薬剤師さんのための健康食品情報第229号
平成30年4月1日 第1号発行
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薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報 (8/28~9/3) 演題1「栄養士・薬剤師が身につけたい老化のエッセンス」 石井 直明(東海大学医学部 名誉教授) 演題2「今後の地域医療について」 小原 道子(帝京平成大学 薬学部 教授) 【グループ2】 演題1「長寿のサイエンス」 森 望(福岡国際医療福祉大学 医療学部 視能訓練学科 教授) 演題2「健康長寿における食事の重要性:久山町研究」 二宮 利治(九州大学大学院 医療研究院 衛生・公衆衛生学分野 教授) 【グループ3】 演題1「今、 COVID 19 を総括する」 矢野 邦夫(浜松医療センター 感染症内科 感染症管理特別顧問) 演題2「理論と実践から学ぶ栄養教育の最前線」 野口 孝則 (上越教育大学大学院 学校教育研究科 臨床・健康教育学系 教授) 【グループ4】 演題1「サルコペニア・フレイル2022」 杉本 研(川崎医科大学 医学部 臨床医学 総合老年医学 教授) 演題2「サプリメントアップデート2022」 久保 明(医療法人財団百葉の会銀座医院 院長補佐 東海大学医学部 客員教授) 【グループ5】 演題1「AIライフログアプリによる健康寿命の延伸」 棚橋 繁行(ライフログテクノロジー株式会社 代表取締役) 演題2「高齢者の低栄養 防ぐ・気づく・改善するためにー栄養管理と服薬指導ー」 森 みさ子(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 看護師長)
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行政からの通知、取り締まり等 |
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先週の行政の動き (8月28日~9月3日) 8月30日 食品表示基準について(平成27年3月30日消食表第139号)の改定 通知「食品表示基準について」が改定されました。 最新版 新旧対照表 今回の変更は、 脂質の測定法に「ヘキサン-イソプロパノール法」、食物繊維の測定法に「酵素-HPLC 法2」追加等 8月31日「特定保健用食品の表示許可等について」の一部改正について 特定保健用食品の表示許可等について(最新版) 新旧対照表 特定保健用食品の表示に関するQ&A(最新版) 新旧対照表 「特定保健用食品の表示許可等について」の一部改正案に関する意見募集の結果 https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000240269 |
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健康食品の健康被害情報(8/28~9/3) 国立健康栄養研究所HPより (外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません) |
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①朝食を抜くと若者が心の健康問題を発症する可能性が高まる? |
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朝食を抜くと若者が心の健康問題を発症する可能性が高まる? 自宅で健康的な朝食を食べる若者は、心理社会的健康状態が良好であるようだ、というスペイン・カスティーリャ=ラ・マンチャ大学からの研究報告。 先行研究では、栄養価の高い朝食の重要な役割が報告されていたが、今回の報告は、子供が朝食を食べるかどうか、またどこで何を食べるかについての影響を調べた初めてのものだという。 研究チームは2017年スペイン国民健康調査のデータを分析した。この調査には、朝食の習慣と、自尊心、気分、不安などの特性を含む子供の心理社会的健康の両方に関するアンケートが含まれていた。アンケートは子供の両親または保護者によって完了され、その結果には4歳から14歳までの合計3,772人のスペイン在住者が含まれていた。 解析の結果、研究チームは、家から離れて朝食を食べることが、朝食を完全に抜くのと同じくらい有害であることを発見した。チームは、これは家から離れた場所での食事が、自宅で準備されたものよりも栄養価が低いことが多いためである可能性があると示唆している。 結果はまた、コーヒー、牛乳、チョコ、ココア、ヨーグルト、パン、トースト、シリアル、ペストリーの摂取が、すべて行動問題の起きる確率の低いことと関連していることを発見した。驚くべきことに、タマゴ、チーズ、ハムは、行動問題のリスク上昇と関連していた。 |
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②貧血で筋肉が衰えている高齢者は死亡リスクが高い |
