更新:2019年4月21日
薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報
(2018/12/16~12/22)
届出撤回情報
30年12月13日付け
B619 「日常に必要な筋力維持に役立つ HMB(エイチエムビー) コーヒー風味」
株式会社エルビー ・・・・3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)
撤回理由「販売予定がなくなった為。」
30年12月14日付け
C194 「乳酸菌ショコラ デイリーパック」
株式会社ロッテ・・・・乳酸菌ブレビスT001株(Lactobacillus brevis NTT001)
撤回理由「リニューアル検討のため」
30年12月17日付け
C203 「乳酸菌ショコラボール」
株式会社ロッテ・・・・ 乳酸菌ブレビスT001株(Lactobacillus brevis NTT001)
撤回理由「リニューアル検討のため」
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/薬剤師がぜひ知っておきたい「健康食品」に関する情報
(2018/12/16~12/22)
平成30年4月1日 第1号発行
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行政からの通知、取り締まり等
先週の行政の動き (12月16日~12月22日)
12月18日 JARO 2018 年度上半期の審査状況の公表
http://www.jaro.or.jp/kigyou/soudan_kensuu/toukei/20181218KamiReleaseG.pdf
広告審査機構(JARO)上半期の審査結果の報告書が公表されています。
業務委員会で審議し「見解」を発信したのは 14 件で、内訳は警告 11 件(前年同期 16 件)、要望 1件(同 1 件) 、提言 2 件(同 2 件)だった。見解対象となった業種は「健康食品」「化粧品」各 4 件、「通信販売業」2 件、 「ショッピングモール」 「医薬部外品(育毛剤)」 「雑貨(EMS 器具)」「インターネット回線取次サービス」各 1 件、対象媒体は「インターネット」7 件、 「テレビ」6 件、 「新聞」「ラジオ」 「チラシ」 「店頭」各 1 件だった。
12月18日 医薬品成分を含有する製品の発見について (東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/12/18/11.html
都では、いわゆる健康食品による健康被害の未然防止のため、都内で販売等される製品の調査及び成分検査を行っています。
今般、都内事業者に対して立入調査を行い、「ダイエットサプリ」を標ぼうする以下の3製品について任意提出を受け成分検査を行ったところ、医薬品成分である「シブトラミン」が検出されました。
品名 (形状)
P57 Hoodia (カプセル)
LUK-SAM-RONG (カプセル)
Help Body slim (カプセル)
12月19日 遺伝子組換え表示制度に係る食品表示基準の一部を改正する内閣府令(案)に関する意見募集の結果ついて(概要)を公表
https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/181219_shiryou2.pdf
本日(12月19日)開催の食品表示部会で、遺伝子組換え表示制度に係る食品表示基準の一部を改正する内閣府令(案)に関する意見募集の結果ついて(概要)が資料として公開されています。
(KC なんと、質問が770件以上、ただ、法案は変わらないみたいですね。)
12月20日 消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書
-毛染めによる皮膚障害- の公表
http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_008/pdf/8_houkoku.pdf
(KC 健康食品の話ではないですが、ぜひ患者さんへの情報提供に利用してください。)
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健康食品の健康被害情報(12/16~12/22) 国立健康栄養研究所HPより
12月20日 香港衛生署が未承認の中国伝統医薬品に注意喚起
■注意喚起および勧告内容
2018年12月18日、香港衛生署 (Department of Health) が未承認の中国伝統医薬品「Wayon Tienchi Tablet (Steamed)」に注意喚起。香港衛生署は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
■解説
これは、香港衛生署による調査で判明した事例。中国本土から輸入され香港内の店舗で販売されていた当該製品は、東洋医学における気血の補充に良いと謳っていたが、中医薬管理委員会 (Chinese Medicine Council of Hong Kong (CMCHK) ) による中国伝統医薬品 (中成薬、proprietary Chinese medicine (pCm) ) としての販売承認を得ていなかった。このため、当該製品を販売していた業者 (Way On Tienchi Company Limited) が自主回収を行っている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害は報告されていない。
https://www.info.gov.hk/gia/general/201812/18/P2018121800814.htm
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患者さんとの会話のための話題提供
LINK de DIETより
① うつ病と食生活の関係
加工食品はうつ病リスクを高めるが、魚は下げる? 豪州トレス海峡諸島において、ファストフード店のある島に住む人と無い島に住む人では、血中脂肪酸の組成が大きく異なるほか、それに比例するようにうつ病患者の割合にも差があることが明らかに。豪州ジェームズ・クック大学による研究。
この一風変わった研究では、トレス海峡諸島にあるファストフードのあるワイベン島、無いマレー島での調査の結果、魚と加工食品の摂取量とうつ病に関連があることがわかったという。
