平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等 |
先週の行政の動き (9月15日~9月21日)
9月19日 「ゲノム編集技術応用食品の表示に関する情報」を公表 (消費者庁) ゲノム編集技術応用食品の表示に係る考え方 https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/quality/genome/pdf/ genome_190919_0001.pdf ゲノム編集技術応用食品に係るQ&A https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/food_labeling_act/pdf/ food_labeling_act_190919_0011.pdf 9月19日「食品表示基準について」及び「食品表示基準Q&A」の一部改正が公表 (消費者庁) 食品表示基準について(第17次改訂)最新版 https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/food_labeling_act/pdf /food_labeling_act_190919_0003.pdf 新旧対照表 https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/food_labeling_act/pdf/ food_labeling_act_190919_0005.pdf 食品表示基準Q&Aについて(第9次改正)(最新版) https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/food_labeling_act/ 新旧対照表 https://www.caa.go.jp/policies/policy/ food_labeling/food_labeling_act/pdf/ food_labeling_act_190919_0013.pdf (KC 今回の変更の主な点は、特定原材料に準ずるものとして、「アーモンド」の追加と、ゲノム編集食品についての食品表示についての取り扱いです。) |
9月19日 特定保健用食品の許可
消費者庁では、本日(9月19 日) 、健康増進法第 26 条第1項の規定に基づき特定保健用食品の表示許可を行いましたので公表します。
今回許可を行ったのは、1件(再許可特保1件)です。
日本水産株式会社 ・・・・カルシウム
詳細は、
https://www.caa.go.jp/policies/policy/
food_labeling/health_promotion/pdf/
food_labeling_cms206_20190919_02.pdf
(健康食品とは直接関係ありませんが)
9月18日 タトゥーシールやフェイスペイントによる肌トラブルが発生!-除去の際の肌トラブルや金属アレルギーにも注意が必要です- (国民生活センター)
タトゥーシール、フェイスペイントまたはボディペイントは、ハロウィンパーティー、スポーツ観戦などのイベントの際に手軽に楽しめるとあって、多くの種類の製品が販売されています。しかし、肌に合わずかゆくなった、剥がしたときに肌に傷が付きシミが残った等の事故情報が消費者庁に寄せられています。
そこで、販売されている製品に有害な成分が含まれていないか、テストを実施したところ、一部の製品において、化粧品には含有が認められていない成分が検出されました。
特に、子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、皮膚障害が発生する可能性がありますので、これらの製品を使用するときは、注意が必要です。
報告書
http://www.kokusen.go.jp/pdf/
n-20190918_1.pdf
(KC 是非このような情報も、患者さん屋消費者の方へ、薬局から発信して欲しいと思います。)
健康食品の健康被害情報(9/1~9/7) 国立健康栄養研究所HPより
9月19日 カナダ保健省が未承認製品に注意喚起
■注意喚起および勧告内容
2019年9月18日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の18製品に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
製品名
Black Mamba Premium 18000関連成分(ヨヒンベ)
Black Panther #1関連成分(ヨヒンベ)
Rhino 7 Platinum 5000関連成分(ヨヒンベ)
Rhino 25 Platinum 25000関連成分(ヨヒンベ)
Bull Thunder 1600 mG関連成分(ヨヒンベ)
FX 5000関連成分(ヨヒンベ)
Animal Test Rhino 7 Platinum 150K関連成分(シルデナフィル)
Rhino 8 Platinum 80000関連成分(シルデナフィル)
Rhino 69 Platinum 75000関連成分(シルデナフィル)
XOXO Hard Rock関連成分(シルデナフィル)
Rhino 12 Titanium 200K関連成分(シルデナフィル)
Rhino Super Long Lasting 200K関連成分(タダラフィル)
Alien 2 Power Platinum 11000関連成分(タダラフィル)
Stiff Rock関連成分(シルデナフィル、タダラフィル)
Boss Number #Six関連成分(シルデナフィル、タダラフィル)
Lollipop関連成分(シルデナフィル、タダラフィル、ヨヒンベ)
Insane Labz I AM GOD関連成分(rauwolfia (インドジャボク))
■解説
性機能改善やワークアウトサプリメントを標榜して店舗で販売されていた当該製品は、医薬品成分の含有、表示または過去に違反製品として摘発された製品と類似しているなどの理由により、カナダ保健省により押収された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。なお、当該製品と同名または類似した製品において、過去にも医薬品成分の混入や表示のため注意喚起が出されている。
(KC ワークアウトサプリメントの成分として、どうしてこのような成分が必要かわかりませんが、入っているものがあるようです。)
健康食品の素材情報より
●「ミドリムシ、ユーグレナ 」安全性:危険情報
・健康な68歳女性 (日本) がユーグレナ主成分の健康食品を6週間摂取したところ、発熱と全身倦怠感を訴え受診。炎症反応上昇と腎機能障害、肝逸脱酵素の上昇、尿中白血球増加、急性尿細管間質性腎炎を認めた。DLSTを行ったところ、当該製品にて異常高値を示したため、摂取したユーグレナ主成分製品が原因の薬剤性腎機能障害、肝機能障害と診断され、摂取中止と加療により回復した。日本腎臓学会誌 2015 57(6) 1135.
