2019年10月7日月曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第80号:(2019/9/29~2019/10/5)

平成30年4月1日 第1号発行
>>> バックナンバー 一覧 <<<
スポンサーリンク

行政からの通知、取り締まり等

先週の行政の動き (929日~105)

10月1日 特定保健用食品広告審査会(第10回)審査結果の公表 (日健栄協)
http://www.jhnfa.org/tokuho-b12.pdf

日本健康栄養食品協会から、201978日に開催された第10回の審査会の結果が公表されています。
審査結果は、「A」判定 1 件、「B」判定 4 件、「C」判定 2 件となった。
A」判定については、疾病名や医師・専門家の推奨となる広告表現は許可表示の範囲を超えており、疾病の治療や予防ができるかのような誤認を与える広告が自主基準に著しく抵触していると判定された。
B」判定については、当該製品を摂取するだけで美容効果があるような表現が消費者に誤認を与えるおそれがある広告や、広告に表示が必要な 3 項目(特定保健用食品である旨、食生活のバランス文言、許可表示文言)の記載がない広告が自主基準に抵触していると判定された。

(KC どの商品のどの広告が対象なのかは、公表されていません。そこまで公表すると、より信頼できるのですが・・・。)

(ウェルネスデイリーニュースより)
104日 相次ぐダイエットサプリによる事故
http://wellness-news.co.jp/2019/10/04/
2019100401/


 消費者庁の事故情報データバンクへの「ダイエットサプリメント」による事故情報の登録が、相次いでいる。
 9月以降に登録された事故情報を見ると、「ネット通販でダイエットサプリの定期購入を利用。飲むとムカムカするので解約したい。電話をするがつながらず。どうしたらいいか」(30代)、「ネット通販でダイエットサプリを購入。使用したところ、顔に1センチ以上の吹き出物ができて、タクシーで皮膚科に行った。補償希望」(50代)などがある。
 また、電話勧誘で購入したダイエットサプリメントを飲むとムカムカし、胃液が鼻から出たため、解約を申し出たという60代からの情報や、定期購入中のダイエット食品によって下痢を起こしたという省庁の発表があったが、下痢が生じ、中途解約できないだろうかという30代からの情報も登録されている。

KC 事故情報データバンクシステムのデータベースは、下記より
キーワードに健康食品と入れれば、山ほどの事故情報が出てきます。)


健康食品の健康被害情報(9/29~10/5) 国立健康栄養研究所HPより



(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

101日 米国FDAが高濃度のヒ素、鉛を含む製品の自主回収情報を公表

■注意喚起および勧告内容
2019930日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が高濃度のヒ素、鉛を含む2製品の自主回収情報を公表。
製品名
Cellect Unflavored Powder
Essentials Factor Cell Synergy Unflavored Powder

■解説
当該製品はマルチビタミン&ミネラルサプリメントとして店舗やインターネットなどを介して流通し、日本の顧客にも販売されていたが、健康障害のリスクがある量の鉛、ヒ素が含まれていたため、ロット No. 041907、製造年月日2019520日の製品を対象に業者 (Cellect Products Inc.およびOglethorpe Ltd.) による自主回収が行われている。当該ロットの製品を2回分/日、日常的に摂取すると、体内に鉛が蓄積し慢性中毒を生じる可能性がある。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。


103日 カナダ保健省が未承認製品に注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2019102日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の30製品に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

