2022年8月29日月曜日

薬剤師さんのための健康食品情報第228号

薬剤師さんのための健康食品情報第228号


平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等


先週の行政の動き (8月21日~8月27日)
 
8月23日 令和4年度医薬品等広告講習会開催のお知らせ (東京都)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
/kenkou/iyaku/sonota/koukoku/
4live_koukokukosyukai.html

 
このたび、標記講習会のライブ配信(YouTube)を下記のとおり実施しますので、ご案内いたします。
 
1 日時
令和4104日(火曜日) 午後2時から午後430分まで
 
2 実施内容
1)医薬品医療機器等法第66条(医薬品等の広告に関する規制)及び医薬品等適正広告基準の解説
2)いわゆる健康食品、美容・健康器具の広告に関わる医薬品医療機器等法第68条上の留意点
3)最近の広告違反事例
4)その他(質疑応答)
 
(KC 今年は、YouTubeでのライブ配信のようです。事前申込等は必要ないみたいです。また詳細が出ましたら、ご案内いたします。)
 
 
8月25日 令和4年度第1回東京都食品安全情報評価委員会の議事録の公表
 
令和4年度第1回「健康食品」による健康被害事例専門委員会からの報告
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
/shokuhin/hyouka/files/r4/hyouka1/
05_shiryou3.pdf

 
令和3年12月1日から令和4年5月31日までの間に都医師会、都薬剤師会を通じて収集した22事例について検討を行った。
検討の結果、緊急調査等が必要な事例はなかった。また、個別の事例に関して、都医師会、都薬剤師会に対して情報提供の協力の依頼を要するものはなかった。
なお、6事例(嘔気、下痢、皮膚症状、消化器症状、腹痛、食欲不振)は、摂取状況・転帰等が不明であるために因果関係が不明であること、16事例(女性化乳房、皮膚症状、膝が腫れる、血液検査値の異常、呼吸苦、消化器症状、お腹が張る、便秘、下痢、腹痛、軟便、肝機能障害)は、よく知られた非重篤な事例であり、患者の体質等製品以外の影響も考えられることから、蓄積していくという結論になった。
 
 
参考 今週、健康食品関連事業者で話題になった記事ニュース
 
機能性表示食品の「研究」は貴重なリソースの無駄遣い

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/
column/18/00138/082301105/

 
(KC 今週、たくさんの方から、この記事を読みましたかとの問い合わせを受けたので、紹介しておきます。)


健康食品の健康被害情報 国立健康栄養研究所HPより


健康食品の健康被害情報(/21~8/27) 国立健康栄養研究所HPより

(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)
 
素材情報より
 
新規収載
 
「エルゴチオネイン」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/
detail4995.html


患者さんとの会話のための話題提供


LINK de DIETより



ベジタリアンの女性は股関節骨折のリスクが高い

ベジタリアンの女性は股関節骨折のリスクが高い
  
26,000人を超える英国の中年女性を対象とした調査から、菜食主義者は通常の肉食者に比べて股関節骨折のリスクが 33% 高いことが明らかになった。英国リーズ大学の報告。
研究チームは、時折肉を食べる人、ペスカタリアン(魚は食べるが肉は食べない菜食主義者)、菜食主義者の股関節骨折のリスクを通常の肉食者と比較調査した。
リーズ大学で設立された英国女性コホート研究の参加者26,318人の女性(開始時年齢35-69歳)のうち、約20年間に822人の股関節骨折症例が観察された。これは、サンプル母集団の3%強に相当する。喫煙や年齢などの因子を調整すると、菜食主義者が股関節骨折のリスクが高い唯一の食事グループだったという。
 
この研究は、股関節骨折の発生が病院の記録から確認された、菜食主義者と肉食者の股関節骨折のリスクを比較した非常に数少ない研究の1つであるという。
研究チームは、菜食主義者が股関節骨折のリスクが高い理由の正確な原因について、より多くの研究の必要性を強調している。
https://bmcmedicine.biomedcentral.com/
articles/10.1186/s12916-022-02468-0


非栄養性甘味料はヒトの腸内細菌に影響し、血糖反応を変える?

