平成30年4月1日 第1号発行
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「サプリメントによるアンチ・ドーピング シンポジウム」のご案内
講演会概要
1 日時 令和元年12月5日(木)13時~16時50分 (開場受付 12時30分)
2 会場 墨田リバーサイドホール
東京都墨田区吾妻橋一丁目23番20号
3 講演会内容
講演1「サプリメントによるドーピングはなぜ起こるのか?どうすれば防げるのか?」(仮題) (30分)
株式会社ドーム 執行役員 青柳清治 氏
講演2「最新のスポーツ栄養情報とスポーツ現場でのアンチ・ドーピング指導」(仮題) (30分)
順天堂大学スポーツ健康科学部 協力研究員 鈴木いづみ 氏
スポーツ機能性素材紹介
・4素材を企業から説明 (40分)
・説明企業に対する個別質疑応答 (20分 休憩含む)
講演3「アンチ・ドーピングの現状と課題-CAS/JSAA仲裁判断を通じて」(仮題) (30分)
虎ノ門協同法律事務所 弁護士 望月浩一郎 氏
講演4「ドクターからみたドーピング問題」(仮題) (30分)
パネルディスカッション(質疑応答)
(40分)
パネリスト 各講演者
モデュレーター 株式会社リーランド 代表取締役 継田治生 氏
4 定員 150名 (先着順) 参加費 無料 (事前登録制)
5 参加申込
下記より、必要事項を入力のうえ、お申し込みください。
http://advisory-staff.org/seminarstart/
6 アドバイザリースタッフの更新単位が、各資格認定団体より認定されています。
NR・アドバイザリースタッフ(日本臨床栄養協会) 5単位
健康食品管理士(日本食品安全協会) 5単位
食品保健指導士(日本健康栄養食品協会) 1単位
主 催 Health
Brain(株式会社リーランド)、アドバイザリースタッフ研究会
協 賛 アボットジャパン株式会社、協和発酵バイオ株式会社、
大正製薬株式会社、株式会社渡辺オイスター研究所
後 援 一般社団法人 ウェルネスフード推進協会(予定)
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先週の行政の動き (10月27日~11月2日)
11月1日 イマジン・グローバル・ケア株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令 消費者庁は、本日(11月1日)、イマジン・グローバル・ケア株式会社に対し、同社が供給する「ブロリコ」と称する食品に係る表示について、景品表示法に違反する行為(優良誤認に該当)が認められたことから、同法の規定に基づき、措置命令を行いました。 対象商品 「ブロリコ」と称する食品 表示媒体 a 「ブロリコ研究所」と称する自社ウェブサイト b 「免疫力を高めるブロリコとの出会い」と題する冊子 c 「病気を予防したいあなたへ。 」等と題するチラシ 表示内容 a.トップページにおいて、 例えば、「免疫力を高める方法についての情報 ブロリコ研究所」、「免疫低下で 病気を招く」及び「免疫を高めるブロリコ」、「もっと知りたい! 今 話題のブロリコと自然免疫活性成分って?」並びに「免疫力を高める ブロリコ」と表示するなど、
b 冊子及びチラシにおいて、
例えば、「免疫力を高めるブロリコとの出会い」、「免疫が下がるとあらゆる疾病リスクが高 まる」等と表示するなど、 表示することにより あたかも、本件商品を摂取するだけで、免疫力が高まり、疾病の治療又 は予防の効果が得られるかのように示す表示をしていた。 詳細は、 https://www.caa.go.jp/notice/assets/ representation_191101_01.pdf (KC 景品表示法の措置命令が出るであろうことは、だいぶ前からの周知の事実でしたが、随分と措置命令を出すまで時間がかかっていました。今後、この課徴金がいくらくらいになったのか、注目したいところです。) 11月1日 「「科学的根拠に基づく情報」との向き合い方」の公表 (国立健康栄養研究所) detail771.html テレビや雑誌、インターネットなどにあふれる健康情報には、信頼できるものからそうでないものまで様々なものがあります。その中で、あやしい情報に振り回されないようにするには、科学的根拠に基づいた情報の選択が重要です。健康食品などの宣伝や広告で見られる「医師が勧めている」や「学会で効果が発表された」といった謳い文句は、本当に信頼できるものなのでしょうか? |