製品名・( )内は関連成分
Ligandrol(LGD-4033 (選択的アンドロゲン受容体調節薬))
Testolone(RAD-140 (選択的アンドロゲン受容体調節薬))
YK-11(YK-11 (選択的アンドロゲン受容体調節薬))
YK11 (Revolt Pharma)(YK-11 (選択的アンドロゲン受容体調節薬))
MYO-CARD(cardarine)
MYO-HGH(MK-677 (cardarine))
MYO-STA(ostarine)
MYO-TKO(ostarine DMAA)
Obliterate(ostarineandarinecardarine)
Inhibidex(Androsta-3,5-diene-7,17-dione)
Redline Xtreme(ヨヒンビン)
Yohimbine HCl (Clean Lab)(ヨヒンビン)
Yohimbine HCl (MAN)(ヨヒンビン)
Yohimbine HCl (Nutrakey)(ヨヒンビン)
Yohimbine HCl (Primaforce)(ヨヒンビン)
Yohimbine + Rauwolscine(Allmax)(ヨヒンビン、ラウオルシン)
LIPO 6 Black(ヨヒンビン、ラウオルシン、シネフリン、カフェイン)
LIPO 6 Black Hers(ヨヒンビン、ラウオルシン、シネフリン、カフェイン)
Storm(ヨヒンビン、シネフリン、カフェイン)
Thyrolan Metabolic Optimizer(ヨヒンビン、シネフリン、カフェイン)
C4 Extreme Energy(rauwolfia (インドジャボク))
Sidewalk Kraka(rauwolfia (インドジャボク))
Stimul 8(rauwolfia (インドジャボク))
Xtreme Shock Elite(rauwolfia (インドジャボク))
5150(rauwolfia (インドジャボク)、シネフリン、カフェイン)
ANAVAR 10(オキサンドロロン)
C4 Original(L-ドパ)
Nolvadex 20(タモキシフェン)
DHEA 100(DHEA)
StackUp(DMAA、シネフリン、カフェイン)

■解説
性機能改善、痩身、ワークアウトサプリメントを標榜して店舗で販売されていた当該製品は、医薬品成分が表示されていたため、カナダ保健省により押収された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。なお、当該製品は、過去にも医薬品成分の混入や表示のため注意喚起が出されている。
https://healthycanadians.gc.ca/
recall-alert-rappel-avis/hc-sc/
2019/71157a-eng.php



健康食品素材データベース追加情報より

「グルコサミン」「コンドロイチン硫酸」安全性:医薬品等との相互作用 (191001)
・僧房弁置換術後にワルファリン (抗凝固薬:CYP1A2CYP2C9CYP3A4P糖タンパク質基質) 内服中で、凝固能コントロールは良好であった58 歳男性 (日本) が、自己判断でコンドロイチンおよびグルコサミンを約1ヶ月間摂取 (摂取量不明) したところ、高度の凝固異常をきたし、喉頭蓋血腫による上気道閉塞から心肺停止に陥った。
日本救急医学会雑誌. 2016; 27(9): 590


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより

年をとるにつれて体重が増える理由とは?

多くの人が体重をキープするのに苦労する。スウェーデン・カロリンスカ研究所のチームは、その原因を明らかにしたという。脂肪組織における脂質の代謝回転率が加齢とともに減少するため、食べなくても運動量が減らなくても、容易に体重が増える状態になるというのである。『ネイチャー医学』誌に発表された。

研究チームは、54名の男女の脂肪細胞を平均13年に渡って追跡調査した。その間、体重が増えた者も減った者もいたが、全員が脂肪組織の脂質代謝回転率の減少を示した。それに合わせて摂食量を減らさなかった者は平均20%体重を増やしたという。

研究チームはまた、肥満外科手術を受けた41名の女性の脂質代謝回転率を調べ、手術後4-7年にわたる体重維持との関係を調べた結果、手術前に代謝回転率が低かった者だけが、代謝回転率を高めることができて減量を維持したという。彼女らには代謝回転率を高める余地が残されていたのだろうと研究チームでは推測している。
https://www.nature.com/articles/
s41591-019-0565-5

チーズを食べると塩による血管損傷を相殺できる!?