患者さんとの会話のための話題提供
LINK de DIETより
①植物ベースの食事は脳の栄養不足を招く可能性あり? 植物ベースの食事やヴィーガンダイエットは、脳の健康に必要な必須栄養素コリンの不足を招く可能性がある、という英国ニュートリショナルインサイトからの研究報告。
コリンは、肝臓で充分量の生合成ができないため、食品からの摂取が必要な必須栄養素と考えられる。脳の健康維持に重要であり、特に胎児の成長に必須である。
米国では、1998年に1日最少摂取推奨量が勧告された。女性425mg、男性550mg、妊婦450mg、授乳婦550mgなどと設定されている。
2016年欧州食品安全委員会は、同様の推奨量を勧告した。北米、豪州、欧州の栄養調査では、平均摂取量が推奨量を満たしていないことが指摘されている。
「これは、肉の摂取を減らし植物中心の食事をする最近の傾向に関連している」と筆者のエンマ・ダービーシャイア博士は語っている。
博士は、環境の持続可能性を促進する健康的な食事計画についての最初の報告を賞賛しているが、全乳、タマゴ、動物性たんぱく質の摂取を制限することはコリンの摂取に影響すると指摘する。
また、博士は英国ではコリンが見過ごされていることを指摘している。
https://nutrition.bmj.com/content/early/
2019/09/03/bmjnph-2019-000037
(KC なんでもそうですが、偏ったことは良くないようです。コリンのサプリメントにも注目が集まりそうですね。)
②ソフトドリンクの摂取が死亡リスクの上昇と関連
ソフトドリンクの摂取が多いことは、総死亡リスクが高いことと関連しているようだ、という仏リヨンにある国際がん研究機関からの報告。
研究チームは、欧州10か国の452,000人近い男女を対象としたデータを解析した。平均16年間の追跡調査期間中に、41,693名の死亡が確認された。
解析の結果、1日2杯以上のソフトドリンク(加糖飲料と人工甘味料添加飲料を共に含む)の摂取は、月1杯未満の摂取に比べて、全死因による死亡のリスクの上昇と関連することが明らかになったという。
調査国には、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウェイ、スペイン、スウェーデン、英国が含まれていた。ソフトドリンクの摂取調査は、食品摂取質問票またはインタビューによって、研究開始時の1992年から2000年に実施された。
研究チームはまた、1日2杯以上の総ソフトドリンクあるいは人工甘味料添加飲料の摂取と、循環器系疾患による死亡リスクの上昇との間にも関連がみられることを発見した。1日1杯以上の総ソフトドリンクあるいは加糖飲料の摂取は、消化器疾患による死亡リスクの上昇と関連がみられた。
ソフトドリンクとがん全体の死亡リスクの間には関連はみられなかった。
研究の限界として、研究チームは、観察研究であるため確固たる因果関係は結論付けられないこと、ソフトドリンクの摂取を一回しか調べていないことを挙げている。
https://jamanetwork.com/journals/
jamainternalmedicine/fullarticle/2749350
(KC これだけの結果で、云々言うには、無理があるように思います。あたかも、人工甘味料が悪者ととられかねない書き方です。)
③ビタミンD:多すぎてもよくない!?
