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【注目】 #1 高脂肪食×抗生物質、腸の炎症リスク大幅増 #2 なぜ日本人は長寿になった? 食と栄養から探る #3 減量のためにどのくらい断食する必要がありますか? #5 大学・研究機関等公表資料より #6 機能性表示食品届出公表一覧 |
行政からの通知、取り締まり等 |
先週の行政の動き (7月26日~8月1日) 7月28日 大麻成分THCを含有する製品について (厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/ seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/ iyakuhin/yakubuturanyou/other/ torishimari_00001.html 今般、株式会社こころ(所在地:埼玉県蕨市)から販売されているCBD製品のうち、リストのとおりの製品を分析しました。 分析の結果、2種類8製品のうち CBDオイルPro900(容量10mL、賞味期限2020.02.13) CBDオイルPro900(容量10mL、賞味期限2020.02.15) CBDオイルPro900(容量10mL、賞味期限が記載されていないもの) CBDオイルPro2700(容量30mL、賞味期限2019.07.23) CBDオイルPro2700(容量30mL、賞味期限2019.11.08) の2種類5製品から、微量の大麻成分THC(テトラヒドロカンナビノール)が検出されました。 THCが検出された上記2種類5製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当する疑いがある製品であることから、お手元に残っている場合には、最寄りの地方厚生局麻薬取締部、都道府県衛生主管部(局)薬務主管課または保健所宛てにご提出いただきますようお願いいたします。 当該製品の提出に当たっては、住所地を管轄する地方厚生局麻薬取締部または都道府県衛生主管部(局)薬務主管課へご連絡いただき、その指示に従ってください。 なお、自身の購入された製品が対象となるか否かご不明な方は、株式会社こころ(03-4500-2050)へ直接お問い合わせ下さい。 また、現在までに、国内において同製品を摂取したことによる健康被害が発生した例は承知しておりません。 7月31日 インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する要請について(令和2年4月~6月) (消費者庁) https://www.caa.go.jp/policies/policy/ representation/extravagant_advertisement/ assets/extravagant_advertisement_ 200731_0001.pdf 消費者庁では、令和2年4月から6月までの期間、インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視を実施しました。 この結果、インターネットにおいて健康食品等を販売している 93 事業者による107 商品の表示について、健康増進法第 65 条第1項の規定に違反するおそれのある文言等があった。 いわゆる健康食品(カプセル、錠剤、顆粒状等)【71 商品】 ・コロナウイルス対策、免疫力向上・強化、抗菌・抗ウイルス作用、生活習慣病予防、老化防止、がん予防、アレルギー抑制、鼻炎、腸内環境改善、便秘、血流改善、血行促進、口臭・体臭・加齢臭、疲労回復、めまい、耳鳴りに効果を有すること等を標ぼうする表示 |
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健康食品の健康被害情報(7/26~8/1) 国立健康栄養研究所HPより (外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません) 7月30日 米国FDAとFTCが新型コロナウイルス対策に関連した虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2020年7月21日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) とFTC (Federal Trade Commission) が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療するなど虚偽の宣伝を行う製品「Deluxe Immune Support Bundle」、「Dr. Phillip Yoo D.C.’s Signature – Emergency II COR-1:9 CV-19 Deluxe Immune Boost Protection Kit」などに注意喚起。