更新:2019年4月21日
薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報
(2018/9/2~9/8)
薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報
(2018/9/2~9/8)
平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等
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行政からの通知、取り締まり等
9月4日 株式会社キリン堂に対する景品表示法に基づく措置命令
消費者庁は、本日(9月4日)、株式会社キリン堂に対し、同社が供給する「グラリスゴールド」
と称する食品に係る表示について、消費者庁及び公正取引委員会(公正取引委員会事
務総局近畿中国四国事務所)の調査の結果を踏まえ、景品表示法に違反する行為 (優良誤認に該当)が認められたことから、措置命令を行いました。
店頭表示物において、太った人物が腹部を掴んでいるイラスト、細身の人物
がサイズの大きなズボンを掴んでいるイラスト及び人物が腹部を指差している画像と共に、「挑戦者続出」、「食べるの大好き&運動嫌い」、「でも燃えた!!」、「脂肪を減らしながら基礎代謝を上げる だからリバウンドしにくい」、「①脂肪分解酵素を分解
②脂肪燃焼力を大幅UP ③脂肪合成酵素を徹底抑制 + さらに④還元型CoQ10で燃焼力UPT」及び「脂肪の消費を大幅UP」と記載することにより、あたかも、本件商品を摂取するだけで、特段の運動や食事制限をすることなく、体脂肪の分解、燃焼及び合成抑制による、外見上身体の変化を認識するまでの痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた。
同社から提出された資料に科学的根拠なし。
(KC
薬局、DSともに、多くのところで、POP広告の違反を目にします。ほとんどの例は、違反とは知らずに行っているものと思います。ご注意を!もし、希望があれば、チェックいたしますよ。)
「一人ひとりの心がけが大切 抗生物質・抗菌薬の正しい使い方」
厚生労働省の広報誌「厚生労働」9月号に掲載されている記事です。
抗生物質・抗菌薬の不適切な使用で薬剤耐性(AMR)を得た病原体により命の危機が……。
どんな時にどんな使い方をするのが正しいのか、不適切な使用で起きる問題は何か解説します。
Part1 ● 医学生が教える
風邪って何? 抗生物質・抗菌薬って?
Part2 ● 私たち一人ひとりにできること
風邪で医療機関を受診した際に「抗生物質・抗菌薬がほしい」と医師に頼んだり、処方してもらった抗生物質・抗菌薬を飲むのを途中でやめる──。こうした行動をとったことはありませんか? 実は今、抗生物質・抗菌薬の不適切な使用が原因で、自らの性質を変化させ、薬が効かなくなっている病原体が増えているのです。このままでは全世界で多くの人が、薬剤耐性(AMR)を得た病原体により命を落としてしまう可能性すらあります。そうした事態を防ぐために、私たち一人ひとりができることを考えてみましょう。
(KC 政府省庁の広報誌、時たま良い記事も見かけますが、一般の方が読んでいるとは到底思えません。何とかなりませんかね?)
今週は特になし
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患者さんとの会話のための話題提供
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de DIETより
① 小さな食器はダイエットの助けにならない?
料理をより小さな皿に盛り付けることで脳に錯覚を起こさせても、食べる量が減るわけではないようだ、というイスラエル・ネゲヴ・ベン=グリオン大学からの研究報告。空腹の人間は、皿の大きさに関わらず、ポーションサイズ(料理の量)をより正確に見積もるためであるらしい。
研究チームは、32名の女性(平均年齢24歳)および81名の男女(平均年齢24歳)を対象に2回の実験を行い、大きさの違う皿に同じ大きさのピザを載せると錯覚でピザの大きさが違って見えるかどうかを検証した。
食べたばかりの人に比べて、少なくとも3時間以上食べていない人は、皿の大きさに騙されずに、より正確にピザの大きさを見積もることが明らかになったという。
「過去十年、飲食業界は、摂食量を減らすために少しずつ小さな皿を使用するようになってきたが、本研究はそれが有効とはいえないことを示唆している。ダイエットで空腹の時はプレートサイズに騙される可能性は低くなるのである」と主任研究者のツウィ・ガネル教授はコメントしている。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0195666318300011?via%3Dihub② 全粒穀物は2型糖尿病予防に役立つ?!