3年間の二重盲検ランダム化臨床試験の結果、55-70歳の対象者が高用量のビタミンDを摂取しても効果が見られないことを発見した、というカナダ・カルガリー大学からの研究報告。
カナダ保健省は、1日推奨摂取量を70歳未満は600IU、70歳以上は800IUとしているが、骨粗鬆症のリスクの高い人々の場合、1日400-2,000IUのビタミンDが必要ともいわれ、また他にも様々な疾患の予防や治療のために推奨量の20倍も服用している場合があるという。
研究チームは、3年間の二重盲検ランダム化臨床試験の結果、55-70歳の対象者が高用量のビタミンDを摂取しても効果が見られないことを発見したという。
参加者は3群に分けられ、各々1日400IU、4,000IU、10,000IUを摂取した。参加者は、研究開始時と6,12,24,36カ月目に手首と足首のCTスキャンによって、骨密度と骨強度の両方を測定した。参加者はまた通常のDXAおよび血液検査も受けた。
成人は加齢とともにゆっくりBMD(Bone Mineral Density)を失う。DXAの測定結果は、3群ともBMDの低下に違いないことを示したが、XtremeCTによる高感度測定では、3群間に骨量の有意な差が示されたという。
3年間のBMD減少は、400IU群で1.4%、4,000IU群で2.6%、10,000IU群で3.6%だった。予想された結果とは異なり、ビタミンDの高用量摂取は、より多くの骨量減少につながることが証明されたのである。研究チームはさらなる検討が必要だろう、としている。
「本研究が示唆しているのは、大量のビタミンD摂取は骨に利益をもたらさないということだ」と研究チームの一員であるエマ・ビリントン博士は語っている。「健康な成人では、1日400IUが妥当であり、4,000IU以上の摂取は大部分の人に推奨されない。」
https://jamanetwork.com/journals/jama/
article-abstract/2748796
(KC 何でも取り過ぎはいけませんが、日本人、特に若い女性はビタミンDが不足しています。)
先週の健康・健康食品関連情報(9月15日~9月21日)
行政公表資料より
統計からみた我が国の高齢者 (総務省)
https://www.stat.go.jp/data/topics/
topi1211.html
我が国の総人口(2019年9月15日現在推計)は、前年に比べ26万人減少している一方、65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)人口は、3588万人と、前年(3556万人)に比べ32万人増加し、過去最多となりました。総人口に占める割合は28.4%と、前年(28.1%)に比べ0.3ポイント上昇し、過去最高となりました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、2025年には30.0%となり、2040年には、35.3%になると見込まれています。
(KC 高齢者の人口はそんなに増えるわけではないが、比率はどんどんアップしていくことになります。本当に誰が支えてくれるのでしょうね。)
統計からみた我が国の高齢者 (総務省)
https://www.stat.go.jp/data/topics/
topi1211.html
我が国の総人口(2019年9月15日現在推計)は、前年に比べ26万人減少している一方、65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)人口は、3588万人と、前年(3556万人)に比べ32万人増加し、過去最多となりました。総人口に占める割合は28.4%と、前年(28.1%)に比べ0.3ポイント上昇し、過去最高となりました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、2025年には30.0%となり、2040年には、35.3%になると見込まれています。
(KC 高齢者の人口はそんなに増えるわけではないが、比率はどんどんアップしていくことになります。本当に誰が支えてくれるのでしょうね。)
大学・研究機関等公表資料より
ヘリコバクター・ピロリ菌感染と膵がんリスクとの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8392.html
ピロリ菌感染や萎縮性胃炎は日本人において、膵がん罹患には関連しないことが示唆されました。ピロリ菌感染や萎縮性胃炎と膵がんとの関連については、まだ研究数が不十分であること、研究により結果が一貫していないこともあり、さらなる研究が必要と考えられます。
高齢者肝切除後に自立生活が困難になるリスク評価の確立 (大阪市立大学)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/
2019/190918-2
自立生活をしている高齢者において、肝切除手術後の自立生活に影響を及ぼす因子が、「フレイル」・「76歳以上」・「開腹手術」の3つであると特定しました。また、3つの因子について2つ以上該当する場合、肝切除手術後にそのリスクがより高まることを証明しました。
緊張による運動パフォーマンス低下を防ぐことに成功 (国立研究開発法人情報通信研究機構)
https://www.nict.go.jp/press/
2019/09/19-2.html
緊張による運動パフォーマンスの低下のメカニズムを調べるための課題を考案し、fMRI実験によって被験者の運動パフォーマンス低下と背側帯状回皮質の活動が相関することを発見しました。さらに、背側帯状回皮質に対する経頭蓋磁気刺激法(TMS)で脳活動を抑えることにより、この運動パフォーマンス低下を防ぐことに成功しました。
(KC 小型のTMS装置が、早く開発されることを期待したいですね。ただ、こういう物も、ドーピング扱いになってくるのですかネ?)
