2019年7月1日月曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第66号:(2019/6/23~2019/6/29)

平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等
先週の行政の動き (6月23日~6月29日)

625日 「平成30年度における景品表示法の運用状況及び表示等の適正化への取組」の公表

平成 30 年4月1日から平成 31 年3月 31 日までの消費者庁における景品表示法の運用状況等を取りまとめましたので、公表します。

処理件数は、措置命令が 46件、課徴金納付命令が20件、指導が216件のほか、都道府県による処理が適当として都道府県に移送したものが76件、公正競争規約により処理することが適当として当該公正競争規約を運用している公正取引協議会等に移送して同協議会等が処理したものが9件などの合計379件である。


625日 食品表示の適正化に向けた取組について

実施時期:令和元年7月1日から同月 31 日まで
主な監視指導事項
ア アレルゲン、期限表示等の衛生・保健事項に関する表示
イ 保健機能食品を含めた健康食品に関する表示
ウ 生食用食肉、遺伝子組換え食品等に関する表示
エ 道の駅や産地直売所、業務用加工食品に関する表示
オ 食品表示基準に基づく表示方法の普及・啓発

重点的な取組 (抜粋)
ダイエット健康食品の注意喚起について

痩身効果を標ぼうするいわゆるダイエット健康食品の注意喚起について
  痩身効果を標ぼうするいわゆるダイエット健康食品(以下「ダイエット健康食品」 という。)については、近年においてもインターネット等の各種広告媒体において多く見受けられること、及び国立健康・栄養研究所が、平成 22 年から平成 30 年までに「健康食品の安全性・有効性情報(HFNet)」に掲載された公的機関が公表した健康被 害情報を集計・解析した結果において、ダイエット健康食品を摂取することによる健康被害の情報が最も多いとする報告がなされていることに鑑み、一般消費者がダイエット健康食品を安易に使用することのないよう、別添5の啓発パンフレット等を活用し、一般消費者への注意喚起に協力願いたいこと。 なお、ダイエット健康食品の中には、医薬品成分を含むもの、医薬品と紛らわしいもの、虚偽誇大な広告表示を伴うものが多く、国民の健康保護及び商品選択上の問題 を引き起こす場合もあるため、引き続き、関係部署及び関係機関が連携し、関係法令に基づき厳正に対処されたいこと。


626日 株式会社アルトルイズムに対する景品表示法に基づく課徴金納付命令

消費者庁は、本日、株式会社アルトルイズムに対し、同社が供給する「黒フサ習慣 ブラックマックスS」と称する食品に係る表示について、消費者庁及び公正取引委員会(公正取引委員会事務総局九州事務所)の調査の結果を踏まえ、景品表示法の規定に基づき、課徴金納付命令)を行いました。

課徴金対象行為
ア 表示媒体 自社ウェブサイト
イ 課徴金対象行為をした期間     平成30年4月9日から同年10月23日までの間
ウ 表示内容 例えば、黒髪の人物の写真と共に、「白髪染めはしたくない!」、「ロマンスグレーはまだ早い!」、「艶のある漆黒に憧れる世代の方に!!」及び「さあ!“黒活”をスタートしましょう!」等と記載するなど、あたかも、本件商品を摂取することで、白髪が艶のある黒髪となる効果が得られるかのように示す表示をしていた。

課徴金の額 839万円


626日 株式会社はぴねすくらぶに対する景品表示法に基づく課徴金納付命令

消費者庁は、本日、株式会社はぴねすくらぶに対し、同社が供給する「酵母と酵素deさらスルー」と称する健康食品に係る表示について、消費者庁及び公正取引委員会(公正取引委員会事務総局九州事務所)の調査の結果を踏まえ、景品表示法の規定に基づき、課徴金納付命令を行いました。

課徴金対象行為
ア 表示媒体 自社ウェブサイト
イ 課徴金対象行為をした期間 平成28年4月1日から平成29年8月3日までの間
ウ 表示内容 例えば、93粒入りについて、「酵素 酵母 乳酸菌のパワーでダイ ..エット ... !」、食事の画像と共に、「食べることが大好きなあなたへ!」、 「『酵母と酵素deさらスルー』は、生きた酵素と酵母、乳酸菌、さらに 白キクラゲ由来のエイドライフリーWJをたっぷり配合した新しいダイエットサプリ。」等と記載するなど、あたかも、本件商品を摂取するだけで、特段の食事制限をすることなく、本件商品に含まれる成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。

課徴金の額 1581万円


627日 悪質事業者通報サイト 通報による取締りや監視強化 (東京都)