筆頭著者のベルガ―博士らのチームは2つの島で、各100人あまりを対象としたインタビューを行い、食生活やうつ病レベルのスクリーニングをしたほか、血液サンプルを採取した。予想通り、ファストフードのないマレー島の住人の方が、有意に魚介類の摂取量が多く、テイクアウト食品は少なかった。
全被験者の中で19人は中~重度の抑うつ症状が確認されたが、そのうち16人はファストフードのあるワイベン島の住人で、無いマレー島の住人ではわずか3人だった。「重度の抑うつ症状のある人は若く、かつテイクアウト食品の摂取量が多かったのです」とベルガ―博士。
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行政からの通知、取り締まり等
先週の行政の動き (12月16日~12月22日)
12月18日 JARO 2018 年度上半期の審査状況の公表
http://www.jaro.or.jp/kigyou/soudan_kensuu/toukei/20181218KamiReleaseG.pdf
広告審査機構(JARO)上半期の審査結果の報告書が公表されています。
業務委員会で審議し「見解」を発信したのは 14 件で、内訳は警告 11 件(前年同期 16 件)、要望 1件(同 1 件) 、提言 2 件(同 2 件)だった。見解対象となった業種は「健康食品」「化粧品」各 4 件、「通信販売業」2 件、 「ショッピングモール」 「医薬部外品(育毛剤)」 「雑貨(EMS 器具)」「インターネット回線取次サービス」各 1 件、対象媒体は「インターネット」7 件、 「テレビ」6 件、 「新聞」「ラジオ」 「チラシ」 「店頭」各 1 件だった。
12月18日 医薬品成分を含有する製品の発見について (東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/12/18/11.html
都では、いわゆる健康食品による健康被害の未然防止のため、都内で販売等される製品の調査及び成分検査を行っています。
今般、都内事業者に対して立入調査を行い、「ダイエットサプリ」を標ぼうする以下の3製品について任意提出を受け成分検査を行ったところ、医薬品成分である「シブトラミン」が検出されました。
品名 (形状)
P57 Hoodia (カプセル)
LUK-SAM-RONG (カプセル)
Help Body slim (カプセル)
12月19日 遺伝子組換え表示制度に係る食品表示基準の一部を改正する内閣府令(案)に関する意見募集の結果ついて(概要)を公表
https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/181219_shiryou2.pdf
本日(12月19日)開催の食品表示部会で、遺伝子組換え表示制度に係る食品表示基準の一部を改正する内閣府令(案)に関する意見募集の結果ついて(概要)が資料として公開されています。
(KC なんと、質問が770件以上、ただ、法案は変わらないみたいですね。)
12月20日 消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書
-毛染めによる皮膚障害- の公表
http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_008/pdf/8_houkoku.pdf
(KC 健康食品の話ではないですが、ぜひ患者さんへの情報提供に利用してください。)
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健康食品の健康被害情報(12/16~12/22) 国立健康栄養研究所HPより
12月20日 香港衛生署が未承認の中国伝統医薬品に注意喚起
■注意喚起および勧告内容
2018年12月18日、香港衛生署 (Department of Health) が未承認の中国伝統医薬品「Wayon Tienchi Tablet (Steamed)」に注意喚起。香港衛生署は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
■解説
これは、香港衛生署による調査で判明した事例。中国本土から輸入され香港内の店舗で販売されていた当該製品は、東洋医学における気血の補充に良いと謳っていたが、中医薬管理委員会 (Chinese Medicine Council of Hong Kong (CMCHK) ) による中国伝統医薬品 (中成薬、proprietary Chinese medicine (pCm) ) としての販売承認を得ていなかった。このため、当該製品を販売していた業者 (Way On Tienchi Company Limited) が自主回収を行っている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害は報告されていない。
https://www.info.gov.hk/gia/general/201812/18/P2018121800814.htm
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① うつ病と食生活の関係
加工食品はうつ病リスクを高めるが、魚は下げる? 豪州トレス海峡諸島において、ファストフード店のある島に住む人と無い島に住む人では、血中脂肪酸の組成が大きく異なるほか、それに比例するようにうつ病患者の割合にも差があることが明らかに。豪州ジェームズ・クック大学による研究。
この一風変わった研究では、トレス海峡諸島にあるファストフードのあるワイベン島、無いマレー島での調査の結果、魚と加工食品の摂取量とうつ病に関連があることがわかったという。
筆頭著者のベルガ―博士らのチームは2つの島で、各100人あまりを対象としたインタビューを行い、食生活やうつ病レベルのスクリーニングをしたほか、血液サンプルを採取した。予想通り、ファストフードのないマレー島の住人の方が、有意に魚介類の摂取量が多く、テイクアウト食品は少なかった。
全被験者の中で19人は中~重度の抑うつ症状が確認されたが、そのうち16人はファストフードのあるワイベン島の住人で、無いマレー島の住人ではわずか3人だった。「重度の抑うつ症状のある人は若く、かつテイクアウト食品の摂取量が多かったのです」とベルガ―博士。
血液サンプルを分析したところ、2島の住人には脂肪酸のレベルに差異のあることがわかった。
博士は「うつ病との関連があるとされる脂肪酸は多くのテイクアウト食品にたくさん含まれており、ファストフードのある島の住人の血中にも多くみられました。うつ病の予防効果があるとされる脂肪酸は魚介類に豊富に含まれ、もう一方の島の住人において血中濃度が高かったのです」