全粒穀物摂取は、2型糖尿病を予防するようだ、というスウェーデン、チャーマーズ工科大学、デンマークがん学会研究センター等からの研究。
2型糖尿病予防への全粒穀物の利用可能性は、長期間検討されてきたが、異なる全粒穀物の役割はこれまで調査されていなかった。また、全粒穀物が糖尿病発症のリスクを減らすためにはどの位の全粒穀物が必要かどうかは、不明のままであったという。
今回の研究では、デンマークの食事・がん・健康コホートの対象者55,465名(50歳から65歳) のデータを使用した。このうち、7,417名がフォローアップ中に2型糖尿病と診断された。全粒穀物製品の摂取の情報は、食品摂取頻度アンケートから入手し、全粒穀物摂取量と全粒穀物タイプ(小麦、ライ麦、オート麦)は、1日当たりのグラム数を計算した。対象者は、摂取した全粒穀物に基づき、対象者を4つのグループに分け、最も摂取の多い群は、毎日少なくとも50gの全粒穀物を摂取した。
結果は、全粒穀物の摂取が最も高かった群で、2型糖尿病を発症した割合は最も低くかったという。全粒穀物摂取が最も高い群で、最も少ない群と比し、糖尿病発症リスクは、男性で34%低く、女性で22%減少した。
③ 「朝食遅め・夕食早め」で体脂肪が減りやすい体に?
食事量は制限せず、単に朝食を1時間半遅く、夕食を1時間半早めただけで、いつも通りの時間に食べていた人に比べて体脂肪の減少量が2倍以上になったという。英国サリー大学の予備的研究。
この研究では、過体重の人を対象として2群に分け、一方は朝食を1時間半遅く、夕食を1時間半早めるという時間制限型食事法(一種の間欠的な断食)を、もう一方は通常通りの時間に食事をしてもらった。この分野の先行研究とは異なり、一定の時間帯でならば食事は自由に食べてもらうことにし、その内容や量に制限を設けないこととした。被験者には介入期間である10週間分の食事記録をつけてもらった。
その結果、時間制限群は対照群に比べて、体脂肪の減少量が2倍以上になったことがわかった。また、何をどれだけ食べても良いとされていたにも関わらず、時間制限群の食事量は対照群よりも少ない傾向がみられた。アンケートでは被験者の57%が食欲の緩和や摂食機会の減少、特に夕方の間食をしなくなったことを挙げており、これらが食事量の少なさにつながったものと考えられる。
https://www.cambridge.org/core/journals/journal-of-nutritional-science/article/pilot-feasibility-study-exploring-the-effects-of-a-moderate-timerestricted-feeding-intervention-on-energy-intake-adiposity-and-metabolic-physiology-in-freeliving-human-subjects/9C604826401917A6CAD9CD10B72FEA32
先週の健康・健康食品関連情報(9月2日~9月8日)
行政公表資料より
平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況 (9月7日 厚労省)
出生数は調査開始以来最少 946,065 人
(平成 28 年 976,978 人から 30,913 人減少)
死亡数は増加し戦後最多 1,340,397 人 (平成 28 年 1,307,748 人から 32,649 人増加)
自然増減数は 11 年連続減少し過去最大の減少幅 △ 394,332 人 (平成 28 年△330,770 人から 63,562 人減少)
平成29年受療行動調査(概数)の概況(9月4日 厚労省)
ふだん医療機関にかかる時の情報の入手先
ふだん医療機関にかかる時に「情報を入手している」者は、外来が 77.7%、入院が 82.6%、「特に情報は入手していない」者は、外来が 17.2%、入院が 14.1%となっている。
「情報を入手している」者について、情報の入手先別にみると、外来、入院ともに「家族・知人・友人の口コミ」が最も高く、外来で 70.6%、入院で 71.9%、次いで、外来では「医療機関が発信するインターネットの情報」が 21.1%、入院では「医療機関の相談窓口」が 23.9%となっている。
診察時間(外来患者のみ)
診察時間は「5分~10分未満」が38.1%と最も多く、次いで、「5分未満」が28.5%、「10分 ~20分未満」が12.7%
(KC 関係する医療機関の先生に情報提供しても良いかもしれません。)
硬化時に発熱してやけどを負ったジェルネイル (9 月 6 日 国民生活センター)
「通信販売で購入し、初めて使用するジェルネイルを硬化させるため、LED ライトを照射したところ、1、2 秒で異常に熱くなり爪をやけどした。やけどする温度になるか調べてほしい。」というリクエストに応えた商品テストの結果です。
(KC こんな情報提供から、患者さんの信頼が得られるかも?)