加齢による筋力低下の治療に有効か 骨格筋の分化と再生に関わるタンパク質を同定 (千葉大学)
press/files/2019/Prof.Takemoto_News
Release_20190919.pdf
加齢に伴い全身の筋力が低下する「サルコペニア」や、骨格筋に関連する疾患の治療に有効と見られるタンパク質R3hdmlを同定しました。このR3hdmlの筋衛星細胞の増殖や分化を促すメカニズムを詳細に解明することで、サルコペニアの新しい治療法の開発につながることが期待されます。
(KC まだマウスでの試験の話ですが、少しでも早く臨床応用できることを期待したいところです。)
和製ハーブ「クロモジ」エキスの、インフルエンザウイルス増殖抑制効果は、長時間持続する可能性があることを解明 (信州大学)
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/
agriculture/news/docs/和製ハーブ「クロモジ」
エキスの、インフルエンザウイルス増殖
抑制効果は、長時間持続する可能性が
あることを解明.pdf
クロモジ熱水抽出物は、細胞増殖に影響を及ぼさない濃度において、ウイルスによって引き起こされる細胞変性を抑制することが示唆されました。さらに、クロモジエキスによって活性化される感染抑制機構が宿主細胞に存在する可能性が考えられると共に、クロモジエキスのウイルス感染抑制効果が持続的であることも分かりました。
(KC 基礎実験です。養命酒さんが、「クロモジ」は随分と力を入れて研究されています。)
先週のトクホ・機能性表示食品情報(9月15日~9月21日)
特定保健用食品
9月19日 1件許可
商品名:おさかなソーセジT70
申請者:日本水産株式会社
関与する成分:カルシウム
許可を受けた表示内容:この食品はカルシウムを豊富に含みます。日頃の運動と適切な量のカルシウムを含む健康的な食事は、若い女性が健全な骨の健康を維持し、歳をとってからの骨粗鬆症になるリスクを低減するかもしれません。
1日摂取目安量:1本(70g)
区分:再許可等特保
許可日:R1.9.19
許可番号:1797
詳細は
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/
food_labeling_cms206_20190919_02.pdf
商品名:おさかなソーセジT70
申請者:日本水産株式会社
関与する成分:カルシウム
許可を受けた表示内容:この食品はカルシウムを豊富に含みます。日頃の運動と適切な量のカルシウムを含む健康的な食事は、若い女性が健全な骨の健康を維持し、歳をとってからの骨粗鬆症になるリスクを低減するかもしれません。
1日摂取目安量:1本(70g)
区分:再許可等特保
許可日:R1.9.19
許可番号:1797
詳細は
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/
food_labeling_cms206_20190919_02.pdf
機能性表示食品届出公表(9月15日~9月21日)
※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。E282
ルテインゼリー
株式会社エースベーカリー
その他加工
ルテイン
本品には、ルテインが含まれています。ルテインは、長時間のコンピューター作業などによって低下した目のコントラスト感度(ぼやけやかすみを軽減し、くっきりと見る力)を改善することが報告されています。
E283
はかた地どり(胸肉)
農事組合法人福栄組合
生鮮
アンセリン、カルノシン
本品にはアンセリン、カルノシンが含まれます。アンセリン、カルノシンは加齢により衰えがちな認知機能の一部である、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートする機能があることが報告されています。
E284
食物繊維入りルイボスティー
株式会社国太楼
その他加工
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれています。難消化性デキストリン(食物繊維)には食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。
E285
WAIS REBAUTE(ウエス・リボーテ)
ゲンキー株式会社
サプリ
ローズヒップ由来ティリロサイド
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドにはBMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。
E286
爽健美茶 健康黒素材の麦茶 カフェインゼロ
日本コカ・コーラ株式会社
その他加工
ローズヒップ由来ティリロサイド
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、体脂肪を減らす機能があることが報告されています。
E287
メタボメ青汁スッキリーナ
ティーライフ株式会社
その他加工
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)
本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。
E288
アミノエールa
味の素株式会社
サプリ
ロイシン40%配合必須アミノ酸〔ロイシン、リジン(塩酸塩として)、バリン、イソロイシン、スレオニン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジン(塩酸塩として)、トリプトファン〕