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貧血で筋肉が衰えている高齢者は死亡リスクが高い ブラジルのサンカルロス連邦大学 (UFSCar) と英国のユニバーシティカレッジロンドン(UCL) の研究者らによる研究では、高齢者の貧血と筋力低下が組み合わさると、10 年以内に死亡するリスクが男性で64%、女性で117%高まることが示されている。 貧血だけでも男性の死亡リスクが58%増加する。女性の場合、ダイナペニア (筋力の低下) はそれ自体がより重要なリスク因子であり、死亡リスクが68%増加する。2つの状態が一緒になると、特に年配の女性にとってさらに大きなリスクが 生じるという。 「女性の場合、2つの条件が重なると死亡リスクは2倍になります。これは非常に有意な増加であるため、これらの要因を臨床的に監視する必要があります. 患者が医師の診察を受ける際には、貧血の原因を迅速に特定して治療する必要があります。筋力低下の理由を発見し、抵抗運動を処方することも重要です」と筆頭著者のマリアンヌ・マルケス・ルイス博士候補生は述べている。 研究者らは、英国加齢縦断研究 (ELSA)の50歳以上の英国人5,310人を10年間追跡調査したデータを解析した。参加者の84%は貧血もダイナペニアもなかったが、10.7%はダイナペニア、3.8%は貧血、そして1.5%は両方を持っていた。 10年間の追跡調査期間中に、合計984人の死亡が記録された。死亡者のうち、63.7%は貧血もダイナペニアもなく、22.8%はダイナペニア、7.5%は貧血、6%は両方だった。 「すべての死因を分析した結果、貧血とダイナペニアの組み合わせが全死因死亡リスクを高めることが示されました。貧血とダイナペニアの両方を持つことは、高齢者にとって重大なリスクです」とルイス氏はコメントしている。 https://www.sciencedirect.com/science/ article/pii/S0167494322001200?via%3Dihub |
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③紅茶を飲むと死亡リスクが低下する可能性がある |
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紅茶を飲むと死亡リスクが低下する可能性がある 紅茶を飲むことは、死亡リスクがやや低いことに関連している可能性があるようだ、という米国・国立がん研究所の前向きコホート研究。リスクは、1日に2杯以上のお茶を飲む人で最も低かったという。 お茶は、世界中で最も消費されている飲料の1つである。以前の研究では、緑茶が最も一般的な種類のお茶である集団において、お茶の消費と死亡リスクの低下との関連性が示唆されている。対照的に、紅茶を飲むことがより一般的である集団で発表された研究は、限られており、結果に一貫性がなかった。 研究チームは、紅茶の飲用が一般的である英国のバイオバンクのデータを使用して、紅茶の消費と全死因および原因別の死亡率との関連性を評価する研究を実施した。彼らはまた、一般的なお茶の添加物(ミルクと砂糖)の使用、お茶の温度、および人々がカフェインを代謝する速度に影響を与える遺伝子変異によって関連性が異なるかどうかを評価した。 バイオバンクには、2006 年から 2010 年の間にベースライン アンケートに回答した 40 歳から 69 歳までの 50 万人の男女に関するデータが含まれている。そのうち 85% が定期的にお茶を飲んでいると報告し、89% が紅茶を飲んでいると報告している。 お茶を飲まない人と比較して、毎日2杯以上飲むと報告した参加者は、死亡リスクが9-13%低かった. この関連性は、参加者がコーヒーを飲んでいたかどうか、お茶にミルクや砂糖を加えたかどうか、好みのお茶の温度、またはカフェイン代謝に関連する遺伝子変異に関係なく観察された。 著者らによると、彼らの調査結果は、摂取量が多い場合でも、お茶は健康的な食事の一部になる可能性があることを示唆しているという。 https://www.acpjournals.org/doi/ 10.7326/M22-0041 (KC いつもこういう研究を見ると思うのですが、緑茶とウーロン茶と紅茶、あるいはコーヒー、何を飲んだら、一番良いのでしょうか?) |
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特定保健用食品
先週のトクホ・機能性表示食品情報(8月28日~9月3日) 特定保健用食品 今週はなし |
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※効率的に使用できるよう、外部サイトへのリンクを貼りました。 会社名のリンク::機能性表示食品まとめ一覧 ■制度開始から届出た商品を確認できます。 商品名のリンク:機能性表示食品リストとエビデンス ■エビデンス詳細・製造工場・摂取時の注意等を確認できます。 |
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届出撤回情報 今週はなし 注目の届出 今週はなし 「機能性表示食品届出情報 簡単動画解説」はこちらから YouTube チャンネル名 「機能性表示食品情報」 https://www.youtube.com/channel/ UCz0TQYw99ttqqQCmiKzxVww チャンネル登録をしてご覧いただければ幸いです。 |
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