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(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)
10月30日 カナダ保健省が未承認製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2019年10月30日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の22製品に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。 製品名:Rush Hour 72 関連成分:シルデナフィル、タダラフィル 製品名:Vita-X Revitalizing Capsules Extra Strength 関連成分:シルデナフィル 製品名:Cardarine GW 関連成分:Cardarine 製品名:CIA 25 関連成分:タダラフィル 製品名:DEC 200 関連成分:デカン酸ナンドロロン 製品名:DROSTANOLONE PROPIONATE 関連成分:プロピオン酸ドロスタノロン 製品名:EQ 200 関連成分:ウンデシレン酸ボルデノン 製品名:LGD 4033 関連成分:LGD-4033 (選択的アンドロゲン受容体調節薬) 製品名:MK 677 (Pharma Core) 関連成分:MK 677 製品名:MK 677 (Sarmsfit) 関連成分:MK 677 製品名:NAVAR 10 関連成分:オキサンドロロン 製品名:Norvotrop 関連成分:ソマトロピン 製品名:Ostarine 関連成分:オスタリン 製品名:PRO-STARINE 12.5 関連成分:オスタリン 製品名:RAD 140 関連成分:RAD 140 製品名:SUSTANON (Steel Corp)関連成分:プロピオン酸テストステロン、フェニルプロピオン酸テストステロン、イソカプロン酸テストステロンデカン酸テストステロン 製品名:TEST 400 関連成分:エナント酸テストステロン、デカン酸テストステロン 製品名:TEST-E 250 関連成分:エナント酸テストステロン 製品名:Thyrolan Metabolic Optimizer 関連成分:ヨヒンビン、カフェイン、シネフリン 製品名:YK 11 関連成分:YK 11 製品名:Yohimbine HCL (Clean Lab) 関連成分:ヨヒンビン 製品名:Yohimbine (Eon Nutraceuticals) 関連成分:ヨヒンビン ■解説 性機能改善、痩身、ワークアウトサプリメントを標榜して店舗で販売されていた当該製品は、医薬品成分が表示されていた、または過去に違反製品として摘発された製品と類似していたため、カナダ保健省により押収された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert- rappel-avis/hc-sc/2019/71157a-eng.php シネフリン 陳皮 (チンピ)、枳実 (キジツ) 、呉茱萸 (ゴシュユ) など、ミカン科植物を基原とする生薬に含まれるアルカロイドで、血管収縮作用、血圧上昇作用、気管支筋弛緩作用が認められている。エフェドリンと化学構造が類似しているため、エフェドリン同様、カフェインならびにその他の興奮剤と同時に摂取すると、めまい、ふるえ、頭痛、不整脈、心臓発作、精神病、脳卒中など、有害事象が誘発される可能性がある。 