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【注目】 #1 ゴールデンシールは、メトホルミン服用中の糖尿病患者の血糖制御を損なう可能性 #2 緑茶、コーヒーは、脳卒中や心臓発作の生存者の死亡リスクの低下と関連 #3 - #4 - #5 大学・研究機関等公表資料より #6 機能性表示食品届出公表一覧 |
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行政からの通知、取り締まり等 |
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先週の行政の動き (2月7日~2月13日) 2月3日 向精神薬取扱いの手引(薬局用) (東京都) 薬局において向精神薬を取り扱う場合に知っておかなければならない事項を麻薬及び向精神薬取締法に基づいて説明したものです。 令和3年1月 改定版 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/ kenkou/iyaku/sonota/toriatsukai/tebiki/ kou_tebiki.files/tebiki_kousei.pdf.pdf |
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健康食品の健康被害情報(2/7~2/13) 国立健康栄養研究所HPより |
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#1 ①ゴールデンシールは、メトホルミン服用中の糖尿病患者の血糖制御を損なう可能性 |
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ゴールデンシールは、メトホルミン服用中の糖尿病患者の血糖制御を損なう可能性 血糖降下薬メトホルミン服用中にハーブの一種であるゴールデンシール(カナダヒドラスチス)を摂取する糖尿病患者は、健康的な血糖値維持のための努力を無意識のうちに妨害している可能性がある、という米国ワシントン州立大学からの研究報告。 植物の天然物ゴールデンシールは、シトクロムP450(CYP)3AおよびCYP2D6を阻害することにより、臨床薬物相互作用を促進する可能性がある。P糖タンパク質に加えて、他の臨床的に関連するトランスポーターに対するゴールデンシールの影響は不明のままである。 研究チームはまず、インビトロ実験を実施し、ゴールデンシール抽出物が15種類のトランスポーターのいずれかを阻害したかどうかを調べた。 次に、これらの実験のデータをモデルに組み込んで、ゴールデンシールが、後続の臨床研究で使用される予定のドラッグカクテルに含まれる薬剤のいずれかと相互作用するかどうかを予測した。 カクテルには、フロセミド(利尿薬)、ロスバスタチン(抗コレステロール薬)、メトホルミンという、さまざまなトランスポーターによって輸送されることが知られている3つの異なる薬が低用量で含まれていた。薬物ミダゾラム(短時間作用型鎮静剤)は、ポジティブコントロール(ゴールデンシールと相互作用することが知られている薬物)としてカクテルに含まれた。ゴールデンシールは、ミダゾラムを分解する代謝酵素を阻害し、体内のミダゾラムを増加させる。 最後に、チームは16人の健康な参加者を対象に臨床試験を実施し、予測が維持されているかどうかを確認した。 参加者には、ベースラインフェーズ中にドラッグカクテルだけが与えられた。ゴールデンシール曝露段階では、参加者は5日間1日3回ゴールデンシールを摂取した後、6日目にドラッグカクテルと別のゴールデンシールを摂取し、その日のうちにさらに2回摂取した。 参加者がドラッグカクテルを飲んだ後、血液と尿のサンプルを定期的に収集し、研究者が分析して、ゴールデンシールへの曝露の有無にかかわらず、各薬物が体内をどのように移動したかを比較した。 モデル予測に基づいて、研究チームは臨床研究でゴールデンシールとロスバスタチンの間の相互作用を見つけることを期待したが、それは観察されなかった。驚くべきことに、臨床データは、メトホルミンと一緒にゴールデンシールを摂取するとメトホルミンの血中濃度が低下することを示したという。それはモデル予測では明らかではなかったことだった。 https://ascpt.onlinelibrary.wiley.com/ doi/10.1002/cpt.2107 (KC 臨床試験や疫学研究では、予測と反対の結果が出ることも決して稀ではありません。) |
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#2 ②緑茶、コーヒーは、脳卒中や心臓発作の生存者の死亡リスクの低下と関連 |