チーズ好きに朗報! チーズに含まれる天然の抗酸化物質には、食事に含まれる多量の塩分による血管損傷に対する保護効果があるかもしれない、という米国ペンシルバニア州立大学からの研究報告。

ランダム化クロスオーバーデザインの本研究で、研究チームは、成人が高塩分食を摂取した場合、血管機能障害を経験する可能性があることを発見した。けれども、同じ成人が高塩分食と共に14サービングのチーズを摂取すると、血管障害を経験しなくなったという。

筆頭研究者のビリー・アルバ博士は、人々が味も良くリスクを最小にしてくれる食品を過剰な塩と共にバランスよく食べることの助けになるだろうと述べている。

研究チームは、11名の食塩感受性高血圧ではない成人を対象に8日ずつ、低塩分無乳製品食、低塩分高チーズ食、高塩分無乳製品食、そして高塩分高チーズ食の4種類を各々8日間ずつ摂取してもらった。

低塩分食は、ナトリウム11,500mg、高塩分食は、ナトリウム15,500mgとした。チーズ食には様々な種類のチーズが合わせて1170g含まれていた。
各トライアルの終わりに、参加者は研究室で皮下に小さなファイバーを挿入し、血管弛緩を促すアセチルコリンを少量投与された。その反応から研究チームは血管機能を測定した。


高塩分無乳製品食の後で、参加者の血管はアセチルコリンによる弛緩反応が低下したが、高塩分高チーズ食の後では、そのような現象は見られなかったという。
アルバ博士によれば、チーズのどの成分が関与しているかを特定することはできないが、抗酸化物質である可能性が高いということである。
ttps://academic.oup.com/jn/article-abstract/
doi/10.1093/jn/nxz205/5556064/
?redirectedFrom=fulltext


先週の健康・健康食品関連情報(9月29日~10月5日)

行政公表資料より

令和元年版 過労死等防止対策白書の公表 (厚生労働省)

我が国の労働者1人当たりの年間総実労働時間は緩やかに減少している。平成302018 年は前年比14時間の減少となっており、6年連続で減少している。

総実労働時間を所定内労働時間、所定外労働時間の別にみると、所定内労働時間は長期的 に減少傾向が続いている一方、所定外労働時間は、平成262014)年以降、増減を繰り返 しており、平成30年は前年比2時間減少の129時間となっている>

(KC 少しは、仕事時間短くなっているのかな?)


大学・研究機関等公表資料より



女性関連要因と認知機能障害との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)


初潮から閉経までの期間が長いと、認知機能障害のリスクが低くなる。

認知機能障害のリスクは、初潮から閉経までの期間が長いほど低くなり、38年以上の女性は33年以下と比べて38%低くなりました。軽度認知障害に限定しても、結果は変わりませんでしたが、認知症に限定すると、予防的関連はみられなくなりました。


国内初 秋田大学と美酒爛漫が酒粕から新たな免疫調節作用を発見(秋田大学)

国内でも新しい免疫調節作用の期待がある「ディフェンシン-2」の産生誘導の発見、並びに、機能性乳酸菌として市場の認知度が高い「インターロイキン-12 の産生誘導を酒粕も同等に誘導することを発見しております。 さらに、ダブルで免疫産生誘導する素材の発見は、国内でも珍しく、酒粕からの発見は国内初であります。

(KC 甘酒の次は、酒粕ブームがやってきますかね?)


全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎 を有する妊娠女性の現状と課題が明らかに (富山大学)

計画的妊娠が 50%に留まる一方、SLERAUC では不妊治療による妊娠が高率であることが初めて明らかになりました。SLE では早産や妊娠高血圧症候群といった妊娠合併症の頻度が高く、病状が安定しない時期の妊娠がリスクを高めることが判明しました。CD UC では、低出生体重児を出産する頻度が高くなりますが、妊娠中に母体の体重が増加するほどリスクが低下していました。


直腸がんの局所再発に対する 医師のためのWEB相談システム運用を開始

全国5施設の専門医が対応、手術による根治を目指す (国立研究開発法人国立がん研究センター)