10月31日 「いわゆる健康食品との因果関係が疑われる健康被害 (症例報告) (2016.11~) 」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/ detail3385.html 日本の症例報告は下記の通り(既出あり) ・潰瘍性大腸炎のためメサラジン (炎症性腸疾患治療薬) 、プレドネマ (炎症性腸疾患治療薬) 、インフリキシマブ (リウマチ治療薬) 、ゲムシタビン (抗がん剤) を服用、白血球除去療法を施行していた59歳女性 (日本) が、医師に適応外処方された「青黛 (Qing-Dai) 」を摂取していたところ、18ヶ月後に三尖弁圧較差拡大が認められ、20ヶ月後より息切れを生じた。その後も摂取を継続したところ、息切れが悪化したため摂取22ヶ月目に受診し、当該製品との関連が疑われる肺動脈性肺高血圧症と診断され、摂取中止と加療により改善した。 Intern Med. 2019 Feb 1;58(3):395-399. ・不安神経症、不眠症、甲状腺機能低下症、便秘症のためトリアゾラム (催眠薬) 、ニトラゼパム (催眠薬) 、レボメプロマジン (精神病治療薬) 、レボチロキシン (甲状腺ホルモン製剤) 、センノシド (下剤) を服用中の31歳女性 (日本) が、中国製ダイエット製品「強効痩」を2カプセル/日、1ヶ月間摂取したところ、総ビリルビン上昇、黄疸を伴う肝障害を生じ、摂取中止と加療により改善した。6年後、異なる中国製ダイエット製品「(新) 曲美」を2カプセル/日、約1ヶ月間摂取したところ、吐き気、全身倦怠感を生じ、肝機能マーカー (AST、ALT、LDH、ALP、γ-GTP、総ビリルビン) の上昇が認められ、DDW-J2004薬物性肝機能障害ワークショップのスコアリングにより、摂取した製品による薬物性肝障害の可能性が高いと判断された。 肝臓 2018 59(3) 171-179 ・59歳女性 (日本) が健康維持のため「レンチンプラス」、「DHA&EPA」、「グルコサミン&コンドロイチン」を約10年間摂取し、感冒のため「スパーク21G」を1日分摂取したところ、約2週間後より腹部不快感により受診し、肝機能マーカー (AST、ALT、γ-GTP) 上昇を認めた。DLSTを行ったところ、2製品「レンチンプラス」、「スパーク21G」に陽性を示し、摂取中止のみで改善、DDW-J2004薬物性肝機能障害ワークショップのスコアリングにより、摂取した2製品による薬物性肝障害の可能性が高いと判断された。 ・59歳男性 (日本) が「ヘパリーゼW」を摂取したところ、2日後の健康診断にて肝機能異常がみられたため、摂取4日後に受診し、肝機能マーカー (AST、ALT、γ-GTP) 上昇を認めた。DLSTを行ったところ、当該製品に陽性を示し、摂取中止のみで改善、DDW-J2004薬物性肝機能障害ワークショップのスコアリングにより、摂取した「ヘパリーゼW」による薬物性肝障害の可能性が高いと判断された。日本消化器病学会雑誌 2015 112(臨増大会) A865. ・再発性ホジキンリンパ腫、糖尿病、リウマチ性関節炎のため、メロキシカム、サラゾスルファピリジン、ファモチジン、ベンズブロマロン、アルファカルシドール、プレドニソロン、ロキソプロフェンを服用中の52歳男性 (日本) が、ゲルソン療法のジュース (ニンジン4~5 kg/日、リンゴ200~300 g/日、推定カリウム摂取量16,000 mg/日以上)を12日間摂取したところ、重度の高カリウム血症を発症し、摂取中止と加療により治癒した。 Clin Nutr. 2005 Oct;24(5):864-5. サプリメントの摂取との関連が疑われる不正出血が2例報告されている。個々の詳細は以下のとおり。 1) 大腸がんの既往歴がある89歳女性 (日本) が、健康維持のためサプリメントの摂取を開始し、8年間で徐々に摂取量と種類を増やして最終的に32種類を摂取していたところ (摂取量の詳細不明) 、乳房緊満、乳頭色素沈着、不正出血、子宮内膜肥厚を生じ、摂取中止と加療により改善した。 2) 79歳女性 (日本) が、健康維持のため13種類のサプリメントを数年間、これに加えてプエラリア・ミリフィカを含むサプリメントを半年間摂取していたところ、乳頭色素沈着、不正出血、子宮内膜肥厚を生じ、摂取中止と加療により改善した。 