本品にはロイシン40%配合必須アミノ酸※が含まれます。ロイシン40%配合必須アミノ酸※は、足の曲げ伸ばしなどの筋肉に軽い負荷がかかる運動との併用で、加齢によって衰える筋肉の合成をサポートすることにより、歩行機能の向上に役立つことが報告されています。※ロイシン40%配合必須アミノ酸には、ロイシン、リジン(塩酸塩として)、バリン、イソロイシン、スレオニン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジン(塩酸塩として)、トリプトファンが含まれます。
E289
PROTECT HMB PRO(プロテクト エイチエムビー プロ)
株式会社bonds
サプリ
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
本品には、カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)は、筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で、自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くなどの日常の動作に必要な筋力)の維持・低下抑制に役立つ機能が報告されています。
E290
GABA(ギャバ)
株式会社日本予防医学研究所
サプリ
GABA
本品にはGABAが含まれます。GABAは、デスクワークなどの精神的ストレスがかかる作業によって生じる一時的な疲労感を緩和することが報告されています。また、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。
E291
お肌うるうる甘酒
有限会社樽の味
その他加工
米由来グルコシルセラミド
本品には,米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドには肌の水分を逃しにくくし、肌の潤いを守るのを助けることが報告されています。
E292
プレジア
株式会社白木屋
サプリ
ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリン
本品には、ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリンが含まれます。ゲンクワニン5-O-β-プリメベロシド、マンギフェリンには、便秘気味の方の便通を改善する機能があります。
E293
みかん日和
静岡県経済農業協同組合連合会
その他加工
GABA
本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。本品は血圧が気になる方に適しています。
E294
カロリミット a
株式会社ファンケル
サプリ
桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニン
本品には桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニンが含まれます。本品は、食事の糖や脂肪の吸収を抑えて、食後の血糖値と血中中性脂肪値の上昇を抑える機能があります。本品は糖、脂肪が多い食事をとりがちな方に適しています。
E295
ミラクルそいぐると(無糖)
株式会社ミラクルソイグルト
その他加工
大豆イソフラボン
本品には大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は骨を丈夫にしたい方に適した食品です。
E296
森永ビヒダスのむヨーグルト脂肪ゼロ
森永乳業株式会社
その他加工
ビフィズス菌BB536
本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、大腸の腸内環境を改善し、腸の調子を整える機能が報告されています。
E297
みそ汁
株式会社日本薬業
その他加工
GABA
本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
E298
ブラックジンジャーエール
大和製罐株式会社
その他加工
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つことが報告されています。
E299
スプライト シトラスリフレッシュ
日本コカ・コーラ株式会社
その他加工
クエン酸
本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は継続的な飲用で日常生活や運動後の疲労感を軽減することが報告されています。
E300
PS(ピーエス)
株式会社ディーエイチシー
サプリ
大豆由来ホスファチジルセリン
本品には大豆由来ホスファチジルセリンが含まれます。大豆由来ホスファチジルセリンには、記憶力が低下した健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉を思い出す力)の維持をサポートすることが報告されています。
E301
眠りメンテ
三和酒類株式会社
サプリ
GABA
本品にはGABAが含まれます。 GABAには、一時的な疲労感やストレスを感じている方の睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ機能があることが報告されています。
E302
SURURU(スルル)
株式会社グリフィン
その他加工
グアーガム分解物(食物繊維)
本品にはグアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。 グアーガム分解物(食物繊維)は、便秘気味の方のお通じを改善する機能が報告されています。便秘気味の方に適した食品です。