大学・研究機関等公表資料より
フェルラ酸などが軽度認知障害を緩和することを臨床試験で確認(ファンケル)
フェルラ酸とαGPC、イチョウ葉エキス、ビタミンCを含む食品を継続して摂取することが、軽度認知障害を有する高齢者に対して、認知機能の緩和と
日常の心理・行動に、良い影響を与えることを臨床試験で確認しました。
ゼラチンの継続摂取による肌弾力の保持などの研究成果(森永)
冬から春に向かう 1 月中旬~3 月中旬の環境変化の 厳しい季節の 8 週間に「ゼラチン」を摂取した 55~65 歳の健康な 女性において、季節変化による肌の弾力変化を抑えることが測定 機器を用いた分析で示されました。
(KC こちらも、機能性表示食品として登場するのも、近いかもしれません。)
先週のトクホ・機能性表示食品情報(9月2日~9月8日)
特定保健用食品の許可
9月3日 2件
商品名
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申請者
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関与する成分
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許可を受けた表示内容
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1日摂取目安量
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区分
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許可日
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許可番号
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1
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ヘルシア烏龍茶
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花王株式会社
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茶カテキン
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本品は、脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を 高める茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を代
謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費
し、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が多めの方に適しています。
|
1本を目安にお飲みください。
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特保
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H30.9.3
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1757
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2
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ヘルシア紅茶 ホット
|
花王株式会社
|
茶カテキン
|
本品は、脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を 高める茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を代
謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費
し、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が多めの方に適しています。
|
1本を目安にお飲みください。
|
特保
|
H30.9.3
|
1758
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機能性表示食品届出公表(9月2日~9月8日)
届出番号
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届出日
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商品名
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届出者
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食品の区分
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機能性関与成分名
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表示しようとする機能性
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D56
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2018/7/6
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アラプラス 糖ダウン リッチ
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SBIアラプロモ株式会社
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サプリ
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5-アミノレブリン酸リン酸塩
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本品は5-アミノレブリン酸リン酸塩(ALA)を含みます。ALAは高めの空腹時血糖値を正常に近づけることをサポートし、食後血糖値の上昇を穏やかにする事が報告されています。血糖値が高めの方に適しています。
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D57
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2018/7/6
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尿酸サポート
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株式会社ファンケル
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サプリ
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アンペロプシン・キトサン
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本品にはアンペロプシン・キトサンが含まれるので、尿酸値が高め(尿酸値6.0~7.0mg/dL)の方の尿酸値を下げる機能があります。
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D58
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2018/7/9
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メイス ビオラクティ
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ハリウッド株式会社
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サプリ
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ビフィズス菌BB536
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本品には、生きたビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536は、腸内環境を良好にし、便通・お通じを改善することが報告されています。
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D59
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2018/7/9
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うるおい宣言セラミドプラス マンゴー味
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株式会社愛しとーと
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その他加工
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こんにゃく由来グルコシルセラミド
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本品には、こんにゃく由来グルコシルセラミドが含まれています。こんにゃく由来グルコシルセラミドには、肌から水分を逃がしにくくする機能が報告されています。
肌が乾燥しがちな方に適しています。
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D60
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2018/7/9
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うるおい宣言セラミドプラスα マンゴー味
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株式会社愛しとーと
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その他加工
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こんにゃく由来グルコシルセラミド
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本品には、こんにゃく由来グルコシルセラミドが含まれています。こんにゃく由来グルコシルセラミドには、肌のうるおいを守る(水分を逃がしにくくする)機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちで、うるおいを守りたい方(水分を逃がしにくくしたい方)に適しています。
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D61
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2018/7/9
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血圧サポート
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株式会社自然舘
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サプリ
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GABA
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本品にはGABAが含まれています。GABAには血圧が高めの方に適した機能があることが報告されています。
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D62
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2018/7/10
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養命酒製造 甘酒
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養命酒製造株式会社
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その他加工