「現代の西様式食では、うつ病に関連するn-6系脂肪酸に対し、うつ病の予防効果を持つn-3系脂肪酸の摂取量が相対的に少ないことに気を留めることが大事です。伝統的な食生活の国では、n-6系とn-3系の比率が1:1であるのに対し、先進国では20:1にもなるのです」と話している。
とはいえ、うつ病は複雑であり、社会・環境因子にも影響を受ける。ただ、今回の結果は魚介類に含まれるn-3系脂肪酸を豊富に摂取し、テイクアウト食品に多いn-6系脂肪酸を控えめにすることが有益な場合があることを示唆しているとのこと。
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/1028415X.2018.1504429?journalCode=ynns20
(KC なんとも単純な分かりやすい疫学調査ですね。)
② 喫煙、糖尿病、高血圧の女性は、男性よりも心臓発作のリスクが高まる
喫煙、糖尿病、高血圧のリスクのある女性では、男性よりも心臓発作のリスクが高かったという、英国オックスフォード大学からの研究報告。
研究では、40-69歳の47万2千人のうち、喫煙、糖尿病、高血圧、BMI25以上の男女の心臓発作のリスクを検討した。
男性の喫煙者は非喫煙者と比べ、心臓発作のリスクが2倍以上高く、女性の喫煙者では、3倍以上リスクが高かった。これは、過剰相対リスク(リスク要因のみの影響を考慮したリスク)と呼ばれている。
この過剰相対リスクは、女性において、高血圧、糖尿病1型と2型でも同様の結果であった。肥満では見られなかった。
全体では、女性と比べ男性の方が心臓発作を起こしやすい。しかし、心臓発作のリスク要因をもつ女性は、男性よりも心臓発作のリスクが高まる。そのため、このようなリスクをもつ女性は、相対的に疾患のリスクが高まるだろうと、筆頭著者のエリザベス・ミレット教授は述べている。
1日20本以上たばこを吸う者の心臓発作の過剰相対リスクは、男性の2倍であった。高血圧では、男性よりも女性の相対リスクが80%も高かった。男性と比べ女性において、1型糖尿病の相対リスクは3倍高く、2型糖尿病では47%高かった。
https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4247
③ 2つの部族の研究が西洋に影響された食事の血圧に対する役割を明らかに
西洋型の食生活の影響を全く受けていない南米の孤立して暮らす部族で、平均血圧が1歳から60歳まで上昇しないことが、米国ジョンズホプキンズ大学の研究から明らかになった。対照的に、幾つかの加工食品と塩を含む商品を摂取する近隣の部族では、中年後期になると血圧が上昇した。
米国はその他ほとんどの国々で、血圧はかなり幼いことから年齢とともに上昇していく。本研究結果は、西洋化の傾向が血圧を年齢とともに上昇させる原因であり、自然な加齢ではないという仮説を支持するものである。
研究チームは、1歳から60歳の72名のヤノマミ族の血圧を測定し、年齢による傾向が見られないことを発見した。研究チームはまた、近隣のイェクワナ族の83名の血圧も測定した。イェクワナ族は、食事に西洋の影響を受けており、加齢によって血圧が上昇する明確な傾向が見られたという。
ヤノマミ族は、ブラジル北部とベネズエラ南部の隔絶した熱帯雨林地域に住み、狩猟採取と農耕生活を送っている。彼らの食事は脂肪と塩分が少なく、果物と食物繊維が多い。ヤノマミ族の研究は1980年代に始まり、動脈硬化と肥満がほぼ存在せず、極めて低い平均血圧をもっていて、それが加齢とともに上昇しないことが知られている。
今回の研究は、ヤノマミ族の年齢に関係ない血圧の安定が、極めて幼いころからのものであることを明らかにした。また地理的に隣接して住むが西洋化されたイェクワナ族と初めて比較検討したものである。
https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/article-abstract/2713959
(KC 脂肪と塩分が少なく、果物と食物繊維が多い食事は、血圧を下げる方法なのかもしれません。食事の影響が大きいことは間違いないようですね。)
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先週の健康・健康食品関連情報(12月16日~12月22日)
行政公表資料より
平成30年(2018)人口動態統計の年間推計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei18/dl/2018suikei.pdf
厚労省から、昨日(12月21日)、平成 30 年(2018)人口動態統計の年間推計が公表されました。
【結果のポイント】
平成 30 年(2018)は以下のとおり、推計される。
出生数: 92 万 1000 人
死亡数: 136 万 9000 人
自然増減数:△ 44 万 8000 人
(KC 今年も人口が減少し、0.36%人口減というところでしょうか。ちなみに、今年の婚姻数もずっと減り続けており、当然に出生数もそれに比例して減り続けています。一方死亡数は、50年以上、ずっと増え続けています。)
2017年度 家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告
https://www.mhlw.go.jp/content/11124000/000451978.pdf
12月21日、厚生労働省から、「2017 年度家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告」を公表されました。
【報告のポイント 】
■皮膚障害
装飾品によるものが43.6%と最も多かった。
<使用者へのアドバイス>
症状が発現した場合には、原因製品の使用を中止し、医療機関を受診しましょう。
■小児の誤飲事故
タバコによるものが23.0%と最も多かった。
<使用者へのアドバイス>
小児の目に付くところや手の届く範囲には、小児の誤飲しうる大きさのものは置かないようにし、誤飲が起こったときは、早めに医療機関を受診しましょう。
■吸入事故
洗浄剤によるものが20.7%と最も多かった。
<使用者へのアドバイス>
使用上の注意をよく読み、正しく使用しましょう。
(KC 患者さんやお客さんへ、注意喚起してあげてください。)
上手な医療のかかり方を広めるための懇談会 資料から
「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト宣言!