業社に販売停止を警告した。 ■解説 当該製品は、ビタミンC、ビタミンD3を含むセット製品で、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) を予防または治療に効果があるなど虚偽に謳ってインターネットやYou Tubeを介して販売されていた。米国ではFDAの承認なくCOVID-19への有効性を表示して販売することは違法として、業者 (21st Century LaserMed Pain Institute d/b/a Create Wellness Clinics) に販売停止を警告した。同業者では、これらの他にもCOVID-19対策として、臍帯幹細胞製品、エクソソーム製品、家庭用簡易検査キットなども販売していた。 現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害については不明であるが、FDAは消費者に対して、COVID-19の予防や治療、症状緩和などを標榜する製品には十分に注意するよう注意喚起している。 https://www.fda.gov/consumers/ health-fraud-scams/fraudulent-coronavirus- disease-2019-covid-19-products |
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#1 ①高脂肪食×抗生物質、腸の炎症リスク大幅増 |
高脂肪食×抗生物質、腸の炎症リスク大幅増 抗生物質の服用期間に高脂肪食を摂っていると、炎症性腸疾患(IBD)の前段階に陥るリスクが大幅に増加することが発見された。これらの組み合わせは腸壁細胞のミトコンドリアの働きを停止させてしまい、腸の炎症へとつながることが示唆された。米カリフォルニア大学の研究。 本研究では、健康な成人43人と成人の過敏性腸症候群患者49人を対象に、腸の炎症のバイオマーカーである糞便中のカルプロテクチンを測定した。糞便中カルプロテクチン濃度の上昇は、炎症性腸疾患の前段階の状態を示すが、研究に参加した過敏性腸症候群患者のうち19人の患者がこの状態にあることがわかった。 そして、高脂肪食を摂取し、抗生物質を服用した参加者全員が、低脂肪食かつ抗生物質を最近服用していない参加者に比べて炎症性腸疾患の前段階(前IBD)となるリスクが8.6倍上昇することが発見された。また、脂質の摂取量が最も多い参加者は、最も少ない参加者に比べてプレIBDリスクが約2.8倍となっていた。なお、最近の抗生物質の服用歴のみをみても、前IBDのリスクは3.9倍上昇していたという。 「私たちの研究では、高脂肪食を摂取している方にとっては抗生物質の服用歴が、前IBDの最大のリスクと関連することがわかりました」と、筆頭著者であるボウムレル教授。「これまで、さまざまな環境リスク要因がどう相互作用し、病気を促進しえるかはわかっていませんでした」 https://www.sciencedirect.com/science/article/ abs/pii/S1931312820303036?via%3Dihub |
#2 ②なぜ日本人は長寿になった? 食と栄養から探る |
なぜ日本人は長寿になった? 食と栄養から探る 50年以上前にはG7諸国の中で最も短命な国だった日本が、世界で最も長寿の国へと変わった理由を日本型食生活と栄養素摂取量の変化から探る、国立がん研究センターの研究。従来型の日本式食が多少変化し、ほどよく西洋式食を取り入れたことがカギとなっているようだ。 G7諸国の最新の死亡率統計の国際比較によると、日本は平均寿命が最長となっている。これは主に虚血性心疾患とがん(特に乳がんと前立腺がん)による死亡率が著しく低いことによる。 1960年代には、脳血管疾患、特に脳内出血と胃がんによる死亡率が比較的高かったことから、日本の平均寿命はG7諸国の中で最短だった。これらの疾患の死亡率はその後大幅に低下したが、虚血性心疾患およびがんの死亡率もいっそう低下し、その結果、日本人の平均寿命が最も長くなったのだ。 虚血性心疾患とがんの死亡率の低さは、①日本における肥満の有病率の低さ ②赤肉、特に飽和脂肪酸の摂取量の少なさ ③魚、特にn-3多価不飽和脂肪酸、大豆などの植物性食品、緑茶など無糖飲料の豊富な摂取 を反映していると考えられる。 脳血管疾患による死亡率が低下した理由は、①動物性食品・牛乳・乳製品、つまり飽和脂肪酸とカルシウムの摂取量の増加 ②血圧の低下につながったと思われる、塩分摂取量の減少 を反映したものと考えられている。また、塩分全体、および塩分濃度の高い食品の摂取量が減少したことは、かつて非常に高かった胃がん死亡率の低下の原因とみられる。 現代の典型的な日本人の食生活では、植物性食品や魚の摂取に加え、ほどほどに西洋式食、つまり肉・牛乳・乳製品を取り入れることによって、日本での長寿に関連している可能性があるとしている。 (KC よく戦後の日本の食事がとか、伝統ながらの日本人の食事が、長寿に・・・、などと言うが、実は日本人が長寿になったのは、ここ半世紀の話で、昔から長寿だったわけでもないことを考えると、今の日本の食事や、給食などが長寿に影響していることが、単純に理解できる。) |