女性心身医学2017 22(2) 170-175 ・50代女性 (日本) が、倦怠感改善を目的に3種類の健康食品 (スピルリナ、霊芝、麹菌、玄米、大豆、貝カルシウムなどを含む2製品+アセロラ果汁、でんぷん加水分解物、オリゴ糖、レモン果汁を含む1製品) を約10年間使用していたところ、発熱と倦怠感が約6ヶ月間持続し、検査で抗核抗体陽性、肝機能マーカー (ALP、γ-GTP) の上昇が認められた。スピルリナ等を含む2製品を摂取目安量の6~7倍に増量して5ヶ月間摂取を継続したところ、肝機能が増悪し、肝生検で胆汁うっ滞が確認され、摂取中止と加療により改善した。薬剤リンパ球刺激試験 (DLST) で3製品すべてに対して陽性を示し、薬物性肝障害と診断された。 New Diet Therapy 2017 32(4) 3-12 ・40代男性 (日本) が、朝方にカフェインサプリメント1錠を摂取するはずが誤って4錠 (800 mg) を一度に摂取し、約30分後より動悸、吐き気、呼吸困難を生じて医療機関を受診。補液を行ったが改善せず、同日夕方に再診。呼吸性アルカローシス、テタニー症状、低カリウム血症、低ナトリウム血症、洞性頻脈、血中テオフィリン濃度上昇を認め、急性カフェイン中毒と診断。加療により改善した。日救急医会関東誌 2015 36(2) 275-8 ・69歳女性 (日本) が、輸入サプリメント「スーパーマルチビタミンミネラル」、「フィッシュオイル」を1年間、グルコサミン、ヒアルロン酸配合サプリメント「ジョイントスーサー」を2ヶ月間摂取していたところ、生物咬傷による受診をきっかけに肝酵素上昇、眼球結膜黄染、肝、腎機能障害、炎症所見が認められた。薬剤リンパ球刺激試験で「ジョイントスーサー」、「スーパーマルチビタミンミネラル」に陽性を示し、これらを原因とする薬物性肝障害と診断、加療によって回復した 。日本救命医療学会雑誌 2015 29 69-74 健康食品素材データベース追加情報より 「ヒュウガトウキ、日本山人参」危険情報:被害事例 ・57歳女性 (日本) がヒュウガトウキを約一ヶ月間摂取したところ、嘔気、動悸を訴え受診し、肝機能マーカー (AST、ALT、γ-GTP) 上昇を認めた。ヒュウガトウキに対するDLSTが陽性を示し、摂取中止のみで改善、DDW-J2004薬物性肝機能障害ワークショップのスコアリングにより、摂取したヒュウガトウキによる薬物性肝障害の可能性が高いと判断された。 日本消化器病学会雑誌 2015 112(臨増大会) A865. |
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①キノコは前立腺がんのリスクを下げる? キノコをたくさん食べる男性は前立腺がんのリスクが低いようだ、という36,000人以上の日本人男性を対象にした東北大学の研究。 研究チームは、宮城と大崎で40-79歳の男性合計36,499人のコホートを13年(大崎)および24年(宮城)間追跡調査した。追跡期間中に3.3%が前立腺がんを発症した。 データ解析の結果、キノコの定期的に摂取することは、前立腺がんリスクの低下と関連があり、特に50歳以上で肉と乳製品を多く摂る男性で顕著であったという。すなわち、キノコを週1-2回摂取した男性は、週1回未満の男性と比較して、前立腺がんの発症リスクが8%低く、さらにキノコを週3回以上摂取した男性は、17%低かった。 「キノコは、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、特にL-エルゴチオネインの優れた供給源である」と研究者はコメントしている。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/ 10.1002/ijc.32591 (KC こんなのが出ると、また1週間だけ、スーパーからキノコ類が消えそうですね。) |