E303
圧×糖×脂
株式会社日本薬師堂
サプリ
γ-アミノ酪酸、サラシア由来サラシノール、グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリン
本品にはγ-アミノ酪酸とサラシア由来サラシノールとグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンが含まれています。γ-アミノ酪酸には、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。サラシア由来サラシノールには、糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンには、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。血圧が高めの方や、食後の血糖値や血中中性脂肪が気になる方に適した食品です。
E304
GABA(ギャバ)みそ
新庄みそ株式会社
その他加工
GABA
本品にはGABAが含まれます。GABAにはデスクワークに伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。また、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。血圧が高めの方に適した食品です。
E305
ぷる肌蒟蒻 アセロラ
サントリー食品インターナショナル株式会社
その他加工
パインアップル由来グルコシルセラミド
本品には、パインアップル由来グルコシルセラミドが含まれます。パインアップル由来グルコシルセラミドには、肌の水分を逃がしにくくする機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな人に適しています。
E306
ぷる肌蒟蒻 アロエ&白ぶどう
サントリー食品インターナショナル株式会社
その他加工
パインアップル由来グルコシルセラミド
本品には、パインアップル由来グルコシルセラミドが含まれます。パインアップル由来グルコシルセラミドには、肌の水分を逃がしにくくする機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな人に適しています。
E307
黒しょうが
株式会社イムノス
サプリ
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。
E308
よるグルト
サツラク農業協同組合
その他加工
L-テアニン
本品にはL-テアニンが含まれます。 L-テアニンには、夜間の良質な睡眠(起床時の疲労感や眠気を軽減)をサポートすることが報告されています。
E309
もち麦リゾット チーズクリーム
日清フーズ株式会社
その他加工
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)にはおなかの調子を整える機能があることが報告されています。
E310
水溶性DHA(ディーエイチエー)・EPA(イーピーエー)
三生医薬株式会社
サプリ
クリルオイル由来EPA・DHA
本品にはクリルオイル由来EPA・DHAが含まれます。クリルオイル由来EPA・DHAには、靴をはいたり脱いだりする時の膝の違和感を軽減する機能があることが報告されています。
届出撤回情報
2019年9月12日付け
C435 「チチヤス健康サポートヨーグルト」
チチヤス株式会社 ・・・・ビフィズス菌BB-12(B.lactis BB-12)
撤回理由 「販売終了のため。」
E33 「ベータプラス」
富士産業株式会社 ・・・・ベータコングリシニン
撤回理由 「発売中止のため」
2019年9月17日付け
C141 「絹とうふ」
株式会社ヤマダフーズ ・・・・ 難消化性デキストリン(食物繊維)
撤回理由 「製造終了となるため。」
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今週の注目の届出
E283 「はかた地どり(胸肉)」
農事組合法人福栄組合 ・・・・アンセリン、カルノシン
「本品にはアンセリン、カルノシンが含まれます。アンセリン、カルノシンは加齢により衰えがちな認知機能の一部である、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートする機能があることが報告されています。」
新規成分 SR(1報~2試験)での評価
① <![endif]> 60歳から78歳の健康な高齢者39 名(男性17 名:女性21名)、MMSE 24点以上の人を対象者として、鶏肉由来のイミダゾールジペプチド顆粒食品500mgを、1日2回(1g/ 日)、3ヶ月間摂取。対象はプラセボ食品群で、二重盲検ランダ ム化比較試で実施。主要アウトカムは、認知機能、MRI血流解析、抗炎症作用。
② <![endif]>60歳から80歳の健康な高齢者84 名(男性37 名:女性47名)、MMSE 24点以上を対象に、アンセリン、カルノシン顆粒食品 500mgを、1日2 回(アンセリン 750mg、カルノシン250mg/日)、 6ヶ月間摂取。対象はプラセボ食品群で、二重盲検ランダ ム化比較試で実施。主要アウトカムは、認知機能。
アンセリン、カルノシンを摂取した群の認知機能は、プラセボを摂取した群と比較して有意な改善がみられた。また、認知機能をサポートする機能性の作用機序とされる脳の血流の改善も認められた。
J Alzheimers Dis. 2016;50(1):14959.