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パイナップル由来グルコシルセラミド
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本品には、パイナップル由来グルコシルセラミドが含まれます。パイナップル由来グルコシルセラミドには、肌の潤い(水分)を逃がしにくくする機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな人に適しています。
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D63
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2018/7/10
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花摘青汁+GABA(プラスギャバ)
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株式会社Rise UP
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その他加工
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GABA、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)
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本品には、GABA、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。GABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らすのを助ける機能があることが報告されています。血圧が高めの方や、肥満気味な方、BMIが高めの方、肥満気味でお腹の脂肪が気になる方に適した食品です。
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D64
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2018/7/10
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ひなとま GABA(ギャバ)ミディとまと(フルティカ)
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Tファームいしい株式会社
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生鮮
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GABA
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本品にはGABAが含まれます。GABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
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D65
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2018/7/11
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アルークHMB(エイチエムビー)
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ワダカルシウム製薬株式会社
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サプリ
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3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)
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本品には、3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)が含まれます。3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)には、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力の維持・低下抑制に役立つ機能、歩行能力の改善に役立つ機能が報告されています。
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D66
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2018/7/11
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N(エヌ)-アセチルグルコサミンZ(ゼット)
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キューサイ株式会社
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サプリ
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N-アセチルグルコサミン
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本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれるので、関節軟骨成分の分解を抑えることで関節軟骨(※)の維持に役立つ機能があります。
※関節軟骨は膝・股・肘・足首・手指などの関節に存在します。 |
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D67
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2018/7/11
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パパフレ
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株式会社はぐくみプラス
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サプリ
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ターミナリアベリリカ由来没食子酸
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本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪の吸収を抑えて、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。
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D68
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2018/7/11
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GABA
DOUBLE(ギャバダブル)3700
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株式会社ECスタジオ
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サプリ
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GABA
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本品には、GABAが含まれます。GABAには、デスクワークによる仕事の疲労感を軽減する機能や、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。デスクワークによる仕事のストレスや疲れが気になる方、血圧が高めの方に適した食品です。
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D69
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2018/7/12
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健康きらり ブルーベリー
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明治薬品株式会社
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サプリ
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ビルベリー由来アントシアニン
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本品にはビルベリー由来アントシアニンが含まれます。 ビルベリー由来アントシアニンは、スマートフォンやパソコン等を長時間使用することによって低下するピント調節力を維持することで、スマートフォンやパソコン等を使用することによる目の疲労感の緩和に役立つ機能が報告されています。
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D70
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2018/7/12
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関節源
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株式会社三昧生活
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サプリ
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グルコサミン塩酸塩
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本品にはグルコサミン塩酸塩が含まれます。グルコサミン塩酸塩は膝関節の可動性(曲げ伸ばし)をサポートし、膝の不快感をやわらげることが報告されており、膝関節の動きに悩みのある方に適しています。
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D71
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2018/7/12
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げんび
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株式会社ボーテサンテラボラトリーズ
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サプリ
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葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)
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本品には、葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。肥満気味な方、BMIが高めの方、肥満気味でお腹の脂肪やウエスト周囲径が気になる方に適した食品です。
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D72
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2018/7/12
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アルケルトEX(イーエックス)
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株式会社シーナコーポレーション
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サプリ