②短時間睡眠と心臓病・脳卒中:最悪のコンボ 高血圧、2型糖尿病、心疾患、脳卒中の既往のある中年成人で、1日6時間未満しか眠らない人は、がんと早死の高いリスクがあるようだ、という米国ペンシルバニア州立大学からの研究報告。 「我々の研究が示唆しているのは、十分な睡眠は人々を健康にしリスクから遠ざける効果があるということである」と筆頭研究者のジュリオ・フェルナンデス=メンドーサ准教授は語っている。 研究チームは、『ペンシルバニア州成人コホート』の参加者でのうち「ステージ2高血圧または2型糖尿病」および「心疾患または脳卒中」という2群に分類される20-74歳の1,600名以上の成人(半数以上が女性)のデータを解析した。対象者は1991年から1998年の間に睡眠研究室における研究で1泊して睡眠状態を測定されていた。2016年まで追跡調査され死亡原因などが調べられた。 その結果、512名の死亡が確認され、うち3分の1が心疾患か脳卒中、4分の1ががんによるものだった。 高血圧か糖尿病の患者で睡眠時間が6時間未満の者は、心疾患か脳卒中で死亡するリスクが2倍高かった。 心疾患か脳卒中の患者で睡眠時間が6時間未満の者は、がんで死亡するリスクが3倍高かった。 高血圧か糖尿病の患者の早死のリスクは、6時間未満の睡眠ではほとんど変化しなかった。 「短時間睡眠は、長期の健康予測における有用なリスク因子であり、臨床においては主要な標的とされる可能性もあるだろう」とフェルナンデス=メンドーサ准教授は語っている。「私は、睡眠に関する政策を変更して、ヘルスケアシステムの一部に組み込むべきだと思う。特殊な睡眠問題を持つ人々を発見してそれを改善することで、より効果的な治療、良好な長期予後につながるだろう。」 JAHA.119.013043 |
③45歳で歩くのが遅い者は加齢の進行が速いのかもしれない!? 45歳の歩行速度、特に全力で「歩行」(走らずに)したときのそれは、脳と身体の加齢の指標として使える可能性があるようだ、という米国デューク大学からの研究報告。 研究チームによれば、歩行が遅い人は、19の指標で「加齢が加速」していることが示されたという。肺、歯、免疫系が、より速く歩ける人に比べて悪化している傾向が高かったという。 「実際ショックだったのは彼らが45歳だったということだ。そういう測定をするような年齢ではない」と筆頭研究者のライン・ラスムッセン博士は語っている。 同様にショックだったのは、幼いころの神経認知学的検査が、彼らが遅い歩行者になることを予言していたことであるという。3歳の時点で、彼らのIQ、言語理解、フラストレーション耐性、運動スキル、感情コントロールのスコアが、45歳時の歩行速度の予測因子になっていたのである。 研究チームは、ニュージーランドのダニーデンである年に生まれた千人近い人々の長期縦断データを解析した。今回の解析では、45歳になった904名が検査された。 MRI検査では、遅い歩行者は脳容積が小さい傾向、平均皮質厚の減少、脳表面積の減少、白質「超強度」の発生率の高い傾向が見られた。脳は明らかにいくぶん加齢が進んでいるようだったという。 https://jamanetwork.com/journals/jamanet workopen/fullarticle/2752818 |
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行政公表資料より
特になし
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肉・魚摂取と胆道がん罹患との関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)
8401.html 肉類の摂取量が多い男性において、統計学的有意に胆道がんのリスクが低いことが示されました。肉類を鶏肉と赤肉に分けて解析をしたところ、胆道がんリスクの低下は、鶏肉摂取との関連はみられませんでしたが、赤肉摂取が多いほどリスク低下と関連していました。魚類の摂取は、胆道がんリスクとは関連が見られませんでした。胆道がんを、胆嚢がんと肝外胆管がんのサブタイプに分類して肉類・魚類摂取との関連を解析したところ、肉類摂取が多い男性において肝外胆管がんのリスクが低い傾向が見られましたが、統計学的に有意なリスク低下ではありませんでした。 女性においては、肉類摂取および魚類摂取と胆道がんのリスクとの関連は認められませんでした。 (KC 肉を多く食べるほうが胆道がんのリスクが高いような気がしますが、逆なのですね?)