国立研究開発法人国立がん研究センター東病院は、直腸がんが局所再発した患者さんに対して手術で根治できる可能性があるか、全国5施設の専門医が国内の医師からの問合せにWEBを用いて応じる、相談システム「CONNECT-LRConsultation system to bring the Next Chance for the Treatment of Locally recurrent Rectal cancer:コネクトエルアール)」(https://connect-lr.net/)を開発し、2019820日より運用を開始しました。

CONNECT-LR」では、日本国内の医師であれば誰でも無料で、直腸がんの局所再発の診断や治療方針、手術可能な施設や受け入れに関する相談を行うことができます。

(KC 医師であればだれでも相談できるから、医師であれば、必ず相談しないといけないに変わってくると、また一段進歩するように思います。)


先週のトクホ・機能性表示食品情報(9月29日~10月5日)

特定保健用食品

今週はなし


機能性表示食品届出公表(9月29日~10月5日)

【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。


E321
頭脳チョコ
味覚糖株式会社
2
イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトン
本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。 イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトンは、健常な中高年の方の、認知機能の一部である記憶力(単語や図形などを覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。

E322
糖カット サラシア
株式会社Rise UP
1
サラシア由来サラシノール
本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールには食事から摂取した糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。

E323
anacara(アナカラ)大人のHMB(エイチエムビー)抹茶×豆乳(14本入)
株式会社リオラージュ
2
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
本品にはカルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)には、運動との併用で、毎日の生活の中で欠かせない筋肉量や筋力の低下の抑制に役立つ機能があることが報告されています。

E324
anacara(アナカラ)大人のHMB(エイチエムビー)抹茶×豆乳(30本入)
株式会社リオラージュ
2
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
本品にはカルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)には、運動との併用で、毎日の生活の中で欠かせない筋肉量や筋力の低下の抑制に役立つ機能があることが報告されています。

E325
イヌリンシロップ
メロディアン株式会社
2
イヌリン
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

E326
MyFit+BodyMake(マイフィットプラスボディメイク)
株式会社Rise UP
1
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。また、腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。

E327
ラフマナイトR
ラシェル製薬株式会社
1
ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン
本品にはラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンが含まれます。ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンには睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つことが報告されています。

E328
小林HMB(エイチエムビー)カルシウムタブレット
小林香料株式会社
1
カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)
本品には、カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)が含まれます。カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)は、筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で、自立した日常生活を送る上で必要な筋力の維持・低下抑制に役立つ機能が報告されています。

E329
十勝のむヨーグルト プレーン
日清ヨーク株式会社
2
乳酸菌NY1301株
本品には乳酸菌NY1301株が含まれます。乳酸菌NY1301株には腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能があることが報告されています。

E330
「『十六茶』プラス」3つのはたらき630
アサヒ飲料株式会社
2
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として) 難消化性デキストリン(食物繊維として)
本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)、難消化性デキストリン(食物繊維として)が含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の内臓脂肪を減らすのを助ける機能が報告されています。難消化性デキストリン(食物繊維として)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑える機能が報告されています。

E331
梅丹 梅肉エキスa
小林製薬株式会社
2
クエン酸
本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。

E332
梅丹 梅肉エキスb
小林製薬株式会社
2
クエン酸
本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。さらに、クエン酸は継続的な摂取により、日常生活の疲労感を軽減することが報告されています。

E333
ターミナリアタブレットGT(ジーティー)
株式会社東洋新薬
1
ターミナリアベリリカ由来没食子酸
本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑える機能が報告されています。

E334
PapriX(パプリックス)パプリカスタイル
グリコ栄養食品株式会社
1
赤パプリカ由来キサントフィル
本品には赤パプリカ由来キサントフィルが含まれます。赤パプリカ由来キサントフィルには、肥満気味の方(体脂肪が気になる方、BMIが高めの方)の体脂肪(皮下脂肪および総脂肪)を減らすのを助け、BMI値を改善する機能があることが報告されています。