非栄養性甘味料はヒトの腸内細菌に影響し、血糖反応を変える?
  
非栄養性甘味料でもヒトの腸内細菌に影響を及ぼし、血糖反応を変化させるようだ、というイスラエル・ワイツマン科学研究所などからの研究報告。
研究チームは、日常生活で栄養価の低い甘味料を厳密に避けている人120名を対象に、ランダムに以下の6群に振り分けた。アスパルテーム群、サッカリン群、ステビア群、スクラロース群、対照群1(グルコース)、対照群2(なし)。参加者は、各甘味料を1日許容摂取量よりも低い用量で2週間摂取した。
その結果、非栄養性甘味料を摂取した参加者では、腸内微生物の構成と機能、およびそれらが末梢血に分泌する分子の非常に明確な変化を特定できたという。これは、腸内細菌がこれらの甘味料のそれぞれにかなり反応していることを示唆するものである。
さらに、サッカリン群とスクラロース群では、耐糖能に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。微生物の変化は、人々の血糖反応の変化と高度に相関していた。
 
これらの参加者からの微生物検体を、無菌マウスに植菌したところ、参加者が示した血糖反応とよく似た血糖反応を引き起こすことが可能であったことから、腸内細菌が血糖反応を媒介している可能性が示唆された。
https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/
S0092867422009199


妊娠中の葉酸が高いと先天性心疾患リスクが低下する


妊娠中の葉酸が高いと先天性心疾患リスクが低下する?

  
妊娠初期または妊娠初期の葉酸レベルが高いほど、子供の先天性心疾患(CHD)のリスクが低いようだ、という中国・復旦大学ほか上海妊娠前コホートグループによる症例対照研究。
研究チームは、CHD の子を出産した197人の女性とCHDのない子を出産した788人の女性の赤血球葉酸レベルを測定し、周産期の赤血球葉酸と子孫のCHDリスクとの関連を定量化した。
 
参加者は、受胎前または妊娠初期に赤血球葉酸レベルを測定した。子は、パルスオキシメトリーと新生児初期の心雑音によってスクリーニングされ、陽性とスクリーニングされたものは、CHDの心エコー検査によって確認された。
参加者はまた、葉酸代謝と葉酸レベルの10-35%の減少に関連する遺伝的変異であるMTHFR C677Tについてもスクリーニングされた。
データ解析の結果、研究チームは、CHDの子を持つ女性は、CHDのない女性よりも赤血球葉酸レベルの中央値が低いことを発見した。
 
研究チームによると、CHDの一次予防を達成するには、現在神経管欠損症の予防に推奨されているよりも高い目標赤血球葉酸レベルが必要であり、さらなる研究が必要になる可能性があるという。
https://www.acpjournals.org/doi/
10.7326/M22-0741



ビタミンDの補給は、成人の抑うつ症状を緩和する?

ビタミンDの補給は、成人の抑うつ症状を緩和する?
  
ビタミンDのサプリメントは、うつ病の成人の抑うつ症状の緩和に有効かもしれない、という東部フィンランド大学からの大規模メタ分析の結果報告。
ビタミン D は、中枢神経系の機能を調節すると考えられており、その障害はうつ病に関連している。また横断研究では、抑うつ症状とビタミン D 欠乏症との関連が観察されている。けれども、うつ病に対するビタミンD補給の効果に関する以前のメタ分析は結果に不一致がみられていた。
 
今回の、ビタミン D 補給とうつ病との関連性に関する新しいメタ分析は、これまでに発表された中で最大のものであり、世界中の 41 の研究の結果が含まれている。これらの研究では、さまざまな集団におけるランダム化プラセボ対照試験によって、成人の抑うつ症状の緩和におけるビタミン D の有効性が調査されている。これらの研究には、うつ病患者、一般集団、およびさまざまな身体的状態を持つ人々で実施されたものが含まれていた。
メタ分析の結果、うつ病患者の抑うつ症状を緩和する上で、ビタミンD補給がプラセボよりも効果的であることが示された。使用されるビタミン D の用量には研究によって大きな違いがあったが、通常、ビタミン D サプリメントは 1 日あたり 50-100μgだった。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/
10408398.2022.2096560