作用機序
アンセリン、カルノシンの神経細胞毒性抑制、ミトコンドリア機能障害抑制および脳血管の炎症反応を低減させ脳血流量を改善することにより加齢により衰えがちな、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートすると考えられる。脳血流の改善あるいは脳内炎症の抑制により、認知機能が改善すると考える。
(KC 鶏の胸肉です。カンパチ、ブリに続く動物生鮮の第3弾です。哺乳類・お肉ということでは初です。カルノシンは初出。アンセリンは、単独で尿酸値の低下作用では届けられていますが、認知機能の改善では初出です。また、既出で、イミダゾールペプチドとして、疲労改善で届けられているものがある。)
E294 「カロリミット a」
株式会社ファンケル ・・・・桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニン
「本品には桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニンが含まれます。本品は、食事の糖や脂肪の吸収を抑えて、食後の血糖値と血中中性脂肪値の上昇を抑える機能があります。本品は糖、脂肪が多い食事をとりがちな方に適しています。」
新規(茶花サポニン) 臨床試験で評価
① <![endif]>食後血糖値の上昇抑制効果
糖尿病でない20歳以上65歳未満の日本人成人男女40名(①空腹時血糖値が125mg/dL以下、②米飯摂取後30分又は60分の血糖値が140mg/dL以上、③米飯摂取後120分の血糖値が199mg/dL以下、の3条件を全て満たす者)に対し、無作為化二重盲験プラセボ対照クロスオーバー比較試験を行った。検査では、製品またはプラセボのいずれかを摂取した後に、食事(米飯)をし、120分後までの血糖値とインスリン値を調べた。
結果、製品を摂取した時はプラセボを摂取した時に比べ、食後血糖値の変化量の曲線下面積、食後30分後及び60分後における血糖値の変化量が有意に低値を示すことが確認された。また、食後インスリン値の変化量の曲線下面積、食後30分後および60分後におけるインスリン値の変化量についても、プラセボを摂取した時に比べ、有意に低値を示すことが確認された。
② <![endif]>食後血中中性脂肪値の上昇抑制効果
空腹時血中中性脂肪値が200(mg/dL)未満の20歳以上65歳未満の日本人成人男女50名に対し、無作為化二重盲験プラセボ対照クロスオーバー比較試験を行った。検査は、製品またはプラセボのいずれかを摂取した後に、食事(高脂肪食:バター、ラードを溶かしたコーンクリームスープ)を食べ、6時間後までの血中中性脂肪値、レムナント様リポ蛋白コレステロール値(RLP-C)を調べた。
結果、製品を摂取した時はプラセボを摂取した時と比べ、食後の血中中性脂肪値の変化量の曲線下面積、食後3、4、6時間後の血中中性脂肪値の変化量が有意に低値を示した。また、食後RLP-Cの変化量の曲線化面積、食後3、4、6時間後のRLP-Cの変化量についても、プラセボを摂取した時に比べ、有意に低値を示した。
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)vol. 47 no. 1 2019: 77-86.
作用機序
米飯の摂取後に血糖値の上昇が抑制されたのは、桑の葉イミノ シュガー・キトサンによる糖質分解酵素の活性阻害作用と、茶花サポニンの胃排出抑制 作用により糖の吸収が抑えられた結果によるものと考えられる。
「吸収抑制」の作用機序としては、酵素阻害により米飯(多糖類)の分解が阻害され、吸収が抑制されたと考えられる。
脂質の摂取後に血中中性脂肪値の上昇が抑制されたのは、キトサ ン・茶花サポニンによる脂質分解酵素の活性阻害作用及び脂質ミセル形成阻害作用と、茶花サポニンの胃排出抑制作用により脂肪の吸収が抑えられた結果によるものと考えられる。
(KC 桑の葉イミノシュガーとキトサンは、従来届けられているカロリミットシリーズでも使われているものですが、茶花サポニンは初出です。)
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
農事組合法人福栄組合 ・・・・アンセリン、カルノシン
「本品にはアンセリン、カルノシンが含まれます。アンセリン、カルノシンは加齢により衰えがちな認知機能の一部である、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートする機能があることが報告されています。」
新規成分 SR(1報~2試験)での評価
① <![endif]> 60歳から78歳の健康な高齢者39 名(男性17 名:女性21名)、MMSE 24点以上の人を対象者として、鶏肉由来のイミダゾールジペプチド顆粒食品500mgを、1日2回(1g/ 日)、3ヶ月間摂取。対象はプラセボ食品群で、二重盲検ランダ ム化比較試で実施。主要アウトカムは、認知機能、MRI血流解析、抗炎症作用。
② <![endif]>60歳から80歳の健康な高齢者84 名(男性37 名:女性47名)、MMSE 24点以上を対象に、アンセリン、カルノシン顆粒食品 500mgを、1日2 回(アンセリン 750mg、カルノシン250mg/日)、 6ヶ月間摂取。対象はプラセボ食品群で、二重盲検ランダ ム化比較試で実施。主要アウトカムは、認知機能。
アンセリン、カルノシンを摂取した群の認知機能は、プラセボを摂取した群と比較して有意な改善がみられた。また、認知機能をサポートする機能性の作用機序とされる脳の血流の改善も認められた。
J Alzheimers Dis. 2016;50(1):14959.
