2020年4月4日土曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第105号:(2020/3/29~4/4)

平成30年4月1日 第1号発行
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【注目】


#1 塩分摂り過ぎ、免疫力低下か

#2 もっと歩けば、死亡リスクが下がります!?

#5 大学・研究機関等公表資料より

#6 機能性表示食品届出公表一覧

行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (329日~44)
 
 
3月27日 食品衛生法の指定成分の告示 (厚生労働省)
 
3月27日付けにて、厚生労働省から、食品衛生法第八条第一項の規定に基づき厚生労働大臣が指定する指定成分等の告示が公表されました。
 
厚生労働省令第50号令和2327日食品衛生法施行規則の一部を改正する省令
https://www.mhlw.go.jp/content/
000614417.pdf

 
(指定成分の健康被害情報の届出の内容を示している。)
 
厚生労働省告示第119号食品衛生法第八条第一項の規定に基づき厚生労働大臣が指定する指定成分等(令和2327日)
https://www.mhlw.go.jp/content/
000614389.pdf

 
(指定成分として、コレウス・フォルスコリー、ドオウレン、プエラリア・ミリフィカ、ブラックコホシュを指定)
 
厚生労働省告示第121号指定成分等含有食品の製造又は加工の基準(令和2327日)
https://www.mhlw.go.jp/content/
000614395.pdf

 
(指定成分のGMP基準)
 
 
3月27日 食品表示基準の一部改訂 (消費者庁)
 
3月27日に付けにて、食品表示基準の一部改訂が行われた。それに伴い、「食品表示基準について」「食品表示基準Q&A」も改訂されています。
 
最新の食品表示基準
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
food_labeling_act/pdf/
food_labeling_cms101_200327_06.pdf

 
今回改定の新旧対照条文
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
food_labeling_act/pdf/
food_labeling_cms101_200327_07.pdf

 
最新の食品表示基準について
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
food_labeling_act/pdf/
food_labeling_cms101_200327_12.pdf

 
新旧対照表
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
food_labeling_act/pdf/
food_labeling_cms101_200327_14.pdf

 
最新の食品表示基準Q&A
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
food_labeling_act/pdf/
food_labeling_cms101_200327_26.pdf

 
新旧対照表
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
food_labeling_act/pdf/
food_labeling_cms101_200327_28.pdf

 
 
3月27日 食品表示基準等の一部改正案に関する意見募集の結果の公示
 
内閣府から、食品表示基準等の一部改正案に関する意見募集の結果が公示されました。
 
食品表示基準等の一部改正案に関する御意見の概要及び御意見に対する考え方
https://search.e-gov.go.jp/servlet/
PcmFileDownload?seqNo=0000200118

 
 
3月31日 株式会社ビーボに対する景品表示法に基づく課徴金納付命令
https://www.caa.go.jp/notice/
assets/
representation_cms215_200331_01.pdf

 
消費者庁は、本日(331)、株式会社ビーボに対し、同社が供給する「ベルタ酵素ドリンク」と称する食品及び当該食品を含む「ダイエットパック」と称するセット商品に係る表示について、景品表示法の規定に基づき、課徴金納付命令を発出しました。
 
課徴金対象行為(違反行為)に係る商品 「ベルタ酵素ドリンク」と称する食品 、「ベルタ酵素ドリンク」と称する食品を含む「ダイエットパック」と称するセット商品

表示媒体  自社ウェブサイト


課徴金対象行為をした期間  平成30年7月24日から同年12月21日までの間


表示内容

例えば、「本気でダイエットなら ベルタ酵素ドリンク99%が、痩せています」、「食べたい!でも太りたくない!そんなあなたにオススメ!」 等と記載するなどにより、あたかも、本件2商品の各商品を摂取するだけで、本件2商品の各商品に含まれる成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。

課徴金額  642万円

 
 
3月31日 食品添加物表示制度に関する検討会報告書の公表 
 
消費者庁では、平成314月から令和22月までの全9回にわたり、「食品添加物表示制度に関する検討会」を開催し、消費者の食品添加物の表示の利活用の実態や、海外における食品添加物の表示制度等も踏まえ、食品添加物表示制度の在り方について議論を行ってまいりました。
本日、「食品添加物表示制度に関する検討会報告書」が取りまとめられましたので、公表いたします。
 
食品添加物表示制度に関する検討会 報告書
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
meeting_materials/
review_meeting_003/pdf/
food_labeling_cms101_200331_01.pdf