先週の健康・健康食品関連情報


先週の健康・健康食品関連情報(8月21日~8月27日)
 
行政公表資料より
 
特になし


大学・研究機関等公表資料より



日本人の腸内細菌の解析から肥満・糖尿病を改善する可能性がある

有用な腸内細菌を発見し、 作用メカニズムを解明 (国立医薬基盤・健康・栄養研究所)

https://www.nibiohn.go.jp/information/
nibio/files/f034215ce76fb279a83e13
f223b821d39b553343.pdf

 
健常な人と糖尿病患者を比較したヒト研究ならびに動物モデルを用いた検証から、肥満や糖尿病を予防・改善する可能性がある有用な新たな腸内細菌としてブラウティア菌を発見しました。ブラウティア菌は、脂肪蓄積抑制効果があるオルニチン、アセチルコリン、Sアデノシルメチオニンなどを作り出し、さらに、他の腸内細菌と協調的に働き、腸内環境を改善することで、肥満や糖尿病を予防・改善する可能性があることが明らかになりました。
 
 
日本人高齢者において脳体積の維持に多価不飽和脂肪酸 (DHA・EPA・ARA)の摂取が関連することを初めて報告 (国立長寿医療研究センター)

https://www.ncgg.go.jp/ri/report/
20220824.html

 
認知症の既往や認知機能障害の疑いがなく、頭部MRI測定をはじめとした解析に必要な項目を有する60-89歳の男女810名を対象に、20082010年(ベースライン)時の多価不飽和脂肪酸の摂取量と2年間の局所脳体積の変化量との関連を縦断的に解析しました。脳体積は3次元MRI画像をもとに縦断FreeSurferを用いて算出しました。
その結果、日本人の集団において、ARAの摂取量が多いと前頭皮質の体積変化量の減少が小さく、認知機能低下のリスクも低いことが見いだされました。さらに、DHAEPAの摂取が少ない集団でのサブグループ解析においては、DHAEPAの摂取が多いと側頭皮質の体積変化量の減少が小さいことが明らかとなりました。多価不飽和脂肪酸であるDHAEPAおよびARAの摂取は、加齢に伴う局所脳体積の減少を抑制し、高齢者の脳の健康の維持につながる可能性が考えられます。
 
(KC 認知症を予防するうえでも、魚をたくさん食べましょうということでしょうか。)
 
 
都市部に居住する閉経前後の女性における血清尿酸値と糖尿病罹患リスクとの関連 (国立循環器病研究センター)
https://www.ncvc.go.jp/pr/release/pr_34048/
 
吹田研究の参加者である3079歳の都市部一般住民のうち、ベースライン調査時に循環器疾患と糖尿病の既往者を除外した女性3,304人(閉経前1,252人、閉経後2,052人)を対象として、糖尿病の新規発症を14年間追跡して、新規の219人の糖尿病罹患を観察しました。閉経前の女性において、血清尿酸値の低値群と比べて、血清尿酸値高値群の多変量調整ハザード比(95%信頼区間)は1.56 (0.77-3.16)でした。一方、閉経後の女性において、血清尿酸値高値群の多変量調整ハザード比(95%信頼区間)は2.00 (1.19-3.34)となっており、閉経後の女性では、血清尿酸値の高値と糖尿病罹患リスクとの関連を認めました。
 
 
ギリシャヨーグルトの摂取が体組成の改善に寄与する可能性を確認 (森永乳業)

https://www.morinagamilk.co.jp/archives/
007/202208/220822.pdf

 
通常の日常生活活動に伴う運動を維持しながらのギリシャヨーグルトの摂取による継続的なたん
ぱく質補給が、体脂肪減少、筋肉量維持の体組成改善に繋がった可能性が示唆されました。