#3 ③減量のためにどのくらい断食する必要がありますか? |
減量のためにどのくらい断食する必要がありますか? 2つのプチ断食ダイエット(時間制限摂食ダイエット)が減量に有効なようだ、という米国イリノイ大学シカゴ校からの研究報告。 研究は、1日の摂食時間を4時間または6時間に限定したダイエットの臨床試験の結果を報告している。 「これは時間制限摂食ダイエットの2つのポピュラーなバージョンが体重と心代謝リスク因子に及ぼす影響についてヒト臨床試験を実施した初めてのものだ」と責任研究者のクリスタ・ヴァラディ教授は語っている。 4時間制限ダイエットに割り当てられた参加者は、午後1時から5時までだけ食べることを許され、6時間制限ダイエットでは午後1時から7時までだけ食べることを許された。 両群とも、4時間または6時間の間なら何を食べても良かった。断食時間中には、水かノンカロリー飲料だけが許可された。対照群の参加者は、体重を維持して普段の食生活と身体活動レベルを変えないように指示された。 参加者は、10週間にわたって、体重、インスリン抵抗性、酸化ストレス、血圧、LDL-コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪、炎症マーカーを追跡された。 『細胞代謝作用』誌に発表された本研究において、断食をした両群とも1日のカロリー摂取が約550kcal減少し、体重が約3%低下したことが明らかになった。研究チームはまた、インスリン抵抗性と酸化ストレスレベルが対照群に比べて改善したことを発見したという。血圧、LDL、HDL、中性脂肪には影響がみられなかった。 4時間制限群と6時間制限の間では、体重減少あるいは心代謝リスク因子に有意差はみられなかった。 https://www.sciencedirect.com/science/ article/abs/pii/S1550413120303193? via%3Dihub (KC 食べる回数を減らせば、量が減るのでダイエットになるというようにしか感じられませんね。たぶん、夕食(飲酒も含め)摂ることをやめれば、体重も1か月後には大きな変化を生むことはわかっていますが、実践は難しいですね。) |
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先週の健康・健康食品関連情報(7月26日~8月1日) |
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日本食パターンと死亡リスクとの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター) 日本食パターンにより全死亡・循環器疾患死亡・心疾患死亡のリスクが低かったことが示されました。理由として、日本食パターンのスコアが高いグループでは、海草や漬物、緑黄色野菜、魚介類、緑茶に含まれる健康に有益な栄養素(食物繊維や抗酸化物質、カロテノイドやエイコサペンタエン酸など)の摂取量が多かったことが考えられます。さらに、各食品の死亡リスクの低下への影響は小さいですが、食品単体ではなく、日本食パターンとして評価することにより、各食品に含まれる様々な栄養素の作用により、死亡リスクが低下した可能性が考えられます。 主観的な認知機能低下のある高齢者に対する運動介入がフレイルへ与える影響 無作為化比較試験 (名古屋大学大) |
有酸素トレーニングは主観的認知機能低下を認める地域高齢者のフレイル、特にうつと不安などの精神心理的な要素を改善しました。
健康寿命の延伸にはサルコペニア予防のためのレジスタンス運動だけではなく有酸素トレーニングも重要です。
わが国の若年性認知症の有病率と有病者数 (東京都健康長寿医療センター研究所)
全国 12 地域(北海道,秋田県,山形県,福島県,茨城県,群馬県,東京都,新潟県,山梨県,愛知県,大阪府,愛媛県)において,16,848 ヵ所の医療機関,介護サービス事業所,障害福祉サービス事業所,相談機関等の協力を得て,全国の若年性認知症の標準化有病率と有病者数を推計しました.その結果,2018年時点でのわが国の若年性認知症(18~64歳)有病率は人口 10 万人あたり 50.9 人(95%信頼区間:43.9-57.9),有病者数は 3.57 万人,原因疾患別では,アルツハイマー型認知症(52.6%)が最も多く,血管性認知症(17.1%),前頭側頭型認知症(9.4%),頭部外傷による認知症(4.2%),レビー小体型認知症/パーキンソン病による認知症(4.1%),アルコール関連障害による認知症(2.8%)がそれに続くことが明らかになりました.
