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行政からの通知、取り締まり等
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健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより
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健康食品の健康被害情報(4/17~4/23) 国立健康栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
4月22日 米国FDAが医薬品成分 (ジクロフェナクなど) を含む製品に注意喚起
■注意喚起および勧告内容
2022年4月20日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) が医薬品成分 (ジクロフェナクなど) を含む3製品に注意喚起。米国FDAは当該製品を購入・使用しないように勧告。
製品名:Artri King
検出された医薬品成分:ジクロフェナク、デキサメタゾン
製品名:Ortiga Mas Ajo Rey
検出された医薬品成分:ジクロフェナク
製品名:Ortiga Mas Ajo Rey Extra Forte
検出された医薬品成分:ジクロフェナク、デキサメタゾン、メトカルバモール
■解説
これは、米国FDAによる調査で判明した事例。関節痛や関節炎に対する効果をうたって、ウェブサイトや店舗で販売されていた当該製品を分析したところ、医薬品成分が検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
なお、「Artri King」と類似した製品において、以前にも医薬品成分の混入が報告されている
https://www.fda.gov/drugs/
medication-health-fraud/public-
notification-artri-king-contains-hidden-
drug-ingredients
https://www.fda.gov/drugs/
medication-health-fraud/public-
notification-ortiga-mas-ajo-rey-contains-
hidden-drug-ingredient
https://www.fda.gov/drugs/
medication-health-fraud/public-
notification-ortiga-mas-ajo-rey-extra-
forte-contains-hidden-drug-ingredients
素材情報より
「コーヒー、コーヒーノキ 」「カフェイン 」安全性:危険情報
・統合失調症の既往歴がある64歳女性
(日本) が、朝方に口喝を覚えたため、アイスコーヒーをコップ約200杯 (約30 L、カフェイン約12 g含有) 摂取したところ、昼過ぎより四肢の振戦を生じ、体動困難を呈して救急搬送された。高度の低ナトリウム血症、軽度意識障害、頻脈を呈し、検査の過程で全身の強直性けいれん、高度意識障害を生じて入院した。入院治療中にさらに軽度の横紋筋融解症を生じたが、加療により改善した。多量のコーヒー摂取による水中毒およびカフェイン中毒と考えられた。
中毒研究. 2020;33(2):154.
新規収載素材
「イグサ、トウシンソウ」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4920.html
「サキシマボタンヅル、イレイセン、シナボタンヅル」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4921.html
「ウド」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail4922.html
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患者さんとの会話のための話題提供
LINK de DIETより
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①炭水化物の多い食品が口腔の健康状態に悪影響? |
炭水化物の多い食品が口腔の健康状態に悪影響?
閉経後女性における炭水化物の摂取と口腔細菌の関連が明らかになった、という米国ニューヨーク州立大学バッファロー校からの研究報告。
研究チームは、女性健康イニシアチブから閉経後女性1,204人のデータを使用して、炭水化物(砂糖含む)の摂取と口腔細菌の多様性・組成との関連を検討した。
本研究は、唾液中ではなく、歯肉縁下細菌叢を調べた初めての研究であるという。
解析の結果、総炭水化物、グリセミックロード、砂糖の摂取量と、虫歯やある種の心血管系疾患の原因となる細菌Streptococcus mutansに正の相関がみられることが明らかになった。これは以前にも報告されていた。
研究チームはさらに、歯肉炎の原因となる細菌Leptotrichia spp.が、砂糖の摂取と正の相関があることも明らかにした。
https://www.nature.com/articles/
s41598-022-06421-2
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先週の健康・健康食品関連情報
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先週の健康・健康食品関連情報(4月17日~4月23日)
行政公表資料より
特になし
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3年間で「勉強する気持ちがわかない」が半数以上に 学習意欲は低下傾向
“学習方法の理解”や“授業の楽しさ”が意欲向上のカギ (東京大)
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/
400186362.pdf
2019 年、2020 年、2021 年の 3 時点を取り上げ、コロナ禍における子どもの生活と学び、それを取り巻く環境の変化について確認をしました。その結果、「勉強する気持ちがわかない」の肯定率が 2019 年 45.1%から 2021
年 54.3%に増加するなど、子どもたちの学習意欲が低下する傾向が明らかになりました。
「つわりがあると赤ちゃんは大きく生まれるのに、重いつわり(妊娠悪阻)では赤ちゃんが小さく生まれる」の謎を解明 (国立成育医療研究センター)
https://www.ncchd.go.jp/press/
2022/220420.html
「つわりがある妊娠では赤ちゃんは大きく生まれるのに、妊娠悪阻(にんしんおそ=つわりの重症型)を伴う妊娠では赤ちゃんは小さく生まれる」ことは国内外の多くの研究から分かっています。しかし、この一見相反するこの現象の原因は不明でした。
本研究では、妊娠悪阻を伴う妊娠では症状が治まったあと(妊娠中期以降)も妊婦の体重が伸び悩むことが、赤ちゃんが小さく生まれる事象を部分的に説明できることを明らかにしました。