 
(KC 今後、この報告書をもとに、食品表示基準の改定が行われます。)
 
 
331日 ダイエットサプリメント等の販売を行う通信販売事業者に対する措置命令について (埼玉県)
https://www.pref.saitama.lg.jp/
a0001/news/page/2019/0331-08.html

 
埼玉県は、令和2331日、株式会社ニコリオに対し、同社が販売する「Lakubi(ラクビ)」と称するダイエットサプリメントに係る取引について、景品表示法に違反する行為(優良誤認及び有利誤認)が認められたことから、同法の規定に基づき措置命令を行いました。
 
対象商品「Lakubi(ラクビ)」と称するダイエットサプリメント

表示媒体 同社が運営する公式ウェブサイト及びアフィリエイトサイト

違反の概要
自社ウェブサイトにおいて、「そうは言っても・・・高価なものは続けにくいですよね」、「そこで『Lakubi』は1日たった17円」等と記載するなど、あたかも、本件商品の一日当たりの購入価格が17円であるかのように表示していました。
しかし、1日当たりの購入金額17円は、本件商品の初回購入価格500円を基に計算された値であり、2回目以降の購入には適用されないものでした。(有利誤認)
 
アフィリエイトサイトにおいて、「3ヶ月で7kg落ちた方法を紹介!」等と記載するなど、あたかも、本件商品を摂取することにより、容易に痩身効果が得られるかのような表示をしていました。
しかし、実際には痩身効果を得るためには本件商品の摂取のほか、食事制限(腹6分、間食禁止等)及び運動を条件としており、本件商品の摂取だけでは痩身効果を得られるものではありませんでした。(優良誤認)
 
(KC 最近は、地方庁も積極的に景品表示法違反を取り締まり始めました。)
 
 
41日 「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」及び「機能性表示食品に関する質疑応答集」の一部改正
 
41日付けにて、機能性表示食品のガイドラインとQ&Aの改正版が公表されました。
 
機能性表示食品の届出等に関するガイドライン
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
foods_with_function_claims/pdf/
foods_with_function_claims
_200401_0002.pdf

 
新旧対照表
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
foods_with_function_claims/pdf/
foods_with_function
_claims_200401_0003.pdf

 
 
機能性表示食品に関する質疑応答集
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
foods_with_function_claims/pdf/
foods_with_function_claims
_200401_0004.pdf

 
新旧対照表
https://www.caa.go.jp/
policies/policy/food_labeling/
foods_with_function_claims/pdf/
foods_with_function_claims
_200401_0005.pdf

 
 
41日 「特定保健用食品の表示許可等について」の一部改正について
 
今般、健康増進法の一部を改正する法律及び 健康増進法施行令及び消費者庁組織令の一部を改正する政令が施行されました。 このため、「特定保健用食品の表示許可等について」を別紙新旧対照表のとおり当該法令の施行に 伴う改正その他所要の改正を行い、令和2年4月1日(ただし、別添1 の9の規定については令和2年6月1日)から施行しますので、御了知願います。
 
「特定保健用食品の表示許可等について」最新版
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/food_labeling
_cms206_200401_01-6.pdf


新旧対照表

https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/
food_labeling_cms206
_200401_01-7.pdf

 
特定保健用食品に関する質疑応答集 最新版
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/
food_labeling_cms206
_200401_02-2.pdf


新旧対照表
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/
health_promotion/pdf/
food_labeling_cms206
_200401_02-3.pdf

 
 
4月1日 「特別用途食品の表示許可等について」の一部改正について
 
今般、健康増進法の一部を改正する法律及び 健康増進法施行令及び消費者庁組織令の一部を改正する政令が施行されました。 このため、「特別用途食品の表示許可等について」について、別紙新旧対照表のとおり当該法令の施行に伴う改正その他所要の改正を行いましたので、御了知願います。
 
「特別用途食品の表示許可等について」 最新版
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/health_promotion/
pdf/food_labeling_cms206
_200401_04-5.pdf


新旧対照表
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/health_promotion/
pdf/food_labeling_cms206_200401
_04-6.pdf

 
特別用途食品に関する質疑応答集
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/health_promotion/
pdf/food_labeling_cms206
_200401_05-2.pdf


新旧対照表
https://www.caa.go.jp/policies/
policy/food_labeling/health_promotion/
pdf/food_labeling_cms206
_200401_05-3.pdf