(KC 女子大生に、12週間毎日、ギリシャヨーグルトを食べてもらって、開始前後の比較をした試験です。単群前後比較試験。)



先週のトクホ・機能性表示食品情報

特定保健用食品
 
今週はなし


機能性表示食品届出公表


効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。
会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧
制度開始から届出た商品を確認できます。

商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス
エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。
H293 日興薬品工業株式会社 ローズヒップの贈り物
H294 株式会社ミカレア 瞳想いのブルーベリー
H295 株式会社アルク ひざ自慢
H296 株式会社マルヌシ しめさばW(ダブル)
H297 株式会社たらみ ゼロゼリートリプル グレープフルーツ
H298 森永乳業株式会社 毎朝爽快ジュレb
H299 四国乳業株式会社 Nプラスドリンクヨーグルト
H300 株式会社日本予防医学研究所 サメナンコツ
H301 ヱスビー食品株式会社 ローズマリーa
H302 株式会社ミツハシ 骨のみかた いなり習慣
H303 株式会社分子生理化学研究所 ワカサプリプラス GABA(ギャバ)
H304 株式会社愛粧堂 保阪流極さくさく認知らく歩く


届出撤回情報
 
2022818日付け
B545 「とろけるきなこうるおい+ヒアルロン酸」
株式会社真誠 ・・・・ ヒアルロン酸Na
撤回理由 「製品中止による。」


今週の注目の届出

注目の届出
 
H299 「Nプラスドリンクヨーグルト」
四国乳業株式会社 ・・・・ ノビレチン、β-ラクトグロブリン
「本品にはノビレチンとβ-ラクトグロブリンが含まれています。ノビレチンとβ-ラクトグロブリンには同時摂取で、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる目の不快感を軽減することが報告されています。」
 
新規成分(β-ラクトグロブリン) SR(1報)で評価
ランダム化クロスオーバー比較試験
介入群はノビレチン 0.53 /日とβ-ラクトグロブリン150 /日を含むヨーグルトを摂取し、対照群はコントロール食品を摂取した。摂取期間は 3 週間、解析対象者数は 31 名(男性 7 名、女性 24 名、年齢平均 32.5±12.2 歳、範囲 2064 歳)であった。
目の不快感に関する目症状「目の掻痒感」「目の発赤」「目の浮腫」「目の温度」のデータが評価された。摂取終了時の群間有意差は、評価項目の「目の掻痒感(P0.05)」「目の発赤(P0.05)」「目の温度(P0.01)」において有意差が認められた。
Investigative Ophthalmology and Visual Science; 58(7):2922-2929, 2017.
 
作用機序
ノビレチンとβ-ラクトグロブリンは肥満細胞や好塩基球の脱顆粒を抑制することにより目の不快感が軽減されると推察される。
 
(KC ノビレチンはポンカン抽出物、β-ラクトグロブリンは乳製品、乳清たんぱくが原材料。ノビレチンはシークヮーサー由来のものが、中性脂肪を低下させる機能出届けられている。β-ラクトグロブリンは初出。)
 
 
H300 「サメナンコツ」
株式会社日本予防医学研究所 ・・・・ サメ軟骨由来コンドロイチン硫酸、サメ軟骨由来ヒドロキシプロリン
「本品にはサメ軟骨由来コンドロイチン硫酸とサメ軟骨由来ヒドロキシプロリンが含まれます。サメ軟骨由来コンドロイチン硫酸とサメ軟骨由来ヒドロキシプロリンには、日光にさらされる機会の多い女性の肌の厚みや弾力を維持し、肌の健康をサポートする機能があることが報告されています。」
 
新規成分 SR(2報)で評価
両試験共に、二重盲検平行群間RCT
日頃日光に晒されることが多い環境にある健常成人(フィンランド 女性)の被験者30名を対象として 90 日間の継続摂取試験を実施。被験者の試験開始前の肌の厚み・弾力の平均値は、その平均年齢に相当する肌の厚み・弾力より低い値を示していた。
 
サメ軟骨分解物 500 mg/日の摂取により、肌の厚み、弾力において、摂取群では摂取前及びプラセボ群と比較して有意(p<0.01)な改善が認められた。
The Journal of International Medical Research 1991 19(2), 147-152.
 