子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)
妊婦の調理済み食品の摂取頻度と妊娠帰結との関連について (名古屋大)
https://www.nagoya-cu.ac.jp/media/
20220419-1-1.pdf
妊婦の週に 1 回以上の市販の弁当または冷凍食品の摂取頻度と死産との関連が明らかとなりました。
本研究で調べた他の調理済み食品(レトルト食品、インスタント食品、缶詰食品)の摂取頻度については、死産との関連は認められませんでした。
妊婦のカフェインを含む飲料(コーヒーや茶類)の摂取頻度は、妊娠帰結(死産、早産、SGA、低出生体重)と関連がありました。
サルコペニアと肥満の併発で認知症のリスクが増大
高齢者を対象とした文京ヘルススタディーで明らかに (順天堂大)
https://www.juntendo.ac.jp/news/
20220415-01.html
文京区在住高齢者1,615名を対象とした調査により、肥満(BMI が25kg/m²以上)かつ、握力が弱い(男性28㎏、女性18㎏未満)「サルコペニア肥満」の人では、軽度認知機能障害および認知症のリスクが高いことを明らかにしました。
身体活動・多様な食品摂取・社会交流
3つがそろうと介護予防効果は顕著に高まる (東京都健康長寿医療センター)
https://www.tmghig.jp/research/
release/2022/0419.html
東京都内の65-84歳の男女7822名(男性3966名、女性3856名、平均年齢73.6歳)を対象に、3.6年間の追跡研究をおこないました。質問紙によって、2016年時点の中高強度身体活動量(週150分以上)注2)、食品摂取多様性得点(3点以上)、対面/非対面交流(週1回以上)それぞれの充足の有無を評価し、これらの充足数と3.6年間の新規要支援・要介護認定との関係を分析しました。
その結果、これら3つの健康行動の充足数が増えるほど、3.6年間の要介護化リスクが大きく低減するという量・反応関係が明示されました。具体的には、3つの健康行動をいずれも実践していない群と比較して、要介護化リスクは、いずれか2つ実践している群で35%、3つすべて実践している群で46%、それぞれ有意に低値を示しました。
(KC 楽しく、美味しく、元気にで過ごせば、認知症にもなりにくいし、フレールの予防にもなるということでしょうね。)
膵臓がんや予後と関連する口腔内細菌・腸内細菌種を発見
膵がんの早期発見等のための新たな腫瘍マーカーの可能性 (東京医科大)
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/
2022/0419_140000002959.html
日本人の膵臓がん患者に特徴的な口腔内・腸内細菌種を同定し、これらががん予測にも有用であることを示しました。さらに、日本人から同定した膵がん関連腸内細菌種が、ドイツ人やスペイン人の膵がん関連菌種と一致することを発見しました。
膵がんのリスク因子である膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)や慢性膵炎に関連する腸内細菌種が、膵がん関連菌種と類似していることを発見しました。
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先週のトクホ・機能性表示食品情報
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特定保健用食品
特定保健用食品
4月22日 2件 許可
商品名:特茶TOKUCHA ジャスミン
申請者:サントリー食品インターナショナル株式会社
関与する成分:ケルセチン配糖体(イソクエルシトリンとして)
許可を受けた表示内容:本品は、脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体の働きにより、日常の身体活動による脂肪を代謝する力(脂肪の分解・消費)を高め、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が多めの方に適しています。
1日摂取目安量:1日500ml
区分:特保
許可番号:1833
商品名:特茶TOKUCHA ほうじ茶
申請者:サントリー食品インターナショナル株式会社
関与する成分:ケルセチン配糖体(イソクエルシトリンとして)
許可を受けた表示内容:本品は、脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体の働きにより、日常の身体活動による脂肪を代謝する力(脂肪の分解・消費)を高め、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が多めの方に適しています。
1日摂取目安量:1日500ml
区分:特保
許可番号:1834
詳細は、
https://www.caa.go.jp/notice/assets/
food_labeling_cms206_220422_02.pdf
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※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
■制度開始から届出た商品を確認できます。
商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
届出撤回情報
今週はなし
「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
YouTube チャンネル名
「機能性表示食品情報」
https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。 |
今週の注目の届出
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あとがき
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こんにちは
もう来週の後半からは、GWに突入です。今年の3分の1が終ってしまいます。本当に、時間のたつのは早い。
3か月分たまった疲れを少しだけ、リフレッシュしたいと思っています。
さて、久々に今週は、特保が許可されました。とは言っても、目新しいものではありません。
特保制度、本当にどうなってしまうのでしょうか。疾病リスク低減の個別許可のものを認めていかないと、本当に、特保の申請する企業が無くなってくるのではないでしょうか。
そういえば、特保の公正競争規約マークは、どうなったのでしょうか。残念ながら、私はまだ一度もそのような商品を見たことがありません。こちらも制度ができて、はや1年半。このままでは、協議会が自然消滅してしまいですね。
では、もう少し頑張って素敵なGWをお迎えください。(KC)
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