(KC 1万人に5人が若年性認知症ということです。本当はもっと多いのではと考えてしまいますね。)
日本人には非肥満脂肪肝患者が多い 高齢者に多く、筋肉の量と質の低下が関連する (筑波大学)
肥満のない非アルコール性脂肪肝 (non-alcoholio fatty liver disease; 非肥満 NAFLD)患者の割合は、脂肪肝患者全体の男性で26%、女性で28%であり、男性の43%、女性の49%は 61 歳以上の高齢者でした。
非肥満 NAFLD 患者には、肥満もNAFLD もない者(非 NAFLD)と比べて体重は基準範囲であるが内職脂肪型肥満が多く、また、四肢筋量と下肢筋力が低下と、筋肉の脂肪化が認められました。非肥満脂肪肝の症状には性差が認められ、女性で肝線維化進行例が多く見られました。
非肥満者の肝機に脂肪が蓄積する原因として、内臓脂肪の増加に加えて、筋の量と質の低下、および、これに関連した糖代謝の異常が関与していることが明らかになりました。
先週のトクホ・機能性表示食品情報
先週のトクホ・機能性表示食品情報(7月26日~8月1日)
特定保健用食品
機能性表示食品届出公表
※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
■制度開始から届出た商品を確認できます。
商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。
F143
REMORY
株式会社ムーリント
ホヤ由来プラズマローゲン
本品にはホヤ由来プラズマローゲンが含まれます。ホヤ由来プラズマローゲンには人の顔や物を置いた場所、戸締りをしたことを覚えておくなど、認知機能の一部である視覚的な記憶力を維持する機能が報告されています。視覚的な記憶力とは、図形を認識し、記憶し、それを後から呼び起こす力であり、図形や空間的表現の処理能力のことをいいます。本品は記憶力の衰えを感じる中高年の方に適した食品です。
F144
日々、おだやか緑茶
株式会社木屋芳友園
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)は、食後の血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されています。 また、おなかの調子を整える事も報告されています。本品は、食後の血糖値が気になる方、おなかの調子を整えたい方に適しています。
F145
クエン酸POWER
株式会社ジャコラ
クエン酸
本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は日常生活や運動による疲労感を軽減することが報告されています。
F146
HMB Active
アピ株式会社
HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)
本品には、HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)が含まれます。HMBカルシウム(カルシウム ビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート)は、運動との併用で自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩くなどに必要な筋力)の維持に役立つ機能が報告されています。
F147
ARGI SUPER CARE
有限会社ジェイエヌピー研究所
L-アルギニン
本品にはL-アルギニンが含まれます。L-アルギニンには高めの空腹時血糖値を低下させる働きが報告されています。高めの空腹時血糖値が気になる方におすすめします。
F148
カラダを気づかう出汁
株式会社ビーバン
GABA
本品にはGABAが含まれます。GABAの継続的な摂取により、日常生活で生じる一時的な活気・活力感の低下を軽減することや、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
F149
菊芋の極み
リタヘルス株式会社
イヌリン
本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。さらに、イヌリンには腸内の善玉菌として知られているビフィズス菌を増加させ腸内フローラを良好にし、腸内環境を整え排便回数を増やす機能があることが報告されています。 本品は食後の血糖値が気になる方、お腹の調子を整えたい方に適した食品です。
F150
オレンジティー
株式会社日本薬健
ロダンテノンB
本品はロダンテノンBを含みます。ロダンテノンBは、糖化ストレスを軽減することにより肌の潤いを保持する機能が報告されています。
F151
ヤクルト400W
株式会社ヤクルト本社
乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)、ガラクトオリゴ糖
本品には生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)とガラクトオリゴ糖が含まれます。乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)とガラクトオリゴ糖には、良い菌(乳酸菌、ビフィズス菌)を増やして腸内の環境を改善し、お通じを改善する機能があることが報告されています。
F152
はちみつクエン酸梅干
株式会社トノハタ
クエン酸
本品には、クエン酸が含まれています。クエン酸は日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することが報告されています。
F153
モリンガ元気タブレットS
株式会社タイヨーラボ
モリンガ種子由来グルコモリンギン
本品にはモリンガ種子由来グルコモリンギンが含まれます。モリンガ種子由来グルコモリンギンには、日常生活で疲れを感じやすい方の身体的な疲労感を軽減し、腰の負担を感じやすい方の腰の不快感を和らげる機能が報告されています。
F154
マンゴスチンタブレットR
株式会社東洋新薬
ロダンテノンB
本品はロダンテノンBを含みます。ロダンテノンBは、糖化ストレスを軽減することにより肌の潤いを保持する機能があることが報告されています。
F155
茶カテキンEGCg プラークガード タブレット
株式会社タイヨーラボ
エピガロカテキンガレート(EGCg)
本品には、エピガロカテキンガレート(EGCg)が含まれます。エピガロカテキンガレート(EGCg)は、口内環境を良好に保つ(歯垢の生成を抑える)ことが報告されています。
F156
パセノール フルーツ&ビネガー
森永製菓株式会社
ピセアタンノール
本品には、ピセアタンノールが含まれます。ピセアタンノールには、乾燥しがちな肌のうるおいを守ることが報告されています。
F157
マグマEPA&DHA粒
日本薬品開発株式会社
EPA・DHA
本品にはEPA・DHAが含まれます。EPA・DHAには中性脂肪値を下げる機能があることが報告されています。
F158
緑茶のチカラ
株式会社小谷穀粉
エピガロカテキンガレート(EGCG)
本品にはエピガロカテキンガレート(EGCG)が含まれます。エピガロカテキンガレート(EGCG)には食後血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されています。
