薬剤師さんのための健康食品情報第212号
平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等 |
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先週の行政の動き (5月1日~5月7日) 特になし |
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健康食品の健康被害情報(5/1~5/7) 国立健康栄養研究所HPより (外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません) 5月6日 シンガポールHSAが医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む製品に注意喚起 ■注意喚起および勧告内容 2022年4月27日、シンガポールHSA (Health Science Authority) が医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む2製品 に注意喚起。当該製品との因果関係が疑われる健康被害が1件報告されている。 |
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製品名・・・・ 混入していた医薬品成分 Premium Pro S F・・・・シブトラミン AK-II Phenomenal King・・・・タダラフィル ■解説 当該製品はウェブサイトやソーシャルメディアを介して販売されていたが、「Premium Pro S Flash」との関連が疑われる健康被害の報告を受けて検査したところ、医薬品成分が検出された。 ・1名 (性、年齢不明) が「Premium Pro S Flash」を摂取したところ、動悸、不眠、吐き気を生じた。シンガポールHSAによる検査で、当該製品から高濃度のシブトラミンが検出された。当該製品は、過去に医薬品成分混入と健康被害が報告された製品「Flash Slim」 (詳細はこちら→2021年3月 シンガポールHSA) の新しいバージョンとして、体重減少をうたって販売されていた。 また、性機能改善をうたって販売されていた「AK-II Phenomenal King」に関する消費者からの通報を受けて検査したところ、通常量の60倍以上のタダラフィルが検出された。 https://www.hsa.gov.sg/announcements/ press-release/alert-akiiandpremiumprosflash |
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①適度な運動は乳がん生存者の免疫応答を改善? |
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適度な運動は乳がん生存者の免疫応答を改善? 適度なフィットネスの改善によって、乳がんが化学療法がもたらす自然免疫への副作用に対する保護効果が期待できるかもしれない、という米国オハイオ州立大学からの研究報告。 研究チームは、158名の乳がん生存者を対象に、腸チフスワクチンへの免疫応答を調べる二重盲検ランダム化プラセボ対照クロスオーバー臨床試験を実施した。 158人の閉経後参加者のうち、108人は研究が始まる前の1年から10年の間に化学療法を受けていた。研究者らは、腹部脂肪組成に基づいて中心性肥満について女性を評価し、エアロバイクに乗っている間の最大酸素消費量に基づいて心肺フィットネスレベルを評価した。 腸チフスワクチンの均一投与はモデル免疫チャレンジとして機能した。参加者は、2回の訪問の間にワクチンまたはプラセボのいずれかを受け、予想通り、ワクチンはプラセボよりも有意に高い炎症反応を示した。 ワクチン接種後7時間半の参加者の自然免疫応答を測定するために、研究者らは、90分ごとに採取した採血中の2つの炎症誘発性たんぱく質、IL-6とIL-1Ra、のレベルと白血球を測定し、予防接種前のレベルと比較した。 参加者の炎症マーカーのベースラインにおける違いを調整した結果、過去の化学療法、腹部肥満の増加、低いフィットネスレベルは、IL-6と白血球の反応の低下と関連していることが示された。以前の化学療法に最も強い影響があり、化学療法を受けなかった参加者に比べて、IL-6および白血球はそれぞれ44%および35%低かった。この効果は、女性がどれくらい前に治療を受けたかに関係なく一貫していた。 けれども、平均をわずかに上回るフィットネスレベルは、IL-6と白血球数を少なくとも33%増加させた。 https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/ S0889159122000873 |
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②超低カロリー食は免疫系にもプラスの効果? |
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超低カロリー食は免疫系にもプラスの効果? カロリーを減らした食事は、代謝性疾患の発症を遅らせるだけでなく、免疫系にもプラスの効果をもたらすかもしれない、という独シャリテ・ベルリン医科大学などからの研究報告。 研究チームは、BMIが27以上の閉経後女性に対する超低カロリー食による8週間の介入試験で、その前後(前:AdLib、後:CalRes)に採取されたヒト腸内細菌叢(単一ドナー由来)を移植して、無菌マウスにコロニー形成した。 CalRes検体の腸内細菌叢は、全体的に高いアルファ多様性と Clostridium ramosum, Hungatella hathewayi, Alistipi obesiなどの低下がみられた。 CalRes細菌叢移植マウスは、AdLib移植マウスに比べて、体脂肪の減少とグルコース耐性の改善を示した。さらにマスサイトメトリーによって、特定のメモリーT細胞とB細胞のレベルが低下したことが明らかになった。これは免疫老化の遅延を示唆するものだという。 「これらの発見は、代謝と免疫系に対する低カロリー食のプラスの効果が腸内細菌叢を介して媒介されることを示唆しています」と筆頭著者のユリア・スビーラスキー=キント博士はコメントしている。 articles/10.1186/s40168-022-01249-4 |
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③サプリメントと運動で70歳以上の浸潤がんリスクが61%減少する? |
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サプリメントと運動で70歳以上の浸潤がんリスクが61%減少する? 高用量ビタミンD、オメガ3、およびシンプル家庭筋力運動プログラム(SHEP)の組み合わせにより、70歳以上の健康な高齢者の浸潤がんリスクが累積で61%減少するかもしれない、という瑞チューリッヒ大学病院からの研究報告。 研究チームは、2012年12月から2017年12月の間に欧州5か国(スイス、フランス、ドイツ、オーストリア、ポルトガル)で実施された3年間のDO-HEALTHトライアルの参加者2,157名(平均年齢74.9歳、女性61.7%)のデータを解析した。 参加者は8つの異なるグループにランダム化され、介入の個々の利点と組み合わせた利点が検証された。グループ1は1日あたり2,000IUのビタミンD3(高齢者に対する現在の推奨量の200%以上)、1gのオメガ3、および1週間に3回のSHEP。 グループ2はビタミンD3とオメガ3。グループ3はビタミンD3とSHEP。グループ4はオメガ3とSHEP。グループ5はビタミンD3のみ。グループ6はオメガ3のみ。グループ7はSHEPのみ。そして最後のグループ8はプラセボを受け取った。 解析の結果、3つの介入(ビタミンD3、オメガ3、およびSHEP)はすべて、浸潤がんのリスクに累積的な利益をもたらしたことが示されたという。 それぞれの介入にわずかな個別の利益があったが、3つの介入すべてを組み合わせると、利益は統計的に有意になり、全体的ながんリスクの61%の減少がみられた。 https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/ fragi.2022.852643/full |
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先週の健康・健康食品関連情報(5月1日~5月7日) |
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高齢日本の20年後:認知症患者は減るが、格差拡大・フレイル合併で介護費増 (東京大) |
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特定保健用食品
先週のトクホ・機能性表示食品情報(5月1日~5月7日) 特定保健用食品 今週はなし |
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※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。 会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧 ■制度開始から届出た商品を確認できます。 商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス ■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
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届出撤回情報 2022年4月27日付け C368 「いたわりみそ汁」 株式会社永谷園 ・・・・ γ-アミノ酪酸(GABA) 撤回理由 「販売終了の為」 |
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注目の届出 |
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こんにちは |
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