E335
ピーチセラミド
株式会社インシップ

1
モモ由来グルコシルセラミド
本品にはモモ由来グルコシルセラミドが含まれます。モモ由来グルコシルセラミドには、肌から水分を逃がしにくくするのを助け、潤いを守るのに役立つ機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな方に適した食品です。

E336
尿酸ヘルプ
株式会社全日本通販
1
アンセリン
本品にはアンセリンが含まれます。アンセリンには血清尿酸値が健常域で高め(尿酸値5.5~7.0mg/dL)の方の尿酸値の上昇を抑制し、下げる機能があります。

E337
アイファインクリア
株式会社日本薬師堂
1
ルテイン
本品にはルテインが含まれています。ルテインは、加齢により減少する目の黄斑部の色素量を補い、コントラスト感度を改善する(ぼやけを解消しくっきりと見る力を助ける)機能があることが報告されています。

E338
健康きらり サラシアプラス
明治薬品株式会社
1
サラシア由来サラシノール
本品にはサラシア由来サラシノールが含まれます。サラシア由来サラシノールには糖の吸収をおだやかにし、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。

E339
世田谷自然食品 グルコサミン+(プラス)コンドロイチン
株式会社世田谷自然食品
1
グルコサミン塩酸塩 サメの軟骨由来コンドロイチン硫酸
本品にはグルコサミン塩酸塩とサメの軟骨由来コンドロイチン硫酸が含まれるので、ひざ関節の軟骨を保護する働きにより、歩く、立つ、座るなど、移動機能の低下を感じている方のひざの曲げ伸ばしを円滑にし、歩行能力の向上を助ける機能があります。中でも、ひざ関節の違和感を感じている方により適した食品です。

E340
桃のセラミドドリンク
オカヤス株式会社
2
モモ由来グルコシルセラミド
本品にはモモ由来グルコシルセラミドが含まれます。モモ由来グルコシルセラミドには、肌の潤いを逃しにくくする機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな方に適した食品です。

E341
え~と
白鳥薬品株式会社
1
大豆由来ホスファチジルセリン
本品には大豆由来ホスファチジルセリンが含まれます。大豆由来ホスファチジルセリンは、記憶力が低下した健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉を思い出す力)の維持をサポートすることが報告されています。

E342
クリルキング
三洋薬品HBC株式会社
1
EPA・DHA
本品には、EPA・DHAが含まれます。EPA・DHAには中性脂肪値を低下させる機能があることが報告されています。

E343
黒豆イソフラボンあん
有限会社ベーカリーミキ
2
大豆イソフラボン
本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。

E344
健脚ヘルプ
小林製薬株式会社
1
HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)
本品には、HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)が含まれます。 HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)には、運動との併用で自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くための筋力)の低下抑制に役立つ機能があることが報告されています。筋力の衰えが気になる方に適しています。

E345
森永ビヒダスヨーグルト 便通改善 ドリンクタイプ
森永乳業株式会社
2
ビフィズス菌BB536
本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、大腸の腸内環境を改善し、便秘気味の方の便通を改善する機能が報告されています。

E346
乳酸菌革命プレミアム
株式会社健康いきいき倶楽部
1
ビフィズス菌BB536
本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、便通を改善する(排便回数を増やす)ことが報告されています。

E347
ヒハツ
丸善製薬株式会社
1
ヒハツ由来ピペリン類
本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。ヒハツ由来ピペリン類は、冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢の皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが報告されています。

E348
Rの美力
サントリーウエルネス株式会社
1
ローズヒップ由来ティリロサイド
本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、体脂肪を減らす機能があることが報告されています。

E349
BIO ACTIVES JAPAN LUTEIN バイオ アクティブズ ジャパン ルテイン
BIO ACTIVES JAPAN株式会社
1
ルテイン
本品にはルテインが含まれます。ルテインは血中ルテイン濃度を増加させる働きがあり、目の黄斑部の色素量を増加させ、目のコントラスト感度を改善することが報告されています。