 
 
4月1日 新たな食品表示制度の完全施行について
https://www.caa.go.jp/notice/assets/
food_labeling_cms101_200401_01.pdf

 
4月1日付けにて、消費者庁から、食品表示法理完全施行の周知徹底の連絡がありました。
平成 27 年に食品表示基準が制定され新たな食品表示制度が開始されました。この新たな食品表示制度は、本年3月 31 日までの5年間は、従前の表示を行えるよう経過措置期間を設けておりましたが、本年4月1日から新たな食品表示制度が完全に施行されますので、改めて周知いたします。

 
(KC 4月1日以降製造の加工食品は、原則すべて、栄養成分表示が義務付けられます。)
 
 
(健康食品ではありませんが)
 
331日 EMS機器の販売事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令
https://www.caa.go.jp/notice/assets/
representation_200331_01.pdf

 
消費者庁は、本日、EMS機器の販売事業者4社に対し、4社が供給するEMS機器に係る表示について、それぞれ、景品表示法に違反する行為(優良誤認に該当)が認められたことから、同法の規定に基づき、措置命令を行いました。
 
対象会社・・・対象商品
株式会社オークローンマーケティング・・・「スレンダートーン アブベルト」と称する商品

株式会社ディノス・セシール・・・「クワトロビート」と称する商品、「TBCスレンダーパッドBE」と称する商品

株式会社プライムダイレクト・・・「バタフライアブス」と称する商品、「バタフライアブスディープテック」と称する商品

ヤーマン株式会社・・・・「クワトロビート」と称する商品、「トルネードRFローラー」と称する商品
 
「102.4センチあったウエストはなんと88センチに。驚き のマイナス14.4センチ」、「なんと、マイナス19.6センチ のお腹引き締めに成功。出産前のお腹を取り戻した」等のとおり表示することにより、あたかも、本件商品を腹部に使用すれば、本件商品の電気刺激によって腹部の筋肉が鍛えられることにより、1か月又は6週間で腹部の痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。


健康食品の健康被害情報(3/29~4/4) 国立健康栄養研究所HPより



健康食品の健康被害情報(3/294/4) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)
 
42日 新型コロナウイルス対策を謳った健康食品に注意
 
■報道発表
2020319日、医薬品としての承認なく、新型コロナウイルス感染症に対する予防効果を宣伝したとして、大阪府警が大阪市内の薬局を家宅捜索した。
 
■解説
2020319日、大阪市内の薬局が医薬品として承認を受けていないタンポポ茶を「新型コロナウイルスの予防に効果がある」などとチラシで宣伝したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで、大阪府警が家宅捜索をした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/
20200319/k10012339761000.html

 
 
42日 新型コロナウイルスに関連した製品の注意喚起
 
■報道発表
2020331日、「新型コロナウイルスの増殖を抑える」と医薬品としての効能があるように装ってサプリメントを宣伝したとして、警視庁生活環境課が、健康食品販売会社「日本ホールフーズ」を書類送検した。
 
■解説
202023日~28日、健康食品販売会社「日本ホールフーズ」は通信販売サイトで、医薬品としての承認なく「新型コロナウイルスの増殖を抑える」などと宣伝し、販売目的でオリーブ葉エキス含有サプリメントを社内に貯蔵した疑いがあるとし、警視庁生活環境課が書類送検をした。現在のところ当該製品との因果関係が疑われる健康被害は確認されていない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20200331-00000073-kyodonews-soci

 
 
4月3日 米国FDAFTCが新型コロナウイルス対策に関連した虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起
 
■注意喚起および勧告内容
2020331日、41日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) FTC (Federal Trade Commission) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽の宣伝を行う3製品に注意喚起。業者に改善するよう警告した。
 
 
ブランド名:Homeomart Indibuy
製品:ホメオパシー製品

ブランド名:Gaia's Whole Healing Essentials, LLC
製品:コロイド銀製品

ブランド名:NeuroXPF
製品:カンナビジオール (CBD) 製品

■解説
当該製品は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽に謳って販売されていた。現在のところ、COVID-19の予防や治療に対する有効性が確認、承認された製品はなく、こうした表示は違法として、業者に改善するよう警告した。
製品の中には、FDAが以前にも警告したコロイド銀を含むものも含まれていたが、コロイド銀の安全性および疾病への有効性は確認されていない。オーストラリアでは、コロイド銀製品使用との因果関係が疑われる複数の症例が報告されている。
また、ホメオパシー製品については、以前カナダ保健省から感染症予防や治療効果に関する根拠はないと注意喚起されている。
https://www.fda.gov/consumers/
health-fraud-scams/fraudulent-coronavirus
-disease-2019-covid-19-products