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000458856.pdf
「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト5つの方策
① 患者・家族の不安を解消する取組を最優先で実施すること
② 医療の現場が危機である現状を国民に広く共有すること
③ 緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用すること
④ 信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供すること
⑤ チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立すること
大学・研究機関等公表資料より
肥満度と病型別脳梗塞の発症リスクとの関連 (国立がん研究センター 社会と健康研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8229.html
男女とも、BMI 30 kg/m2以上のグループは、BMI 23- <25 kg/m2のグループに比べ、心原性脳塞栓の発症リスクが約2倍高くなりました。また、女性ではBMI 30 kg/m2以上のグループは、BMI 23- <25 kg/m2のグループに比べ、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞の発症リスクも約2倍高くなりました。
(KC やはり太りすぎは、脳梗塞の発症リスクを高めるのは間違いなさそうです。)
大阪市の10年間累計約20万人分のビッグデータを解析
要介護認定を受けた高齢者の特徴が明らかに (大阪市立大学)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2018/181214-3
大阪市の高齢者が新規に要介護認定を受けた時点では、男性の独居高齢者は女性の独居高齢者に比べて、年齢が若い特徴がみられました。また、独居高齢者であることは認知機能や生活機能の維持と関連しており、認知機能・生活機能を維持しているため独居を継続している可能性や独居者は機能低下の前に生活上のニーズから要介護認定を受けている可能性が考えられます。
(KC 認知症にならないためにも、要介護にならないためにも、独居は避けたいところですね。)
赤ちゃんの脳障害を見極める新たなバイオマーカーを発見 (国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)
https://www.ncnp.go.jp/up/1544510446.pdf
生まれたばかりの赤ちゃんが呼吸、循環、中枢神経系の不全状態に陥る新生児仮死に引き続き起こる新生児低酸素性虚血性脳症は、赤ちゃんの脳障害を高頻度に起こす疾患です。その発生頻度は国内出生の約0.25%であり、年間約2,500人の赤ちゃんが陥ります。そのうち約30%程度が死亡や重篤な後遺症を残すと考えられています。
生まれたばかりの赤ちゃんがベッドサイドで血液検査をするだけで、その後の治療とさらにその先の後遺症予測ができるようになることが期待されます。
先週のトクホ・機能性表示食品情報(12月16日~12月22日)
特定保健用食品
今週はなし。
機能性表示食品届出公表(12月16日~12月22日)
博士は「うつ病との関連があるとされる脂肪酸は多くのテイクアウト食品にたくさん含まれており、ファストフードのある島の住人の血中にも多くみられました。うつ病の予防効果があるとされる脂肪酸は魚介類に豊富に含まれ、もう一方の島の住人において血中濃度が高かったのです」
「現代の西様式食では、うつ病に関連するn-6系脂肪酸に対し、うつ病の予防効果を持つn-3系脂肪酸の摂取量が相対的に少ないことに気を留めることが大事です。伝統的な食生活の国では、n-6系とn-3系の比率が1:1であるのに対し、先進国では20:1にもなるのです」と話している。
とはいえ、うつ病は複雑であり、社会・環境因子にも影響を受ける。ただ、今回の結果は魚介類に含まれるn-3系脂肪酸を豊富に摂取し、テイクアウト食品に多いn-6系脂肪酸を控えめにすることが有益な場合があることを示唆しているとのこと。
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/1028415X.2018.1504429?journalCode=ynns20
(KC なんとも単純な分かりやすい疫学調査ですね。)
② 喫煙、糖尿病、高血圧の女性は、男性よりも心臓発作のリスクが高まる
喫煙、糖尿病、高血圧のリスクのある女性では、男性よりも心臓発作のリスクが高かったという、英国オックスフォード大学からの研究報告。
研究では、40-69歳の47万2千人のうち、喫煙、糖尿病、高血圧、BMI25以上の男女の心臓発作のリスクを検討した。
男性の喫煙者は非喫煙者と比べ、心臓発作のリスクが2倍以上高く、女性の喫煙者では、3倍以上リスクが高かった。これは、過剰相対リスク(リスク要因のみの影響を考慮したリスク)と呼ばれている。
この過剰相対リスクは、女性において、高血圧、糖尿病1型と2型でも同様の結果であった。肥満では見られなかった。
全体では、女性と比べ男性の方が心臓発作を起こしやすい。しかし、心臓発作のリスク要因をもつ女性は、男性よりも心臓発作のリスクが高まる。そのため、このようなリスクをもつ女性は、相対的に疾患のリスクが高まるだろうと、筆頭著者のエリザベス・ミレット教授は述べている。
1日20本以上たばこを吸う者の心臓発作の過剰相対リスクは、男性の2倍であった。高血圧では、男性よりも女性の相対リスクが80%も高かった。男性と比べ女性において、1型糖尿病の相対リスクは3倍高く、2型糖尿病では47%高かった。
https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4247
③ 2つの部族の研究が西洋に影響された食事の血圧に対する役割を明らかに
西洋型の食生活の影響を全く受けていない南米の孤立して暮らす部族で、平均血圧が1歳から60歳まで上昇しないことが、米国ジョンズホプキンズ大学の研究から明らかになった。対照的に、幾つかの加工食品と塩を含む商品を摂取する近隣の部族では、中年後期になると血圧が上昇した。
米国はその他ほとんどの国々で、血圧はかなり幼いことから年齢とともに上昇していく。本研究結果は、西洋化の傾向が血圧を年齢とともに上昇させる原因であり、自然な加齢ではないという仮説を支持するものである。
研究チームは、1歳から60歳の72名のヤノマミ族の血圧を測定し、年齢による傾向が見られないことを発見した。研究チームはまた、近隣のイェクワナ族の83名の血圧も測定した。イェクワナ族は、食事に西洋の影響を受けており、加齢によって血圧が上昇する明確な傾向が見られたという。
ヤノマミ族は、ブラジル北部とベネズエラ南部の隔絶した熱帯雨林地域に住み、狩猟採取と農耕生活を送っている。彼らの食事は脂肪と塩分が少なく、果物と食物繊維が多い。ヤノマミ族の研究は1980年代に始まり、動脈硬化と肥満がほぼ存在せず、極めて低い平均血圧をもっていて、それが加齢とともに上昇しないことが知られている。
今回の研究は、ヤノマミ族の年齢に関係ない血圧の安定が、極めて幼いころからのものであることを明らかにした。また地理的に隣接して住むが西洋化されたイェクワナ族と初めて比較検討したものである。
https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/article-abstract/2713959
(KC 脂肪と塩分が少なく、果物と食物繊維が多い食事は、血圧を下げる方法なのかもしれません。食事の影響が大きいことは間違いないようですね。)
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先週の健康・健康食品関連情報(12月16日~12月22日)
行政公表資料より
平成30年(2018)人口動態統計の年間推計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei18/dl/2018suikei.pdf
厚労省から、昨日(12月21日)、平成 30 年(2018)人口動態統計の年間推計が公表されました。
【結果のポイント】
平成 30 年(2018)は以下のとおり、推計される。
出生数: 92 万 1000 人
死亡数: 136 万 9000 人
自然増減数:△ 44 万 8000 人
(KC 今年も人口が減少し、0.36%人口減というところでしょうか。ちなみに、今年の婚姻数もずっと減り続けており、当然に出生数もそれに比例して減り続けています。一方死亡数は、50年以上、ずっと増え続けています。)
2017年度 家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告
https://www.mhlw.go.jp/content/11124000/000451978.pdf
12月21日、厚生労働省から、「2017 年度家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告」を公表されました。
【報告のポイント 】
■皮膚障害
装飾品によるものが43.6%と最も多かった。
<使用者へのアドバイス>
症状が発現した場合には、原因製品の使用を中止し、医療機関を受診しましょう。
■小児の誤飲事故
タバコによるものが23.0%と最も多かった。
<使用者へのアドバイス>
小児の目に付くところや手の届く範囲には、小児の誤飲しうる大きさのものは置かないようにし、誤飲が起こったときは、早めに医療機関を受診しましょう。
■吸入事故
洗浄剤によるものが20.7%と最も多かった。
<使用者へのアドバイス>
使用上の注意をよく読み、正しく使用しましょう。
(KC 患者さんやお客さんへ、注意喚起してあげてください。)
上手な医療のかかり方を広めるための懇談会 資料から
「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト宣言!
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000458856.pdf
「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト5つの方策
① 患者・家族の不安を解消する取組を最優先で実施すること
② 医療の現場が危機である現状を国民に広く共有すること
③ 緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用すること
④ 信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供すること
