018/9/7
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ハナエール乳酸菌
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アサヒカルピスウェルネス株式会社
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サプリ
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「L-92乳酸菌」(L. acidophilus
L-92)
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本品には「L-92乳酸菌」(L. acidophilus
L-92)が含まれます。「L-92乳酸菌」は、ホコリやハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています。
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D177
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2018/9/7
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ネルノダ 粒タイプ
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ハウスウェルネスフーズ株式会社
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サプリ
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GABA
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本品にはGABAが含まれています。GABAには睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能があることが報告されています。
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D178
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2018/9/8
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DHA(ディーエイチエー)・EPA(イーピーエー)プラス
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株式会社はぴねすくらぶ
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サプリ
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DHA・EPA
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本品にはDHAが含まれます。DHAには、加齢とともに低下する認知機能の一部である、日常生活における数に関する情報の記憶と、数やことばに関する情報を判断し読解する力をサポートする機能があることが報告されています。本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには、中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
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D179
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2018/9/10
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アスタブライトEX(イーエックス)
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ナチュラス株式会社
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サプリ
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アスタキサンチン
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本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは、一時的な眼の疲労感を軽減することが報告されています。本品は、健常人で眼の疲労感が気になる方に適した食品です。
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D180
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2018/9/10
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まぐろのチカラ粒
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株式会社健康増進
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サプリ
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DHA・EPA
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本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには血中の中性脂肪の値を低下させる機能があることが報告されています。
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D181
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2018/9/10
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酔わないウメッシュ
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チョーヤ梅酒株式会社
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その他加工
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クエン酸
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本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活や運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。
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D182
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2018/9/11
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サラシアスマートゼリー
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赤穂化成株式会社
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その他加工
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サラシア由来サラシノール
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本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールには食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。
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D183
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2018/9/11
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香る薔薇のど飴
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味覚糖株式会社
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その他加工
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ローズヒップ由来ティリロサイド
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本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、BMI値が高めな方の体脂肪及び体重の減少を促す機能があることが報告されています。
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D184
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2018/9/11
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ちょう!スッキリサラシアゼリー
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赤穂化成株式会社
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その他加工
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サラシア由来サラシノール
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本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールには食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。
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今週の注目の届出
D176 ハナエール乳酸菌 (アサヒカルピスウェルネス株式会社)
関与成分「L-92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)
機能性表示 「本品には「L-92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)が含まれます。「L-92乳酸菌」は、ホコリやハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています。」
機能性の効果の評価はSRです。1報での評価です。
採用された文献1報を精査した結果、200億個の「L-92乳酸菌」を含む錠剤を摂取させることで、プラセボ群と比較して、有意な鼻症状スコアの低下が確認でき、ホコリやハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減していました。
作用機序
加熱殺菌した「L-92 乳酸菌」菌体 は Th1 細胞や制御性 T 細胞 (Treg)の誘導により、免疫細胞が相互に制御し合ってTh1 細胞/Th2 細胞バランス を改善し、過剰なTh2 細胞による働きを制御することで、鼻の不快感を改善したと考えられる。
(KC ついに、カルピスさん、乳酸菌の免疫機能での機能性表示食品です。今までの広告がどのようになっていくか、興味津々です。少なくても、いくら違う販売名でも、今までみたいな過激な宣伝はうちづらくなるのではないでしょうか。)
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
平成30年4月1日 第1号発行