E350
粒こんにゃくのヘルシーリゾット チーズ
山代フーズ協同組合
2
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

E351
粒こんにゃくのヘルシーリゾット トマト
山代フーズ協同組合
2
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

スポンサーリンク



届出撤回情報


2019924日付け
C289 「オメガエイド」
サントリーウエルネス株式会社 ・・・・ DHA、EPA、ARA(アラキドン酸)
撤回理由 「商品を販売しないため。」

2019925日付け
D122 「INNER(インナー) Heat(ヒート) 33000」
株式会社ECスタジオ ・・・・ モノグルコシルヘスペリジン
撤回理由 「仕様を変更するため。」

2019927日付け
C261 「こんにゃくゼリー マキベリー」
雪国アグリ株式会社 ・・・・ 難消化性デキストリン(食物繊維として)
撤回理由 「現在販売を休止しており、今後も製造の見込みがないため。」

C287 「HMB(エイチエムビー)プラス」
辻 力 ・・・・ 3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB
撤回理由 「商品終売のため」

(KC 個人での届出したが、撤回です。)


今週の注目の届出


E329 「十勝のむヨーグルト プレーン」
日清ヨーク株式会社 ・・・・乳酸菌NY1301
「本品には乳酸菌NY1301株が含まれます。乳酸菌NY1301株には腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能があることが報告されています。」

新規成分 SR(1)で評価
便秘傾向の日本人成人健常者 119 名(男性 35 名、女性 84 名、平均年齢 38.7±11.2 歳)を対象に、1 60L 中に乳酸菌 NY1301 400 億個を含有する飲料を 1 1 本、2 週間摂取させていた(プラセボ対ランダム化二重盲検並行群間比較試験)。
乳酸菌 NY1301 400 億個の 2 週間の摂取の結果、便通に関しては、摂取 1 週目および摂取期間平均の排便回数がプラセボ群に比べて被験食品群で有意に増加していた(それぞれ、p0.01 および p0.01)。また、排便日数は摂取1 週目でプラセボ群に比べて被験食品群で有意に増加していた。摂取期間平均の排便日数はプラセボ群に比べて被験食品群で増加傾向にあった(p0.07 )。排便量は摂取 1 週目および摂取期間平均でプラセボ群に比べて被験食品群で増加傾向にあった(それぞれ、p0.06 および p0.09)。
便中細菌占有率では、 Lactob acillus 属がプラセボ群に比べて被験食品群で 有意に増加していた(p0.01)。 B.longum subsp .longum 属では、プラセボ群 では有意差はなかったが、被験食品群では摂取前後に有意差が見られた。
薬理と治療 47(1): 87-96, 2019

作用機序
乳酸菌 NY1301 株の摂取は、腸内の有用菌を優勢にし、腸内環境を改善させることで便性を正常に近づけ、さらに増加した乳酸菌が有機酸を産生し、この有機酸が腸の蠕動運動を亢進させた結果、便通が改善したことが推測されている。

E331 「梅丹 梅肉エキスa」
「本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。」
E332 「梅丹 梅肉エキスb」
「本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。さらに、クエン酸は継続的な摂取により、日常生活の疲労感を軽減することが報告されています。」

小林製薬株式会社 ・・・・クエン酸

機能性関与成分は、同じクエン酸ですが、機能性が一部違います。それによって、一日の摂取目安量が、違う形になっています。
日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減したい方は1日3gを目安に、運動前にお召し上がりください。(E331E332)
日常生活の疲労感を軽減したい方は1日9gを目安にお召し上がりください。(E332)

(KC 何方も、製品自体は同じものです。E331も、19gとれば、日常生活の疲労感を軽減すると思います。)

E334 PapriX(パプリックス)パプリカスタイル」
グリコ栄養食品株式会社 ・・・・赤パプリカ由来キサントフィル
「本品には赤パプリカ由来キサントフィルが含まれます。赤パプリカ由来キサントフィルには、肥満気味の方(体脂肪が気になる方、BMIが高めの方)の体脂肪(皮下脂肪および総脂肪)を減らすのを助け、BMI値を改善する機能があることが報告されています。」