⑤ チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立すること
大学・研究機関等公表資料より
肥満度と病型別脳梗塞の発症リスクとの関連 (国立がん研究センター 社会と健康研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8229.html
男女とも、BMI 30 kg/m2以上のグループは、BMI 23- <25 kg/m2のグループに比べ、心原性脳塞栓の発症リスクが約2倍高くなりました。また、女性ではBMI 30 kg/m2以上のグループは、BMI 23- <25 kg/m2のグループに比べ、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞の発症リスクも約2倍高くなりました。
(KC やはり太りすぎは、脳梗塞の発症リスクを高めるのは間違いなさそうです。)
大阪市の10年間累計約20万人分のビッグデータを解析
要介護認定を受けた高齢者の特徴が明らかに (大阪市立大学)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2018/181214-3
大阪市の高齢者が新規に要介護認定を受けた時点では、男性の独居高齢者は女性の独居高齢者に比べて、年齢が若い特徴がみられました。また、独居高齢者であることは認知機能や生活機能の維持と関連しており、認知機能・生活機能を維持しているため独居を継続している可能性や独居者は機能低下の前に生活上のニーズから要介護認定を受けている可能性が考えられます。
(KC 認知症にならないためにも、要介護にならないためにも、独居は避けたいところですね。)
赤ちゃんの脳障害を見極める新たなバイオマーカーを発見 (国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)
https://www.ncnp.go.jp/up/1544510446.pdf
生まれたばかりの赤ちゃんが呼吸、循環、中枢神経系の不全状態に陥る新生児仮死に引き続き起こる新生児低酸素性虚血性脳症は、赤ちゃんの脳障害を高頻度に起こす疾患です。その発生頻度は国内出生の約0.25%であり、年間約2,500人の赤ちゃんが陥ります。そのうち約30%程度が死亡や重篤な後遺症を残すと考えられています。
生まれたばかりの赤ちゃんがベッドサイドで血液検査をするだけで、その後の治療とさらにその先の後遺症予測ができるようになることが期待されます。
先週のトクホ・機能性表示食品情報(12月16日~12月22日)
特定保健用食品
今週はなし。
機能性表示食品届出公表(12月16日~12月22日)
届出番号
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届出日
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商品名
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届出者
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食品の区分
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機能性関与成分名
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表示しようとする機能性
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D266
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2018/10/26
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血圧ゼリー
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株式会社ベストフード
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その他加工
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バリルチロシン(イワシ由来)
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本品にはバリルチロシン(イワシ由来)が含まれます。バリルチロシン(イワシ由来)は、高めの血圧を低下させる機能を持つことが報告されています。
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D267
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2018/10/26
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アイソカルサポートファイバー7.2g×30
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ネスレ日本株式会社
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サプリ
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グアーガム分解物(食物繊維)
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本品にはグアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。
グアーガム分解物(食物繊維)は腸に届いて有用菌(善玉菌)に働き、便秘気味の方の排便回数・排便量を増やし便通を改善することが報告されています。 グアーガム分解物(食物繊維)は、食後の血糖値の上昇を抑えることが報告されています。 便秘気味、または食後の血糖値が気になる健常者に適した食品です。 | |
D268
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2018/10/26
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アイソカルサポートファイバー800g
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ネスレ日本株式会社
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サプリ
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グアーガム分解物(食物繊維)
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本品にはグアーガム分解物(食物繊維)が含まれます。
グアーガム分解物(食物繊維)は腸に届いて有用菌(善玉菌)に働き、便秘気味の方の排便回数・排便量を増やし便通を改善することが報告されています。 グアーガム分解物(食物繊維)は、食後の血糖値の上昇を抑えることが報告されています。 便秘気味、または食後の血糖値が気になる健常者に適した食品です。 | |
D269
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2018/10/26
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BHN(ビーエイチエヌ)のEPA(イーピーエー)&(アンド)DHA(ディーエイチエー)
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ビーエイチエヌ株式会社
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サプリ
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EPA・DHA
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本品にはDHA・EPAが含まれます。DHA・EPAには、健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉や見たものを思い出す力)を維持する機能が報告されています。また、DHA・EPAには健康な成人の血中の中性脂肪値を低下させる機能が報告されています。
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D270
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2018/10/26
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ソフトケールGABA(ギャバ)
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株式会社増田採種場
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生鮮
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GABA
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本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
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D271
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2018/10/26
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ロジックエース
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クレス薬品株式会社
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サプリ
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大豆由来ホスファチジルセリン
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本品には大豆由来ホスファチジルセリンが含まれます。