「誇大広告」通報窓口:74件 (開設:平成30年9月28日~)
★インターネット広告についての通報が約9割(67件)
★健康食品に関する通報が約4割(26件)
★法令違反のおそれのある広告は14件  うち約5割(8件)が、摂取することにより痩身等の効果があるとする健康食品に関する広告

○法令に基づく行政指導:7
 ・健康食品を摂取するだけで痩身効果が得られるかのような表示をしていた
 ・「期間限定割引キャンペーン」と称して、実際には継続して実施されていた
 ・「○○№1」という表示の根拠が示されていない 


628日 医薬品成分の含有が疑われる健康食品について (岐阜県)

今般、当県において、医薬品成分の含有が疑われる健康食品が確認されましたので、お知らせします。当該製品を摂取すると健康被害が発生するおそれがありますので、当該製 品を摂取している方は直ちに摂取を中止し、健康被害が疑われる場合は、速やかに医療機 関を受診するとともに、最寄りの保健所にご相談ください。

製品の概要
名称 Golean DETOX  形状 カプセル
参考情報 本製品は、2019年1月29日に米国食品医薬品局(FDA)が医薬品成分(シブトラミン、フェノールフタレイン)を含有している食品として摂取を控えるよう注意喚起している製品(Golean DETOX)と推測される。


628日 ふるさと和漢堂株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令

消費者庁は、本日、ふるさと和漢堂株式会社に対し、同社が供給する「ドクター・フトレマックス」と称する食品に係る表示について、消費者庁及び公正取引委員会(公正取引委員会事務総局九州事務所)の調査の結果を踏まえ、景品表示法に違反する行為(優良誤認に該当) が認められたことから、同法の規定に基づき、措置命令を行いました。

対象商品 「ドクター・フトレマックス」と称する食品
表示媒体   自社ウェブサイト
表示内容 例えば、平成29年8月27日から平成30年1月23日までの間、「長年のコンプレックスだったガリガリ体型を約2ヶ月で克服!」、「太る専用プロテイン!」等と表示することにより、あたかも、食物の 栄養素を十分に吸収できない者であっても、本件商品を摂取することにより、約2か月で、外見上身体の変化を認識できるまでの体重の増量効果が得られるかのように示す表示をしていた。
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健康食品の健康被害情報(6/23~6/29) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

今週は特になし

健康食品素材情報データベース 新規収載成分
10-ヒドロキシオクタデカン酸」
「アンセリン」


(日本人のデータではないですが。)
「ビタミンD」安全性:危険情報
・健康に出生した男児 (パキスタン) が、妊娠期から授乳期までビタミンDサプリメントを摂取していた母親の母乳およびフォローアップミルクとともにビタミンD 400 IU/日含有ドロップ+同量のビタミンDを含むマルチビタミンドロップを生後2日目より4ヶ月間摂取したところ、活動性低下、嘔吐、便秘、多尿を生じ、症状が3ヶ月間継続した。血中ビタミンD高値に伴う高カルシウム血症、高カルシウム尿症、副甲状腺ホルモン低値を認めたことからビタミンD中毒と診断され、ビタミンD、カルシウムの摂取制限と加療により改善した
J Ayub Med Coll Abbottabad. 2018 Oct-Dec;30(Suppl 1)(4):S673-S675.

患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより
適切なたんぱく質摂取はフレイルのリスク低下と関連
  
適切なたんぱく質摂取は、高齢女性におけるフレイルとプレフレイルのリスク低下と関連しているようだ、という東部フィンランド大学とクオピオ大学病院からの研究報告。ここでいう適切なたんぱく質摂取とは、体重1kg当たり1.1g以上である。
研究チームは、骨粗しょう症リスク因子と予防-骨折予防研究の参加者で65-72歳の440名の女性を対象として検討を行った。たんぱく質摂取量は、研究開始時の2003-2004年に3日間の食事記録から体重kg当たりが算出され、さらに2006-2007年の3年目の追跡調査で、フリードの基準が3つ以上あてはまる場合をフレイル、1つか2つあてはまる場合をプレフレイルとした。フリードの基準は、握力の低下、歩行速度の低下、身体活動量の低下、疲れやすい、5%以上の体重減少である。
データ解析の結果、食事性たんぱく質の推奨量の摂取は、高齢女性におけるフレイルとプレフレイルのリスク低下と関連していた。さらに、動物性たんぱく質の摂取は、フレイルのより低い可能性と関連していた。