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより

#1
塩分摂り過ぎ、免疫力低下か


塩分の摂り過ぎは免疫系にも悪影響を及ぼすようだ。高塩分食の摂取により、動物実験では細菌感染症が重症化しやすいことがわかったほか、人間の免疫細胞においても明らかに免疫力が損なわれた様子がみられたという。独ボン大学が初めて明らかにした。
15グラム未満」:これが、世界保健機関(WHO)が推奨する、成人の1日の塩分摂取量だ。約小さじ1杯に相当するが、実際にはこれを大幅に上回って摂取している人が多いだろう。
塩(=塩化ナトリウム)は血圧を上げ、それにより心臓発作や脳卒中のリスクを高める。それだけでなく、「塩分を過剰に摂取すると免疫システムの重要な機能が大幅に低下することを、初めて証明できました」と、ボン大学のカート教授は述べている。
 
この発見は予想外のものだった。というのも、これとは反対の研究結果が複数存在しているからだ。たとえば、実験動物の皮膚への寄生虫感染症は、高塩分食摂取により、治癒が有意に速くなる。寄生虫を攻撃し、食べ、消化する免疫細胞であるマクロファージは、塩の存在下で特に活発になる。このことから、塩化ナトリウムは一般的に免疫増強効果があるという考え方がある。
https://stm.sciencemag.org/content/12/
536/eaay3850
#2
もっと歩けば、死亡リスクが下がります!?


1日の歩数が増えれば、それだけ全死因による死亡リスクが下がるようだ、という米国国立がん研究所と国立加齢研究所からの研究報告。
研究チームは、米国国民健康・栄養調査(NHANES)から4,840名(平均年齢56.8歳、54%が女性、36%が肥満)のデータを解析した。対象者は2003年から2006年のある時点で、1日平均14.4時間、平均5.7日間加速度計を装着して歩数を記録した。
平均歩数は、9,124歩だった。平均10.1年間の追跡調査期間中に1,165名の死亡が確認された。406名は心血管疾患、283名はがんだった。
 
データ解析の結果、1日平均4,000歩歩く者に比べて、1日平均8,000歩歩く者は、全死因による死亡リスクが51%低かった。12,000歩歩く者は85%低かった。
1日の総歩数を考慮(調整)すると、歩行強度と死亡リスクの間に関連は見られなかったという。
https://jamanetwork.com/journals/jama/
article-abstract/2763292


先週の健康・健康食品関連情報(3/29~4/4)

行政公表資料より

 

高齢者の保健事業 (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite
/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/
hokenjigyou/index_00003.html

 
令和2年4月より高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施が始まったことに伴う、関連資料をまとめたページです。
 
 
高齢者にとって「110分以上の運動」は心理的にも肉体的にもハードルの高いものでした。しかしながら今回の調査結果から、日常の生活の中でスキマ時間などを活用して少しずつでも中高強度の身体活動を行い、そのような活動を増やすことでも要介護リスクを軽減できる可能性が示唆されました。


大学・研究機関等公表資料より


浴槽入浴頻度と虚血性心疾患・脳卒中発症リスクとの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/
8486.html

 
浴槽入浴が「週2回以下」のグループと比較して、「ほとんど毎日」のグループの虚血性心疾患発症リスクが35%低下していましたが、心筋梗塞や心臓突然死については統計学的に有意な関連はみられませんでした。また、脳卒中の発症リスクは26%低く、病型別にみると脳出血で46%、脳梗塞で23%の低下がみられましたが、くも膜下出血では関連はみられませんでした。
 
(KC やはり、シャワーより、のんびり湯船につかるというのがいいのでしょうか?)
 