大豆由来ホスファチジルセリンは、記憶力が低下した健康な中高齢者の認知機能の一部である記憶力(言葉を思い出す力)の維持をサポートすることが報告されています。 | |
D272
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2018/10/29
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メタバリアEXa(イーエックスエー)
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富士フイルム株式会社
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サプリ
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サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチン
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本品には、サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチンが含まれます。BMIが高めの方に適した食品です。
■本品は、継続摂取によりBMIが高めの方のおなかの脂肪(体脂肪・内臓脂肪)・体重を減らすことで高めのBMIを改善する機能があります。 ■サラシノールは、食事から摂取した糖の吸収を抑える機能性、また継続摂取により腸内環境を整える(おなかの中のビフィズス菌を増やす)機能性が報告されています。 | |
D273
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2018/10/29
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イージータブレット 葛の花
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株式会社ECスタジオ
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サプリ
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葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)、米由来グルコシルセラミド
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本品には葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)、米由来グルコシルセラミドが含まれます。葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)には、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らすのを助ける機能があることが報告されています。米由来グルコシルセラミドには、肌の潤いを守るのを助ける機能があることが報告されています。肥満気味な方、BMIが高めの方、肥満気味でお腹の脂肪が気になる方や肌が乾燥しがちな方に適した食品です。
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D274
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2018/10/30
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FB3 エフビースリー
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BIO ACTIVES JAPAN株式会社
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サプリ
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フォルスコリン
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本品にはフォルスコリンが含まれます。フォルスコリンには体脂肪率を減少させるのを助ける機能があることが報告されています。
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D275
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2018/10/30
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コレスケア キトサン青汁
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大正製薬株式会社
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その他加工
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キトサン
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本品にはキトサンが含まれます。キトサンには、コレステロールの吸収を抑え、LDL(悪玉)コレステロールを低下させる機能があることが報告されています。LDLコレステロールが高めの方に適した食品です。
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D276
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2018/10/30
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LIBERA(リベラ)アイサポート<ミルク>
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江崎グリコ株式会社
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その他加工
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アスタキサンチン
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本品にはアスタキサンチンが含まれます。アスタキサンチンは目のピント調節機能を助けることで、パソコン作業などによる目の疲労感を軽減することが報告されています。
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D277
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2018/10/30
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ダイドーブレンド スマートラテ 世界一のバリスタ監修
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ダイドードリンコ株式会社
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その他加工
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難消化性デキストリン(食物繊維として)
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本品には難消化性デキストリン(食物繊維として)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維として)は、食事や軽食から摂取した糖や脂肪の吸収を抑えるので、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています。
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D278
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2018/10/30
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「カラダカルピス」500
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アサヒ飲料株式会社
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その他加工
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乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)
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本品には独自の乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)が含まれ、体脂肪を減らす機能があるので、肥満気味の方に適しています。
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D279
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2018/10/31
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Yakult(ヤクルト)1000
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株式会社ヤクルト本社
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その他加工
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乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)
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本品には乳酸菌
シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。さらに、乳酸菌
シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)には、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。
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D280
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2018/10/31
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GABA(ギャバ)30
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株式会社てまひま堂
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サプリ
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GABA
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本品にはGABAが含まれます。GABAにはデスクワークに伴う一時的な精神的ストレスを緩和する機能があることが報告されています。
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D281
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2018/10/31
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120gしょうがココア
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株式会社ブルボン
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その他加工
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モノグルコシルヘスペリジン
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本品にはモノグルコシルヘスペリジンが含まれます。モノグルコシルヘスペリジンは、冬期や夏の冷房などで気温が低い時に健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)を維持することが報告されています。
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D282
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2018/10/31
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毎日これ1本EPA(イーピーエー)+DHA(ディーエイチエー)チーズ味35R
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日本水産株式会社
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その他加工
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EPA・DHA
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本品には、EPA・DHAが含まれます。EPA・DHAには中性脂肪値を下げる機能があることが報告されています。
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届出撤回情報
30年12月13日付け
B619 「日常に必要な筋力維持に役立つ HMB(エイチエムビー) コーヒー風味」
株式会社エルビー ・・・・3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)
撤回理由「販売予定がなくなった為。」
30年12月14日付け
C194 「乳酸菌ショコラ デイリーパック」
株式会社ロッテ・・・・乳酸菌ブレビスT001株(Lactobacillus brevis NTT001)
撤回理由「リニューアル検討のため」
30年12月17日付け
C203 「乳酸菌ショコラボール」
株式会社ロッテ・・・・ 乳酸菌ブレビスT001株(Lactobacillus brevis NTT001)
撤回理由「リニューアル検討のため」
C397 「ロッテ 乳酸菌ショコラボール」として、同一のものを届出済
届け出表示の文言に、「生きて腸まで届く」を追加している。
30年12月18日付け
B319 「WHITE CAFE GABA(ホワイトカフェ ギャバ)コーヒー」
株式会社明治・・・・ GABA
撤回理由「販売終了のため。」
C70 「明治 GABA COFFEE(ギャバコーヒー)」
株式会社明治・・・・ GABA
撤回理由「販売終了のため。」
今週の注目の届出
D270 「ソフトケールGABA(ギャバ)」(株式会社増田採種場)
「本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。」
成分としては、GABAと珍しくありませんが、本届出は、生鮮食品のケールです。
GABA生鮮としては、精米、トマトに次ぎ、3品目目です。
D272 「メタバリアEXa(イーエックスエー)」(富士フイルム株式会社)
関与成分 サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチン
機能性表示「本品には、サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチンが含まれます。BMIが高めの方に適した食品です。
■本品は、継続摂取によりBMIが高めの方のおなかの脂肪(体脂肪・内臓脂肪)・体重を減らすことで高めのBMIを改善する機能があります。
■サラシノールは、食事から摂取した糖の吸収を抑える機能性、また継続摂取により腸内環境を整える(おなかの中のビフィズス菌を増やす)機能性が報告されています。」
関与成分4成分の配合で、モノグルコシルルチンは、新規成分です。
臨床試験で評価しています。
BMIが高めな被験者のうち、試験条件を満たした44名(本品摂取群:24名、プラセボ食品摂取群:20名)を本品の有効性の解析対象としました。その結果、プラセボ食品摂取時と比較して、本品を継続的に8週間摂取することで、摂取前からの腹部の内臓脂肪面積変化量、体脂肪面積変化量がプラセボ食品摂取群に比べ有意に低下しました。脂肪の低下に伴い、体重・BMIに関しても本品の摂取によってプラセボ食品摂取に対して有意に低下する事が分かりました。
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)vol. 45 no. 6 2017
作用機序
モノグルコシルルチン
カルボニル化されたタンパク質合成の抑制により、体への脂肪の蓄積を抑制すると考えられる。 また、食事に含まれる糖や脂質の吸収を抑える、つまり摂取エネルギー(吸収されるカロリー)が抑えられた結果、副次
D274 「FB3 エフビースリー」(BIO ACTIVES JAPAN株式会社)
「本品にはフォルスコリンが含まれます。フォルスコリンには体脂肪率を減少させるのを助ける機能があることが報告されています。」
新規成分です。 SRで評価(1報のみ)
20から70歳未満の日本人男女志願者で、BMI25から30未満の成人健常者16名を対象とし、介入及びプラセボを6週間摂取することにより理学的検査、腹部CT脂肪測定、血液学的検査、血液生化学的検査等を比較検討した結果、体脂肪率については、有意に減少していた(p<0.05)。
Journal of functional foods 15(2015)44-51
作用機序
フォスルコリンは脂肪細胞の脂肪の分解を促進することと、摂取した脂肪(中性脂肪)の分解を抑制することにより体脂肪率の減少を助ける。
D278 「「カラダカルピス」500」(アサヒ飲料株式会社)
関与成分 乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)
「本品には独自の乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)が含まれ、体脂肪を減らす機能があるので、肥満気味の方に適しています。」
従来のカルピスの届出は、関与成分が、「乳酸菌CP1563株」となっていました。機能性は、変更ありません。
(KC なにか、当局から、関与成分関して指導がありましたかね?)
D279 「Yakult(ヤクルト)1000」(株式会社ヤクルト本社)
関与成分 乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)
「本品には乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。さらに、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)には、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。」
ヤクルト シロタ菌が、機能性表示食品、初登場です。
機能性は、ストレスの緩和と睡眠の質の改善、腸内環境の改善とトリプル機能での届出です。
ストレスと睡眠は臨床試験で評価です。
作用機序
乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)は、消化管から脳に走行する迷走神経の求心路を刺激し、ストレスによる脳視床 下部室傍核の神経の興奮を抑制することで、コルチコステロン(ヒトではコルチゾール)の分泌亢進および交感神経活動の亢進を抑制し、ストレス応答を和らげる。
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
過去のメールマガジンは、こちらのサイトから閲覧可能です。
http://kc1104.blogspot.com/2018/
今週も、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
今年も、お仕事は、あと数日。インフルエンザにかからないように、何とか乗り切りましょう。
本日は、大学の先輩でもある医師・薬剤師の先生の出版記念パーティーに参加してきました。
本のタイトルが「お金が無くても私立大学医学部に入る方法」、薬剤師さんへの応援メッセージも書かれた本です。年末休みに、時間を作って読んでみるのも良いかと思います。
Happy holiday !!