「公衆衛生上の推奨は、適切なたんぱく質の摂取と共に最適な食事をすることである。適切なたんぱく質の摂取は、筋肉の健康維持に重要であり、本研究の結果によれば、それはフレイルの予防にもなるだろう。けれども、現状ではこの分野はさらなる研究が必要な段階である」と主任研究者のアルヤ・エルキラ上級講師は結論付けた。
https://link.springer.com/
article/10.1007%2Fs00394-019-01978-7


運動能力を高める(?!)腸内細菌、エリートアスリートで発見
  
エリートアスリートの腸内には、運動能力を高める細菌が棲息しているようだ、という米国ハーバード大学、ジョスリン糖尿病センターなどによる研究報告。この細菌をマウスに投与すると運動能力が顕著に向上することもわかった。
これはベイロネラ属の細菌で、座位の多い人々の腸にはみられないという。ベイロネラは、運動したときに生産される乳酸を代謝してプロピオン酸に変える。ヒトの身体は、このプロピオン酸を利用して運動能力を改善するという。

研究は、2015年のボストンマラソンにおける糞便検体の採取から始まったという。筆頭著者のジョナサン・シャイマン博士は当時、ハーバード大医学部のジョージ・チャーチ博士の研究室に所属しており、マラソンの1週間前から1週間後にかけて検体を集めた。同時に、座位行動中心の人々からも検体を集めた。シャイマン博士は検体をコスティック博士のところに持っていき、どのような細菌が含まれているかを分析してもらった。
「ただちに我々の注意を惹いたものの一つは、この単一の細菌、ベイロネラだった。それは明確に、マラソンを終えたばかりのランナーの腸内に豊富に存在していた。ベイロネラはまた、ランナーにおいて、座位中心の者よりも豊富に存在していることがわかった」とコスティック博士は語っている。
研究チームは、マウスモデルを用いて運動能力の改善との関連を確認した。その結果、ベイロネラの補給を受けた後でマウスのランニング能力は顕著に上昇したという。そこで次にチームはそれがどのように作用しているのかを検討した。

乳酸は、運動をしたときに筋肉が生成する。ベイロネラは、この運動の副産物を主要な食物源として使うのである。

「我々がすぐに考えた仮説は、乳酸の蓄積が筋肉疲労の原因となるので、それが乳酸除去のための代謝シンクとして働くのだろう、ということだった」とコスティック博士は言う。「けれども、サラ・レッサード(ジョスリン糖尿病センターの臨床研究者)のような運動生理学の研究者らと話しているうちに、乳酸の蓄積が疲労の原因となる説は現在では正しくないとみなされていることを知った。それで、もう一度考え直すことになったわけだ。」

コスティック博士ら研究チームは、再び運動能力向上の原因について考え始めた。チームはメタゲノム解析をして腸内細菌叢の全遺伝子を明らかにし、ベイロネラの乳酸代謝によってなにが起きるかを知ろうとした。そして、運動後には、乳酸を短鎖脂肪酸であるプロピオン酸に変換する酵素が増加していることを発見したという。
https://www.nature.com/articles/s41591-019-0485-4


米国のプロバイオティクス製品はラベルの情報が十分でない
  
米国内で売られているプロバイオティクス製品には、ラベルに十分な情報が記載されていないものが多いようだ、という米国ジョージタウン大学医療センターからの研究報告。
研究チームは、ワシントンD.C.地域の大規模国内プロバイオティクス販売業者から93本のプロバイオティクスを購入して調査したところ、わずか35%の製品にしか、科学的根拠にたどりつくための情報がラベルに記載されていなかった。
残りの65%も臨床研究によってサポートされている可能性が高いにも関わらず、不十分な表示によって根拠にたどり着けないようになっていたという。

研究チームによれば、製品ラベルには、菌の名前と用量を記載すべきであり、可能であれば少なくとも1つのヒト臨床試験を記載すべきである。
「菌株の数の多いこと、用量が高いこと、値段が高いことは、科学的根拠が高いことと関連していなかった」と研究者は述べている。「消費者は、最も良い製品を見つけるために、自分で努力する必要があるだろう。」根拠にたどり着けた35%の製品のひとつもその根拠についてラベルには記載していなかったのだという。

(KC 日本との違いがあれ、日本の食品表示と比べると、だいぶ前を言っているような気がします。 人の臨床試験結果を書いてあるプロバイオティクス製品だそうです。)

先週の健康・健康食品関連情報(6/23~6/29)
行政公表資料より

特になし

大学・研究機関等公表資料より

アクリルアミド摂取量と食道がん・胃がん・大腸がんとの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)