身体活動量・座位時間・ディスプレイ視聴時間とドライアイとの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphcnext/result/ individual.html?entry_id=55 身体活動量が多いグループでは、少ないグループに比べて、男女ともドライアイの有病率が統計学的有意に低いことがわかりました。一方、座位時間・ディスプレイ視聴時間が長いグループでは、短いグループに比べて、男女ともドライアイの有病率が統計学的有意に高いことがわかりました。 漢方便秘薬による腸の水分分泌メカニズムを解明 (福岡大) 0a23c260429b74c24e66229a6dbc3c6a.pdf 漢方便秘薬である潤腸湯や麻子仁丸に含まれるマシニン、キョウニン、トウニ ン、ダイオウのそれぞれが単独でも大腸上皮で水分分泌を引き起こすことを見つけました。 マシニンが CFTR (cystic fibrosis transmembrane conductance regulator;嚢胞性繊維症膜コンダクタンス制因子) クロライドチャネルを介してクロライドイオン(Cl−)を流出させる一方、キョウニン、トウニン、ダイオウが BK (big-conductance Ca2+-activated K+ channel; 大コンダクタンス Ca2+活性化カリウム チャネル)を介してカリウムイオン(K+)を流出させることが分かりました。 これらの生薬成分の組み合わせが、腸の細胞から腸管内へプラスに荷電したカリウムとマイナスに荷電したクロライドが同時的に流出して、効率的に水の流出をもたらすことが便秘改善(緩下)作用を もたらすメカニズムであることが明らかにされました。 世界初の認知症予防を実現 「認知症は酸化ストレス病」を臨床試験で実証 (岡山大) press2019/press20191031-5.pdf ヒトによる認知症の前段階であるmild cognitive impairment(MCI)の前向き、多施設、ランダム化二重盲検、プラセボ・コントロール介入試験を実施。その結果知的評価スケールであるMMSEと長谷川式認知症スコアの2評価法において、抗酸化配合剤TwXが有意差をもってMCIの進行を防止することを明らかにしました。 (KC 先日の日本臨床栄養学会でも、私の発表の2つ前で、岡山大の脳神経内科の先生が発表していました。) ストレス対処能力のある労働者は歯周炎のリスクが低いことを発見(岡山大) http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/ press2019/press20191031-2.pdf 職場でのストレスが無い労働者と比べて、ストレスを感じながらも対処能力が低い労働者は、歯周炎であるリスクが2.79倍であることがわかりました。 また、ストレスが無い労働者と比べて、ストレスを感じながらも対処能力が高い労働者は、歯周炎であるリスクが0.30倍であることがわかりました。 したがって、労働者にとって、ストレスに対処する能力はメンタルヘルスだけでなく、歯周炎にも影響を与える可能性が示されました。 |
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特定保健用食品
特になし |
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※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 |
E393
アロエのサプリ 森永乳業株式会社 サプリ アロエ由来ロフェノール、アロエ由来シクロアルタノール 本品にはアロエ由来ロフェノール、アロエ由来シクロアルタノールが含まれます。アロエ由来ロフェノール、アロエ由来シクロアルタノールには肌の保湿力を高めまた、水分量を増やす機能があることが報告されています。 E394 ブルーベリーEX(イーエックス) 小林製薬株式会社 サプリ ビルベリー果実由来アントシアニン 本品にはビルベリー果実由来アントシアニンが含まれます。ビルベリー果実由来アントシアニンには、VDT作業(パソコンやスマートフォンなどのモニター作業)の目の疲れによるピント調節機能の低下を緩和することが報告されています。 E395 おはだうるおう ヒアルロン酸 株式会社ファイン サプリ ヒアルロン酸Na 本品にはヒアルロン酸Naが含まれます。ヒアルロン酸Naには肌の水分を保持し、肌の乾燥を緩和する機能があることが報告されています。 E396 プラズマローゲンプラス 三生医薬株式会社 サプリ ホヤ由来プラズマローゲン 本品にはホヤ由来プラズマローゲンが含まれますので、人の顔や物を置いた場所、戸締りをしたことを覚えておくなど、認知機能の一部である視覚的な記憶力を維持する機能があります。視覚的な記憶力とは、図形を認識し、記憶し、それを後から呼び起こす力であり、図形や空間的表現の処理能力のことをいいます。本品は記憶力の衰えを感じる中高年の方に適した食品です。 E397 ドリエル ナチュラルスリープ エスエス製薬株式会社 サプリ GABA 本品にはGABAが含まれています。GABAには睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能があることが報告されています。 E398 記憶の維持にセラクルミン 粒タイプ 株式会社セラバリューズ サプリ クルクミン
本品には高吸収クルクミンが含まれます。本品に含まれているクルクミンは、MCI(軽度認知障害)の方を含む中高年の健常域者の方の、脳の記憶や感情を司る部位の一部(視床下部)への、老化に伴うアミロイドベータやタウタンパク質の蓄積を抑え、加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉を覚え、思い出す力)と注意力(一つの物事に注意を払い、持続する力)を維持する機能が報告されています。