作用機序
アンセリン、カルノシンの神経細胞毒性抑制、ミトコンドリア機能障害抑制および脳血管の炎症反応を低減させ脳血流量を改善することにより加齢により衰えがちな、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートすると考えられる。脳血流の改善あるいは脳内炎症の抑制により、認知機能が改善すると考える。
(KC 鶏の胸肉です。カンパチ、ブリに続く動物生鮮の第3弾です。哺乳類・お肉ということでは初です。カルノシンは初出。アンセリンは、単独で尿酸値の低下作用では届けられていますが、認知機能の改善では初出です。また、既出で、イミダゾールペプチドとして、疲労改善で届けられているものがある。)
E294 「カロリミット a」
株式会社ファンケル ・・・・桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニン
「本品には桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニンが含まれます。本品は、食事の糖や脂肪の吸収を抑えて、食後の血糖値と血中中性脂肪値の上昇を抑える機能があります。本品は糖、脂肪が多い食事をとりがちな方に適しています。」
新規(茶花サポニン) 臨床試験で評価
① <![endif]>食後血糖値の上昇抑制効果
糖尿病でない20歳以上65歳未満の日本人成人男女40名(①空腹時血糖値が125mg/dL以下、②米飯摂取後30分又は60分の血糖値が140mg/dL以上、③米飯摂取後120分の血糖値が199mg/dL以下、の3条件を全て満たす者)に対し、無作為化二重盲験プラセボ対照クロスオーバー比較試験を行った。検査では、製品またはプラセボのいずれかを摂取した後に、食事(米飯)をし、120分後までの血糖値とインスリン値を調べた。
結果、製品を摂取した時はプラセボを摂取した時に比べ、食後血糖値の変化量の曲線下面積、食後30分後及び60分後における血糖値の変化量が有意に低値を示すことが確認された。また、食後インスリン値の変化量の曲線下面積、食後30分後および60分後におけるインスリン値の変化量についても、プラセボを摂取した時に比べ、有意に低値を示すことが確認された。
② <![endif]>食後血中中性脂肪値の上昇抑制効果
空腹時血中中性脂肪値が200(mg/dL)未満の20歳以上65歳未満の日本人成人男女50名に対し、無作為化二重盲験プラセボ対照クロスオーバー比較試験を行った。検査は、製品またはプラセボのいずれかを摂取した後に、食事(高脂肪食:バター、ラードを溶かしたコーンクリームスープ)を食べ、6時間後までの血中中性脂肪値、レムナント様リポ蛋白コレステロール値(RLP-C)を調べた。
結果、製品を摂取した時はプラセボを摂取した時と比べ、食後の血中中性脂肪値の変化量の曲線下面積、食後3、4、6時間後の血中中性脂肪値の変化量が有意に低値を示した。また、食後RLP-Cの変化量の曲線化面積、食後3、4、6時間後のRLP-Cの変化量についても、プラセボを摂取した時に比べ、有意に低値を示した。
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)vol. 47 no. 1 2019: 77-86.
作用機序
米飯の摂取後に血糖値の上昇が抑制されたのは、桑の葉イミノ シュガー・キトサンによる糖質分解酵素の活性阻害作用と、茶花サポニンの胃排出抑制 作用により糖の吸収が抑えられた結果によるものと考えられる。
「吸収抑制」の作用機序としては、酵素阻害により米飯(多糖類)の分解が阻害され、吸収が抑制されたと考えられる。
脂質の摂取後に血中中性脂肪値の上昇が抑制されたのは、キトサ ン・茶花サポニンによる脂質分解酵素の活性阻害作用及び脂質ミセル形成阻害作用と、茶花サポニンの胃排出抑制作用により脂肪の吸収が抑えられた結果によるものと考えられる。
(KC 桑の葉イミノシュガーとキトサンは、従来届けられているカロリミットシリーズでも使われているものですが、茶花サポニンは初出です。)
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
あとがき
今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。
今週末は、世間では2週間続けての3連休ですね。
ただ、台風も近づいているようなので、絶好の行楽日和はならないようで、残念ですね。
今週は、ゲノム編集技術応用食品に関してね食品表示における表示義務はないという正式な取り扱いが示されました。
義務表示にしたくても、ゲノム編集で作られた農産物なのか、従来の品種改良で作られた農産物なのか、確かめようがないので、表示義務を課さないというのが、その理由です。
そもそも、その食品が健康被害をもたらすものかどうかがクリアされていれば、なんでもかんでも、あの小さなラベルの中に表示をしなくてもよいと、自分は考えますが、消費者団体の方々は、あらゆる情報をのせるべきと言われます。本当に、消費者がそんなことを望んでいるのだろうかと違和感をいつも感じます。
それでは、今週末も素敵な3連休を。(KC)
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平成30年4月1日 第1号発行