アクリルアミド摂取量とその後の食道がん・胃がん・大腸がん罹患に関連はなかった
本研究の追跡調査中に、391人の食道がん(追跡期間15.5年)、2,218人の胃がん(追跡期間15.3年)と2,470人の大腸がん(追跡期間15.3年)罹患が確認されました。5年後調査時のアンケートの回答から計算したアクリルアミド摂取量について、対象者を5つのグループに分けて、その後のがん罹患を比較しました。アクリルアミド摂取量が最も低いグループ「Q1」を基準とし、それ以外のグループのがん罹患リスクを比較したところ、アクリルアミド摂取量と食道がん・胃がん・大腸がん罹患のいずれも統計学的有意な関連は見られませんでした。


ヱビス酵母が醸す香りの秘密を感性科学で解明 (サッポロビール)

はヱビスビールの特長である、コク深さのもと となる「ヱビス香(こう) 」を感性科学の手法で分析し、この香りが、飲んだ後にヒトが口中で感じる 「後香(あとか)」をふくよかにすることで、同商品特有の「余韻」にまで関わることを解明しました。

(KC ビール会社も色々と大変ですね。美味しさを科学しないといけない時代なのですね。)


シート式圧力センサーを活用して、歩行時の足圧データ解析により足圧総合評価システムを開発 (花王)


・足指面積率の性・年代別の変化を検討した結果、男女とも70代以降で、足指面積率の有意な低下が認められました。
さらに、女性高齢者126名(平均年齢:83.2歳)を対象に、直近1か月間での転倒有無で足指面積率を比較した結果、転倒あり群で有意な足指面積率の低下が認められました。
MAI(足底部全体に対する中足部の圧力比率)の性・年代別の変化を解析した結果、年代別において、女性では60代以降、男性では70代以降でMAIの有意な増加(扁平足化)が認められました。
さらに、歩行機能との関連も認められ、扁平足であるほど、歩幅や歩行速度などが有意に低いことが明らかとなりました。

(KC 下肢だけでなく、足自体も大切なことがよくわかるデータです。)


目周りのたるみにアプローチするエキスを発見 (ロート製薬)

加齢により変化する目周りの悩みの中でも特にまぶたや目の下のたるみに着目して研究を行い、アイ葉/茎エキス及びキハダ樹皮エキスから成るコンプレックスが目周りを支える「眼輪筋」をはじめとする筋肉の骨格筋増殖抑制因子Myostatinの産生を抑制し、筋委縮因子Atrogin-1の産生を抑制することを発見しました。また、それら成分により、筋細胞を太く強化することを確認しました。


高齢者における難聴は外出活動制限・心理的苦痛・もの忘れと関連する(筑波大学)

平成28年「国民生活基礎調査」の回答データを用いて、65歳以上の人々における難聴(きこえにくさ)と外出活動制限・心理的苦痛・もの忘れ(いずれも自己申告)の関連を検討しました。
その結果、「きこえにくい」と回答した人は(「きこえにくい」と回答しなかった人に比べて)外出活動制限、心理的苦痛、もの忘れの割合が多く、難聴による相対リスク(調整後オッズ比)は外出活動制限に対して2.0、心理的苦痛に対して2.1、もの忘れに対して7.1であることが示されました。

先週のトクホ・機能性表示食品情報(6/23~6/29)

特別用途食品

6月 24 日  1件 許可

番号1
区分えん下困難者用食品
商品名:ふんわりなめらかこうや
申請者:旭松食品株式会社
許可を受けた表示内容:本品は、えん下困難者に適したゼリー状そうざいです。
許可番号:第2019001号

詳細は
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/health_promotion_190624_0003.pdf

機能性表示食品届出公表(6/23~6/29)