 
強度近視とその関連因子 (国立がん研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphcnext/result/
individual.html?entry_id=60

 
女性で強度近視の有病率が高いこと、年齢と眼圧に強度近視との関連が認められ、女性、若い世代、高眼圧の人に強度近視の有病率が高いことがわかりました。
 
 
微細藻類ユーグレナおよび特有成分パラミロンが免疫細胞や神経細胞に作用することを示唆する研究結果を確認 (株式会社ユーグレナ)
https://www.euglena.jp/news/20200330/
 
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ユーグレナ」)およびその特有成分・パラミロンの腸管における影響をリアルタイムに観察し、食シグナルとして免疫細胞や神経細胞に作用することを示唆する研究結果を確認しました。
 
(KC 機能性表示食品の作用機序としても、このあたりのことが書かれてましたね。)
 
 
過去30年間の知見から認知機能を改善させる運動を解明
運動の種類・時間、性別によって運動が認知機能に与える効果は変わる (筑波大学)
http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/
uploads/200401kamijo-1.pdf

 
1. 運動の種類にかかわらず、習慣的な運動は認知機能を改善させるが、その効果は有酸素トレーニングや筋力トレーニングよりも、コーディネーショントレーニング(手足の協調運動やボールドリブルなど、身体や物のコントロールが求められる神経系のトレーニング)で大きい。

2.
比較的長時間(6090分)の運動を長期間(22週間以上)継続すると、運動が認知機能に与える効果は高まる。

3.
認知機能の改善には、男性の場合、徐々に強度を上げていく漸進性トレーニングが適しており、女性の場合、漸進性を有さない低強度~中強度のトレーニングが適している。

4.
運動が認知機能に与えるポジティブな効果は、年齢にかかわらず認められる。
 
(KC 簡単に言うと、毎日運動しなさいということですね。)
 
 
ドライアイの自覚症状の重症化と抑うつ症状は関係する
iPhoneアプリ「ドライアイリズム®」を用いた医療ビッグデータによる臨床研究から (順天堂大)
https://www.juntendo.ac.jp/news/
20200327-01.html

 
iPhoneアプリケーション「ドライアイリズム® 」を用い、 4,454名の医療ビッグデータを検証した。
ドライアイの自覚症状が重症化するほど抑うつ症状を併発する傾向があり、重症の場合は正常時と比較すると3.29倍 抑うつ症状を併発しやすいことが明らかになった。
ドライアイの重症度を指標とすることで、抑うつ症状に対する早期の予防および効果的な介入につながる可能性がある。
 
 
要介護化リスク軽減、スキマ時間の活動でも
WHO推奨の「10分以上継続」より短くても効果、篠栗町での調査結果 (九州大学)
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/38647/
20_03_30_01.pdf


先週のトクホ・機能性表示食品情報(3/29~4/4)

特定保健用食品

今週はなし


機能性表示食品届出公表(3/29~4/4)

【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。

E748
2020/2/18
サラシア100 糖質対策サポート
小林製薬株式会社
サプリ
サラシア由来ネオコタラノール
本品にはサラシア由来ネオコタラノールが含まれます。サラシア由来ネオコタラノールには、炭水化物の一部である糖の吸収を抑え、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能があることが報告されています。糖質が多い食事をとりがちな方、食後血糖値が高めの方に適しています。

E749
2020/2/18
スイッチ乳酸菌ドリンクタイプ
サッポロウエルネスラボ株式会社
その他加工
Lactobacillus brevis SBC8803(SBL88)
本品(スイッチ乳酸菌ドリンクタイプ)には独自のLactobacillus brevis SBC8803(SBL88)が含まれます。Lactobacillus brevis SBC8803(SBL88)には睡眠の質を改善(起床時の疲労感や眠気を軽減)することが報告されています。

E750
2020/2/19
おなかサイズ
ACW株式会社
サプリ
乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)
本品には独自の乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)が含まれます。乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)には、おなかの脂肪(体脂肪、内臓脂肪)を減らす機能が報告されていますので、肥満気味の方に適しています。

E751
2020/2/19
「カルピス健康通販 ラクトウェル」
ACW株式会社
サプリ
「ラクトトリペプチド」(VPPIPP
本品には、「ラクトトリペプチド」(VPPIPP)が含まれます。「ラクトトリペプチド」(VPPIPP)には、末梢の血管の抵抗を下げることにより、血圧を低下させる機能が報告されており、血圧が高めの方に適しています。

E752
2020/2/20
パセノール らむねタブ
森永製菓株式会社
その他加工
ピセアタンノール
本品には、ピセアタンノールが含まれます。ピセアタンノールには、乾燥しがちな肌のうるおいを守ることが報告されています。