サメ軟骨分解物500 mg/日の摂取により、摂取群では摂取前及びプラセボ群と比較して、肌の厚み、弾力が有意(p<0.001)に改善し、肌の乾燥状態においても改善傾向が確認された。
The Journal of International Medical Research 1992 20(2), 99-105
 
作用機序
コンドロイチン硫酸とヒドロキシプロリンが機能性関与成分として働き、皮膚線維芽細胞の増殖、線維芽細胞によるコラーゲンの産生促進、それらにより保湿性が改善され、皮膚の弾力・厚みが維持されると推測される。
 
(KC コンドロイチン硫酸は、既に届けられているが、ヒドロキシプロリンは初登場。また、サメ軟骨成分では、いくつものが届けられているが、従来は膝関節に対する訴求であり、肌に対する訴求は初登場。また、肌の厚みの維持も、初登場の機能性。)
 
 
H301 「ローズマリーa」
ヱスビー食品株式会社 ・・・・ ローズマリー由来ロスマリン酸
「本品にはローズマリー由来ロスマリン酸が含まれます。ローズマリー由来ロスマリン酸には、一時的なイライラ感および日中の眠気を軽減する機能があることが報告されています。」
 
新規成分 SR(2報(1研究))で評価
ランダム化二重盲検並行群間比較試験
スクリーニング時BDI-I の 得点が21点未満であった20 64歳健常日本人男性42名を対象に、試験食ないしは、プラセボを4週間摂取。
参加者全体における POMS2 TMD 得点、「怒り - 敵意(AngerHostility; AH)」の下位尺度スコア、VAS の「日中の眠気」項目に関して、プラ セボ群との比較で有意差を認めた。
解析対象者を摂取前の POMS2 TMD 得点が中央値以上であった参加者に 限定して層別解析を実施した結果、ローズマリー群(n=38) とプラセボ群(n%3D13) 2群間で、POMS2の「混乱-当惑(Confusion-Bewilderment; CB)」、「活気 ー活力(Vigor-Activity; VA)」の下位尺度スコアに関し有意差を認めた。
応用藥理 (Pharmacometrics ) 2020 98(5/6) 51-68
Nutrients. 2020: 12(11): 3551
 
作用機序
ローズマリー由来ロスマリン酸には、神経細胞保護作用やコリン作動性神経の増強作用を通じて、様々な経路で自律神経系のバランスを正常に整える機能があり、こうした様々な経路が複合的に関与することで、HPA軸や交感神経の過剰な活性化や酸化ストレス状態が抑えられるものと考えられる。
 
(KC ロスマリン酸は、今までいくつも届けられているが、ローズマリー由来のものは初。スペアミント由来では認知機能の維持、赤シソ由来、大葉由来、えごまの葉由来では目の不快感が届けられていたが、今回は、ローズマリー由来のものは一時的なイライラ感および日中の眠気を軽減する機能で届出。)
 
「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから
 
YouTube チャンネル名
「機能性表示食品情報」


https://www.youtube.com/channel/
UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww

 
チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。


あとがき


おはようございます。

8月も最後のメルマガになってしまいました。本当に時間の過ぎるのは早い。来週からは、学校に通うお子さんたちの元気な声が、また聴けそうです。
 
さて、今週、健康食品関連の人々に飛び回ったニュース記事をメルマガでも紹介しておきました。時間があれば、一度目を通されるとよいかと思います。
考えされるところは多いかと思います。
 
9月といえ、まだまだ暑い日が続きそうです。くれぐれもご自愛ください。
 
メルマガに対する意見、感想等あれば、ぜひお声を聞かせてください。
それでは、素敵な夏休みを。  (KC)