【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。
E84
冷えケア
株式会社ファンケル
サプリ
ヒハツ由来ピペリン類
本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれるので、寒さにより低下した血流(末梢血流)を改善し、体温(末梢体温)を保つ機能があります。本品は冬期や冷房による末梢の冷えが気になる方に適しています。
E85
イチオシキムチ
株式会社美山
その他加工
ミヤビスLBLactobacillus brevis LB27
本品にはミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)が含まれます。ミヤビスLB Lactobacillus brevis LB27)は、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
E86
イチオシキムチ辛口
株式会社美山
その他加工
ミヤビスLBLactobacillus brevis LB27
本品にはミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)が含まれます。ミヤビスLB Lactobacillus brevis LB27)は、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
E87
イチオシ焼肉屋の味キムチ
株式会社美山
その他加工
ミヤビスLBLactobacillus brevis LB27
本品にはミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)が含まれます。ミヤビスLB Lactobacillus brevis LB27)は、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
E88
イチオシ400億個×3個パック
株式会社美山
その他加工
ミヤビスLBLactobacillus brevis LB27
本品にはミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)が含まれます。ミヤビスLB Lactobacillus brevis LB27)は、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
E89
イチオシキムチ2個パック
株式会社美山
その他加工
ミヤビスLBLactobacillus brevis LB27
本品にはミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)が含まれます。ミヤビスLB Lactobacillus brevis LB27)は、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。
E90
おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス)白桃&黄金桃
株式会社たらみ
その他加工
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。 難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。さらに、おなかの調子を整えることが報告されています。
E91
おいしい蒟蒻ゼリー PREMIUM+(プレミアムプラス)ぶどう&マスカット
株式会社たらみ
その他加工
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。 難消化性デキストリン(食物繊維)には食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることが報告されています。さらに、おなかの調子を整えることが報告されています。
E92
ブラックジンジャーDX(デラックス)
プリセプト株式会社
サプリ
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています。
E93
ヘル酢ケアサポート
ティーライフ株式会社
その他加工
酢酸
本品には食酢の主成分である酢酸が含まれます。酢酸には、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。本品は、健常人で内臓脂肪が気になる方に適した食品です。
E94
ファインの巡(めぐ)み
株式会社ファイン
サプリ
EPADHAGABA、モノグルコシルヘスペリジン
本品にはEPADHAGABA、モノグルコシルヘスペリジンが含まれます。EPADHAには血中の中性脂肪値を低下させる機能があることが報告されています。GABAには血圧が高めの方に適した機能があることが報告されています。モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室温が低い時に血流(末梢血流)を維持し、体温(末梢体温)を保つ機能があることが報告されています。
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今週の注目の届出
今週の注目の届出

E84 「冷えケア」
株式会社ファンケル ・・・・ ヒハツ由来ピペリン類
機能性表示 「本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれるので、寒さにより低下した血流(末梢血流)を改善し、体温(末梢体温)を保つ機能があります。本品は冬期や冷房による末梢の冷えが気になる方に適しています。」

新規成分 臨床試験で評価
20歳以上65歳未満の健康な日本人の女性を対象に、ヒハツエキス含有食品を単回摂取させ、各観察期において冷水による負荷を行い、冷水負荷後の血流および皮膚表面温度の回復について、プラセボ食品を対照としたランダム化二重盲検クロスオーバー比較法にて評価を行った。
試験に参加した30名で解析を行った。製品を摂取した時はプラセボを摂取した時に比べ、冷水負荷後24分後における血流量、及び810分後における皮膚表面温が有意に高値を示すことが確認された。
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療) 2018 ; 46 : 219-25

作用機序
ヒハツ由来ピペリン類であるピぺリン、イソピペリン、シャビシン、イソシャビシン、ピペラニンに血管弛緩作用があり、ヒハツエキス中のピペリン類には eNOS の発現を促進する作用がある。皮膚表面温度の上昇は、血管内皮細胞に局在する血管内皮細胞型一酸化窒素合成酵素(eNOS)の発現量上昇によってNO 産生が亢進した結果、血管平滑弛緩、血管拡張を伴って血流量が増大することに起因する。
また、ヒハツに含まれるピぺリン類は、感覚神経に発現するイオンチャネルTRPV1(Transient Receptor Potential Vanilloid 1)を活性化することにより、アドレナリン分泌を促進させ、最終的に体熱産生を亢進させる。

(KC  大正製薬さんがヒハツ由来ピペリンを関与成分として、血圧の訴求で機能性表示食品を届けていますが、今回は、ピペリン単独ではなくピペリン類として、末梢の冷えを訴求しています。)


機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/

あとがき

今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。

個人的な話ですが、先週から来週まで講演が立て続けで、話していても、今どこで誰を対象に話しているのかわからなくなってしまうときがあります。聴講していただく対象により、同じ内容を伝えるにも、言葉を選んで話すようにしているのですが、ゆとりがなくなると、いつの間にか、自分の話しやすい伝え方になってしまってしまいます。まだまだ努力が足りないようです。


さて、今週は、配信が遅くなってしまいました。
ひょっとすると、来週も日曜日配信になってしまうかもしれません。その際は、他の仕事が終わらずに、こちらまで手が回っていないと、ご勘弁ください。

では、素敵な一週間を。 (KC)



平成30年4月1日 第1号発行