E753
2020/2/20
パセノール ゼリー
森永製菓株式会社
その他加工
ピセアタンノール
本品には、ピセアタンノールが含まれます。ピセアタンノールには、乾燥しがちな肌のうるおいを守ることが報告されています。

E754
2020/2/20
イヌリンシロップ 植物由来の甘み
メロディアン株式会社
その他加工
イヌリン
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

E755
2020/2/20
菊芋のイヌリン 液体タイプ
メロディアン株式会社
その他加工
イヌリン
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。

E756
2020/2/20
おなかの脂肪ぱっくん
株式会社ネイチャーラボ
サプリ
ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする作用により、BMIが高め(BMI24以上30未満)の方の腹部の脂肪(内臓脂肪及び皮下脂肪)を減らす機能があることが報告されています。

E757
2020/2/21
ノウケアベスト
株式会社HBCフナト
サプリ
大豆由来ホスファチジルセリン
本品には大豆由来ホスファチジルセリンが含まれます。大豆由来ホスファチジルセリンは、記憶力が低下した健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉を思い出す力)の維持をサポートすることが報告されています。

E758
2020/2/21
ブルーベリー&(アンド)ルテイン
味の素株式会社
サプリ
ビルベリー由来アントシアニン、ルテイン
本品にはビルベリー由来アントシアニンとルテインが含まれます。ビルベリー由来アントシアニンはスマホやパソコン等の使用により低下する目の潤いと手元のピント調節機能をサポートし目の疲労感を緩和することが報告されています。ルテインはスマホやパソコン等の長時間の使用により低下する目のコントラスト感度(ぼやけやかすみを軽減し、くっきりと見る力)を改善することが報告されています。

E759
2020/2/21
SOFINA iP(ソフィーナ アイピー)クロロゲン酸 飲料 W
花王株式会社
その他加工
コーヒー豆由来クロロゲン酸類
本品にはコーヒー豆由来クロロゲン酸類が含まれます。コーヒー豆由来クロロゲン酸類は、気温や室温が低い時などの冷えにより低下した血流(末梢血流)を改善し、低下した皮膚温(末梢皮膚温)の回復を助ける機能と、肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能が報告されています。

E760
2020/2/21
茉莉花茶 ジャスミンティー
株式会社伊藤園
その他加工
イヌリン
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好にすることで、おなかの調子を整えることが報告されています。

E761
2020/2/21
SANKYO(サンキョウ)DHA/EPA&脳と中性脂肪
株式会社三協
サプリ
DHAEPA
本品にはDHAEPAが含まれます。DHAには、中高年の認知機能の一部である、日常生活における数・ことば・図形に関する情報の記憶と数・ことばに関する情報の判断や読み書きをサポートする機能があることが報告されています。また、DHAEPAは中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。

E762
2020/2/21
パルフェックス
株式会社アクト
サプリ
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)
本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。

E763
2020/2/21
ビーミラク
株式会社アクト
その他加工
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)
本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。

E764
2020/2/21
SANKYO(サンキョウ)アンセリン&尿酸値
株式会社三協
サプリ
アンセリン
本品には、アンセリンが含まれるので、尿酸値が高め(尿酸値5.57.0mg/dL)の方の尿酸値を下げる機能があります。


届出撤回情報
 
2020327日付け
C241 「HMB(エイチエムビー)TABLET(タブレット)36000」
株式会社ECスタジオ ・・・・ 3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB
撤回理由 「販売終了のため」
 
D235 「記憶の小箱」
日本新薬株式会社 ・・・・ バコパサポニン
撤回理由 「D235E312に商品をリニューアルしたため、本届出を撤回します。」
 
2020331日付け
C46 「歩むチカラ レモン味」
C47 「歩むチカラ アップル味」
C48 「歩むチカラ フルーツヨーグルト味」
ライオン株式会社 ・・・・ HMB(別呼称として、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)およびグルコサミン塩酸塩
撤回理由 「機能性関与成分名の変更のため」


今週の注目の届出

特になし


あとがき



今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。
 
新年度がスタートしましたが、コロナの関係で、なにか新しいスタートという感じが全くしません。

学校も急行が続き多い企業は、自宅待機のところも増え、飲食店も休業のところも増え、日本全体が風邪を引いたみたいになっています。

本当に1日も早くこの騒動がおさまって治まってくれること願うばかりです。
 
 
では、素敵な
1週間を。 (KC)


平成30年4月1日 第1号発行