今後とも、ご支援の程、よろしくお願い致します。 (KC)
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
届け出表示の文言に、「生きて腸まで届く」を追加している。
30年12月18日付け
B319 「WHITE CAFE GABA(ホワイトカフェ ギャバ)コーヒー」
株式会社明治・・・・ GABA
撤回理由「販売終了のため。」
C70 「明治 GABA COFFEE(ギャバコーヒー)」
株式会社明治・・・・ GABA
撤回理由「販売終了のため。」
今週の注目の届出
D270 「ソフトケールGABA(ギャバ)」(株式会社増田採種場)
「本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。」
成分としては、GABAと珍しくありませんが、本届出は、生鮮食品のケールです。
GABA生鮮としては、精米、トマトに次ぎ、3品目目です。
D272 「メタバリアEXa(イーエックスエー)」(富士フイルム株式会社)
関与成分 サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチン
機能性表示「本品には、サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレート、モノグルコシルルチンが含まれます。BMIが高めの方に適した食品です。
■本品は、継続摂取によりBMIが高めの方のおなかの脂肪(体脂肪・内臓脂肪)・体重を減らすことで高めのBMIを改善する機能があります。
■サラシノールは、食事から摂取した糖の吸収を抑える機能性、また継続摂取により腸内環境を整える(おなかの中のビフィズス菌を増やす)機能性が報告されています。」
関与成分4成分の配合で、モノグルコシルルチンは、新規成分です。
臨床試験で評価しています。
BMIが高めな被験者のうち、試験条件を満たした44名(本品摂取群:24名、プラセボ食品摂取群:20名)を本品の有効性の解析対象としました。その結果、プラセボ食品摂取時と比較して、本品を継続的に8週間摂取することで、摂取前からの腹部の内臓脂肪面積変化量、体脂肪面積変化量がプラセボ食品摂取群に比べ有意に低下しました。脂肪の低下に伴い、体重・BMIに関しても本品の摂取によってプラセボ食品摂取に対して有意に低下する事が分かりました。
Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療)vol. 45 no. 6 2017
作用機序
モノグルコシルルチン
カルボニル化されたタンパク質合成の抑制により、体への脂肪の蓄積を抑制すると考えられる。 また、食事に含まれる糖や脂質の吸収を抑える、つまり摂取エネルギー(吸収されるカロリー)が抑えられた結果、副次
D274 「FB3 エフビースリー」(BIO ACTIVES JAPAN株式会社)
「本品にはフォルスコリンが含まれます。フォルスコリンには体脂肪率を減少させるのを助ける機能があることが報告されています。」
新規成分です。 SRで評価(1報のみ)
20から70歳未満の日本人男女志願者で、BMI25から30未満の成人健常者16名を対象とし、介入及びプラセボを6週間摂取することにより理学的検査、腹部CT脂肪測定、血液学的検査、血液生化学的検査等を比較検討した結果、体脂肪率については、有意に減少していた(p<0.05)。
Journal of functional foods 15(2015)44-51
作用機序
フォスルコリンは脂肪細胞の脂肪の分解を促進することと、摂取した脂肪(中性脂肪)の分解を抑制することにより体脂肪率の減少を助ける。
D278 「「カラダカルピス」500」(アサヒ飲料株式会社)
関与成分 乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)
「本品には独自の乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)が含まれ、体脂肪を減らす機能があるので、肥満気味の方に適しています。」
従来のカルピスの届出は、関与成分が、「乳酸菌CP1563株」となっていました。機能性は、変更ありません。
(KC なにか、当局から、関与成分関して指導がありましたかね?)
D279 「Yakult(ヤクルト)1000」(株式会社ヤクルト本社)
関与成分 乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)
「本品には乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が含まれるので、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげ、また、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能があります。さらに、乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)には、腸内環境を改善する機能があることが報告されています。」
ヤクルト シロタ菌が、機能性表示食品、初登場です。
機能性は、ストレスの緩和と睡眠の質の改善、腸内環境の改善とトリプル機能での届出です。
ストレスと睡眠は臨床試験で評価です。
作用機序
乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)は、消化管から脳に走行する迷走神経の求心路を刺激し、ストレスによる脳視床 下部室傍核の神経の興奮を抑制することで、コルチコステロン(ヒトではコルチゾール)の分泌亢進および交感神経活動の亢進を抑制し、ストレス応答を和らげる。
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
過去のメールマガジンは、こちらのサイトから閲覧可能です。
http://kc1104.blogspot.com/2018/
今週も、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
今年も、お仕事は、あと数日。インフルエンザにかからないように、何とか乗り切りましょう。
本日は、大学の先輩でもある医師・薬剤師の先生の出版記念パーティーに参加してきました。
本のタイトルが「お金が無くても私立大学医学部に入る方法」、薬剤師さんへの応援メッセージも書かれた本です。年末休みに、時間を作って読んでみるのも良いかと思います。
Happy holiday !!
今後とも、ご支援の程、よろしくお願い致します。 (KC)
機能性表示食品の届出一覧は、情報検索のデータベースで確認できます。
平成30年4月1日 第1号発行
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