F159
まいにちかろやか蜂蜜黒酢
プリセプト株式会社
クエン酸
本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は毎日の飲用により、日常生活の疲労感を軽減することが報告されています。
F160
糖と脂肪にうれしいお茶
ゲンキー株式会社
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えるため、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにすることが報告されています。また、食事から摂取した糖の吸収をおだやかにすることにより、食後の血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されています。さらに、おなかの調子を整えることも報告されています。
F161
貯筋習慣
日本製粉株式会社
マスリン酸
本品にはマスリン酸が含まれます。マスリン酸は筋肉に軽い負荷がかかる日常的な運動と併用することで、加齢によって衰える筋肉量を維持する機能があることが報告されています。
F162
DHA&EPAおぼえ
株式会社ニッセン
DHA・EPA
本品にはDHA・EPAが含まれます。DHAには、中高年の認知機能の一部である、日常生活における数に関する情報の記憶と数・ことばに関する情報の判断や読み書きをサポートする機能があることが報告されています。DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
F163
ターミナリアスリム
アミノセルス製薬株式会社
ターミナリアベリリカ由来没食子酸
本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪や糖の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能、肥満気味な方の内臓脂肪とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。
F164
オメガ3習慣
日本製粉株式会社
DHA、EPA
本品には DHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
F165
オリーブ
丸善製薬株式会社
オリーブ由来ヒドロキシチロソール
本品にはオリーブ由来ヒドロキシチロソールが含まれます。オリーブ由来ヒドロキシチロソールには、抗酸化作用により、血中のLDL コレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を抑制する機能が報告されています。LDL コレステロール(悪玉コレステロール)が気になる方に適しています。
F166
ブラックコーヒー
株式会社日本薬健
セイタカミロバラン果実由来没食子酸
本品には、セイタカミロバラン果実由来没食子酸が含まれます。 セイタカミロバラン果実由来没食子酸には、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑える機能が報告されています。 食後の中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。
F167
αーリノレン酸オイル
カネダ株式会社
α-リノレン酸
本品にはα-リノレン酸が含まれます。α-リノレン酸には血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
F168
巡活燦EX
泉力株式会社
ヒハツ由来ピペリン類
本品にはヒハツ由来ピペリン類が含まれます。ヒハツ由来ピペリン類は、冷えにより低下した手の血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる手の末梢の皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが報告されています。
F169
抑
株式会社テキトウ
ターミナリアベリリカ由来没食子酸
本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪や糖の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能、肥満気味な方の内臓脂肪とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。
F170
血圧が高めの方のサポート粒
パシフィック薬品株式会社
GABA
本品には、GABAが含まれます。GABAには、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。血圧が高めの方に適した食品です。
F171
ベータカロテン
マリーンバイオ株式会社
ベータカロテン
本品にはベータカロテンが含まれます。抗酸化作用を持つベータカロテンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性があることが報告されています。
F172
毎日1杯の青汁 無糖
株式会社伊藤園
難消化性デキストリン(食物繊維)
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)は、食事から摂取した糖や脂肪の吸収を抑えることにより、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑制することが報告されています。
F173
SANKYOルテイン&目と睡眠
株式会社三協
ルテイン、ゼアキサンチン
本品にはルテイン、ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン、ゼアキサンチンは、眼の黄斑色素量を増加、維持する働きがあり、コントラスト感度(はっきりした輪郭をもたず、濃淡の差が少ない模様を識別する視機能)やグレア回復(まぶしさから回復する視機能)の改善、眼の疲労感の軽減に役立ち、睡眠の質を高める機能があることが報告されています。
届出撤回情報
2020年7月22日付け
B558 「ルナのむヨーグルト」 ・・・・GABA
D21 「ルナラボ コエナ」・・・・GABA
D185 「ルナラボ エニローズ」・・・・ローズヒップ由来ティリロサイド
日本ルナ株式会社
撤回理由 「生産終了となるため。」
今週の注目の届出
F147 「ARGI SUPER CARE(アルギスーパーケア)」
有限会社ジェイエヌピー研究所 ・・・・ L-アルギニン
「本品にはL-アルギニンが含まれます。L-アルギニンには高めの空腹時血糖値を低下させる働きが報告されています。高めの空腹時血糖値が気になる方におすすめします。」
SR(3報)で評価
<![if !supportLists]>①
<![endif]>18~35歳の過去1年間喫煙歴または飲酒歴のない健常人(男性)を対象として、L-アルギニン摂取群(2000mg/日):28名とプラセボ摂取群:28名のRCT(並行群間比較試験)。摂取期間は45日間。
対照群(プラセボ)と比較して、L-アルギニンの摂取は空腹時血糖値を有意に低下させた。
F1000Research, 3,306 (2014)
(Latestpublished: 22 Jun2017).