新規成分 SR1報)で評価
BMI 25.0 kg/m2 以上 30.0 kg/m2 未満の健常成人男女100名を対象とし、赤パプリカ由来キサントフィルを含むカプセルの摂取(1日摂取量あたり9.0 mg)により、腹部脂肪面積(腹部内臓脂肪面積、腹部皮下脂肪面積および腹部総脂肪面積)低減効果などをプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験で検証。毎夕食後12週間摂取。

摂取12週間後において、腹部総脂肪面積および腹部皮下脂肪面積、および BMI の変化量が、赤パプリカ由来キサントフィルを摂取した場合、プラセボを摂取した場合と 比較して有意な低値を示した。
J. Oleo ci. 67,11491162 (2018)

作用機序
これらのことから、赤パプリカ由来キサントフィルは、脂質代謝の働き(脂肪細胞の分化を促進してアディポネクチン産生を誘導)を改善し、脂肪細胞の肥大化を抑制することで、体脂肪(皮下脂肪および総脂肪)の低減、さらにそれに伴う BMI 値の改善効果を示すことが考えられる。

KC カプサンチン,ゼアキサンチン,β-クリプトキサンチンの何が効いているのですかね?

E335 「ピーチセラミド」
株式会社インシップ ・・・・モモ由来グルコシルセラミド
「本品にはモモ由来グルコシルセラミドが含まれます。モモ由来グルコシルセラミドには、肌から水分を逃がしにくくするのを助け、潤いを守るのに役立つ機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな方に適した食品です。」

新規成分 SR(1)で評価
平均年齢47.9歳の26名の健常成人(男性13名、女性13名)、モモ由来グルコシルセラミド0.6あるいは1.2mg を含むゼリーを1日1回経口摂取20日間摂取で試験。
対象はプラセボのゼリー。角質水分、経表皮水分蒸発量(TEWL)で評価。
オープンラベルプラセボ対照前後比較試験。
モモ由来グルコシルセラミド1.2mg/日を継続的に摂取することで、皮膚の保水機能の用量依存性の改善、経皮表皮水分損失の抑制、および皮膚組織の改善、が確認されました。
Endocrine & Metabolic Agents in Medicinal Chemistry (2017, 17, 56-70).

作用機序
モモ由来グルコシルセラミドは、経口摂取によりスフィンゴイド塩基にまで加水分解された後吸収され、セラミドの再構築、角化エンベロープやタイトジャンクションの形成促進を通じて、経皮表皮水分の損失を抑制すると考察できる。
(KC  今まで、米由来、コンニャク由来、パイナップル由来、トウモロコシ由来のグルコシルセラミドは出ていましたが、モモ由来は初出です。)

機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/


過去のメールマガジンは、こちらのサイトから閲覧可能です。
http://kc1104.blogspot.com/2018/


あとがき



今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。

暑さは今日までということですが、10月にはいっても30℃オーバーは、身体に堪えます。くれぐれもご自愛ください。

さて、スポーツの秋ということで、昨日は、少しだけ身体を動かしてみました。

伊豆山神社へ参拝したのですが、階段がなんと837段で、やつと本殿にたどり着くという、いくら10月の爽やかな風は吹くといっても、気温30度の中の階段上りは、ちょっとしんどいものがありました。本当は、さらに山の上にある本宮にも足を延ばしたかったのですが、前日の晩から朝まで降っていた雨の影響と時間が無かったこともあり、断念しました。今、現在筋肉痛が出ていませんが、もしこれが明日あたりに筋肉痛が出てくるようだと、普段の運動不足を反省しないといけないかと思っています。

それでは、素敵なそれぞれの秋を満喫ください。(KC)
スポンサーリンク




平成30年4月1日 第1号発行