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3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)
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本品には、3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)が含まれます。3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)には、自立した日常生活を送る上で必要な筋肉量及び筋力の維持・低下抑制に役立つ機能、歩行能力の改善に役立つ機能が報告されています。
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D73
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2018/7/13
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ファイテン ヒザシャキ
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ファイテン株式会社
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サプリ
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非変性Ⅱ型コラーゲン
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本品には、非変性Ⅱ型コラーゲンが含まれています。非変性Ⅱ型コラーゲンには、関節の柔軟性、可動性をサポートすることが報告されています。
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D74
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2018/7/13
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ファイテン シボヘリーナ
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ファイテン株式会社
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サプリ
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アフリカマンゴノキ由来エラグ酸
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本品には、アフリカマンゴノキ由来エラグ酸が含まれています。アフリカマンゴノキ由来エラグ酸には、肥満気味の方の体重・体脂肪・ウエストサイズの緩やかな減少をサポートすることが報告されています。
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D75
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2018/7/13
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ネルノダ
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ハウスウェルネスフーズ株式会社
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その他加工
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GABA
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本品にはGABAが含まれています。GABAには睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能があることが報告されています。
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D76
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2018/7/13
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GOOD
Night(グッドナイト)27000 Plus(プラス)
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株式会社ECスタジオ
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サプリ
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L-テアニン、GABA
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本品にはL-テアニン及びGABAが含まれます。L-テアニンには、夜間の良質な睡眠(起床時の疲労感や眠気を軽減)をサポートすることや、またGABAには、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があることが報告されています。
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D77
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2018/7/13
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大人の胚芽ブレッド
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フジパン株式会社
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その他加工
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難消化性デキストリン(食物繊維)
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本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、おなかの調子を整える機能のあることが報告されています。
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D78
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2018/7/13
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大人のレーズンブレッド
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フジパン株式会社
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その他加工
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難消化性デキストリン(食物繊維)
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本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、おなかの調子を整える機能のあることが報告されています。
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D79
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2018/7/13
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KAGOME(カゴメ)毎日飲む野菜
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カゴメ株式会社
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その他加工
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GABA
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本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
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今週の気になる届出
① D57「尿酸サポート」(ファンケル)
関与成分 ・・・ アンペロプシン・キトサン
「本品にはアンペロプシン・キトサンが含まれるので、尿酸値が高め(尿酸値6.0~7.0mg/dL)の方の尿酸値を下げる機能があります。」
臨床試験で評価しています。
血清尿酸値が6.0mg/dL以上7.0mg/dL以下の20歳以上65歳未満の男性80名を無作為に2群に分け、試験食品または疑似食品を12週間摂取。
摂取開始、摂取4、8、12週間後に、血清尿酸値の変化量、尿中尿酸排泄量、尿酸クリアランス、クレアチニンクリアランス(Ccr)、尿酸クリアランス-Ccr比(R)を評価。
(結果)
試験食品摂取群は疑似食品摂取群と比較して、摂取12週間後の血清尿酸値が有意に低下しました。
尿酸クリアランス、Ccr、Rに関しては有意な変化は認められませんでした。
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)vol. 46 no. 1 2018 43-54
作用機序としては、キトサンの尿酸の前駆体となるプリン体供与体の吸収抑制と、-アンペロプシンによる体内の尿酸合成経路の抑制、体内の尿酸排泄経路の促進としています。
② D66 「N(エヌ)-アセチルグルコサミンZ(ゼット)」(キューサイ株式会社)
関与成分 ・・・ N-アセチルグルコサミン
機能性表示 「本品にはN-アセチルグルコサミンが含まれるので、関節軟骨成分の分解を抑えることで関節軟骨(※)の維持に役立つ機能があります。
※関節軟骨は膝・股・肘・足首・手指などの関節に存在します。」
臨床試験結果で評価しています。
関節に痛みがなく、変形が見られない(Kellgren and Lawrence
grades(以下、K-L分類)が0及び1)と専門医に選定された、40~74歳の健康な男女120名を、機能性関与成分0 mg/日(プラセボ摂取群)、500 mg/日(本品摂取群)の2つの群に無作為に分け、16週間摂取させた。
摂取前、摂取8、12、16週目、摂取終了後8週目に採血し、関節軟骨の代謝を評価するため、関節軟骨分解マーカー(C2C)と合成マーカー(PⅡCP)を測定した。
(結果)
本品摂取群ではプラセボ摂取群と比較して、関節軟骨代謝のバランス(分解と合成の比:C2C/PⅡCP比)に有意な変化は見られなかった。
一方、関節に全く変形が見られない(K-L分類が0)かつBMIが25 kg/㎡未満の参加者の層については、本品摂取群はプラセボ摂取群と比較して、関節軟骨合成マーカー(PⅡCP)には変化が見られなかったものの、摂取8週目、12週目において関節軟骨分解マーカー(C2C)の有意な抑制が確認された。
作用機序としては、
N-アセチルグルコサミンは吸収後、速やかに代謝を受け、軟骨組織などにおいて生体内構成物質として利用される。
N-アセチルグルコサミンの関節軟骨成分の分解を抑える機能は、
・N-アセチルグルコサミンが軟骨細胞においてヒアルロン酸産生を促し、さらに
ヒアルロン酸が MMP の産生を抑制することによる軟骨保護作用、
・N-アセチルグルコサミンが軟骨細胞において炎症性または炎症誘発性物質(IL-6、NO、 COX-2)の産生を抑制することによる抗炎症作用によるもの
(KC N-アセチルグルコサミンは、今までの届出は、全て肌の保水に対するものだけでした。新規機能性の届出となります。膝関節の痛みが治まるとか、動きが良くなるということではなく、あくまで、関節軟骨成分の分解を抑える機能ということです。一般的に測れないようなマーカーを機能性にするのもいかがなものかと思います。)
(KC N-アセチルグルコサミンは、今までの届出は、全て肌の保水に対するものだけでした。新規機能性の届出となります。膝関節の痛みが治まるとか、動きが良くなるということではなく、あくまで、関節軟骨成分の分解を抑える機能ということです。一般的に測れないようなマーカーを機能性にするのもいかがなものかと思います。)
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
平成30年4月1日 第1号発行
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