<![if !supportLists]>②
<![endif]>平均年齢42歳の、非喫煙者および非飲酒者で、治療が必要な疾病に罹患してない、肥満傾向~単純肥満者(BMI≧25kg/m2)(男女)60名を対象。L-アルギニン摂取群:30名(低用量群(L-アルギニン 3g/日摂取)と高用量群(L-アルギニン 6g/日摂取)、プラセボ摂取群:30名の準RCT(単盲検)並行群間比較試験。摂取期間は8週間。
対照群(プラセボ)と比較して、L-アルギニンの摂取は、低用量群の血糖値(空腹時)を有意に低下させなかったが、高用量群では血糖値(空腹時)を有意に低下させた。
Res Cardiovasc Med, 5, e29419(2016).
<![if !supportLists]>③
<![endif]>平均年齢42~43歳の、非喫煙者で、治療が必要な疾病に罹患してない、単純肥満者(BMI≧30kg/m2)(男女)88名対象。L-アルギニン摂取群(9g/日):44名、プラセボ摂取群:44名のRCT(並行群間比較試験)。 摂取期間
6ヶ月間。
L-アルギニンの摂取前後での比較において、空腹時血糖値は有意に低下した。
対照群(プラセボ)との比較において、L-アルギニンの摂取によってインスリン感受性およびNO濃度は有意に増加した。
J Endocrinol Invest, 36, 221(2013).
作用機序
L-アルギニンは、インスリン分泌促進作用とインスリン抵抗性改善作用の両作用によって行われると考えられる。
L-アルギニンは、インスリン分泌促進作用を示すとともに、膵β細胞のインスリン分泌能障害と膵β細胞量の減少の両者を抑制することで、高血糖状態におけるインスリン分泌低下を改善することが期待できるが、これらの作用も NO(nNOS によって生成した)や、GLP-1
の作用を介していると考えられる。
L-アルギニンは、eNOS を活性化して NO レベルを高め、NO の働きを介して、インスリンの働きを高め、細胞膜における GLUT4 の動員によるグルコースの取り込みやグルコース処理を促進し、糖新生を抑制することなどでインスリン抵抗性を改善すると考えられる。
(KC アラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物を関与成分としたものは届けられているが、L-アルギニン単独での届け出は初。)
F171 「ベータカロテン」
マリーンバイオ株式会社 ・・・・ ベータカロテン
「本品にはベータカロテンが含まれます。抗酸化作用を持つベータカロテンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性があることが報告されています。」
SR(1報)で評価
健康な成人男女36名(スキンタイプII、22〜55歳)を対象に、プラセボ対照のRCT
12週間摂取。
紫外線照射部位における紅斑について、クロマメトリー三次元カラーシステムを用いて評価したうちのa値、b値で評価。
結果、ベータカロテン24mg/日の12週間継続摂取は、プラセボ群と比較して紫外線照射部位における紅斑を有意に軽減(p<0.001)した。
J. Nutr. 133:98–101(2003)
作用機序
血中のカロテノイド濃度がふえ、それが表皮に蓄積され皮表における脂質過酸化反応を防御したものと考えられる。
(KC 乳酸菌との組み合わせでの届け出はあるが、ベータカロテン単独での届出は初。)
あとがき
今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。
もう8月がなってしまいました。もう少しで暦の上では8月7日が立秋ですが、関東地方は今日か明日にやっと梅雨明けのようです。今年はコロナで春も感じられず、そして夏も短い、本当に変な一年になってしまいました。
8月にカレンダーが変わり、良い風が吹いてくることを切に期待しております。
皆さんにとっても、良い夏がやってきますように。 (KC)
平成30年4月1日 第1号発行