E399 Jellsy(ジェルシー) カベルネ・ソーヴィニヨン 伊那食品工業株式会社 その他加工 ローズヒップ由来ティリロサイド 本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。BMIが高めで体脂肪が気になる方に適しています。 E400 健菜青汁 糖脂対策 株式会社えがお その他加工 イソマルトデキストリン(食物繊維) 本品にはイソマルトデキストリン(食物繊維)が含まれます。イソマルトデキストリン(食物繊維)には食後の血糖値が上がりやすい方の食後血糖値上昇や、食後に血中中性脂肪が高めになる方の食後血中中性脂肪上昇をおだやかにする機能が報告されており、食後の血糖値の上昇や血中中性脂肪の高さが気になる方に適しています。 E401 サゲケア 株式会社京福堂 サプリ GABA 本品には、GABAが含まれます。GABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。血圧が高めの方に適した食品です。 E402 中脂サポーター 株式会社健美舎 サプリ アフリカマンゴノキ由来エラグ酸 本品にはアフリカマンゴノキ由来エラグ酸が含まれます。アフリカマンゴノキ由来エラグ酸は、肥満気味の方の体脂肪、中性脂肪、及び体重やウエスト周囲径を減らすことをサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。 E403 イソフラボンGOLD(ゴールド) 株式会社エーエフシー サプリ 大豆イソフラボン 本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。 E404 イソフラボンSTART(スタート) 株式会社エーエフシー サプリ 大豆イソフラボン 本品には大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンには骨の成分の維持に役立つ機能があることが報告されています。本品は丈夫な骨を維持したい方に適した食品です。 E405 キョーリック リラックスGABA(ギャバ) 湧永製薬株式会社 サプリ GABA 本品にはGABAが含まれます。GABAには勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています。 届出撤回情報 2019年10月25日付け C305 「キオキープ」 プリンシパルヘルスケア株式会社 ・・・・イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトン 撤回理由 「販売終了となったため。」 2019年10月28日付け C144 「健眠サプリ」 株式会社宇治田原製茶場 ・・・・ L-テアニン 撤回理由 「販売終了のため」 C146 「骨サポート」 株式会社宇治田原製茶場 ・・・・大豆イソフラボン(アグリコンとして) 撤回理由 「販売終了のため」 |
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E398 「記憶の維持にセラクルミン 粒タイプ」
株式会社セラバリューズ ・・・・ クルクミン 「本品には高吸収クルクミンが含まれます。本品に含まれているクルクミンは、MCI(軽度認知障害)の方を含む中高年の健常域者の方の、脳の記憶や感情を司る部位の一部(視床下部)への、老化に伴うアミロイドベータやタウタンパク質の蓄積を抑え、加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした言葉を覚え、思い出す力)と注意力(一つの物事に注意を払い、持続する力)を維持する機能が報告されています。」 同社のD515 「記憶の維持にセラクルミン」と、若干機能性表示に変化が見られます。 「本品には高吸収クルクミンが含まれます。本品に含まれているクルクミンは、脳の記憶や感情を司る部位の一部(視床下部)への、老化に伴うアミロイドベータやタウタンパク質の蓄積を抑え、加齢により低下する認知機能の一部である記憶力(言葉や図形を覚え思い出す能力)の維持に役立ちます。」 (KC 対象者が、MCI(軽度認知障害)の方を含む中高年の健常域者の方と、MCIの人を含める書き方になっています。どちらにしても、販売した時に、どんなパッシングを受けるのか、長目したいと思います。) 機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。 https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/ |
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今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。 こんばんは 何と今回は、前日に配信です。 先週のクローズアップ現代に少しだけ、映っていましたが、あんな感じでも反響はあり、週刊誌等の取材依頼があったりしてビックリです。やはり、NHKと言うのはすごいところです。 さて、巻頭で、講演会の案内を出させていただきました。 時間がある方は、是非参加をご検討いただければ幸いです。ただ、残席が少ないため、早めの申し込みをお願い致します。 今回、お話しいただく4名の先生を同時にお呼びして講演会を開催することは、たぶん今後できないと思われ、クローズな講演会と言うことを講師の先生には伝えてあり、より濃密な話が聞けると思います。さらに、協賛企業の応援により、無料での開催といたしました。 このような機会は、本当にないかと思いますので、ご検討いただくことをお勧めいたします。 それでは、素敵な週末になりますように。(KC) |
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平成30年4月1日 第1号発行