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緑茶、コーヒーは、脳卒中や心臓発作の生存者の死亡リスクの低下と関連 脳卒中および心臓発作の生存者は、緑茶を飲むことにより、複数の死亡リスクを減らし、さらなる心血管イベントを防ぐことができるようだ、という大阪大学の研究報告。毎日のコーヒーの摂取が心臓発作後の死亡リスクを下げることで心臓発作の生存者を助け、健康な人の心臓発作や脳卒中を防ぐことができることもわかったという。 以前の研究で研究チームは、心血管疾患やがんの病歴のない人々の心臓の健康に対する緑茶とコーヒーの利点を調べた。今回は、脳卒中または心臓発作を生き延びた後の緑茶とコーヒーの消費の影響を調べようとしたという。 研究者らは、全国45のコミュニティで実施されたがんリスク評価のための日本共同コホート研究(JACC研究)からの46,000人以上の参加者(40-79歳、60%女性)のデータを分析した。 緑茶をめったに飲まなかった参加者と比較した場合、毎日少なくとも7杯の緑茶を飲んだ脳卒中生存者は、すべての原因による死亡のリスクを約62%低下させた。 1日に1杯のコーヒーを飲んだ心臓発作の生存者は、定期的にコーヒーを飲まなかった人と比較して、全体的な死亡リスクを約22%低下させた。 研究者は、この研究は観察的であり、緑茶とコーヒーを飲むことが心臓発作と脳卒中のリスクを低下させた理由を特定できないと述べている。緑茶とコーヒーのさまざまな効果の詳細を理解するには、さらなる研究が必要である。 https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/ STROKEAHA.120.032273 (KC 日本の研究成果だが、1日1杯のコーヒーはわかるが、1日7杯のお茶を飲むというのは、どんな人だろうか?) |
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先週の健康・健康食品関連情報(2月7日~2月13日) |
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脈絡膜厚と中期加齢黄斑変性の関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター) https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/ 8651.html 調査に参加し眼底検査を実施した901名(平均年齢、73.2歳、男性376名、女性525名)のうち、眼科医によって初期AMDは136 人、中期AMDは81人と診断されました。AMD所見がない人と比較して、中期AMDの人では、脈絡膜が厚いという関連がみられました。 肥満リスクに新知見!朝食のほかに夕食の摂取頻度にも注意 大阪大学の学生26,433人を6年間追跡した疫学研究 (大阪大学) |
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※【届出番号】【商品名】【届出者】【届出者】【食品の区分】【機能性関与成分名】【表示しようとする機能性】の順で掲載。 ※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。 会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧 ■制度開始から届出た商品を確認できます。 商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス ■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
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今週の注目の届出 結果、血中中性脂肪変化量のAUCは、キウイ由来プロシアニジン摂取時(449.2±33.0 mg・h/dL)と、プラセボ摂取時(524.8±44.6 mg・h/dL)を比較すると、キウイ由来プロシアニジン摂取時は群間有意に低値を示した。
https://www.youtube.com/channel/ |
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おはようございます。 今週も最後まで、お付き合いいただき有難うございました。 春までもう少し。日向はぽかぽか、日陰で風が吹くと震えあがるといった感じですかね。 来週あたりは、梅でも見に行こうかな。季節を感じながら生活しないと、昨年から変化が感じられず、おかしくなりそうです。 明日、ワクチンが承認されるとか。日曜日に承認など、聞いたことがありません。さらには、承認前からワクチンが国内に届いたり、17日から接種スタートとか言われていたり、本当にそんなことができるのかと思ってしまいます。 まだ、通関があって、国内会社での出荷時品質試験があって、各施設に輸送されてという流れだと思いますが、14日に承認して、17日接種開始などと言うことは可能なのでしょうか。 もっとも私のところにワクチン接種の順番が回ってくるのは、秋以降、ひょっとすると年末頃かもしれません。 東京オリンピック組織委員会の会長が誰になるかと同じくらい、自分には関係のない話題なのかもしれません。 それでは、素敵な週末を。 (KC) |
平成30年4月1日 第1号発行